ローリー・R.キング著 「捜査官ケイト 過去からの挨拶」
(集英社文庫)
シャーロックホームズマニア(シャーロキアン)が殺される事件が発生。砲台に捨てられた遺体。被害者の持っていたコナン・ドイルが書いたとされる未発表の中篇原稿が発見され、話の中でも同じ場所に遺体が捨てられたことが判明し・・。
何にでもマニアはいるわけで、シャーロキアンはホームズに関係する小物を集めたり、その時代の扮装をしてパーティーを開いたりしています。コナン・ドイルの物も集めていて、今回は未発表の作品が見つかってちょっとした騒ぎになります。
コナン・ドイルが書いたとされる原稿が話の中に書かれているのですが、これが妙にはまる作品で、しかも長く、合間にケイトの話に戻されるとちょっと違和感を感じるほど

このドイルが書いたとされる中篇も作者(ローリー・キング)が書いたわけなのですが「シャーロックホームズの愛弟子」という作品を書いているくらい、ドイルに詳しいらしく、なかなか重い仕上がりになっています。
<捜査官ケイトシリーズ>
「捜査官ケイト」
「捜査官ケイト−消えた子」
↓ ランキングに参加中 応援のポチッ×2 お願いします



今読んでいるのは