長谷川卓 著
「雨乞の左右吉捕物話」
(祥伝社文庫)※電子書籍
「皆で、捕物がしたい」謎多き掏摸殺しに端を発し、密かに蔓延る利権と暗躍する大物を暴く!妙な貫禄ある下っ引が活躍する傑作捕物帖!
寛政の御世、神田向柳原に「雨乞の左右吉」と呼ばれる下っ引がいた。御用聞きの才覚がありながら、手下として奉公する毎日だ。ある日、顔馴染の女掏摸から仲間殺しの下手人捜索を懇願される。掏摸の塒は荒らされ、何故か一枚の紙片が持ち去られていた。裏に潜む黒幕が明らかになると、左右吉の親分・富五郎からは「二度と調べるんじゃねえぞ」と釘を刺され………。−出版社HPより−
初めましての作家さんです。
ネットでの感想を読んで面白そうだったので電子書籍で購入して読みました。
岡っ引きの手下が主人公という珍しい話です。
こういう設定だと、親分が切れ者で・・的な設定が予想できますが、この話は親分とうまくいっていません。何なら親分はほぼ出てこないし報告もしないです。これもまた珍しいです。
知り合いの女掏摸・千が左右吉を頼ってきたのが話の始まり。仲間が不審死したが、事件性がないと決めつけて調べてくれないから、左右吉に調べてほしいと言ってきます。
掏摸だからといって殺されて良いはずはなく、調べることにした左右吉。被害者の部屋を調べているうちに隣人の侍・日根と知り合います。
彼のことは以前、果し合いをしているところを目撃したことがあり、訳ありだということはわかっていますが、腕が立つ上に人柄も良いので捜査に巻き込んでいきます。
敵がかなり強いような、怖いようなことを何度も描いて、かなり盛り上がった割にはあっさり終わった気がします。特に、大げさに描かれていた殺し屋。意外とあっさりやられてしまったな、という印象でした。実はしょぼいのか??
尻つぼみな感じは否めないですが、登場人物たちがみんな魅力的だったので何となく続きも読みたいと思いました。
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