2017年11月04日

柴田よしき「風味さんのカメラ日和」

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 柴田よしき 著
 「風味さんのカメラ日和」
 (文春文庫)


東京を離れ洋菓子屋を営む実家に戻った風味は、幼馴染の頼みでカメラ講座に通うことに。いつも写真がボケてしまう老人、寂しくない写真を撮りたい中年女性などが集う中、講師の知念大輔は、カメラマンを挫折した天然なイケメン。だが、彼はレンズを通して受講生の心を癒していく。カメラ撮影用語解説もついた文庫書き下ろし。−裏表紙より−


この作家さんにしてはサラッと読み終わって、あまり印象に残らない感じの話でした。面白くないわけではないのですが、グッと刺さるようなこともなく・・。


東京で働いていた風味が実家に戻り、ぼんやり過ごしているときに、幼馴染から頼まれてカメラ講座に通うことになります。生徒が集まらなくて困っている幼馴染を助けるつもりで、仕方なく通うことになったのですが、講師と写真に興味を持ち、はまっていきます。

同じ被写体を撮っても、それぞれみんな違う雰囲気の写真が撮れることに感動してしまうんです。

確かにそうですよね。写真って上手い下手だけではないそれぞれの持ち味というか、性格が表れるような気がします。

私自身、昔はうまく撮れていると自信があったのですが、最近はどうもうまく撮れない・・。思ったタイミングでシャッターが押せない気がしています。

そういうのも習えば出来るようになるのかな??   それはともかく。


講師の知念は過去に挫折した経験があるカメラマン。でも、観察眼は鋭くて、生徒の撮った写真を見るだけで、謎を解明したり、問題点をうまく指摘して直していったりできる人。

難しい用語も少ない上に、もしわからない用語があっても巻末に解説してありますから、あまり悩まずに読めるのも良い感じ。


最近は、スマホで撮ることがほとんどですが、たまにはカメラも引っ張り出してみようかな?と思わされました。


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2017年11月02日

レイ・ペリー「ガイコツと探偵をする方法」

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 レイ・ペリー 著
  木下淳子 訳
 「ガイコツと探偵をする方法」
 (創元推理文庫)


大学講師の職を得て、高校生の娘を連れ故郷へ戻ってきたジョージアは、親友のシド(世にも不思議な、歩いて喋る骸骨だ!)と再会した。人間だったときの記憶のない彼が、見覚えのある人物と遭遇したのをきっかけに、二人はシドの“前世”を調べはじめる。だが、その過程でできたての死体を発見、殺人事件も背負いこむことに。たっぷり笑えてちょっぴり泣ける、ミステリ新シリーズ。
―裏表紙より―


気になる題名だったので、「本が好き!」で献本申し込みしました。

題名を見たときは、骨格標本が家にあって、それに話しかけながら事件を解決していく探偵の話かと思ったら、あらすじを読んでびっくり! “歩いて喋る骸骨”だなんて!

ますます興味がわきました。


今回のメインになるのは、歩いて喋る骸骨のシドの前世(?)を調べること。これって、普通はシリーズ最終巻にやりそうなことですが、このシリーズでは1作目からやるそうな・・。

これがまたなかなか大変な調査になってしまい、何度も立ち止まることになります。何せ彼が生前のことをほぼ覚えていないのですから。しかも別の殺人事件にも巻き込まれて大変な事態に。

まあこの殺人事件は何ともつまらない動機だったんですけど。アメリカ人で、しかも大学で研究をしていたら理解できる動機なのかもしれませんが、日本人の私には全く理解できず。

そんなことどうでもいいやん!って思ってしまいました。それで人まで殺すか!?・・よくわかりません。


それにしても、シドは謎めいた存在としていた方が良いんじゃないの?と心配になったのですが、よく考えたら彼が生前どんな人物でどんな名前だったとしても、謎めいた存在であることは変わらないんですよね。だから1作目に彼のことがわかっても大丈夫なんです。

彼と、彼の友人、家族として幼いころから一緒にいるジョージアとの関係も良い感じです。お互いを思いやって生活しているのが素敵です。骸骨と過ごす毎日って想像出来ませんけど。

しかも、ジョージアには「ニヤッと笑った」とか怒ったとか、表情の無い彼の感情がわかるんです。これまた素敵ですし、笑えるポイント。

彼の過去がわかったとき、そして、彼がジョージア家族と新たに歩んで行こうと決めたとき、ちょっとホロリともさせられました。

登場人物たちのことも気に入りましたし、彼とジョージアたち家族が今後どんな生活をして生きていくのかも楽しみになったので、シリーズを追いかけようと思います。

本国では3作目まで書かれているとか。訳されて発売されるのを気長に待ちます。


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2017年11月01日

10月のまとめ

思い出のとき修理します 4 永久時計を胸に (集英社文庫)思い出のとき修理します 4 永久時計を胸に (集英社文庫)
シリーズ最終巻。なぜか前作が最後だと思っていた私にとっては、何とも印象が浅い感じになってしまいましたが。2人の関係がほとんどを占めているのに、そこをどうでも良いと思ってしまって、内容が薄く感じてしまいました。全体的にほのぼのと良い雰囲気でした。
読了日:10月03日 著者:谷 瑞恵


総理の夫 First Gentleman (実業之日本社文庫)総理の夫 First Gentleman (実業之日本社文庫)
総理大臣になろうとする人の気持ちは全く理解できませんが、こんな女性にならなってもらいたいかもしれません。これくらい真っすぐな心で国民と向き合ってくれる人がどうしていないんだろう?と思いながら読みました。そして、総理大臣の伴侶となってしまう人には同情しかありません。それを誇りに思える人にしか支えられないのでしょうね。解説を安倍昭恵さんが書かれていて、読んだら何となく複雑な心境になってしまいました。
読了日:10月11日 著者:原田マハ


これは経費で落ちません!  ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)
題名から想像していたのは、もっとスッパリと経費について断るようなすっきりできる話だったのですが、全然違って、どちらかというと波風を立てず何とかスルーしようとする何ともすっきり出来ない内容でした。残念。主人公も好きになれませんでしたし、他の人たちにも魅力を感じられず。
読了日:10月14日 著者:青木 祐子


薔薇を拒む (講談社文庫)薔薇を拒む (講談社文庫)
古い時代の話のように感じる内容ですが、携帯電話なども出てきて意外と最近の設定のようで、違和感がありました。それくらい時代錯誤な生活をしている裕福な一族が出てきて、ずっと謎めいた雰囲気を醸し出しています。最後まで妙にゾクッとする内容でした。
読了日:10月18日 著者:近藤 史恵


最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ (角川文庫)最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ (角川文庫)
相変わらずサクッと読めます。時々ウルウルさせられながら終了。もうすぐこのシリーズにも終わりが来ているのかな?とちょっと寂しくなるような内容でした。
読了日:10月20日 著者:椹野 道流


ヘビメタ中年! (小学館文庫)ヘビメタ中年! (小学館文庫)
サクッと読み切ることが出来ました。バンドのメンバー一人一人にスポットを当てて描かれる物語に、一気読みでした。中年になっても自分のやりたいことに情熱を傾けることが出来るって羨ましいですし、素敵です。最後は意外な展開になりましたけど、最後の一人を含め、体力の続く限りバンドを続けてもらいたいものです。
読了日:10月24日 著者:荒木 源


SROVII - ブラックナイト (中公文庫)SROVII - ブラックナイト (中公文庫)
おぞましい記述がたくさん出てきて気持ち悪い話なのに、どうしても目が離せないし気になって一気読み。ただ、心は荒んでいく気がして、続けてたくさんは読みたくないです。房子おばさんに操られるように殺人を犯した人が最後まで救われなくて、それも辛かった・・。まあこのシリーズで救われる人なんていないんですけどね。
読了日:10月26日 著者:富樫 倫太郎


ガイコツと探偵をする方法 (創元推理文庫)ガイコツと探偵をする方法 (創元推理文庫)
新しいシリーズ。題名だけでも興味津々です。でもまさかガイコツがしゃべって動くとは・・。内容も意外だったので、最後まで楽しく読めました。登場人物たちも気に入ったので、続きも発売されたら読むつもりです。
読了日:10月31日 著者:レイ・ペリー


全部で8冊。更に1冊減りました。しかもページ数の少ない作品が入ってのこの数・・。もっと時間が欲しい!

それにしても感想が追いつかない・・。まだ9月分も書けていませんね。忘れる前に書かないと。


印象に残ったと言いたくないですが、印象に残ったのは「SROZ」です。

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2017年10月30日

椹野道流「時をかける眼鏡 王の覚悟と女神の狗」

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 椹野道流 著
 「時をかける眼鏡 王の覚悟と女神の狗」
 (集英社文庫)


過去の世界のマーキス島でしばらく暮らす決意をした遊馬のもとに、宰相フランシスから“『女神の狗』が現れた”との知らせが届く。城下で変死体が発見され、王の治世に不満を持った女神が国を滅ぼすために遣わすという伝説の狗の仕業だとの噂が広がっているのだ。ロデリック王の善政を信じる遊馬たちは急ぎ帰国し、死体を検分するが、そこに隠されていた真実とは・・!?−裏表紙より−


今回も厄介なことが起きたな〜と思っていたら、これまたあっさりと解決。これって遊馬いる??っていう展開でした。

まあ一応、検死はしましたけど、これは遊馬じゃなくても見たらわかるんじゃない?と思ってしまいました。


テレビやネットなどの映像が無い世界ならではの出来事でしたね。とりあえず「伝説」という奴は大抵見間違いや適当な噂話から大げさに発展するパターンなわけで、「女神の狗」なんて恐ろしい名前の化け物でも、蓋を開ければこんなもの・・。

昔の日本だって、天狗や鬼なんかが本当にいるかのように語られていたわけですから、どんな怪物が出てきても「まあ、あるだろうね」という感じではあります。


今回も王様って大変だね〜という展開。ロデリック王のかっこよさが際立った回でした。なるほど、王族に生まれて王になる人というのはこういう覚悟をもって生きているんだと感心しました。

私には出来ない職業だな・・(王様を職業と呼ぶのは違う気がしますけど)。

そして、誰よりもかわいそうだったのが、遊馬の師匠でもあり、ロデリック王の忠実なる家臣でもあるクリストファー。誰よりも王の事を考え、心の底から心配していた彼が一番翻弄された回でした。

同情しかない状況・・。でもまあそれだけ愛されてるってことかな?


うん、今回もサラッと軽く終了。遊馬の存在意義もよくわかりませんが、この世界のことは気に入っているので続きも読みますよ!


<時をかける眼鏡>
「医学生と、王の死の謎」
「新王と謎の暗殺者」
「眼鏡の帰還と姫王子の結婚」



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2017年10月26日

西條奈加「涅槃の雪」

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 西條奈加 著
 「涅槃の雪」
 (光文社文庫)


町与力の高安門佑は、新任の北町奉行・遠山景元の片腕として市井の取締りに励む毎日だ。その最中、元遊女のお卯乃を屋敷に引き取る。お卯乃との生活に安らぎを覚える門佑だったが、老中・水野忠邦が推進する天保の改革は、江戸を蝕み始めていた。改革に反対する遠山らと水野の鬩ぎ合いが苛烈を増す中、門佑は己の正義を貫こうとするが―。爽やかな傑作時代小説。−裏表紙より−


現代人にも馴染みの深い、遠山の金さんが出てきます。彼の片腕として活躍する高安門佑という与力が主人公なのですが、知っている人が出てくるだけで読みやすい気がしました。

さすがに時代劇のように金さんが町に出て、刺青を見せながら暴れるなんてことはありませんが、そんな姿を思い起こさせるような破天荒な感じの人として描かれていました。


ちょうど、有名な天保の改革の時代。質素倹約を押し付けられている江戸の人たち。特に商人たちは、商売に影響が出るくらいの取締りに合って苦しんでいます。

その改革を推し進めているのが老中の水野忠邦。有名どころがいっぱい出てきてちょっと嬉しくなります。

商人たちを苦しめる改革に対して、異議を唱える立場になるのが遠山奉行。水野の怒りを買わないようにしながらも、何とか改革を止めるように進言していきます。その駆け引きも面白かったです。

門佑はちょっとつかみどころのない人で、あまり好感はもてなかったのですが、彼を慕っている元遊女のお卯乃のことは好きになりました。なかなか武家の生活に馴染めないようですが、彼女の辛い過去と、その過去があるからこその深い想いに感動させられることが何度かありました。


最後までハラハラさせられる展開でしたが、最終的に良い終わり方をしてくれて嬉しかったです。彼らの幸せを確信しながら読み終えることができました。


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2017年10月25日

森沢明夫「津軽百年食堂」

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 森沢明夫 著
 「津軽百年食堂」
 (小学館文庫) 


弘前で百年続く「大森食堂」を離れ、孤独な東京でアルバイト生活をする陽一。同じ弘前出身で、写真家になるために上京したものの、夢やぶれそうな七海。ふたりは運命に導かれるように出逢い、惹かれ合うが、やがてふるさとの空へ、それぞれの切なる憶いをつのらせていく。 一方、明治時代の津軽でひっそりと育まれた「大森食堂」初代の賢治とトヨの清らかな恋は、いつしか遠い未来に向けた無垢なる「憶い」へと昇華されていき・・。 桜舞う津軽の地で、百年の刻を超え、永々と受け継がれていく《心》が咲かせた、美しい奇跡と感動の人間物語。−裏表紙より−


弘前で3代続く食堂の話です。

この作家さんらしい、ほっこりと温かい雰囲気の漂う物語でした。

主に描かれるのは、4代目となる陽一のこと。彼は食堂を継がずに、東京へ出て働いています。そこで偶然出会ったのが、筒井七海という女性。彼女も同じ弘前出身ということで、意気投合します。

彼女の視点でも物語が描かれ、東京での2人がどうやって親密になっていき、どんな悩みを抱え、どうやって乗り越えていくのか?という青春物語にもなっています。


そしてもう一人、賢治の話もたくさん出てきます。初代として「大森食堂」を開店させる彼。彼にも素敵な出会いと開店までの道のりがあって、こちらもほのぼのと読み進められます。

2代目はどうやらダメな人だったようですが、3代目もしっかりと暖簾を守り、4代目へと引き継ぐことになりそうです。


「津軽百年食堂」という題名から、食堂での日常が描かれていそうな気がしますが、それよりも食堂を続けてきている大森家の人生について描かれている作品でした。

号泣するほどの感動はありませんでしたが、それなりにほろりとさせられる部分もあります。読み終わってすぐは、じわっと感動がわいてきますが、時間が経つと細かい内容を忘れるくらいの淡々とした印象でもありました。


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タグ:森沢明夫
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2017年10月23日

奥田英朗「マドンナ」

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 奥田英朗 著
 「マドンナ」
 (講談社文庫)


人事異動で新しい部下がやってきた。入社四年目の彼女は、素直で有能、その上、まずいことに好みのタイプ。苦しい片思いが始まってしまった(表題作)ほか四十代・課長達の毎日をユーモアとペーソス溢れる筆致で描く短編5編を収録。上司の事、お父さんの事、夫の事を知りたいあなたにもぴったりの一冊です。−裏表紙より−


「マドンナ」「ダンス」「総務は女房」「ボス」「パティオ」が収録されています。

「ガール」が面白かったので読んでみました。

「ガール」は、30代を中心とした女性の話だったのですが、この「マドンナ」は、40代男性、しかも課長たちの話になっています。男性目線で語られるので、女性としては共感は全くできません。

ただ、男性っていつまでも子どもというか、幼い考えを持っているんだな〜と妙に感心。というか軽く呆れてしまいました。


表題作「マドンナ」は特に情けなくて、笑ってしまいました。良い年齢したおじさんが部下の女性に惚れてしまうなんて・・。しかも一線は超えない物の、公私混同甚だしい態度を見せますから呆れてしまいます。女性の部下全員にこういう態度ならともかく、美人だからといって態度が違うのは腹が立ちます。

まあ、女性もイケメンが周りにいたらテンションが上がるんですから、男性だって美人な部下にクラクラしても仕方ないんですけど。


どの話も面白かったですが、特に気に入ったのは「ボス」です。女性の上司ってやりにくいんだろうなと改めて思わされました。女性である上に、今までと違うやり方をされたら余計に大変です。

これも男性目線で書かれてはいるのですが、私的には女性ボスの気持ちになって読んでしまいました。現実にもこんな風に働き方を改革できるような女性が活躍できる社会になれば良いと思いました。

今の男性社会の中では女性は働きにくいです。独身でも大変ですが、家庭を持つと余計に大変。保育園を増やすとかそういうことだけではない改革が必要ですね。


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タグ:奥田英朗
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2017年10月18日

買った本

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 原田マハ 著
 「総理の夫」
 (実業之日本社文庫)


選挙戦の中、読んでみようかな?と思い、購入。


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 近藤史恵 著
 「薔薇を拒む」
 (講談社文庫)


なかなか見つからなかったので、ネットで購入。古そうな表紙の絵なのに、携帯電話も出てきてまあまあ最近の話でした。



 
 富樫倫太郎 著
 「SROZ」
 (中公文庫)


なかなか手が伸びなかったシリーズ7作目。やっと買う気になったので購入。房子おばさんが頑張る巻なので、楽しみなような怖いような・・。

2017年10月17日

日本推理作家協会「私の相棒 警察アンソロジー」

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 日本推理作家協会 編
 「私の相棒 警察アンソロジー」
 (ハルキ文庫)


荒川署のミステリーヲタクと食道楽のまったく噛み合わない異色の刑事コンビの行方は(西村健「張込み」)。生活安全部指導班・佐原が昔の演劇仲間と事件に迫る(池田久輝「舞台裏」)。玉川署の新米刑事・有田と、骨董屋を営む有田の祖父・荘助が事件を探っていく(柴田哲孝「狐月殺人事件」)。その他「東京湾臨海署安積班」(今野敏)、「RIKO」(柴田よしき)、「御茶ノ水署」(逢坂剛)、「機動警察パトレイバー」(押井守)、各シリーズのスピンオフ作品も収録。それぞれの「相棒」をテーマに描く傑作短篇集。(単行本『タッグ 私の相棒』を改題)−裏表紙より−


新しい作家さんに出会いたくて読んでみました。警察小説も好きなので楽しみに読み進めました。

元々好きな作家さん、今野敏、柴田よしきの話はやっぱり読みやすかったですし、知っているシリーズだけに楽しめました。

今野敏「光陰」は、安積と須田の名コンビが出会った頃の話で、ワクワクしながら読みました。

柴田よしき「真夜中の相棒」は、麻生刑事の話です。RIKOシリーズもなかなか見つからなくて読んでいないので、また探そうかな?と思いました。

読んだことのある逢坂剛の話もそれなりに楽しめました。

ただ、新しい作家さんとなると・・。今回は良い出会いは無かったです。

西村健「張込み」は、お互いに相棒の悪口を心の中で言いながら仕事をしているのが面白かったのですが、最後はやっぱり相棒だな!みたいな展開にならずただの悪口のように感じられてしまいました。

押井守「機動警察パトレイバー」は、未来型警察って感じで面白かったのですが、相棒感があまりなく。2人の息を合わせないと出来ないという風に思えませんでした。ロボット的な機械を動かす意義もわかりませんでしたし。このシリーズを読んでいる人には楽しめる内容なのかもしれませんが。


警察アンソロジーは他にも色々あるようなので、また新しい出会いを求めて読んでみたいです。


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2017年10月11日

山口幸三郎「探偵・日暮旅人の望む物」

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 山口幸三郎 著
 「探偵・日暮旅人の望む物」
 (メディアワークス文庫)


『日暮旅人』の名前で出された爆弾テロの脅迫状。ニュースでは旅人の名が流され、警察も旅人を探し始めていた。  刺された亀吉、誘拐された灯衣と陽子。そしてユキジの自宅に現れた思わぬ人物。旅人を取り巻く大切な人々が危機にさらされる中、旅人は目の治療のため入院していた病院から姿を消し、真犯人の指示通りに動き出す。――もうこれ以上酷使することのできない瞳を使い、美しく残酷な犯人を止めるため。  そして訪れる裁きの時。旅人と仲間たちの運命は――。  目に見えない物を視ることで『愛』を探し続けた探偵の物語、本編感動の完結! −裏表紙より−


いよいよ最終巻。とはいえ、別にいくらでも話は作れそうなので、とりあえず最後という感じでしょう。実際に新刊が出ていますしね。とにかく本編としてはこれが最後だそうです。

前作を読んだのが3年前なので、当然内容を覚えているわけもなく、こんな展開だったっけ?と思いつつ読み進めました。少しずつ思い出す部分と、ずっとわからないまま終わる部分がありました。


あまり覚えていませんでしたが、旅人は爆弾テロの犯人として指名手配されたようですね。亀吉は刺されるわ、灯衣と陽子は誘拐されるわ、散々な展開。

脅迫されるままに旅人は動くことになり、ますます犯人として追われることになります。

あらすじによると。真犯人は「美しく残酷な犯人」だそうですが、私にはただただ変人にしか思えず。美しいのかもしれませんけど、精神的に病んでいるというか、とにかく変な人。

事件は卑劣でしかないですし、犯人に同情する部分は一切無いと思ったのですが、旅人は色々思う所があるようで、妙な優しさを見せています。

悪化していた目を酷使することで、当然もっとひどい状態になっていきます。元々全ての感覚を目に頼っていたのですから、目まで見えなくなったらどうやって生きていくのか?心配になります。


最終目的である「愛」が見つけられたのかは微妙ですけど、とにかく周りには旅人を想い、支えてくれる人たちがたくさん出来て、ある意味幸せなのかもしれないとは思います。

今後の彼の人生もまた読むことがあれば、ちょっと触れてみたい気はします。


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