2023年10月11日

西條奈加「曲亭の家」

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 西條奈加 著
 「曲亭の家」
 (ハルキ文庫)


横暴な舅、病持ち・癇癪持ちの夫と姑・・修羅の家で見つけたお路の幸せとは?当代一の人気作家・曲亭(滝沢)馬琴の息子に嫁いだお路。作家の深い業にふり回されながらも己の道を切り開いていく。直木賞受賞後第一作。−裏表紙より−


曲亭(滝沢)馬琴の家に、息子の嫁として嫁いだお路の話です。滝沢馬琴といえば、「南総里見八犬伝」の作者ですね。とか言いつつ、この作品は読んだこと無い気がしますけど。

作家として神経質な舅、嫌味の多い姑に囲まれ、更に助けてくれるべき夫は更に横暴で癇癪持ちと来たら、なぜいつまでも離縁しないのか? そればかりが気になって読み進めたような気がします。

でも物語の始まりは、お路がブチぎれて実家に戻っている所なんですけどね。そのまま別れるのかと思えば、夫が迎えに来て「今度からは癇癪起こさないように気を付ける」と言い、お路は「今度からは我慢せずに言いたいことは言う」と宣言して戻ることになります。

「言いたいことは言う」宣言のお陰で、お路はケンカしても言い返すようになったのですが、そうなると夫はまたキレてしまい、ケンカが今まで以上にヒートアップするばかりです。ただ、子どもが出来たので、その子どもを鎹のようにして2人は夫婦を続けます。

夫による暴力、舅による横暴な態度と発言、姑の嫌味たっぷりな暴言。物語は終始、お路がいじめられているようにしか見えない状態でした。

これはいつか救いがあるのか?と読み進めても、その度に降りかかる不幸な出来事。

子どものためだけにこの家にいる、我慢する意味ってなんだろう? お路の気持ちが理解できないままでした。

この時代は離婚するのも簡単ではありませんし、世間の目も厳しいですし、子どもは夫の家に残すのが当たり前ですし、今のように簡単に別れられないのはわかるのですが。


最後に何となく「良い人生だった」的にまとめられますが、まあ一部分ではそうなのかもしれないですが、どうだろう・・・?

子どもが生まれて育てて、後世に残る偉大な作品に携われたということで、良い人生なのでしょうね。何もないよりは。私的には苦労が大きすぎて見合わない気がしますけど。


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2023年10月06日

石田祥「猫を処方いたします」

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 石田祥 著
 「猫を処方いたします」
 (PHP文庫)※電子書籍


京都市中京区の薄暗い路地にある「中京こころの病院」。心の不調を抱えて病院を訪れた患者に、妙にノリの軽い医者が処方するのは、薬ではなく、本物の猫!?戸惑いながらも、猫を「服薬」する患者たち。気紛れで繊細、手がかかるけど愛くるしい猫と暮らすことで、彼らの心も変化していく。そして医者が猫を処方するのには、ある理由があって―。猫と人が紡ぐ、ハートフルストーリー!
−出版社HPより−


初めましての作家さんです。ネットでの感想を読んで面白そうだったので読んでみました。

文章は私的には合わない感じで、ちょっと読みにくかったです。

内容は、不思議で不気味でゾクッとさせられるような感じでした。猫が出てくるから癒されるのかと思ったら、逆に怖い感じ。

ホラーというわけではないですが、ノリの軽い医者の存在が怖かったです。

私の中で、千と千尋の神隠しに出てくる「カオナシ」のイメージが出来てしまい、カオナシが白衣を着ているのを想像して余計に怖くなりました。

あらすじにあるように「ハートフル」な部分もあるのですが、私は好みではありませんでした。


猫は好きなんですけどね。残念でした。


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タグ:石田祥
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2023年10月05日

ほしおさなえ「紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード」

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 ほしおさなえ 著
 「紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード」
 (角川文庫)※電子書籍


百花は叔母に誘われて行った「紙こもの市」で紙の世界に魅了される。会場で紹介されたイケメンだが仏頂面の一成が、大手企業「藤崎産業」の一族でその記念館の館長と知るが、全くそりが合わない。しかし百花の作ったカードや紙小箱を一成の叔母薫子が気に入り、誘われて記念館のバイトをすることに。初めは素っ気なかった一成との関係も、ある出来事で変わっていく。かわいくて優しい「紙小物」に、心もいやされる物語。−出版社HPより−


初めましての作家さんです。

「紙」に色んな種類があるのは何となく知っていましたが、そこまで興味はなかったので、この作品に出てくる人たちの情熱はちょっと理解出来ず。

素敵な紙を手に入れて、素敵な作品を作っている場面が出てくるのですが、私の乏しい想像力ではうまく思い浮かべられずで残念でした。これは映像化してほしいと思ってしまいます。

実際に「紙こもの市」なんてものはあるんだろうか?と調べてみたら、名前は違いますが、「紙好き」が集まるイベントがあるようです。イベントが行われるということは、それだけたくさんの人が紙が好きってことなんでしょうね。

紙を見て「かわいい」とか「素敵」とかあまり思わないのですが、今度からちゃんと目を向けてみようかな?と思います。


紙の世界にはまっている百花は、紙の記念館の館長に紹介されて、そのまま記念館でアルバイトをすることに。イケメンだという館長ですが、性格に難があり、アルバイトするのも気を使う状態。

でも一話毎に関係性はよくなっていき、人がほとんど来ないサビれた記念館も少しずつ変化が出て来そうです。

紙については詳しくても、それだけで良いのか?と心配になる館長でしたが、最後には一気に良い人に! この急展開にはびっくりでしたが、シリーズとして続くようなので、気が向いたらまた追いかけてみようかな?


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2023年10月04日

買った本

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 今野敏 著
 「暮鐘」
 (ハルキ文庫)


大好きなシリーズ。今回は短編集でした。


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 西條奈加 著
 「曲亭の家」
 (ハルキ文庫)


大好きな作家さん。これはなかなか読むのが苦しい作品でした。


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 石田祥 著
 「猫を処方いたします」
 (PHP文庫)※電子書籍


初めましての作家さんです。ネットでの感想を読んで面白そうだったので購入。


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 ほしおさなえ 著
 「紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード」
 (角川文庫)※電子書籍


初めましての作家さんです。ネットでの感想を読んで面白そうだったので購入。

2023年10月03日

今野敏「パラレル」

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 今野敏 著
 「パラレル」
 (中公文庫)


横浜、池袋、下高井戸−。非行少年が次々に殺された。いずれの反抗も瞬時に行われ、被害者は三人組でかつ外傷は全く見られないという共通点が。一体誰が何のために?おなじみ碓氷部長刑事も広域捜査の本部にかり出された!警察、伝奇、武道、アクション・・。今野敏がこれまで書き続けたジャンルを融合した、珠玉のエンターテインメント、待望の新装改版。−裏表紙より−


シリーズ3作目。今度は半年後くらいに読めたので、碓氷についても覚えていましたが、あまり覚えておく必要はないかも?というくらい影が薄かった・・。

登場するのは比較的早めでしたが、ほぼ活躍せずでした。

2作目までは、捜査本部の考えに逆らうこともあり、自分の考えを貫くカッコいい刑事という印象でしたが、今回はただただ周りに振り回されてアタフタしているだけに見えました。上層部に振り回されているわけではないのだけが救いかもしれません。


このシリーズは、今までも現実と離れたような珍しい感じの警察物でしたが、この3作目は特にそれが強くて、霊的な物や怨念的な物が出てきて、色んな意味で非現実的でした。悪い気に支配されているとか、悪が蝕んでいるというような目に見えない状況が多く、頭の中に「?」マークが浮かびまくりでした。

この作家さんは元々そういうジャンルの話も書かれますし、武術的なことも書かれるので、自分の得意なジャンルを全部詰め込んでみた!的な雰囲気でした。

書いていて楽しかっただろうな、とは思いますが、私的にはちょっとお腹いっぱいな感じです。


<警視庁捜査一課・碓氷弘一>
「触発」
「アキハバラ」


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2023年10月02日

9月のまとめ

契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上) (ハルキ文庫 た 19-31)契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上) (ハルキ文庫)
みんなにまた会えて嬉しかったですし、あの人の江戸に出てからの物語が読めたのも良かった。ただ奥さんの存在は物悲しいですけど。他の話も色んな人にスポットが当たって描かれていたので読み応えがありました。下巻はぜひ妹さんのことも描いてもらいたいです。でも最後があんな終わり方したからな・・妹との再会はやめた方が良いのかもしれません。
読了日:09月06日 著者:田 郁


緑の箱庭レストラン ~初恋の蕾と再会のペペロンチーノ (マイナビ出版ファン文庫)緑の箱庭レストラン ~初恋の蕾と再会のペペロンチーノ (マイナビ出版ファン文庫)
あまりにもサラッと読め過ぎて印象に残らない感じ。植物いっぱいのレストランは苦手ですし、イケメンさんもちょっとくどいかな? 料理は美味しそうでしたけどもっとたくさん出てきても良かったと思います。
読了日:09月08日 著者:編乃肌


薔薇色に染まる頃 紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫 よ 31-12)薔薇色に染まる頃 紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)
物語の展開が急すぎてちょっとついていけなくなる場面もありました。珍しくハラハラな展開が続き、ほぼ一気読みでした。すごい展開の割にサラッと終わるのはこのシリーズならではでしょうか。
読了日:09月13日 著者:吉永 南央


恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。2―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。2―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―
苦しすぎる展開! どうせいなくなるなら、ウィステリアは置いて行かれるならサッサと消えて欲しい。ずっとそう思いながら読み進めていました。間に入ってくる元の世界の話を読むのがもどかしいくらい。でもその話たちのお陰でロイドについてもっとわかるようになったわけですが。とりあえず、ブライトのことは言わないで!って思ってしまう。すべての元凶のくせに何だか幸せそうなのが嫌になります。
読了日:09月15日 著者:永野水貴


金春屋ゴメス 因果の刀 (新潮文庫nex さ 64-33)金春屋ゴメス 因果の刀 (新潮文庫nex)
やっぱり面白い!ゴメスの視点では語られないので彼女の気持ちはわかりませんが、乱暴な言動の裏で色々細かいことを考えているのはわかります。だからといって「良い人」とか「優しい人」という評価にはなれませんけど。こんなに乱暴でも部下たちは離れないということでも彼女の魅力はわかります。今後の展開も楽しみです。
読了日:09月26日 著者:西條 奈加


アンと愛情 (光文社文庫 さ 24-6)アンと愛情 (光文社文庫)
あんちゃんが成人式を迎えて、また一歩大人に近づいてきました。自分が成人式の時ここまで色々考えていたか?と思うと恥ずかしくなるくらい。とてもしっかりしています。まだまだ失敗もありますが、素敵な販売員になっていると思います。食べたい和菓子がたくさん出てきて、でもなかなか美味しい和菓子屋さんが近所になくて困ります。
読了日:09月30日 著者:坂木司



全部で6冊。相変わらずのんびり読書です。まとめながら、こんな本、読んだっけ?と思うのもありました・・。印象が薄すぎます。

特に印象に残ったのは「契り橋 あきない世傳 金と銀」「金春屋ゴメス」「アンと愛情」です。

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2023年09月22日

宮木 あや子「校閲ガール」

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 宮木 あや子 著
 「校閲ガール」
 (角川文庫)※電子書籍


憧れのファッション誌の編集者を夢見て出版社に就職した河野悦子。しかし「名前がそれっぽい」という理由で(!?)、配属されたのは校閲部だった。校閲の仕事とは、原稿に誤りがないか確かめること。入社して2年目、苦手な文芸書の仕事に向かい合う日々だ。そして悦子が担当の原稿や周囲ではたびたび、ちょっとしたトラブルが巻き起こり・・!?読んでスッキリ元気になる!最強のワーキングガールズエンタメ。−裏表紙より−


初めましての作家さんです。
「校閲」という仕事に興味があったので読んでみました。

主人公の河野悦子は、ファッションが大好きでいつも素敵におしゃれをしている女性。出版社に就職した彼女の希望する配属先はもちろんファッション誌の編集でした。

でも、名前が「こうのえつこ」→略して「こうえつ」という安易な理由で校閲部に配属されてしまいます。

まさかそんな部署に配属されると思っていない彼女は、日々やる気なく過ごしています。・・が、意外とちゃんと仕事はしているので好感もてました。口が悪いのが読みづらかったですけどね。

校閲って、勝手に誤字脱字が無いかの確認をして修正するだけの仕事だと思っていたのですが、実は文章全体の流れや物語の流れがおかしくないか?も確認するそうです。例えば、ミステリで、死んだはずの人が再登場していないか?とか、登場人物の名前が変わっていないか?的なことですね・・ってそんな簡単な間違いはないでしょうけど。

時代背景の間違いも指摘しますし、実在の人物であれば名前の間違いも指摘します。

そんなことを指摘するためには、担当する作品をきちんと読まないといけませんし、時代背景など調べ物もたくさん出てきます。


ファッションばかりに気を取られ、口も悪い彼女がそんなこと出来るのか?と心配になりますが、文句を言いながらも仕事はきっちりこなしていますし、何なら頼りにされるくらいの存在。

周りの人に助けられることもありますが、日常に巻き起こる色々な事件というか問題をテキパキと片づけていく悦子の姿は読んでいてスッキリしました。


なかなか憧れのファッション誌を担当できそうにありませんが、シリーズ化されているので、彼女の成長を読んでみるつもりです。


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2023年09月15日

矢崎存美「湯治場のぶたぶた」

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 矢崎存美 著
 「湯治場のぶたぶた」
 (光文社文庫)


ふっと、休みたくなる時がある。身体をいたわって、滋味あふれる美味しい食事をとり、心を洗濯する――そんな思いを叶えてくれる小さな湯治場がここにあります。少し元気がない時は、鞄ひとつを持ってふらりと訪れてください。ビワがなる山里と豊かでいいお湯、そしてちょっとだけ不思議で、可愛い()宿のオーナー山崎ぶたぶたが、あなたをお待ちしています。−裏表紙より−


「最初の一歩」「特別室」「密かな告白」の3編収録。


今回のぶたぶたさんは、湯治場にいます。湯治場って時代劇のイメージがしてしまうんですけど、現代もあるんですよね。

温泉嫌いな私には縁のない場所です。温泉に入って癒されることはないですから。でもぶたぶたさんがいるなら、温泉に浸からなくても行きたいかも。


湯治場でぶたぶたさんは何をしているのか?と言うと、料理人でもあり、雑用係でもあり、送迎係でもあり、カウンセラーもやっています。今までもそうでしたけど、今回も多彩で大活躍のぶたです。


「最初の一歩」では働きすぎて疲れてしまった男性が登場し、ぶたぶたさんの料理に癒されます。この湯治場では自炊も出来るのですが、ぶたぶたさんの料理があるなら絶対そっちを食べた方が良いに決まっています! 小説を書いてみたいと思っている彼は、ぶたぶたさんと料理に癒されて、ほんの少し前に進むことが出来ました。


「特別室」
ここに出てくるのは若い女性。若いというかまだ10代の女の子。電波の届かない離れに泊まっている彼女には何やら隠し事がありそう。
離れに泊ればデジタルデトックスも出来るという、一石二鳥の効果がありますが、彼女の問題はそう簡単でもなさそうでした。
最後が爽やかに終わるのは、ぶたぶたさんと、10代の若さによるのか?


湯治場にやってくる、様々な問題を抱えた人たち。温泉でも癒され、ぶたぶたさんにも癒され、大自然と美味しい料理にも癒されて、みんな前を向いて進み始めることができます。

旅先でのんびり、という考えが湧かない私ですが、こういう場所ならのんびりくつろげるかもしれません。

山登りも興味ないですけど、山の途中でぶたぶたさんに会えるなら登ってみても良いかな?


<ぶたぶたさんシリーズ>
「ぶたぶた」
「刑事ぶたぶた」
「ぶたぶたの休日」
「夏の日のぶたぶた」
「クリスマスのぶたぶた」
「ぶたぶた日記」
「ぶたぶたの食卓」
「ぶたぶたのいる場所」
「ぶたぶたと秘密のアップルパイ」
「訪問者ぶたぶた」
「再びのぶたぶた」
「キッチンぶたぶた」
「ぶたぶたさん」
「ぶたぶたは見た」
「ぶたぶたカフェ」
「ぶたぶた図書館」
「ぶたぶた洋菓子店」
「ぶたぶたのお医者さん」
「ぶたぶたの本屋さん」
「ぶたぶたのおかわり!」
「学校のぶたぶた」
「ぶたぶたの甘いもの」
「ドクターぶたぶた」
「ぶたぶたの花束」
「居酒屋ぶたぶた」
「海の家のぶたぶた」
「ぶたぶたラジオ」
「森のシェフぶたぶた」
「編集者ぶたぶた」
「ぶたぶたのティータイム」
「ぶたぶたのシェアハウス」
「出張料理人ぶたぶた」
「名探偵ぶたぶた」
「ランチタイムのぶたぶた」
「ぶたぶたのお引っ越し」


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2023年09月12日

永野水貴「恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思いの相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―(1)」

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 永野水貴 著
 「恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思いの相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―(1)」
 (TOブックス)※電子書籍


妹の代わりに、毒に満ちた異界の番人となった元令嬢・ウィステリア。ある日、空から初恋の人に瓜二つの男が現れる。名はロイド。なんと彼女の初恋の人の息子だった! 王女へ求婚の証に、ウィステリアの相棒・言葉を解する聖剣サルティスを求めて来たという。止まった時の中で生き延びてきた彼女は、独自の魔法でロイドを倒し、元の世界に帰れと諭すがーー
「あなたを倒すため、弟子にしていただく!」と、説得も虚しく居座られることに。見る間に魔法を習得する弟子に翻弄されつつ、一方的に始まった師弟関係。果たして止まったままの彼女の時間は再び動き出すのかーー? 孤独な非戦闘系元令嬢×天才肌の傲慢系貴公子の師弟恋愛ファンタジー!
−出版社HPより−


初めましての作家さんです。表紙の雰囲気も題名も絶対に自分では選ばないであろう作品ですが、読友さんが高評価を付けていたので読んでみようと思いました。

ファンタジーは好きなので、こういう世界観は好みで読みやすいですが、題名が・・。電子書籍だから読んだけど、書店でレジに持って行くのは恥ずかしいわ・・。ファンタジーに恋愛が絡むと面倒だなと思ってしまいます。でも恋愛でもサラッと良い感じで読めるのもあるので何とか挑戦してみました。

それにしても「妹の代わりに死んでくれ」?怖い題名です。この題名からすると、間違いなく片想いなんだろうと思いますね。しかもかなり傷つく系。片想いの相手の妹の代わりに殺されるのか?と思ったら違いました。

自分の妹でした。ますます悲恋ですね・・。この場面は恋愛物嫌いな私でも泣きそうになりましたよ。


主人公は令嬢として育ったウィステリアという女性。彼女は血のつながらない夫婦に育てられているため、育ての親に対しても、血のつながらない妹に対してもどこか遠慮しているような状態でした。とはいえ、大切に育てられてはいるので、そういう意味での苦労は何もありませんが。

年頃の女性になっているウィステリアの片想いの相手は「生ける宝石」と呼ばれるほどの美貌の持主・ブライト。ウィステリアとも妹とも仲良く付き合っている彼。でも彼の家の方が身分が高いため、結婚するにはウィステリアは努力が必要です。・・と勝手に思っている感じ。

ブライトの家は貴族で、本来なら魔法が使える血筋ですが、彼は魔法が使えないため少し肩身の狭い状態です。そんな彼のために魔法について研究をするウィステリア。そして、瘴気満ちる「未明の地」についても研究することで、功績を得て、ブライトも手に入れたいと考えています。

優雅に暮らして良いはずの令嬢がそんな研究に明け暮れているのですから、当然周りからは「変人」扱いされています。そんなウィステリアに対しても分け隔てなく接してくれるブライトにますます好意を寄せる・・。

そんな時、妹に対して「未明の地」の番人としての役目が命じられます。瘴気が満ちている未明の地の番人というのはつまり生贄ということでした。涙に暮れる妹を見ながらもどうしようもなく、とにかく研究を進めようとするウィステリアでしたが、ブライトから「代わりに行ってくれ」と言われてしまいます。

ここは辛過ぎた・・・・・。ウィステリアには瘴気に対する耐性があるということですが、いくら耐性があっても未明の地の瘴気には対抗できないだろうことは想像できるので、結局「死んでくれ」ということです。妹本人から言われても辛いですが、片想いの相手が実は妹のことが好きだとわかり、その人から「死んでくれ」と言われるだなんて。


そして物語は23年後に飛びます。

ここからの話が、題名の「妹と結婚した〜」の部分になるわけです。未明の地にやって来た、ブライトの息子・ロイド。ブライトによく似た男性の登場に心乱されるウィステリア。

っていうか、ウィステリア生きていたんだ!?と驚く暇もなく、次の展開が。ロイドがやって来た動機も何だか不純ですし、親子で彼女の人生をかき乱していくのが腹立たしいですし、途中で挫折しそうになりましたが、後半に出て来たしゃべる聖剣・サルティスのお陰で読み進められました。

毒舌キャラで、言いたいこと言ってしまうサルティスですが、ウィステリアとは良いコンビのようです。お互い言い合いながらもうまく助け合って、喝を入れ合っていて、お陰でこの地でも生きてこられているようです。

未明の地では時が止まっているため、歳を取っていないウィステリア。そして、片想いの人の息子の登場。まだまだ物語は続きそうですし、最後にきっと元の世界に戻るのでしょうからその時の仕返し的な所を読むのが今から楽しみになっています。

サラッと何事もなかったように戻ったらどうしよう??

とりあえず、続きも読んでいきます。
 

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タグ:永野水貴

2023年09月11日

買った本

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 今野敏 著
 「パラレル」
 (中公文庫)


なかなか追いつかないシリーズ。


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 永野水貴 著
 「恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思いの相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―(1)」
 (TOブックス)※電子書籍


自分では絶対に選ばないであろう作品ですが、読書メーターで読友さんが高評価されていたので読んでみました。


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 矢崎存美 著
 「湯治場のぶたぶた」
 (光文社文庫)


大好きなシリーズ。湯治場に興味はないですが、ぶたぶたさんがいるだけで癒される!


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 宮木 あや子 著
 「校閲ガール」
 (角川文庫)※電子書籍


ずっと気になっていた作品。読みにくい部分もありましたが、面白かった。