2017年01月17日

香月美夜「本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第一部『兵士の娘T』」

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 香月美夜 著
 「本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第一部『兵士の娘T』」
 (TOブックス)


とある女子大生が転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いくら読みたくても周りに本なんてあるはずない。本がないならどうする?作ってしまえばいいじゃない!目指すは図書館司書!本に囲まれて生きるため、本を作るところから始めよう!
緻密な世界観と多くの魅力的なキャラクターで大人気を集める本作が待望の書籍化!本好きのための、本好きに捧ぐ、ビブリア・ファンタジー!
−裏表紙より−


ネットでの感想を読んだら面白そうで、読みたいと思っていたら献本になっていたので「本が好き」で申し込みました。

とりあえず表紙を見ると、おばさんが読んで大丈夫なのか!?と心配になってしまったのですが、読み始めると一気に本の世界に引き込まれてしまいました。

この表紙のイラストがあるお陰でイメージもしやすくなりますし、これで良かったのかも。文庫じゃないから持ち歩けませんしね。



本が大好きというか、活字中毒といえるくらい本が好きすぎる女子大生が、突然事故にあい、目覚めたときには見知らぬ世界にいました。

なぜか青い髪の少女になってしまった彼女。しかも病弱な少女だったため、ちょっと動いては熱が出てしまう生活を強いられます。

更に、日本でも無ければ現代かどうかもわからない世界。言葉は少女の記憶を頼りになんとかなりますが、生活水準がかなり低い家庭だったため、不便な生活を送ることに、

活字中毒なのに、本もない!字も読めない、書けない状態になってしまい、彼女は何とかして本を手に入れようとします。でも結局本が手に入らないらしいとわかり、だったら本を作ればいいんだ!と張り切ります。本を作るだけではなく、最終的には司書になりたい!という壮大な夢を語るわけですが・・。

でも便利な機械はもちろん、紙もペンも無い世界。しかも病弱ときているため、なかなか計画は進みません。様々な困難に立ち向かいながら地道に進んでいこう!というところで一冊目終了。


架空の世界が描かれているわけですが、その世界観も面白くて、登場人物も魅力的で、何よりも本がどうやって出来上がるのかも楽しみでほぼ一気読みでした。

最後には何だか怪しい雲行きになりそうな発言もありましたし、物語をひっかきまわしてくれそうな人も出てきましたし、続きもとても楽しみな物語になりました。

次もぜひ読みたいです。


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タグ:香月美夜

2017年01月06日

西條奈加「上野池之端 鱗や繁盛記」

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 西條奈加 著
 「上野池之端 鱗や繁盛記」
 (新潮文庫)


騙されて江戸に来た13歳の少女・お末の奉公先「鱗や」は、料理茶屋とは名ばかりの三流店だった。無気力な周囲をよそに、客を喜ばせたい一心で働くお末。名店と呼ばれた昔を取り戻すため、志を同じくする若旦那と奮闘が始まる。粋なもてなしが通人の噂になる頃、店の秘事が明るみに。混乱の中、八年に一度だけ咲く桜が、すべての想いを受け止め花開く―。美味絶佳の人情時代小説。−裏表紙より−


始めは、高田郁さんの小説のようだと思いながら読んでいたのですが、だんだん雰囲気が変わっていきました。

騙されるような形で奉公に出てきたお末。三流の料理茶屋で接客をすることに。他の奉公人は現状を仕方ないと諦めていましたが、お末は何とかお客を満足させたいという気持ちで働きます。

お末に影響されるように、料理長も少しずつやる気を出していきます。

若旦那は以前から店を何とかしようと思っていたらしく、義父である主人がやる気がないので、自分のやりたいように店を改革し始めました。

こういう感じで、店が良くなっていき、お末も他の奉公人たちも生き生きと働いて、店がどんどん大きくなって・・という展開になるんだと思っていたら、何だか不穏な展開に・・。

変だな?と思っているうちに、どんどんおかしな方向へ。


気持ちはわかるけど、こんな方法をとらなくても・・と悲しい結末が。

でも最終的には明るい未来を感じさせる終わり方になっていたので、途中のことを思えば、読後感はそれほど悪くありませんでした。

一つ残念なのは、途中の年月がかなり省略されていたこと。2作に分けてでも詳しく書いて欲しかった部分でした。

シリーズにするのは難しそうですが、彼らにはまた会いたいという気持ちになりました。


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posted by DONA at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:西條奈加

2017年01月05日

2016年年間トップ10

今年も遅くなりましたが、年間のランキングをつけました。

1.高田郁「あきない世傳金と銀 源流篇」

  お気に入りの作家さんの新シリーズ。このシリーズも面白くなりそうです。


2.今野敏「宰領 隠蔽捜査5」

  お気に入りのシリーズ。そろそろマンネリ化しそうなのに、まだまだ飽きません。


3.今野敏「廉恥 警視庁強行犯係 樋口顕」

  久しぶりに発売されたシリーズ最新刊。懐かしい気持ちで読みました。


4.今野敏「捜査組曲 東京湾臨海署 安積班」

  これもお気に入りのシリーズ。短編でメンバーそれぞれにスポットが当たっていて面白かったです。


5.西條奈加「千年鬼」

  意外な結末が待っていて、久しぶりに号泣させられました。


6.藤崎翔「こんにちは刑事ちゃん」

  意外なヒットでした。かなり笑わせてもらいました。シリーズ化希望します!


7.西條奈加「閻魔の世直し 善人長屋」

  シリーズ2作目。これも面白かったです。


8.近藤史恵「キアズマ」

  これもお気に入りのシリーズ。主人公は変わりましたが、それでも面白かったです。


9.伊吹有喜「オムライス日和」

  シリーズ2作目。不思議な雰囲気の物語。しっとりした雰囲気で楽しめました。


10.桂望実「ハタラクオトメ」

  ちょっと太めなOLにかなり癒されました。


今回も、順位は一応・・って感じで。この10冊が面白かったのは確かですが、特に上位5作くらいはどれも面白かったので順位は関係ないです。

去年は、久しぶりに発売されたシリーズがあってうれしかった年でした。次は間を空けずに書いてほしいです。

posted by DONA at 10:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:まとめ

2017年01月04日

12月のまとめ

ほっこりミステリー (宝島社文庫)ほっこりミステリー (宝島社文庫)
好きな作家さんが書かれている作品が集まっているなんて、読まずにはいられません。柚月さんのは読んだことがありましたが・・。他の3作も面白かったです。ただ、「ほっこり」ではない気がしましたけど。
読了日:12月4日 著者:伊坂幸太郎,中山七里,柚月裕子,吉川英梨


神様の御用人 (2) (メディアワークス文庫)神様の御用人 (2) (メディアワークス文庫)
まだまだ新米御用人の良彦ですが、その真っすぐな性格のお陰で御用をうまくこなしています。不覚にも泣きそうになる話もありました。続きも楽しみです。
読了日:12月6日 著者:浅葉なつ


ブラックベリー・パイは潜んでいる (ヴィレッジブックス)ブラックベリー・パイは潜んでいる (ヴィレッジブックス)
珍しい展開で始まったのですが、途中からはいつもの流れに。安定感はありますね。今回はモシェの可愛さに全て持って行かれた感じでした。あとがきによると、次回は大きな転機が訪れるとか。楽しみです。
読了日:12月16日 著者:ジョアン・フルーク


居酒屋ぶたぶた (光文社文庫)居酒屋ぶたぶた (光文社文庫)
一つの店だけの話かと思ったら、話毎に違う店。たまには、ずっと同じ店にいて、お客さんが次々変わるのも読んでみたいです。一軒目の居酒屋、良い雰囲気そうだったから、ずっと読みたかった・・。
読了日:12月20日 著者:矢崎存美


上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)
頑張り屋さんのお末が可愛いらしくて、出てくる料理は美味しそうで、ミステリー要素もあって、なかなか面白かった。人間のいやらしさも描かれていたのに、最後がすっきりしたからか、爽やかな読後感でした。続編もあると良いのですが、書きにくいかな?
読了日:12月29日 著者:西條奈加


全部で5冊と少なかったです。旅行先でも読めていたのにな・・。

去年のランキングも次回作ってみます。

posted by DONA at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:まとめ

2016年12月31日

2016年下半期のまとめ

7月から12月までをまとめます。

読んだのは全部で 39冊・・。上半期よりは5冊増えましたが、まだまだですね〜。

初めましての作家さんは、

藤崎翔、葉真中顕、北川恵海、二宮敦人、大鐘稔彦、緑川聖司、森淳一、竹村優希、名取佐和子、安藤祐介、
森晶麿

の11名。

半分くらいは追いかけたいかな?

なぜか海外の作家さんとは出会わず。今年はあまり海外モノを読んでいなかったかも。


今年も去年のようにあまり更新できず。読む数も減っていますが、来年も少しずつマイペースに読み進めようと思いますので、時々見に来て下さい。

では、良いお年をお迎えください。


posted by DONA at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:まとめ

2016年12月28日

矢崎存美「居酒屋ぶたぶた」

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 矢崎存美 著
 「居酒屋ぶたぶた」
 (光文社文庫)


寒い冬の夜。商店街の一角に気になる店が。覗いてみると、温かな雰囲気に心が躍る。ああ、入ってみたい、そんなとき。もし、店の隅にピンクのぶたのぬいぐるみが転がっていたら、それは「味に間違いない店」の目印かも。見た目はぬいぐるみ、中身は心優しい中年男性。山崎ぶたぶたが、いろんなタイプの飲み屋さんで、美味しい料理とともにあなたを待っています。−裏表紙より−


今度は光文社のぶたぶたさん。

そして、有りそうで無かった「居酒屋」さん。1話目からわくわくする店で、これから色んなお客さんが来ては癒されていくんだろうと思ったら、2話目は違う店になっていました・・。

違う店でも良いんですけど、1話目の居酒屋さんが妙に気に入ってしまったので、このまま進んで欲しかった〜!

色んな店ではありますが、全てお酒を飲ませるお店。おでん屋さんだったり、バーだったり。

それぞれの店で、ピンクのぶたのぬいぐるみは大活躍し、お客さんを思いっきり癒していきます。

内容的にも1話目が好きでした。育児疲れした母親が疲れすぎて爆発してぶたぶたさんに癒されます。旦那さんも結構助けていましたが、ぶたぶたさんには敵いませんね。美味しい居酒屋でお夕飯を買って帰るってなんだか素敵!と思ってしまいました。


他の店でのぶたぶたさんは、シェイカーを振ってカクテルを作ったり、ワインを注いだりと驚くような姿を見せてくれます。それだけでも面白かったです。ぶたのぬいぐるみがワインボトルを抱えてグラスに注ぐ様子を想像して笑ってしまいました。シェイカーを恰好つけて振るのはぜひ見てみたいです。

怖い話があったのだけがイヤでした・・。ぶたぶたさんのホラーだしな〜と軽い気持ちで読んだら本気で怖かった! ホラー好きの人にとっては大したことないのでしょうが、私は無理!!

寝る前に読んでドキドキしてしまいましたよ・・。


次はどんな職業かな〜? また居酒屋でも良いけど。電車とかタクシーとかのドライバーはどうだろうか??


<ぶたぶたさんシリーズ>
「ぶたぶた」
「刑事ぶたぶた」
「ぶたぶたの休日」
「夏の日のぶたぶた」
「クリスマスのぶたぶた」
「ぶたぶた日記」
「ぶたぶたの食卓」
「ぶたぶたのいる場所」
「ぶたぶたと秘密のアップルパイ」
「訪問者ぶたぶた」
「再びのぶたぶた」
「キッチンぶたぶた」
「ぶたぶたさん」
「ぶたぶたは見た」
「ぶたぶたカフェ」
「ぶたぶた図書館」
「ぶたぶた洋菓子店」
「ぶたぶたのお医者さん」
「ぶたぶたの本屋さん」
「ぶたぶたのおかわり!」
「学校のぶたぶた」
「ぶたぶたの甘いもの」
「ドクターぶたぶた」
「ぶたぶたの花束」


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posted by DONA at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:矢崎存美

2016年12月22日

ジョアン・フルーク「ブラックベリー・パイは潜んでいる」

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 ジョアン・フルーク 著
  上條ひろみ 訳
 「ブラックベリー・パイは潜んでいる」お菓子探偵ハンナシリーズ17
 (ヴィレッジブックス)


母ドロレスの結婚式の準備で振り回されっぱなしのハンナたち。そんなある日、激しい雷雨のなか車を運転していたハンナが事故を起こしてしまう。そのそばの路上には見知らぬ男性の死体が・・。検死の結果、ハンナの車にはねられたことが死因だという衝撃の事実が判明する。身元不明の男性はいったい何の目的でレイク・エデンにやってきたのか―妹の夫に逮捕を突きつけられてしまったハンナ、絶体絶命!?―−裏表紙より−


シリーズも17作目になるとワンパターンになりがちですが、今回は珍しい始まり方をしたので驚きました。なんと、ハンナがわざとではないにせよ、人を殺してしまいます。これは落ち込むだろうと思ったら、そこからは意外といつもの展開になっていったのですが。

ハンナが轢き殺したことになった男性の身元を調べるために調査を開始していきます。運転していたハンナは事故のことを思い出すのを嫌がっているようですが、同乗していたリサは事故のとき以外はあっさりしていて、店のお客さんに事故の様子を事細かく話していたのには驚かされました。

ハンナに頼まれて話していたわけですが、人が死んだ所を目の当たりにしておいて、その話ってできるのかな?早く忘れたいと思うのが当たり前だろうに・・。


最近のハンナは、店のことをほとんどやっておらず、リサと末妹ミッシェルに任せているのですが、今回も同じ感じ。寝坊はするし外出するしで、仕事は何?っていう状態です。店の描写に変わって、家に人を招いて料理する様子が多く登場するようになりました。

相変わらず出てくる料理はおいしそうなのですが。

店のことをやらない上に、今思うと事件の調査もほとんどやっていなかったような。周りの人たちが調べたことを聞いて推理する役目ですね。それで解決できるのならそれでいいですけど、ちょっと物足りない気もします。

今回はハンナや姉妹たちなどよりも、モシェが最高にかわいかった! いつもかわいいモシェですが、今回はいつも以上のかわいさ。彼がすべて持って行った感じになりました。


そして、相変わらずマイクとノーマンとの間で揺れ動いています。何となくノーマンに軍配が上がっている気はしますけど、まだ決心はつかないようですね。

でもあとがきによると、どうやら次回は大きな転機が訪れるとか。もしかしたら別の人と結婚か!?もしくは、マイクが誰か見つけて結婚してしまって、ノーマンと落ち着く?

どうなるにしても、とりあえず一年後まで待つしかないので、楽しみに待つことにします。



<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」
「キーライム・パイはため息をつく」
「キャロットケーキがだましている」
「シュークリームは覗いている」
「プラムプディングが慌てている」
「アップルターンオーバーは忘れない」
「デビルズ・フードケーキが真似している」
「シナモンロールは追跡する」
「レッドベルベット・カップケーキが怯えている」


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2016年12月21日

浅葉なつ「神様の御用人2」

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 浅葉なつ 著
 「神様の御用人2」
 (メディアワークス文庫)


名湯探しに家探し、井戸からの脱出の手伝いに、極めつけは夫の浮気癖を治してほしい!? 御用人となった良彦に今回も神様からの様々な無理難題が言いつけられる。  手のひらに載るほどの小さな神様から、出雲のあの神様の妻まで、神様の神様らしからぬ悩みの数々に頭を抱えるなか、良彦は不思議な少女・穂乃香に出会う。誰にも言えない秘密を胸に秘めた彼女と、神様の関係とはいったい―?フリーター御用人・良彦とモフモフの狐神・黄金の神様助っ人(パシリ)物語第二弾!−裏表紙より−


今回の良彦は、「名湯の条件」「貧乏神の憂鬱」「彼女の涙」「夫婦の事情」の4話で、4人の神様の御用を聞き届けます。

第二弾も、神様のパシリとして走り回るはめになる良彦と、彼を支えるというか喝を入れながら導く(時には突き放す)モフモフの狐神・黄金のコンビ。

相変わらず2人(?)の掛け合いは最高です。何度もニヤッと笑いながら読みました。


今回の神様たちの御用も何だか神様らしくない物がほとんど。1話目から、昔入って気持ちよかった名湯を探してほしいというものでした。「自分で探せよ!」と突っ込みたくなりますが、人間のせいで力が弱まっているから探せないと言われると、言い返す言葉もありません・・。

手のひらに乗るほど小さな神様にお風呂を見つけるため、小さな容れ物に温泉の基を混ぜて入ってもらうという暴挙に出ます。そんなことで見つかるなら苦労はないでしょ、と思っていたらやはりそう簡単にはいきません。でもまあ納得の結果で終わりました。



2話目は有名な貧乏神からの依頼。憑りつかれたら最悪!と思っていたら、良彦も必死で確認していました・・。貧乏神にも色々とこだわりや苦労があるということがわかる話でした。現代の日本をよく表している話かもしれません。


3話目は井戸から出してほしいという依頼。人間の代わりに泣くという使命を持った神様で、自分の流した涙の重さで動けなくなったとか。この話で、穂乃香という不思議な少女と出会います。神様と人間の友情に涙する話でした。


4話目は夫の浮気癖を治さないと離婚するぞ!という依頼。勝手にすれば?と言いたくなるような依頼ですが、そこは神様同士の夫婦なので、簡単にはいきません。浮気性の夫のことは、依頼のほんの一部で、本当の依頼はもっと深いもので、これも考えさせられる内容になっていました。


このシリーズを読んでいると、お正月しか神社に行ってお参りしないというのは良くないなと思わされます。もっと神様を信じる方が良いのかも?でも、小さい頃からこんな風に育ってしまったので簡単には変わらないでしょうけど。

とりあえず、神様の名前や役割など、このシリーズを通して少しずつ知っていこうかな?と思います。そこから始めよう!


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タグ:浅葉なつ

2016年12月20日

買った本

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 西條奈加 著
 「上野池之端 鱗や繁盛記」
 (新潮文庫)


お気に入りの作家さん。面白そうなので購入しました。


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 矢崎存美 著
 「居酒屋ぶたぶた」
 (光文社文庫)


今度は光文社からのぶたぶたさん。居酒屋さんだなんて最高じゃないですか!

2016年12月19日

伊坂幸太郎・中山七里・柚月裕子・吉川英梨「ほっこりミステリー」

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 伊坂幸太郎・中山七里・柚月裕子・吉川英梨 著
 「ほっこりミステリー」
 (宝島社文庫)


凄腕の殺し屋・兜が登場する、伊坂幸太郎の人気シリーズ作品「BEE」。『さよならドビュッシー』の映画化で話題の中山七里が贈る「二百十日の風」は、田舎を舞台にした心温まる物語。大藪春彦賞受賞で勢いづく柚月裕子は「心を掬う」で涙を誘う。「アゲハ」がドラマ化された吉川英梨は、「18番テーブルの幽霊」で驚きのトリックを描く! 心がじんわり温まる、゛人の死なないミステリー小説”が待望の文庫化。−裏表紙より−


旅行先で読もうと思って購入したこの本。旅行って非日常を楽しむ場面ですが、ファンタジー的な物だと旅行を邪魔しそうですし、ガッツリミステリーもしんどいかな?と思って選びました。「ほっこり」「人が死なない」と書かれていたので、ふわ〜っと軽い気持ちで読めるかな?と思ったわけです。

お気に入りの作家さんも書いていますし、わくわくして読み始めると、いきなり「殺し屋」の話・・。伊坂さんの殺し屋ですから、エグさは無く、クスリと笑える内容なのですが、文章の端々に物騒なワードが・・。

それはともかく、やっぱり面白い話を書いてくれるな〜と感心しながら読み終えました。兜の出てくる話、他も読んでみたいと思いました。


2話目は物騒なワードは少なめではありますが、内容がちょっと、いやかなりヘビー。ある意味ミステリーですけど、不思議なことも起こりますし、嫌な人もいっぱい出てきて、人間の嫌な部分がいっぱいで暗くなる気がしました。後味は悪くないので、「心温まる物語」と言えなくもないですけど、気分悪い感じもありました。


3話目の柚月さんの作品は読んだことがありました。安定の佐方シリーズです。


そして4話目は、またまた物騒ワードのオンパレード。まず「爆弾」が出てくるので「爆弾処理班」だとか「人質」だとか・・。事件の質は物騒ですけど、内容は人情的で感動するような物なのですが、「ほっこり」と言われると違う気がします。


色々文句のように書きましたが、それぞれの話は面白かったですし、読んでよかったと思います。題名さえ違えば感想も違ったんだろうと思います。

とりあえず、旅先で読むのは違うかも?


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