2017年10月02日

9月のまとめ

引っ越し大名三千里 (ハルキ文庫)引っ越し大名三千里 (ハルキ文庫
「かたつむり」なんてあだ名が付けられているのんびりした男に「引っ越し奉行」というややこしい御役目が押し付けられます。彼がどんな成長を見せていくのか?一人の武士の成長物語。笑いも交えて読みやすかったです。話が飛び過ぎてあっさり終わったのが残念。
読了日:09月02日 著者:土橋章宏


探偵・日暮旅人の望む物 (メディアワークス文庫)探偵・日暮旅人の望む物 (メディアワークス文庫)
前作から間を空け過ぎたので、思い出しながらの読書になりました。そんな人いたっけ?と繰り返し思いながらも、緊張感のある展開に目が離せなくなっていきました。この巻で終わりにするために無理やり詰め込んだ感じもありましたが、面白かったです。
読了日:09月05日 著者:山口幸三郎


私の相棒―警察アンソロジー (ハルキ文庫 に 10-2)私の相棒―警察アンソロジー(ハルキ文庫)
知っている作家さんたちの話は面白くて読んでよかった〜と思いました。でも新たな出会いは出来ず。そこは残念。
読了日:09月10日 著者:今野 敏


マドンナ (講談社文庫)マドンナ (講談社文庫)
「ガール」が面白かったので読んでみました。こちらは男性が読んだ方が共感できて良いのかもしれません。つい奥さんたちの立場にたってしまって、夫にイライラしてしまいました。しかし、おじさんってこんなこと考えているんだと感心しました。面白いもんです。
読了日:09月13日 著者:奥田 英朗


津軽百年食堂 (小学館文庫)津軽百年食堂 (小学館文庫)
この作家さんらしい展開ですね。4代に渡る食堂の物語で、主に4代目にスポットが当てられます。全体的にほっこりする物語でした。
読了日:09月18日 著者:森沢 明夫


涅槃の雪 (光文社時代小説文庫)涅槃の雪 (光文社時代小説文庫)
有名な遠山奉行が出てきて、彼の真面目さや豪快さが描かれていてなかなか面白かったです。主人公の鷹門も不器用だけど真っすぐ生きているのが魅力的でした。お上の決めた取り決めに苦しめられる庶民たちには同情しかありません。現代でもお上のやり方には文句がありますが、この時代だと文句を言ったら有無を言わさず捕らえられますからね・・。大変な時代です。
読了日:09月23日 著者:西條 奈加


時をかける眼鏡 王の覚悟と女神の狗 (集英社オレンジ文庫)時をかける眼鏡 王の覚悟と女神の狗 (集英社オレンジ文庫)
一つの国を束ねる王って大変ですね・・。絶対になりたくないと思いました。覚悟はすごくて王の言葉は一つ一つ重くて響くことばかりなんですけど、今回はクリスさんがかわいそうで、王を嫌いになりそうでした。仕方ないことではあったんですけどね。それにしても事件があっさり解決されすぎ。残りわずかで一気に全て収まってあっけない幕切れ。
読了日:09月25日 著者:椹野 道流


風味さんのカメラ日和 (文春文庫)風味さんのカメラ日和 (文春文庫)
あっさりとした内容でしたが、カメラのことは詳しくなれそう。最近はスマホで全て撮っているのですが、たまにはカメラも出してこようかな?と思いました。思った通りの写真が撮れたら素敵だろうな・・。
読了日:09月26日 著者:柴田 よしき


花咲舞が黙ってない (中公文庫)花咲舞が黙ってない (中公文庫)
久しぶりの花咲&相馬コンビ。ドラマの影響をちょっと受けているような内容になっていました。銀行のシステムとか、融資とかわからないことが多いのに楽しめるのはさすがです。スカっとさせてもらえる作品でした。
読了日:09月30日 著者:池井戸 潤


前回、せっかく2桁読めたのに、また1桁に戻りました・・。でもまあ、読めた方かな?
感想文が追いつかないですけどね〜。9月分が全てかけていない!

印象に残ったのは「涅槃の雪」「花咲舞が黙ってない」です。


↓ ランキングに参加中 ポチッ×2と押して下さるとうれしいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

posted by DONA at 15:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:まとめ

2017年09月28日

碧野圭「書店ガール6 遅れて来た客」

9784569767352.jpg

 碧野圭 著
 「書店ガール6 遅れて来た客」
 (PHP文芸文庫)


彩加が取手の駅中書店の店長になってから一年半、ようやく仕事が軌道に乗り始めたと感じていたところ、本社から突然の閉店を告げられる。一方、編集者の伸光は担当作品『鋼と銀の雨が降る』のアニメ化が決定して喜ぶものの、思わぬトラブル続きとなり・・。逆境の中で、自分が働く意味、進むべき道について、悩む二人が見出した答えとは。書店を舞台としたお仕事エンタテインメント第六弾。−裏表紙より−


彩加になってから3作目になり、店長としてもがんばっている彩加を応援していたのに、急な閉店話が。閉店にならないようにがんばるぞ!という段階でもなく、これは何をしても決定事項だったので、ただ受け止めて閉店に向けて日々を過ごすだけという虚しさ。

しかも、閉店だということを客には知られないようにしないといけないため、本の数は減っていくけど、減らしすぎて隙間が目立つとダメなので、うまく並べていく必要があります。

バイトも辞める人が出てくるのでギリギリまでは発表できず、周りから見るとまるでやる気のない店長のようになっていく彩加。

店長としてがんばってきた愛着ある店の終わりを一人で抱えることに疲れてしまいます。


今回、彩加より目立っていたのが、編集者の伸光。彼が担当している小説がアニメになることになり、作家と共に喜んだのですが、アニメになるって色々と大変なんですね。今回はそれがよくわかりました。

ドラマになるのも同じですが、映像化されるのって、原作を読んだ人たちのイメージを損なわないようにしないといけないわけです。でも、全員同じイメージで読んでいるはずもなく、見たときにイメージ通りだと思う人もいれば、全然違うと思う人もいます。

それはどうしようもないことなんですけど、その衝撃をいかに少なくするか、そして原作の世界観をいかに壊さずに作るかが大きな課題となっていきます。

原作のエピソードだけで時間を埋められたら良いですけど、内容を膨らませたり、逆にカットしたりしないといけないので、それも大変な作業になります。

原作者の代弁者として編集者は製作会社の人間と戦うことになり、原作への思いの差があるとより困難になるのは目に見えています。

小説を映像化しなければ良いのに・・とつい思ってしまいます。でも、人気のある小説を使ったらそれだけ視聴率が上がるわけで、映像化したくなる気持ちもわかります。小説家にとっても視聴率が上がれば、原作も読んでもらえますし、グッズも作られたりして、良いことがたくさん。お金の匂いがプンプンしてくる関係ですね・・・。


彩加にはこれからも困難が待っていそうな感じではありますが、今後は描かれるのかな?それとも、そろそろ違う人が主役となっていくのか、もしかしてシリーズ終了なのか。

何にせよ、もし続きが発売されたら読みたいと思います。


↓ ランキングに参加中 ポチッ×2と押して下さるとうれしいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

posted by DONA at 15:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:碧野圭

2017年09月27日

買った本

09408582.jpg
 
 森沢明夫 著
 「津軽百年食堂」
 (小学館文庫)


ネットで感想を読んで面白そうだったので購入。大きな盛り上がりがあるわけではないですが、それなりに面白かったです。


9784334767877.jpg
 
 西條奈加 著
 「涅槃の雪」
 (光文社文庫)


お気に入りの作家さんなので、有無を言わさず購入。これも素敵な物語でした。


img_32097a3e53abbee3299962119a2d70e1701743.jpg
 
 柴田よしき 著
 「風味さんのカメラ日和」
 (文春文庫)


こちらもお気に入りの作家さん。淡々と終了しました・・。


2017年09月26日

つるみ犬丸「日本酒BAR「四季」春夏冬(あきない)中 さくら薫る折々の酒」

978-4-04-865943-7.jpg

 つるみ犬丸 著
 「日本酒BAR「四季」春夏冬(あきない)中 さくら薫る折々の酒」
 (メディアワークス文庫)


恵比寿の繁華街の片隅にたたずむ「四季-Shiki-」。 日本酒専門のこの店で供されるのは、客の好みに合わせたお酒と自慢の料理。 仕事でへとへとの体には爽やかな爽酒でほっと一息、くたくたの心には薫り高い薫酒で心ゆくまでゆったりと。 あなたの疲れた心と体に、ぴったりのお酒がここにあります。酒と肴と思い出と、人生に寄り添うこの店に、どうぞ癒されにいらっしゃい。 実在する日本酒が多数登場。読んだら飲みたくなる、日本酒レビューも収録。−裏表紙より−


初めましての作家さんです。

読み始めは面白い展開だったので一気に引き込まれたのですが、途中から失速・・。

何だろう? 読んでいる時は面白くて、どんどん読み進めていけたんですけど、本を閉じたらあまり心に残る物が無い・・。

話毎に美味しそうな料理と、それに合う日本酒が出てきて、お酒好きな人にはたまらない内容です。

だからといって、日本酒片手に読む本とは違うような。

日本酒のガイドブックに近いかもしれません。


「おれ」こと冴蔵の生い立ちが珍しくて、そこを掘り下げていくのかと期待したのですが意外とあっさりスルーされ、店主の楓さんの引きずっている問題を深く掘り下げるのかと思ったら、これまた意外とあっさり解決し、その辺りには重きを置いていないのかもしれません。

日本酒のことは色々書いてあって参考になりそうだったので、とりあえず名前をメモしておこうかな? そして日本酒がたくさんある店で飲んでみたいと思います。

あまり得意ではない日本酒が好きになれたら良いな。って感じでしょうか。


何も考えたくないとき、疲れているときに読むと良いかもしれません。


↓ ランキングに参加中 ポチッ×2と押して下さるとうれしいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

タグ:つるみ犬丸
posted by DONA at 14:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:その他

2017年09月25日

上橋菜穂子「鹿の王4」

321612000273.jpg

 上橋菜穂子 著
 「鹿の王4」
 (角川文庫)


岩塩鉱を生き残った男・ヴァンと、ついに対面したホッサル。人はなぜ病み、なぜ治る者と治らぬ者がいるのか―投げかけられた問いに答えようとする中で、ホッサルは黒狼熱の秘密に気づく。その頃仲間を失った<火馬の民>のオーファンは、故郷をとり戻すべく最後の勝負を仕掛けていた。病む者の哀しみを見過ごせなかったヴァンが、愛する者たちが活きる世界のために下した決断とは―!? 上橋菜穂子の傑作長編、堂々完結!−裏表紙より−


ついに、ついに2人が出会いました!

どんな雰囲気になるのか?と思ったら、何とも静かに会話していました。どちらも達観した感じなので、言い争いになるわけはないんですけど。

彼らの会話はなかなか重くて、難しい問題についてだったので、読み応えがありました。時間が無い中での会話なのはわかっていましたが、もっと長く話して欲しいとさえ思いました。

どうして人は病むのか、病んでも治る人と治らない人がいるのはなぜなのか、病まない人がいるのもなぜなのか。本当に難しい問題です。簡単に答えが出ないから、人は神など目に見えない大きな力が関係していると考えてしまうんでしょうね。

伝染病なら、誰かからうつったんだと思えますが、それ以外の腫瘍が出来たり、心臓に欠陥があったりするような病気ってどうして罹るんでしょう?罹る人と罹らない人の差はなんでしょう?

医学が発達した現代でも原因不明の病気っていっぱいあります。それを、まだまだ未発達な医学を使っているらしいこの時代で答えを見つけるのは至難の業です。

それでも懸命に説明して、ヴァンも何とか理解しようとします。2人にとって有意義な会話となって良かったのですが、そこからまた怒涛の展開が待っていました。


とうとう黒狼熱の秘密に気づいたホッサル。黒幕と思われる人物にも行き当たり、何とかして止めようとします。

黒幕やその手下たちの気持ちも何となくわかるだけに、悲しい結末になりました。

そして、ヴァンが選んだ道が・・。

この場面は涙無しでは読めない状態に。彼の決断もわかりますし、彼についていくと決めた人たちの決断もわかります。

でも悲しい・・。でもなぜか明るい未来も見えるような素敵な決断にも思えて、泣けて仕方ありませんでした。

きっと、彼らはどこかで幸せに暮らしてくれているだろうと信じて、本を閉じました。


長かった物語も終了。読み終わって大きなため息をついてしまいました。それくらい壮大で素敵な物語でした。読んで良かったです。


<鹿の王>
「鹿の王1」
「鹿の王2」
「鹿の王3」


↓ ランキングに参加中 お帰りの際にポチッ×2と押して行って下さると嬉しいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

posted by DONA at 15:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:上橋菜穂子

2017年09月22日

上橋菜穂子「鹿の王3」

321612000272.jpg

 上橋菜穂子 著
 「鹿の王3」
 (角川文庫)


何者かに攫われたユナを追い、<火馬の民>の集落へ辿り着いたヴァン。彼らは帝国・東乎瑠の侵攻によって故郷を追われ、強い哀しみと怒りを抱えていた。族長のオーファンから岩塩鉱を襲った犬の秘密と、自身の身体に起こった異変の真相を明かされ、戸惑うヴァンだが・・!?一方、黒狼熱の治療法をもとめ、医術師ホッサルは一人の男の行方を追っていた。病に罹る者と罹らない者、その違いは本当に神の意志なのか―。−裏表紙より−


いつの時代も、国同士で戦争をすれば、苦しむのは庶民なんですよね。戦争を仕掛けるのはトップの人たちなのに、彼らは何の痛みも被らない。

侵略されて、命は助けられても、生活は苦しくなっていまい、その苦しさが根深く恨みとして残ってしまうのは仕方ないことなのかもしれません。

でもそれに巻き込まれる人たちはかわいそうでなりません。

ヴァンもユナも被害者。

今回の病を利用して、これが「神の意志」だとする噂が流れていきます。なぜか一民族はこの病に罹らないとなれば、こういう考えが浮かぶのも仕方ないですが、何でも「神」で片づけるのは都合よすぎです。


結局巻き込まれた形のヴァンは、ユナのために精一杯抗うことになり、そのヴァンを見つけたくてホッサルも精一杯追いかけることになります。

そして、どちらも国の勢力争いに巻き込まれる形で同じ場所に向かう・・。

いよいよ両者が出会いますが、彼らはどんな会話をするのか!?楽しみな最後です。3〜4巻は一気に読むことをお勧めします。


<鹿の王>
「鹿の王1」
「鹿の王2」


↓ ランキングに参加中 お帰りの際にポチッ×2と押して行って下さると嬉しいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

posted by DONA at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:上橋菜穂子

2017年09月21日

浅葉なつ「神様の御用人4」

978-4-04-865254-4.jpg

 浅葉なつ 著
 「神様の御用人4」
 (メディアワークス文庫)


毎夜、夢に現れ「忘れるな」と告げる女性に恐れを抱く神様・天道根命(あめのみちねのみこと)。昔の記憶を失ってしまった神様の御用は、その女性が誰なのか突き止めて欲しいというものだった。 夢の女性が挿していたという簪を頼りに、良彦と黄金は天道根命が国造の祖として治めた和歌山へ向かう。そこで出会ったのは、良彦のかつての野球仲間で・・。 神代の時代に征伐された者と征伐した者。和歌山を舞台に、埋もれた歴史と人の子たちの想いが、いま紐解かれていく―。−裏表紙より−


4冊目にして初の長編。なかなか読み応えがありました・・が、ちょっと引っ張りすぎ感も出てしまいまったような気がします。


長編だけあって内容は深かったです。そうなると、人物相関図が無いと理解できない所も出てくるのですが。

記憶を失った神様に代わって、探している相手のことはもちろん、彼自身の人生まで調べることになります。当然ながらかなり古い話を掘り起こすことになるので、文献も残っておらずかなり苦戦を強いられます。

調査の過程で、高校時代の野球仲間・達也に偶然再会します。

なぜか擦れた雰囲気を漂わせる彼の様子に戸惑ってしまう良彦。事情を聞くと、複雑な父子関係が明かされ、彼の存在がまた良彦の調査を妨害してしまうことに。

神様と友人の大きな問題を解決するために、良彦は奮闘します。今回はなぜか黄金も静観していますから、かなり苦労させられました。

お陰で、また大きく成長できたので良かったのかもしれませんが。


今回珍しく神様らしい行動も最後に見られて、こんな風に助けてくれるなら、神様のことをちょっとは見直しても良いかな?と思いました。

とはいえ、結局なかなか神社には行けないんですけどね。


まだまだ続くこのシリーズ。詳細を忘れないうちに続きも読みます。


↓ ランキングに参加中 ポチッ×2と押して下さるとうれしいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

タグ:浅葉なつ

2017年09月20日

坂木司「ホリデー・イン」

img_667ed23a35d911f7f416cc5d57cc0527767600.jpg

 坂木司 著
 「ホリデー・イン」
 (文春文庫)


元ヤンキーの大和と小学生の息子・進の期間限定親子生活を描いた「ホリデー」シリーズ。彼らを取り巻く愉快な仕事仲間たち、それぞれの“事情”を紡ぐサイドストーリー。おかまのジャスミンが拾った謎の中年男の正体は? 完璧すぎるホスト・雪夜がムカつく相手って?? ハートウォーミングな6つの物語。―裏表紙より―


番外編のような作品です。読み始めても「誰だっけ?」という人がたくさんいて困りました。ジャスミンのことは覚えていましたけど。

結局最後まで思い出せない人もいたのですが、それはそれで楽しめたかな?

とりあえず、大和と進くんの関係さえわかっていれば大丈夫です。


よくわからない人の話でも面白かったですが、やはり特に良かったのは、ジャスミンの話と進くんの話でした。

進くんが大和に会いに来るまでにどんな葛藤があって、お母さんとどんな会話をして会いに来ることになったのか、そしてどれだけの勇気で店に来たのか、など父親である大和との出会いの話は読んでいて面白かったです。

小学生がこれだけの勇気を出して会うってすごいです。「よくがんばったね〜」と母親目線で思ってしまって半泣きになりました。

そんな進くんを迎えたのがジャスミンだったのも良かったです。

彼女の存在はこの父子にとって大きなもので、彼女がいなければここまでスムーズに会えたかわからなかったと思います。

細やかな心配りが出来るのはさすがです。


今回は大和目線での話は無し。今度は本編を読みたいです。母親と3人で暮らせる日が来ることを願いつつ。


<ホリデーシリーズ>
「ワーキング・ホリデー」
「ウィンター・ホリデー」


↓ ランキングに参加中 ポチッ×2と押して下さるとうれしいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

posted by DONA at 15:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:坂木司

2017年09月19日

高田郁「あきない世傳金と銀<四> 貫流編」

無題.png

 高田郁 著
 「あきない世傳金と銀<四> 貫流編」
 (ハルキ文庫)


江戸時代中期、長く続いた不況を脱し、景気にも明るい兆しが見え始めた。大坂天満の呉服商、五鈴屋でも、五代目店主の惣次とその女房幸が、力を合わせて順調に商いを広げていた。だが、徐々に幸の商才を疎むようになった惣次は、ある事件をきっかけに著しく誇りを傷つけられ、店主の地位を放り出して姿を消す。二度と戻らない、という惣次の決意を知ったお家さんの富久は、意外な決断を下す。果たしてその決断は五鈴屋を、そして幸を、どのような運命へと誘うのか。大人気シリーズ第四弾!−裏表紙より−


前作、目標も高く掲げ、元々あった商才を活かしながら生き生きと店主として過ごしていた惣次ですが、あらすじにあるように家から出て行きました。

プライド高い男って面倒くさい!とイライラさせられたわけですが、幸はただただうまく支えられ無かった自分を責めるばかり。

そして、まあそうなるだろうな〜という展開になります。読んでいる方なら想像したであろう展開ですね。

自分が幸の立場だったら複雑な心境だろうな・・と思いつつ読み進めました。でも途中からはこれが一番しっくりくる状態なのかな?とも思えました。

幸の商才が発揮されますし、でも女性である幸は表に出ずにいられますし。男性のプライドを傷つけることもありません。ややこしいですけど、これが一番良いのかも。

物が売れにくい時代にどうやって売っていくか、色々な方法を思いつく幸に感心することが何度もありました。


とはいえ、何もかも良い展開というわけではなく、辛い別れもありますし、困難も待ち受けているわけですが。

今回は涙をいっぱい流す羽目になりました。

このままうまくいけば良いのにと思いますが、最後の様子を見るとそうはいかないようで・・。

今度は幸はどんな知恵を絞るのか、楽しみです。


↓ ランキングに参加中 お帰りの際にポチッ×2と押して行って下さると嬉しいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

posted by DONA at 15:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:高田郁

2017年09月14日

椹野道流「最後の晩ごはん 旧友とおにぎり」

321504000101.jpg

 椹野道流 著
 「最後の晩ごはん 旧友とおにぎり」
 (角川文庫)


疲れた心が元気になる、夜だけ営業の定食屋「ばんめし屋」。芸能界を追われ、故郷の芦屋にあるこの店に駆け込んだ元俳優の海里にも、新たな春が訪れた。海里の師匠で店長の夏神は、辛い過去から踏み出すためにリハビリ中。海里自身は、料理への興味と、俳優という職業への複雑な感情を持て余し気味。そんな時、隣の警察署の刑事、仁木から、ある木版画家の悩みについて相談され・・。笑って泣けるお料理青春小説、新章開店!−裏表紙より−


6作目になりました。・・で、「新章」って何? よくわかりませんが、とりあえずまだまだ続くようですね。

前作で思いっきり落ち込んでしまった夏神を支えつつ、店もがんばる海里。本当に成長しました。

夏神に対するさり気ない心配りも、大人の対応でかっこいいです。これだけの心配りの出来る人が、なぜ芸能界で生き残れなかったのか・・。ある意味、図太い性格の方が残りやすい世界なのかもしれませんね(知りませんけど)。


今回は、知り合いになった刑事から持ち込まれた厄介なことを解決することになった海里。夏神が不安定なので、巻き込めないと、ロイドと2人(?)で刑事に付き合うことにします。

そして、今回の厄介なこととは・・・・・これが怖かった〜!

私、基本的にホラー系は苦手で、出来るだけ関わらないように生きているので、きっと他の人にとっては怖くないようなことなんでしょうが、ゾクッとしました。

付喪神みたいなことなわけで、ロイドで慣れているはずなのに、何だろう?・・怖すぎます。

物を大切にするのは良いことですけど、そのせいで魂が宿るなら、私は物を大切にしたくないです。大切にしている物が急にしゃべり出したら放り投げそう・・。

それが人形やぬいぐるみだったら余計に怖いです。まあ、眼鏡でも怖いですけどね・・。


海里も今後の人生について色々考え始めたようで、彼がどんな人生を歩んでいくのか、次は怖くなかったら良いけど、読んでいくことにします。


<最後の晩ごはん>
「ふるさとだし巻き卵」
「小説家と冷やし中華」
「お兄さんとホットケーキ」
「刑事さんとハンバーグ」
「師匠と弟子のオムライス」

↓ ランキングに参加中 ポチッ×2と押して下さるとうれしいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

posted by DONA at 14:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:椹野道流