2017年04月24日

買った本

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 ロバート・クレイス 著
 「容疑者」
 (創元推理文庫)


読み終わっています。長かったですが、最後は面白かったです。続編ももうすぐ発売されるようで楽しみです。


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 安住洋子 著
 「しずり雪」
 (小学館文庫)


面白そうだったので、探していたのですが見つからず、ネットで購入。期待が大きすぎなければ良いですが・・。


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 近藤史恵 著
 「ホテル・ピーベリー」
 (双葉文庫)


お気に入りの作家さんなので、見かけたらとりあえず購入です。まだ序盤しか読んでいないのでどうなるやら。

2017年04月18日

今野敏「触発 警視庁捜査一課・碓氷弘一」

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 今野敏 著
 「触発 警視庁捜査一課・碓氷弘一」
 (中公文庫)


朝のラッシュで混雑する地下鉄駅構内で爆弾テロが発生、死傷者三百名を超える大惨事となった。威信にかけ、捜査を開始する警視庁。そんな中、政府上層部から一人の男が捜査本部に送り込まれてきた。岸辺和也陸上自衛隊三等陸曹―自衛隊随一の爆弾処理のスペシャリストだ。特殊な過去を持つ彼の前に、第二の犯行予告が届く!!犯人の目的は、いったい何なのか!?−裏表紙より−


今野敏作品は9月以来なので、約半年ぶり?でもやっぱり私に合うな〜と再認識しました。読みやすいんですよね。


これはかなり以前から発売されていた「碓氷弘一シリーズ」です。新たなシリーズに手を出すのをためらっていた間にもう何冊も発売されています・・。シリーズの多い作家さんですからね〜。

読んだらまたはまってしまいました。・・ということで、これもまた追いかけることになりそうです。


地下鉄の駅構内で爆弾が爆発する事件が発生し、多くの犠牲者が出ました。地下鉄の構造って規模の小さい爆発でも被害がかなり大きくなるそうで、描かれている内容が詳細すぎて読むのが辛いくらいでした。

目撃者もいない中、捜査は難航します。そんなとき、政府の上の方の人が密かに動いて、自衛隊の爆弾処理のスペシャリストが捜査本部に送り込まれてきます。

独特な雰囲気を持つ人ですが、さすがにプロだけあって、犯人のミスリードに騙されることなく淡々と捜査を進めていきます。

何とも言えない動機で起こされた事件で、やりきれない気分になりました。まあ殺人事件なんて、納得いく動機があるわけないんですけど・・。


「碓氷弘一」シリーズというわりには、碓氷はあまり活躍しなかったな・・。結局このシリーズは彼がどんなスペシャリストと組んで事件を解決していくか?という内容のようで、彼はある意味脇役的な存在みたいです。

捜査一課に所属しながらも、外から来た人間をうまく立てて事件を解決していくのは珍しいかもしれませんね。

2作目以降になったらもう少し彼の人格もわかってきそうですし、これはやはり読み進めるしかなさそうです。


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2017年04月17日

伊吹有喜「情熱のナポリタン BAR追分」

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 伊吹有喜 著
 「情熱のナポリタン BAR追分」
 (ハルキ文庫)


かつて新宿追分と呼ばれた街の、<ねこみち横丁>という路地の奥に「BAR追分」はある。<ねこみち横丁>振興会の管理人をしながら脚本家を目指す宇藤輝良は、コンクールに応募するためのシナリオを描き上げたものの、悩んでいることがあって・・。両親の離婚で離れた暮らす兄弟、一人息子を育てるシングルマザー、劇団仲間に才能の差を感じ始めた男―人生の分岐点に立った人々が集う「BAR追分」。客たちの心も胃袋もぐっと掴んで離さない癒しの酒場に、あなたも立ち寄ってみませんか?大人気シリーズ第三弾。−裏表紙より−


お好み焼き大戦」「秋の親子丼」「蜜柑の子」「情熱のナポリタン」の4編が収録されています。

一作目では陰の薄かった宇藤くんが、二作目で少し目立って来てイケメンだとわかってきたのですが、今作では頑固だけどウジウジした所もあるようなちょっと性格がわかりにくくくなってきました。

ある意味、人間らしくなった感じではあるのですが、一筋縄ではいかないようなつかみどころのない感じかな?と。

悩んで人に相談しておきながら、意見を言われると否定したがるところがあって、そういう部分は読んでいてイラっとしました。

一応、作品を仕上げた彼ですが、深い描写が出来ていないということで、そこから悩んでしまいます。まあそんなに簡単に自信作が仕上がったら苦労はしないですけどね。

専門的な意見で助けようとする人、遠回しに助けようとする人、様々ですが、この横丁の人たちはみんな宇藤くんのことが気に入っていて、彼に何とか成功してもらいたいと思っているんです。

たまに、辛辣な意見をぶつけることもあって、宇藤くんは落ち込んでしまうのですが、気づけば立ち直っている感じ。特別何かきっかけがあるわけでもなく、何となく前向きになっている感じです。


今回も色々なお客さんがやって来て、ものすごく美味しそうな食べ物を食べて去っていきます。ナポリタンってあまり好きではないですが、無性に食べたくなりました。

カウンターだけのお店って入りにくいですけど、このBARなら行きたいなと思います。

たぶん、続きも書かれると思うので、楽しみに待つことにします。


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2017年04月13日

買った本

全部読み終わっていますが、紹介し忘れたので今更ながら載せます。

ほとんどネットで買うことはないのですが、あまりにも本屋で見つからないのでとうとうネットで注文した本もあります。

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 畠山健二 著
 「本所おけら長屋」
 (PHP文芸文庫)



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 穂高明 著
 「これからの誕生日」
 (双葉文庫)



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 千野隆司 著
 「神楽坂化粧暦 夕霞の女」
 (宝島社文庫)



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 伊吹有喜 著
 「情熱のナポリタン BAR追分」
 (ハルキ文庫)


2017年04月12日

畠山健二「本所おけら長屋」

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 畠山健二 著
 「本所おけら長屋」
 (PHP文芸文庫)


本所亀沢町にある「おけら長屋」は騒動の宝庫だ。大家の徳兵衛、米屋奉公人の万造、左官の八五郎、後家女のお染―ひと癖ある住人が入り乱れて、毎日がお祭り騒ぎ。そんなおけら長屋に、わけあり浪人の島田鉄斎がやってきて・・。貧しいくせにお節介、そそっかしいけど情に厚い。そんな庶民が織りなす、江戸落語さながらの笑いと情緒にあふれる連作時代小説。−裏表紙より−


初めましての作家さんです。

だいくま」「かんおけ」「もののふ」「くものす」「おかぼれ」「はこいり」「ふんどし」の7編収録されています。


最初の話「だいくま」を読み始めたときは、なかなか面白いと思ったのですが、結末がどうにも気に入らず、次の話を読むかどうするか悩んでしまいました。

そんな気持ちのまま2話目「かんおけ」を読むと、最後まで面白くて、長屋の人たちのことも好きになっていって、気づけば続きを読み進めていました。

長屋の人は、みんな貧乏ですが、人情深くてお節介で、でも勘違いをしてしまうちょっとおバカな所もあるので、いつも大事件に発展させては大騒ぎしています。

そこが面白くて、読んでいる間ずっとにやけていたと思います。

時々、ほろり・・ともさせられて、なかなか忙しい内容でした。

特に「おかぼれ」は良かったな〜。「はこいり」も良い話でした。

すっかり長屋の人たちのファンになってしまったので、続きも探して読もうと思います。


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タグ:畠山健二

2017年04月10日

近藤史恵「演じられた白い夜」

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 近藤史恵 著
 「演じられた白い夜」
 (実業之日本社文庫)


小劇場界の著名女優・麻子は、夫で演出家の匠に呼ばれ、雪深い山荘へやってきた。山荘には匠によって、初対面である八人の俳優らが集められていた。匠の新作は本格推理劇で、演じる側にも犯人がわからないよう稽古は行われていく。台本が進行するにつれ、麻子を含む女優たちに疑心が兆し、それは恐るべき事件の形を取って表れた。作中劇の中に隠された真相は―。−裏表紙より−


大好きな作家さんなので読んだのですが、途中くらいから「何だろう?この話は・・」と思ってしまいました。

ちょっとアガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」っぽい感じでした。閉ざされた環境の中で、一人ずつ死んでいく所がそっくり。でも最後まで「誰もいなくなった」とはならないんですけどね。

とりあえず、どういう展開を見せるのかが気になって一気読みしました。


作中に書かれていた、演出家の描いた劇はなかなか面白そうで、本当に舞台化されたら見てみたいと思いました。推理劇だけあって、暗転が多い気がするので、実際に見るといちいち途切れて集中できないのかもしれませんが。

演じる役者も誰が殺されるのか、誰が犯人なのかわからないまま稽古が進みます。稽古するその日の台本だけが渡され、それを読んだら自分が被害者だとわかるわけです。

役者たちの人間関係もなかなか複雑なようで、演出家と女優たちの関係も何だか・・。

そして、劇中と同じような事件が実際にも起きてしまいます。


最後まで読んでしまってからも、この作品をなぜ書こうと思ったのか?という疑問は残ったままになりました。まあ「推理小説」ってそういうものなんですけど、この作家さんだから何か捻りがありそうな、理由がありそうなそんな気がしたんですよね。

題名も「〜〜殺人事件」とかじゃないわけですし、妙な期待をしてしまった私が悪いんですけど・・。

面白くなかったわけではないですが、なんか期待しすぎたかな?とは思いました。


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2017年04月03日

3月のまとめ

情熱のナポリタン―BAR追分 (ハルキ文庫)情熱のナポリタン―BAR追分 (ハルキ文庫)
第3弾になって、深い話が増えました。この作家さんお得意の人間描写が増えて軽く読むことはできなくなってきました。じっくり味わうようにして読み進めました。それにしてもお腹が空く作品です・・。
読了日:03月02日 著者:伊吹 有喜


触発 (中公文庫)触発 (中公文庫)
やっぱり読みやすいと改めて実感しました。爆弾とか、テロとか、確かに自分には関係ないだろうと思ってしまってるなと反省。あおれだけ平和なのは良いことなんですが、色々と批判されて、耳が痛い内容でもありました。
読了日:03月12日 著者:今野 敏


あきない世傳 金と銀〈3〉奔流篇 (時代小説文庫)あきない世傳 金と銀〈3〉奔流篇 (時代小説文庫)
今度の結婚は順調かと思ったら…。そうくるか!って展開でした。でも、お陰で続きがより一層楽しみになりました。幸が成長していくのが楽しみです。
読了日:03月16日 著者:田 郁


一番線に謎が到着します 若き鉄道員・夏目壮太の日常 (幻冬舎文庫)一番線に謎が到着します 若き鉄道員・夏目壮太の日常 (幻冬舎文庫)
やっと手に入れた一作目。これは、二作目より面白いかも。熱い鉄道員たちがかっこ良かった!こんな情熱をもって仕事が出来たら素敵です。
読了日:03月18日 著者:二宮 敦人


神楽坂化粧暦 夕霞の女 (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ)神楽坂化粧暦 夕霞の女 (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ)
あまり読まない世界の話でしたが、読みやすかったです。時々誰の視点で描かれているのかわからなくて戸惑う部分もありましたが、続きも読もうと思います。
読了日:03月27日 著者:千野 隆司



全部で5冊。う〜〜ん、少ないですね。感想もなかなかアップできませんし・・。いい加減に書かないと忘れそう!

特に印象に残ったのは「情熱のナポリタン」「あきない世傳 金と銀3」です。

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2017年03月17日

買った本

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 今野敏 著
 「触発」
 (中公文庫)


初めてのシリーズです。読み終わりましたが、なかなか面白かったです。


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 二宮敦人 著
 「一番線に謎が到着します」
 (幻冬舎文庫)


二作目から読んだシリーズ。やっと一作目を手に入れて読んでいます。


最近、忙しくてなかなか感想が書けません。読むのも遅くなっていますが、ブログはもっと遅くて・・。そのうち書きます。

2017年03月09日

西條奈加「三途の川で落しもの」

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 西條奈加 著
 「三途の川で落しもの」
 (幻冬舎文庫)


大きな橋から落下し、気づくと三途の川に辿り着いていた小学六年生の叶人は、事故か自殺か、それとも殺されたのか死因がわからず、そこで足留めに。やがて三途の渡し守で江戸時代の男と思しき十蔵と虎之助を手伝い、死者を無事に黄泉の国へ送り出すための破天荒な仕事をすることになる。それは叶人の行く末を左右する運命的なミッションとなった。−裏表紙より−


人にはそれぞれ人生があって、その人生を全うしたら静かな眠りにつくことが出来ますが、なかなかそうあっさりと未練なく眠りにつくわけにはいかないという人もたくさんいます。

そういう人は、三途の川の途中で船が転覆してしまうため、その原因を取り除いて安らかにあの世へ行ってもらう必要があります。

その仕事を小学六年生にして三途の川までやって来た叶人が手伝うことになりました。現実の世界に降りる必要があるため、最近まで現代にいた彼は役立つのです。

短い話、一つ一つに1人の人生が描かれていて、どんな未練を持っているのか、どうやってその未練を無くすのかを読むことができます。

「死」にまつわる話ですから、一話ごとにずっしり重くて、しんみりする内容ばかり。イライラするものもありましたが。

他人の死に関わっている間に、叶人は自分の「死」についても考えることに。彼は結局なぜ三途の川までやって来たのかが明らかになっていなかったので、川を渡ることができずにいました。

最終話は叶人がなぜここまでやって来たのか、どうやって元の世界に戻るのかが描かれ、痛々しい想いに辛くなりました。

それまでは子どもらしくない言動が好きになれなかったのですが、最終話で一気に好きになりました。子どもらしくなれて良かったです。

まあ結局最後の最後では「そうなるか・・」って感じでもあったのですが。


重くなりがちな内容の話でしたが、要所要所に笑いがあってそれほど暗くならずに読み切ることが出来ました。


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2017年03月03日

伊吹有喜「ミッドナイト・バス」

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 伊吹有喜 著
 「ミッドナイト・バス」
 (文春文庫)


故郷に戻り、深夜バスの運転手として働く利一。子供たちも独立し、恋人との将来を考え始めた矢先、バスに乗車してきたのは、16年前に別れた妻だった。会社を辞めた長男、結婚と仕事で揺れる長女。人生の岐路で、忘れていた傷と向き合う家族たち。バスの乗客の人間模様を絡めながら、家族の再出発を描いた感想長篇。−裏表紙より−


感想を書くまで間が空きすぎて、ちょっと忘れそうになっていたりして・・。


深夜バスの運転手として働く中年男性・利一が主人公で、彼と彼の家族(別れた妻、息子と娘)の物語になっています。

利一には恋人がいて、そろそろ結婚を考えようかな?という時期になっていました。そんなときにバスに乗ってきた元妻。そこから利一の生活が少しずつ変わっていきます。

ちょうど同じときに、独立していた息子が実家に戻ってきます。ポロポーズのタイミングを逃してしまい、もともと悩みやすい性格だったらしい利一は改めて考え始めてしまいます。


悩みやすくて不器用でうまく想いを伝えられないのに、戻ってきた息子や元妻が彼を惑わすような発言を繰り返しますし、更に娘も結婚問題を抱え、仕事面でも親として心配になるようなことをやってしまいます。

お陰でウジウジよく悩む利一。悩む上に、深く考えたつもりで相手に発言してしまっては後悔・・。それなのに肝心なことは言ってあげないからタチが悪い!

はっきり言って好きではない主人公でした。

でも何だろう?作品自体は嫌いじゃなかったんですよね。ある意味、誰もが同じような悩みを抱えてウジウジするものだからなのかもしれません。

あ〜なんか気持ちわかるわ〜って感じでしょうか。だからこそ腹も立つわけで。

その辺の人間描写がとてもお上手な作家さんですね。


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posted by DONA at 17:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:伊吹有喜