
香月日輪 著
「ファンム・アレース 2」
(講談社文庫)
失われたグランディエ王朝最後の王女ララは、何者かに付け狙われていた。王家の暗い歴史と自らにかけられた謎を解くには、時の魔法によって王家創始期に立ち返ってみるよう助言を受けたララ。術法の使い手魔導士ベビカに会うため剣士バビロンと旅路を急ぐが―。運命の少女が繰り広げる神秘と魔法の冒険物語!
シリーズ2作目。前作では、ララとバビロンがどんな人物なのか、ということを中心に描かれていて、それぞれの考え方や性格などがわかってきました。
実際の旅自体はあまり進まず。旅を続けることでララに何が起こるかもわかっていません。
今回もなかなか進まない旅。追われる立場なので、出来るだけ先に進みたいはずが、途中で困っている人や村などを見てしまうと、ララが放っておけなくてつい寄り道して助けてしまいます。
そういう能力があるのですから、人助けに使うべき!とは思いますが、どんどん敵が迫ってきていそうで心配になります・・。人助けの時は、バビロンよりもララの方が頼りになるので仕方ない気もします。
少しずつ進んでいく中で、ララがなぜ命を狙われるのか?や、旅の目的などが少しわかってきました。
でも、相変わらずどうなればララが救われるのか、幸せになれるのかはわかりません。
バビロンとの関係にも変化がありそうですし、ララの幸せを見届けるためにも続きを読んでいきます。
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