2024年02月08日

ジョアン・フルーク「トリプルチョコレート・チーズケーキが噂する」

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 ジョアン・フルーク 著
  上條ひろみ 訳
 「トリプルチョコレート・チーズケーキが噂する」お菓子探偵ハンナ24
 (mirabooks)※電子書籍


横暴で嫌われ者のレイク・エデン町長。その日も夫を侮辱されたハンナの妹アンドリアの逆鱗に触れ、張り倒されるはめに。ところが数時間後、ハンナの新作ケーキを手に謝罪に訪れたアンドリアが発見したのは、彼の死体だった!イースターの注文に大忙しのハンナも、妹のピンチを救うため調査を開始する。けれど町長に恨みを持つ人物はあちこちにいて・・史上最多の容疑者にハンナもお手上げ状態!?−出版社HPより−

今年もやって来ました! ハンナシリーズの発売が!

あらすじが思いっきりネタバレなのですが、このシリーズにとって誰が被害者で加害者か?はどうでもいいということなのでしょう。さすがに誰が犯人か?までは書かれていませんしね。


ずっと嫌な奴として存在していたバスコム町長。彼は嫌われているのに殺されないので、このまま存在していくのかと思えば、ここにきていよいよ被害者に。今回ほど「仕方ないね」と思う被害者はいませんね。

そんな彼が被害者となると、いつものように、ハンナの作ったお菓子が現場に落ちている・・くらいではインパクトがないので、妹のアンドリアを容疑者に仕立てています。

しかし、数時間前に被害者を揉めた上に張り倒してまでいて、更には死体まで発見しているという揺るぎない容疑者だというのに、拘留されることもなく、警察に連れて行かれて尋問されるでもなく、自宅でサラッと確認して終了だなんて、どれだけ身内に甘いんだか!

そんなんだから素人探偵に出し抜かれるんだよ!と呆れてしまいます。


何より今回気になったのが、何度も出てくる、ハンナの頭の中での会話。自分が発言したことに対して、悪者みたいな考えがツッコミを入れて、良い人が仲裁するみたいな展開が何度もありました。

何それ? 今までもあったかな? 気になって仕方ありませんでした。

しかも、その展開のせいでハンナの性格がますます悪く見えて、ハンナがどんどん嫌いになってしまいます。


ハンナが自分のアパートに帰りたがっているのも理解出来ません。愛猫・モシェさえ嫌がらなかれば帰るのに、という発言が多いこと。サラッと住んでいるミシェルにも驚きますけど。いくら気に入っているといってもね〜。サッサと売って別の家を購入するか、ノーマンと住むかしたらいいのに。

更に気になるのはマイクの存在。彼ってそんなに大食いキャラでしたっけ?今となっては大食い以外に存在価値がないかのような状態。もうハンナのことは何とも思っていないんじゃないの?と思います。ノーマンと結婚したら全ては丸く収まるのに、何がそんなに問題なんだろう?


あ〜、このシリーズの感想を書くとどうしても辛口になってしまう! でもきっと続きも読みますよ。一年が待ち遠しいくらい!


<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」
「キーライム・パイはため息をつく」
「キャロットケーキがだましている」
「シュークリームは覗いている」
「プラムプディングが慌てている」
「アップルターンオーバーは忘れない」
「デビルズ・フードケーキが真似している」
「シナモンロールは追跡する」
「レッドベルベット・カップケーキが怯えている」
「ブラックベリー・パイは潜んでいる」
「ダブルファッジ・ブラウニーが震えている」
「ウェディングケーキが待っている」
「バナナクリーム・パイが覚えていた」
「ラズベリー・デニッシュはざわめく」
「チョコレートクリーム・パイは知っている」
「ココナッツ・レイヤーケーキはまどろむ」


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2023年03月03日

ジョアン・フルーク「ココナッツ・レイヤーケーキはまどろむ」

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 ジョアン・フルーク 著
  上條ひろみ 訳
 「ココナッツ・レイヤーケーキはまどろむ」お菓子探偵ハンナ23
 (ハーパーコリンズ mirabooks)※電子書籍


たびかさなる心配事でストレスがたまっていたハンナは、気分転換に友人の住むロサンゼルスへやってきた。穏やかな気候、にぎわう街、華やかなセレブたち・・。いつもと違う世界に感動していたハンナだったが、末の妹ミシェルから緊急の連絡が入る。なんと、妹の恋人で保安官助手のロニーが殺人事件の第一容疑者になってしまったのだという。急いでレイク・エデンに戻ったハンナは、前代未聞の事件の調査を始めるが・・。−出版社HPより−


前作の終わり方がかなり気になる状態だったので、発売後すぐに読み始めました。・・が、見事な肩透かしぶりにびっくり! まあこういうことってよくあることなのでしょうけど、前作を読み終えてから約1年間、今後のハンナの生活はどうなっていくんだろうな〜なんて考えていた時間を返して欲しい!

これでまた、マイクとノーマンの間でフラフラするというのが続いて行くのが決定しました。

ロスを失って傷心しているのは自業自得やん、って冷たく思ってしまうほど、ハンナのことはどうでもよくなってしまいました。ほんと、なんでこのシリーズ追っているんだろう。

今回は珍しく、店にはよく行っていました。何日も休みますけど、とりあえず行ってクッキーなどは焼いていました。まだそれだけマシです。最近は店にも行っていませんでしたから。店に行ってもバックヤードでひたすら焼き菓子を作っては、マイクやノーマン、妹たちに試食させて事件の調査をするばかりで、接客はしませんけど。


読み終わってそんなに時間は経っていないのに、誰が犯人だったか忘れてしまうほど、事件についてはどうでも良いというか、とにかくロニーの容疑さえ晴れれば良いという感じでした。

事件自体が珍しく、ハンナが邪魔に思っている人が被害者でなかったせいもあって、あまり印象に残らなかったのだと思います。ロニーがはめられて大変だったね、とは思いますが、ハンナにとってはあまり関係ない話って感じがして、ハンナ自身も少し距離をとっている感じでした。


そして今回もノーマンが良い人過ぎて感動。こうなると哀れですらあります。ハンナはどこまで彼を利用するのか、だんだん腹が立ってきました。とはいえまた来年も読むのでしょうが。どうやら原作はまだまだ
たくさん書かれているようで。そろそろ終わっても良いんじゃない?と思うのですが。でもまあいつでも辞められるってことはいつまでも続けられるってことですから、とりあえず日本で発売されれば読んでいくことでしょう。


<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」
「キーライム・パイはため息をつく」
「キャロットケーキがだましている」
「シュークリームは覗いている」
「プラムプディングが慌てている」
「アップルターンオーバーは忘れない」
「デビルズ・フードケーキが真似している」
「シナモンロールは追跡する」
「レッドベルベット・カップケーキが怯えている」
「ブラックベリー・パイは潜んでいる」
「ダブルファッジ・ブラウニーが震えている」
「ウェディングケーキが待っている」
「バナナクリーム・パイが覚えていた」
「ラズベリー・デニッシュはざわめく」
「チョコレートクリーム・パイは知っている」


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2022年02月21日

ジョアン・フルーク「チョコレートクリーム・パイは知っている」

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 ジョアン・フルーク 著
  上条ひろみ 訳
 「チョコレートクリーム・パイは知っている」
 (mirabooks)※電子書籍


ハンナは傷つき悲しみに暮れていた。愛するロスの裏切りが発覚したのだ。家族や友人たちに支えられながらなんとか立ち直ろうとしていたその矢先、行方不明だったロスが突然現れ、ハンナを愛している、もう一度やり直すために銀行に預けてあるお金を引き出してきてくれと告げる。彼の身勝手さに怒りを覚えるも、人が変わったようなようすにハンナは戸惑う。そんななか、信じられない事件が起きて・・・。−出版社HPより−


22作目。かなり文句タラタラなシリーズなのですがなぜか気になるし、読み始めると一気読み状態なんですよね。自分でも不思議です。

年に一回なので前作のことをほぼ忘れてしまっている状態で読むことになる新作。でも今回はさすがにロスの秘密については覚えていました。

ものすごい犯罪者なのかと思ったら意外と普通の裏切りなんだねって感じだったので、読者としては「まあそういうこともあるんじゃない?」くらいのあっさりした気分ではあります。

っていうか、ハンナはロスとかなり長い付き合いのはずですから、彼がどんな人なのかわかっていそうな気がするのにあっさり騙されるんだ・・。

そして突然ロスのことを大っ嫌いになるハンナに対しても不信感。確かに裏切られてはいますけど、そんなに拒否するかな?前作のハンナの言動を思い起こすと今回のように冷たくなれるものかな?と疑問です。

毎回ハンナは性格が変わる気がします。今回はイライラ系。

それよりも、ロスの人格の変化にびっくりです。ここまで変わるならもっと早くハンナは片鱗を見そうなものなのに気づかなかったんだね?

色々引っかかってしまいます。


今回も末の妹・ミシェルの性格の良さと、気の付きようが最高で、ノーマンの献身ぶりにも惹かれます。つまり、ハンナは見る目がないってことで。

だんだん、自分の店の経営は投げやりな感じになっていますし、どうするつもりなんだろう?と心配になります。いや、心配はしていませんけど。こういう風に何となく人生うまく行く人っていますよね。ハンナもそういう人なんでしょう。

最後のオチには驚きましたけど、まあそういうこともあるでしょうね、まあこの問題も周りの人の支えでうまく解決させて幸せになるんでしょう。

何だか本当にどうでもよくなっていますが、きっとまた来年発売されたら読むと思います。


<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」
「キーライム・パイはため息をつく」
「キャロットケーキがだましている」
「シュークリームは覗いている」
「プラムプディングが慌てている」
「アップルターンオーバーは忘れない」
「デビルズ・フードケーキが真似している」
「シナモンロールは追跡する」
「レッドベルベット・カップケーキが怯えている」
「ブラックベリー・パイは潜んでいる」
「ダブルファッジ・ブラウニーが震えている」
「ウェディングケーキが待っている」
「バナナクリーム・パイが覚えていた」
「ラズベリー・デニッシュはざわめく」


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2021年02月04日

ジョアン・フルーク「ラズベリー・デニッシュはざわめく」

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 ジョアン・フルーク 著
  上條ひろみ 訳
 「ラズベリー・デニッシュはざわめく」お菓子探偵ハンナシリーズ21
 (mirabooks)※電子書籍


ロスが出ていって2週間。ハンナは悲しみをこらえ、いつものようにオーブン仕事に明け暮れていた。そんなある晩、ロスの車を使っていた彼のアシスタントのPKが、ハンナとのビデオ通話中に意識を失い、事故で帰らぬ人となってしまう。ロス宛てに届いた薬物入りのチョコレートを食べて心臓発作を起こしたのだ。一体誰がこんなことを? ハンナは調査を開始するが、驚愕の事実が次々と明らかになり……。−裏表紙より−


事件が起こってまず思ったのは「PKって誰?」ってことでした。どうやら前にも出て来ていたらしいですが、覚えていませんでした。いつも適当に読んでいるのがばれますね・・。

前作に引き続き、ハンナが気に入らないと思っていない人が被害者となりました。ハンナにとってはそれよりもロスの失踪の方が気になるので、それどころではない感じです。でも、被害者がロスのアシスタントだったことと、殺され方が毒殺で、もしかして狙われたのはロス?という可能性があったことで調べに熱が入ることに。

大体、ロスはどうしていなくなったのか、どこに行ったのか、戻るつもりはあるのか、など謎がいっぱいの状態なので、調べざるを得ません。

ロスと結婚生活を送っていたときは、何だか冷静というか、本当に好きなの?というクールな感じだったのに、出て行ったとたんにハンナはどれだけロスを愛していたか!という言葉の数々。白けてしまいます・・。

白々しいまでに傷心するハンナを甲斐甲斐しく支えるノーマンの姿が一番読んでいて辛かったです。そんな彼に対してハンナは「ノーマンのような親友がいて良かった」なんて言う始末。本人に言わないだけマシですけど。

最後にはロスの秘密も明らかになり、ハンナは大きなショックを受けてしまいます。読者の方は「意外とそんな単純な理由なんだ」って拍子抜けくらいな気分ですけど。


さんざん文句を書きまくっていてなんですが、惹きつける物があるんですよね・・。お陰でずっと追って読むことになっているわけですが。今後も文句言いつつ読み続けることでしょう。こうなったら、シリーズが完結するまで付き合いますよ!


<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」
「キーライム・パイはため息をつく」
「キャロットケーキがだましている」
「シュークリームは覗いている」
「プラムプディングが慌てている」
「アップルターンオーバーは忘れない」
「デビルズ・フードケーキが真似している」
「シナモンロールは追跡する」
「レッドベルベット・カップケーキが怯えている」
「ブラックベリー・パイは潜んでいる」
「ダブルファッジ・ブラウニーが震えている」
「ウェディングケーキが待っている」
「バナナクリーム・パイが覚えていた」


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2020年12月25日

ジョアン・フルーク「バナナクリーム・パイが覚えていた」

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 ジョアン・フルーク 著
  上條ひろみ 訳
 「バナナクリーム・パイが覚えていた」お菓子探偵ハンナシリーズ20
 (mirabooks)


ゴージャスなハネムーンクルーズ中のハンナのもとに、末妹からのメッセージが届いた。 母が下の階に住む元女優トリーの死体を発見したという。 しかも、現場にはハンナの店<クッキー・ジャー>特製のバナナクリーム・パイが!  大急ぎでレイク・エデンに戻ったハンナは独自に事件の調査を開始するが……。 ビターな殺人事件とスイートな新婚生活のゆくえはいかに?! 大人気シリーズ最新刊。−裏表紙より−


第20弾。出版社がこっそり変わっていたらしいです。前作くらいから読むのをやめようか?と思っていたシリーズ。でもやっぱりどうなっていくのか気にはなるので、電子書籍で読むことにしました。そうしたら、もし気に入らない展開になっても本を抱えなくて済みます。


本当にあの人と結婚するの??と思っていたら、ハネムーンに行ってしまいました。しかもゴージャスな船旅。結構、ラブラブな雰囲気を出すのかと思ったら、意外とサラッとしているというか、ハンナが不満タラタラ。

彼のことは大好きだし、船旅も最高!と思っているけど「ゴージャスすぎるのもね〜」とか「気遣いが強すぎる」とか何とか・・。

ハンナってこんなに性格悪かったっけ?と飽きれる言動の数々。


今回の殺人事件は、発見者がハンナの母親でした。そして、被害者もハンナが嫌いな人物ではなく、あまり接点のない人。これも珍しい展開です。

母親が発見者ということで、やはり事件に首を突っ込むことになるハンナ。

最近は、事件が起きると調査にかかりっきりになりがちでしたが、今回は更にひどくなって、自分の店にほぼ出ない状態。

心を落ち着かせるために、店で出すクッキーを焼いて終了。焼くだけ焼いて、後は共同経営者と末の妹・ミシェルにお任せ。売り上げの計算とかどうなってるんだか・・。

だんだんと早起きもしなくなり、重役出勤してはクッキーをいくつか焼いて終わり。何だか楽な仕事になってきました。


今まで住んでいた家に住むことになっていますし、旦那さんはほとんど帰って来ませんし、本当に結婚したのか?というくらいの状況が続きます。


う〜〜ん、何でこのシリーズ追いかけてるんだろう??自分でも謎です。

でも何かわかりませんが不思議な魅力があるんですよね。

最後は珍しく次に謎を残す終わり方をしたので、これまた続きも読まざるを得ない状況。どうやら来月に発売されるそうなので、また電子書籍で手に入れて読むことにします。色々と文句を言いながら・・。


<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」
「キーライム・パイはため息をつく」
「キャロットケーキがだましている」
「シュークリームは覗いている」
「プラムプディングが慌てている」
「アップルターンオーバーは忘れない」
「デビルズ・フードケーキが真似している」
「シナモンロールは追跡する」
「レッドベルベット・カップケーキが怯えている」
「ブラックベリー・パイは潜んでいる」
「ダブルファッジ・ブラウニーが震えている」
「ウェディングケーキが待っている」


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2019年06月07日

ジョアン・フルーク「ウェディングケーキが待っている」

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 ジョアン・フルーク 著
  上條ひろみ 訳
 「ウェディングケーキが待っている」お菓子探偵ハンナシリーズ19
 (ヴィレッジブックス)


ニューヨークで開催されるデザートシェフ・コンテストに出場することになったハンナ。ロスとの結婚式をレイク・エデンでささやかに挙げ、ハネムーンをかねてニューヨークに向かう予定だったが、急遽コンテストの日程が早まり、式は後回しになってしまう。あわただしいままコンテストが始まり、実力派揃いのなか好調な滑り出しを見せていたハンナだったが、またまた彼女の死体レーダーが発動して・・・。−裏表紙より−


前作で、読むのをやめようか?と思ったのですが、一応どうなるのか見てから考えることにしました。

今まで18作に渡って、マイクとノーマンからのプロポーズを拒否し続けてきたハンナですが、元カレのロスとはサラッと結婚することに。

えー!?結局、元カレ? ほんとにびっくりです。しかも、プロポーズを受けたとたんさっさと結婚式を挙げようとしています。でも、同じ時期にデザートシェフコンテストが行われることになったので、ちょっと延期されることに。

シリーズを今まで読んできた人なら、今回、どんな事件が起こるか想像できるでしょう。いつもハンナの邪魔になる人が殺されるわけですから、コンテストの誰か・・。具体的に誰なのか?は書きませんが。


今回もコンテストに参加しつつ、結婚式に想いを馳せつつ、事件を調査。犯人は誰か?はいつものようにどうでもいい感じ。そして、いつものように突然わかってしまう・・。


ハンナの結婚に対して、マイクとノーマンがどんな反応をするのか、それが一番気になっていたのですが、2人はほとんど怒りません。どれだけ良い人なんだ! というか、お人好し過ぎて呆れます。

「これからも友だちだよ」となるであろうことは何となく想像できていましたが、ここまでとは・・。すごい人たちです。


このままハンナの結婚生活は順調にいきそう・・かと思ったら、何やら怪しい雰囲気もあります。
何だか、どうでも良いや!という気分になってきましたが、やっぱり次も読むのでしょう。

ほんと、不思議な魅力のあるシリーズです。


<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」
「キーライム・パイはため息をつく」
「キャロットケーキがだましている」
「シュークリームは覗いている」
「プラムプディングが慌てている」
「アップルターンオーバーは忘れない」
「デビルズ・フードケーキが真似している」
「シナモンロールは追跡する」
「レッドベルベット・カップケーキが怯えている」
「ブラックベリー・パイは潜んでいる」
「ダブルファッジ・ブラウニーが震えている」


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2018年04月12日

ジョアン・フルーク「ダブルファッジ・ブラウニーが震えている」

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 ジョアン・フルーク 著
  上條ひろみ 訳
 「ダブルファッジ・ブラウニーが震えている」お菓子探偵ハンナシリーズ18
 (ヴィレッジブックス)


母ドロレスとドクの結婚式をサプライズで計画したハンナたち。式を挙げる予定のラスベガスに向かっている幸せいっぱいの母とドクを見ていたハンナは、自分自身も一生に一度の大恋愛をしてみたいと思うようになっていた。ハンナにとって大切な二人の男性はプロポーズしてくれたし、彼らのことは愛しているけれど・・。そんなとき、ラスベガスで思いもよらない出来事が! ハンナの恋、ついに決着!?―−裏表紙より−


前作のあとがきにハンナの恋に新展開が!?と書いてあったので、楽しみにしていました。長い間、進展がなくモヤモヤした状態でしたから。

でも、この展開だったら、モヤモヤの状態の方がマシだったかも・・。


今回はドロレスの結婚式に参加するところから話は始まります。旅行先のラスベガスで再会したのが、ハンナの元恋人・ロス。

彼との恋は終わったはずだったのに、何だか口のうまい彼にどんどん惹かれていくハンナ。

地元にはマイクとノーマンがいるでしょ!と何度思ったことか。

一旦、ロスと別れて家に帰ったら、彼のことを引きずりながらも、マイクやノーマンにも良い顔をして見せるハンナに、正直イライラさせられました。

マイクはともかく、ノーマンは誠実で一途な人なのに、そんな人をだますなんて。


事件も起きて、ハンナも巻き込まれていくのですが、今回は事件なんてどうでもいいと思うくらい、恋の行方が気になるというか、イライラさせられっぱなしでした。


そして、最近ずっと同じですが、相変わらず仕事をしないハンナ。もう少し店の仕事の様子を描いてほしいです。


このままいったら、たぶん想像する通りの展開になるとは思いますが、そうなったときの周りの状態やハンナの対応など気になることがたくさんあります。次の巻を読んでみて、その展開によっては読むのをやめてしまうかも??


<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」
「キーライム・パイはため息をつく」
「キャロットケーキがだましている」
「シュークリームは覗いている」
「プラムプディングが慌てている」
「アップルターンオーバーは忘れない」
「デビルズ・フードケーキが真似している」
「シナモンロールは追跡する」
「レッドベルベット・カップケーキが怯えている」
「ブラックベリー・パイは潜んでいる」


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2016年12月22日

ジョアン・フルーク「ブラックベリー・パイは潜んでいる」

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 ジョアン・フルーク 著
  上條ひろみ 訳
 「ブラックベリー・パイは潜んでいる」お菓子探偵ハンナシリーズ17
 (ヴィレッジブックス)


母ドロレスの結婚式の準備で振り回されっぱなしのハンナたち。そんなある日、激しい雷雨のなか車を運転していたハンナが事故を起こしてしまう。そのそばの路上には見知らぬ男性の死体が・・。検死の結果、ハンナの車にはねられたことが死因だという衝撃の事実が判明する。身元不明の男性はいったい何の目的でレイク・エデンにやってきたのか―妹の夫に逮捕を突きつけられてしまったハンナ、絶体絶命!?―−裏表紙より−


シリーズも17作目になるとワンパターンになりがちですが、今回は珍しい始まり方をしたので驚きました。なんと、ハンナがわざとではないにせよ、人を殺してしまいます。これは落ち込むだろうと思ったら、そこからは意外といつもの展開になっていったのですが。

ハンナが轢き殺したことになった男性の身元を調べるために調査を開始していきます。運転していたハンナは事故のことを思い出すのを嫌がっているようですが、同乗していたリサは事故のとき以外はあっさりしていて、店のお客さんに事故の様子を事細かく話していたのには驚かされました。

ハンナに頼まれて話していたわけですが、人が死んだ所を目の当たりにしておいて、その話ってできるのかな?早く忘れたいと思うのが当たり前だろうに・・。


最近のハンナは、店のことをほとんどやっておらず、リサと末妹ミッシェルに任せているのですが、今回も同じ感じ。寝坊はするし外出するしで、仕事は何?っていう状態です。店の描写に変わって、家に人を招いて料理する様子が多く登場するようになりました。

相変わらず出てくる料理はおいしそうなのですが。

店のことをやらない上に、今思うと事件の調査もほとんどやっていなかったような。周りの人たちが調べたことを聞いて推理する役目ですね。それで解決できるのならそれでいいですけど、ちょっと物足りない気もします。

今回はハンナや姉妹たちなどよりも、モシェが最高にかわいかった! いつもかわいいモシェですが、今回はいつも以上のかわいさ。彼がすべて持って行った感じになりました。


そして、相変わらずマイクとノーマンとの間で揺れ動いています。何となくノーマンに軍配が上がっている気はしますけど、まだ決心はつかないようですね。

でもあとがきによると、どうやら次回は大きな転機が訪れるとか。もしかしたら別の人と結婚か!?もしくは、マイクが誰か見つけて結婚してしまって、ノーマンと落ち着く?

どうなるにしても、とりあえず一年後まで待つしかないので、楽しみに待つことにします。



<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」
「キーライム・パイはため息をつく」
「キャロットケーキがだましている」
「シュークリームは覗いている」
「プラムプディングが慌てている」
「アップルターンオーバーは忘れない」
「デビルズ・フードケーキが真似している」
「シナモンロールは追跡する」
「レッドベルベット・カップケーキが怯えている」


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2015年12月14日

ジョアン・フルーク「レッドベルベット・カップケーキが怯えている」

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 ジョアン・フルーク 著
  上條ひろみ 訳
 「レッドベルベット・カップケーキが怯えている」お菓子探偵ハンナシリーズ16
 (ヴィレッジブックス)


むしむしした暑さが続く6月。どこよりも熱いレイク・エデンのゴシップ・ホットラインにも驚きのニュースが飛びこんできた。なんと悪女ベヴが、資産家の婚約者として町に戻ってきたのだ! 美しく変身した彼女はノーマンにまだ未練があるようで、気が気じゃないハンナ。そんな折、ベヴたちの超高級コンドミニアムで謎の落下事件が発生する。さらに、ハンナとお手製カップケーキを巻きこむ第二の事件が――−裏表紙より−


このシリーズにしては珍しく暑い季節の物語。いつもの寒くて暗い朝の描写が無いのが不思議な気がしました。代わりに“蚊”なんて言葉が出てきてびっくりです。

これほどの気温差があるのは住みにくいでしょうね〜。変な心配をしてしまいました。


あらすじにある落下事件よりも、メインになったのは第二の事件。詳しくは書きませんが、相変わらずハンナが気に入らないな・・と思っている人が殺害されます! これだけ書いたら、このシリーズを読んでいる人にはわかってしまうでしょうが・・。

ここまでハンナに都合よく進んで行ったら、かなり疑わしいですし、疫病神的な存在になりそうですが、ほとんど容疑者になることもなく、自ら事件を解決しては家族にお祝いの会を開いてもらって、う〜〜ん、何だかハンナに対する思いが微妙になりそうです。

何より気になるのは、ハンナが最近ほとんど店にいないこと。共同経営者のリサがいるから良いか!って安易に思っていそうです。今回は末妹・ミシェルまで店の準備をしていて、ハンナは名前だけ?という状態に。

ゆっくり出勤して、新作クッキーの味見をして、コーヒーを飲んで、後は事件の調査ばかり。

どうなんだ!?


以前は、ミステリー部分が少ない!と文句を言っていたような気がしますが、多くなると私生活がおろそかになるんですよね・・。コージーってバランスが難しいです。


色々と文句を書きましたが、ハンナの家族やノーマン、そしてモシェはお気に入りなので、今後も追いかけるつもりです。このまま行ったら、ハンナは結婚せずに終わりそうな気もしますが・・。


<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」
「キーライム・パイはため息をつく」
「キャロットケーキがだましている」
「シュークリームは覗いている」
「プラムプディングが慌てている」
「アップルターンオーバーは忘れない」
「デビルズ・フードケーキが真似している」
「シナモンロールは追跡する」


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2014年12月17日

ジョアン・フルーク「シナモンロールは追跡する」

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 ジョアン・フルーク 著
  上條ひろみ 訳
 「シナモンロールは追跡する」お菓子探偵ハンナシリーズ15
 (ヴィレッジブックス)


4月、<レイク・エデン・イン>のジャズフェスティバル前日、ハンナと末妹ミシェルはお菓子を届ける途中で玉突き事故に遭遇。人気バンドのツアーバスも巻きこまれ、運転手が死亡、メンバーの一人は搬送先の病院で何者かに殺害されてしまう。姉妹は犯人探しを開始するが、ハンナにはもう一つ、結婚式間近のノーマンの婚約者ベヴについてどうにも気になることが。こちらもこっそり調べはじめるが・・・。−裏表紙より−


あらすじ冒頭に“4月”と書いてあるのに、かなり雪深い描写がいっぱいありました。いきなり起きる事故も、路面の凍結が原因で、ハンナとミシェルは雪をかき分けて救出に向かいます。

そこで運転手の遺体を発見するのですが、彼の死の調査をするのかと思ったらそうではなく、搬送されて軽症だったはずのバンドのメンバーが殺害されてしまい、その事件の調査をすることになります。

いつもは事件に巻き込まれるハンナを注意している母親が今回は一番に調査を始めようとします。もちろん、噂話に強い彼女は良い探偵ぶりを発揮します。

いつものように、2番目の妹・アンドレアや末妹・ミシェルも大活躍。特にミシェルは、ハンナの家に居候していて、夜中に料理をしたり、早朝にコーヒーを淹れたり、姉を献身的に支えてくれています。

彼女の活躍はうれしいのですが、あまり活躍してしまうと、ハンナが霞んでしまいそう・・。


事件以外に気になることといえば、ノーマンの件。前作の終わりに爆弾を落としたノーマン。それ以来元気も無かったようです。ハンナと話すと彼女が焼きもちをやくので、ハンナともろくに話すことができませんし、ハンナが預かっている飼い猫にも会えません。

ハンナも寂しい毎日を過ごしています。そんな彼女の様子を見て、家族が立ち上がります。ノーマンの婚約者について調べることになり、婚約者の実態が少しずつ明らかになっていくにつれ、ますますハンナを応援したくなりました。


最後には落ち着くところに落ち着いた感じになり、やっと穏やかないつもの雰囲気に戻れそうで安心しました。ただ、結局ハンナはマークとノーマン、どちらを選ぶのか?という問題は続くんですけどね。

また1年後に読むのが楽しみです。


<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」
「キーライム・パイはため息をつく」
「キャロットケーキがだましている」
「シュークリームは覗いている」
「プラムプディングが慌てている」
「アップルターンオーバーは忘れない」
「デビルズ・フードケーキが真似している」


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2013年11月07日

ジョアン・フルーク「デビルズフード・ケーキが真似している」

デビルズフード・ケーキが真似している

 ジョアン・フルーク 著
  上條ひろみ 訳
 「デビルズフード・ケーキが真似している」お菓子探偵ハンナシリーズ14
 (ヴィレッジブックス)


2月の<クッキー・ジャー>はイベントつづきで大忙し。けれども、目下ハンナを悩ませていること。それはノーマンの共同経営者で元フィアンセのドクター・ベヴの存在。彼女が来てからというもの、ノーマンの態度がなんだかおかしいのだ。朗らかで容姿端麗、町じゅうの人から好かれている彼女と仲良くなれないのは嫉妬のせい?そんなとき、30年ぶりにレイク・エデンにやってきた牧師に思わぬ悲劇が−−裏表紙より−


いつも忙しそうなハンナは今回も色々なイベントに駆り出されてかなり忙しそうです。まず、友人・クレアの新婚旅行送迎パーティー、そして母親の本の出版記念パーティー、更にはノーマンの元フィアンセの誕生日パーティー・・。

元フィアンセのベヴが来てからハンナの気持ちは不安定になっています。彼女は町の人たちの評判も良く、完璧な女性で、ノーマンがハンナをあまりかまってくれなくなっているのも不満です。

ノーマンが別の女性に目移りしても、それはハンナのせいなんですけど、やはり気に入らない気持ちになるのも仕方ないかもしれません。

この隙にマイクがハンナに接近すれば良いのですが、彼も相変わらずつかず離れずという微妙な距離を保っていますし、恋愛関係は複雑というか、読んでいてイライラします。


そして、もちろん殺人事件が発生して、犯人探しもしないといけなくて、更に忙しくなります。調査を進めるハンナや妹たち・アンドレアとミシェル、母親の行動力にはいつも感心させられますし、読んでいてワクワクします。

ただ、頑張りも虚しく、彼女たちではない人が犯人にたどり着いてしまうのですが、それはそれでいつもと展開が違って楽しめました。まあ、予想はついていましたけど。

美味しそうなお菓子のレシピもたくさん載っていて、話の中に出てくるお菓子の味がどんな物なのか材料を見て想像しながら読み進めるのも楽しかったです。


物語の最後には、穏やかなノーマンが大きな爆弾を落としたので、次の展開がますます楽しみになりました。マンネリ化しそうなシリーズもこれでまた面白い展開が期待できそうです。



<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」
「キーライム・パイはため息をつく」
「キャロットケーキがだましている」
「シュークリームは覗いている」
「プラムプディングが慌てている」
「アップルターンオーバーは忘れない」


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2012年10月27日

ジョアン・フルーク「アップルターンオーバーは忘れない」

アップルターンオーバーは忘れない

 ジョアン・フルーク 著
  上條ひろみ 訳
 「アップルターンオーバーは忘れない」お菓子探偵ハンナシリーズ13
 (ヴィレッジブックス)


<クッキー・ジャー>の6月はとにもかくにも忙しい。それでも頼まれるとイヤとはいえないのがハンナ。町長夫人主催のチャリティーパーティ用に大量のお菓子を焼いて、出張中のノーマンの愛猫を預かり、隠し芸大会に出るハーブのマジックショーの助手も引き受けて、さすがにへとへと。でもハンナには他にも気になることが。あの女たらし、レイク・エデンの客員教授になった元恋人ラムジーが末妹ミシェルと関係を深めているようなのだ。昔のことを妹に話すか悩んでいた矢先、死体となったラムジーを発見し・・・。犯人探しも私にまかせて!意外な展開が次々と、大好評お菓子探偵シリーズ第13弾!


今回は珍しく、暑いというか、寒くない季節の話です。いつも出てくる「凍りそう」とか「凍えそう」といった描写がないので、何だか違和感があります。

相変らず忙しいハンナ。前回もそうでしたが、事件が起きると全くと言ってもいいくらい店の仕事をしていません。ほとんど共同経営者のリサが、親戚と共にクッキーを作って店を切り盛りしていました。

でも家で、寝る前に毎晩のようにお菓子作りをしていたので、美味しそうな焼き菓子がたくさん出てきますし、レシピもたくさん載っていますから、よだれが出そうです。


今回起きた事件の被害者は、ハンナの元彼(?)・ラムジー。彼との思い出は良いものではなく、出来れば思い出したくないくらい・・。でも妹のミシェルが親しくなりかけているのを知って、ハンナは自分との関係を打ち明けるべきか悩みます。

そんなとき、ラムジーが殺され、第一発見者となったハンナ。

当然、彼女が疑われていくんだろうと思ったのですが、そんなこともなく、マイクは今までと違ってとても協力的にハンナに捜査情報を明かしていきます。

容疑者リストを作って、アリバイが確認できたら消す、という作業をしていたのですが、突然犯人がわかってしまういつものパターン。

でもやっぱりこのシリーズは好きなんですよね〜。

それにしても、ハンナにとって都合の悪い人物が出てくるとなぜか殺されてしまう。犯人はともかく、これから殺される人は誰か?というのはすぐにわかるようになりましたあせあせ(飛び散る汗)


今まではマイクが色々と怪しい動きをしていて、ハンナにはノーマンが合うと思っていたのに、今回最後にノーマンが驚く行動をしました。

これからどうなるのか??・・心配です。


<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」
「キーライム・パイはため息をつく」
「キャロットケーキがだましている」
「シュークリームは覗いている」
「プラムプディングが慌てている」

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いつもは作れそうなレシピが無いのですが、今回は一つ作れそうな物がありました。近々作ってみます!

2011年10月11日

ジョアン・フルーク「プラムプディングが慌てている」

プラムビディングが〜

 ジョアン・フルーク 著
  上條ひろみ 訳
 「プラムプディングが慌てている」お菓子探偵ハンナシリーズ12
 (ヴィレッジブックス)



クリスマスを目前に控え、クッキー・ジャーには注文が殺到して大忙し。毎日のクッキー作りもしないといけないし、シーズン限定のテーマパークで売るためのお菓子の依頼まで入ってしまった。そんなときハンナは母親から相談を持ちかけられた。母親の親友・キャリーの様子が変だというのだ。そこでキャリーの秘密を探ることにしたハンナだったが今度は死体まで発見してしまう。


いつもはハンナの日常の様子から話が始まるのですが、今回は珍しく人が殺されたと思われる描写から始まります。いきなり事件にべったりになるんだと思っていたら、次の章で時間が戻ります・・がく〜(落胆した顔)

そしていつものようにハンナの日常が。今回はクリスマス直前の慌ただしい様子が描かれています。母の教えに従って、プレゼントだけは早めに買っていたのですが、仕事の方が大忙しです。

毎日のクッキー作りに加え、クリスマスパーティー用に特別注文が殺到しますし、更には期間限定のテーマパークも出来て、そこで販売するお菓子の注文まで・・。共同経営者のリサと共に忙しくお菓子を作ります。

お陰でほぼずっとお菓子の名前が出てきて、試食する人がみんな「美味しい揺れるハート」を連発するので、いつも以上に甘い物が欲しくなりました。レシピもじっくり読んでどんなお菓子かガッツリ想像してしまい、おなかが減って仕方ありませんでした。


期間限定のテーマパークというのは<クリスマスツリー・ロット>といい、クリスマスツリーの販売所のことです。ツリーと飾りや台などを選び、ついでにちょっとした乗り物(観覧車など)に乗ってあそぶ・・という場所なんです。クリスマスの前だけ出現するテーマパークです。

アメリカでは日本と違ってツリーは本物の木を使います。そのため、毎年買い替えるわけです。だからより姿の良い木を探すためにたくさんの木を並べる場所が必要なんですね。わざわざテーマパークまで出来るなんてすごい!ぴかぴか(新しい)


仕事だけではなく、母親の親友でノーマンの母親・キャリーの様子が変だということで、母親からキャリーの秘密を探るように頼まれ、また忙しさが増す状態に・・。リサとノーマンに協力してもらいながら、自分自身の睡眠時間を減らしながら、調べ始めるハンナ。更には家にツリーを飾ったのでモシェVSツリーという争いも起こってしまいます。

話が半分以上進んでからやっと死体の登場。事件の調査も当然始めるのですが、相変わらず急に解決!今まで以上にあっさりした解決で「え?終わり?あせあせ(飛び散る汗)」って感じでした。それでも面白いと思えるこのシリーズ。不思議です。

ハンナのわけありの男性も現れ、話をかき回してくれるか?と楽しみだったのに、意外とあっさりスルーされてしまったので、次にきっと大きな展開があるのでしょう。

続きも楽しみです。


<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」
「キーライム・パイはため息をつく」
「キャロットケーキがだましている」
「シュークリームは覗いている」


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2010年10月25日

ジョアン・フルーク「シュークリームは覗いている」

ジョアン・フルーク著 「シュークリームは覗いている
お菓子探偵ハンナシリーズ11

(ヴィレッジブックス)


母・ドロレスの出版記念パーティで着る予定のドレスを試着したところ、サイズが合わずダイエットをしなければならなくなったハンナ。仕方なく妹・アンドリアと共にジムに通うことに。ジムのインストラクター・ロニはたくさんの男性に色目を使うことで有名な女性。その彼女がジムで殺された。発見したのはまたしてもハンナ。今回はマイクもビルもロニと面識があったため、捜査から外されてしまい、ハンナに捜査を依頼することになったのだが・・。


一年ぶりに発売されたこのシリーズ。楽しみに待っていたので一気読みですわーい(嬉しい顔)

それでなくても忙しい毎日なのに、ジム通いまで始めることになったハンナ。でも、店の仕込みは共同経営者のリサに任せることができるのはちょっとうらやましい感じ。

今回の被害者は以前も出てきたことのある女性から見たら“嫌な奴”のロニ。女性には嫌味や皮肉を言って傷つけるのに、男性には誰かれかまわず色目を使って何とか物にしようとする・・。「いるいる、こういう女性むかっ(怒り)」って誰にでも思い浮かぶ人が1人はいそう。

そんな女性が殺されたので、容疑者はいっぱい・・でもだからといって「殺したい」ほど憎んでいた人がいたのか?というとそうでもなく。

いつもだったら捜査を少し手伝う形のハンナが、今回はマイクもビルも捜査からはずされたせいで、主力となって捜査をすることに。でも、みんなハンナに捜査のイロハを教えたがり、結構うっとおしい存在になります。


まだ、プロポーズに返事をしていないハンナですが、今回はノーマンが大きくリードぴかぴか(新しい) という雰囲気に。私的には嬉しいです揺れるハート マイクは浮気しそうで心配ですもん。

殺された女性はロニという名前。で、ハンナの妹・ミシェルの彼氏の名前はロニーバッド(下向き矢印)・・・・二人とも前にも出て来てはいるのですが、あまり接点がなかったから何とか読めたんですけど、今回は名前が並んで出てくる場面があって混乱しました。

英語で表記したらきっと似ていないんでしょうね。頭が「R」と「L」とか・・どっちがどっちか知りませんけど。

和訳するときに勝手に変えたらだめなんでしょうかね?あせあせ(飛び散る汗)


本業である“クッキー・ジャー”のことをかなり放っておきすぎな感じのする話の展開でしたが、リサが利益を得るために値上げも検討するなど、商売として成功させようという意欲が見られて、店の方も今後の展開が楽しみになりました。

続きが楽しみです。・・・一年後か〜遠いなもうやだ〜(悲しい顔)



<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」
「キーライム・パイはため息をつく」
「キャロットケーキがだましている」


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今読んでいるのは・・

2010年04月07日

ジョアン・フルーク「キーライム・パイはため息をつく」

ジョアン・フルーク著 「キーライム・パイはため息をつく
お菓子探偵ハンナ・シリーズ9

(ヴィレッジ・ブックス)

夏を迎えたレイク・エデンで、カウンティ・フェアが行われることになった。お菓子コンテストの審査員をしたり店も営業して大忙しのハンナ。会場でロデオショーの売り上げ金が盗まれ、調査を始めたが今度は死体まで発見してしまう。


相変わらず忙しいハンナです。そしてまだプロポーズの返事も保留のまま・・あせあせ(飛び散る汗)

フェアの会場で売られている“チョコバーフライ”にハンナは興味津々なのですが、母親からも「カロリーが高い」と食べるのを止められ、屋台の前に並んでは買えない・・を繰り返し、その様子が笑えますわーい(嬉しい顔) 市販のチョコバーにアメリカンドッグの衣を付けた物みたいで、想像しただけでムカムカするようなお菓子なんですけどね〜。

飼い猫のモシェの様子も変で、食欲がなくあまり餌を食べなくなってしまい、それもハンナを悩ませる原因の一つになっています。

更には殺人事件・・たらーっ(汗) 妹たち二人も助けてくれるので捜査は順調に進みますが、やはり最後は命がけに・・ふらふら

話の展開は特別早くはありませんが、面白く読むことができました。

お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」

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2010年02月26日

ジョアン・フルーク「チェリー・チーズケーキが演じている」

ジョアン・フルーク著 「チェリー・チーズケーキが演じている
お菓子探偵ハンナシリーズ8

(ヴィレッジ・ブックス)


マイクとノーマンの二人からプロポーズされたハンナ。返事を保留にしてから1週間が経ち、町の人たちもハンナの返事に興味津々。そんな中、映画のロケ隊が町にやって来て町中大騒ぎ。地元民にも出演依頼があるという話も出て大盛り上がりしていたが、監督が演技指導中に亡くなってしまう。事故か?殺人か?容疑者の多いこの事件をハンナは妹たちと共に解決しようと動き出す。


二人から同時にプロポーズぴかぴか(新しい) という素敵な(うらやましい?)出来事があって終わった前作。「ハンナの返事はexclamation&question」と、町の人たちと同じようにわくわくして待ったのですが・・。

さすがに引っ張りますねあせあせ(飛び散る汗) 読んでいると、どちらも素敵な男性なので迷う気持ちはよくわかります。決着をつけてしまうと、このシリーズの面白さは半減してしまうのかもたらーっ(汗)

今回は、映画のロケが行われるということで、また盛り上がる町です。妹の娘トレイシーが出演するのですが、その様子を読むだけでかわいさが想像できる感じ。妹のアンドレアもかなり鼻高々です。

亡くなった映画監督がかなり嫌な奴で、銃の暴発で亡くなったわけですが、すぐに「殺人だexclamation」と断言できるくらい恨みをもっている人が多いんです。

相変わらず美味しそうなレシピも付いて、読みながらおなかがすいて仕方のない話でした。


<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」


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今読んでいるのは・・

2010年02月06日

ジョアン・フルーク「ピーチ・コブラーは嘘をつく」

ジョアン・フルーク著 「ピーチ・コブラーは嘘をつく
お菓子探偵ハンナシリーズ7

(ヴィレッジブックス)


ハンナが経営するクッキー屋さん(クッキー・ジャー)は、客がほとんど来なくなり、売り上げがのびず、閉店の危機を迎えていた。開店以来初めてのピンチ!その原因は、向かいにできた新しいベイカリー。オーナーは恋敵のシューナ・リー姉妹。このままではやっていけないと、妹や友人にベイカリーの偵察を頼む。更には事件も発生し・・。


これまでこのシリーズでは、まずハンナの忙しくても平穏な日常から始まっていたのですが、今回はいきなりのピンチから始まります。

今まで絶対的な人気を誇り、いつもたくさんの人で賑わっていたクッキー・ジャーがとても静かな日々を送ることに・・。ハンナを心配して妹や友人がなぐさめに来てくれるのですが、売り上げが落ち込んでしまうのは止められずバッド(下向き矢印)

偵察に行ってもらっても、あまり欠点が見つけられなかったから更に落ち込むハンナです。

もちろん最終的にはピンチを脱出できるのですが・・・。まあこの解決法は、あまり後味の良いものではありませんがふらふら

共同経営者のリサの結婚式があったり、事件を解決したり(今回は意外な協力者がいてくれてハンナは助けられます)、最後の最後には恋人の2人からサプライズも・・揺れるハート

続きが楽しみな終わり方になっていましたぴかぴか(新しい)


<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」


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今読んでいるのは・・

2010年01月08日

ジョアン・フルーク「シュガークッキーが凍えている」

ジョアン・フルーク著 「シュガークッキーが凍えている
お菓子探偵ハンナシリーズ6

(ヴィレッジブックス)


ハンナが出版する町のレシピ本のために、クリスマス・パーティ兼試食会が開催されることになり、レイク・エデンの町は盛り上がっていた。ところが、パーティーの途中でハンナの母ドロレスが貸してくれた美しく高価なケーキナイフが紛失してしまった!慌てて探していると、ナイフを胸に刺した死体を発見してしまう・・。



冬になるとかなりの寒さになるレイク・エデンですから、このパーティーのときも猛吹雪で、参加者は会場に軟禁状態になりますあせあせ(飛び散る汗)

お陰で、あまり動き回らなくても捜査ができますし、容疑者も限られていて、いつも以上にあっさりと解決ですがく〜(落胆した顔)

事件の解決よりも、妹のアンドレアが出産した(前作の感想のときに「出産した」と書いてしまいましたが、今回出産しました。修正しておきました)ときのゴタゴタの方が面白かったかも。生まれてくるのは男の子とわかっていたから、実の母親と義理の母親に「女の子だったら名前をもらう」と約束してしまっていたのですが、実際には女の子が生まれてしまい、大慌てexclamation どう対処したのかは書きませんが、アメリカならではの解決法で「なるほどね」って感心。

雪が積もりすぎて動きが取れない・・という状況に合ったことがないので、ちょっと想像がつきませんが、以前ハンナが「外から帰ったら冷凍庫に手を入れたら温まる」と冗談を言ったくらいなので、冷凍庫よりも寒いふらふら と考えると寒さがわかる気がします。

今回は話がとても短く、物足りない感じでしたが、レシピがたくさん付いています。実際に作って食べたりはしていませんが、読んでいるだけで「おいしそう揺れるハート」と思える物と、「アメリカっぽいな・・バッド(下向き矢印)」と思える物がありました。


<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」



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今読んでいるのは・・

2009年12月19日

ジョアンフルーク「ファッジ・カップケーキは怒っている」

ジョアン・フルーク
ファッジ・カップケーキは怒っている
お菓子探偵ハンナ・シリーズ5

(ヴィレッジブックス)



ハンナの妹アンドリアの夫ビルが保安官選挙に出馬することになった。更にアンドリアは第二子を出産し、飼い猫のモシェがハンストし、レイク・エデンの料理本用のレシピ選考もあり・・と大忙し。そんな中、グラント保安官が殺害される事件が起こり、ビルが容疑者としてあがったため、ハンナは義弟の無実を晴らすべく聞き込みを始めることに。


レイク・エデンの家庭には美味しいレシピがたくさんあるということで、料理本を作ることになったわけですが、その選考を任されてしまうハンナ。自分から仕事を背負い込むことよりも、人から頼られて仕事が増えるパターンが多いようです。

ある家庭に伝わるカップケーキの中身がどうしてもわからず、でもとても美味しいからレシピを載せたいということで、ハンナはその材料探しもすることに。色々とヒントをもらって作るわけですが、なかなか正解にたどりつきません。

読んでいる側も「何を使っているのかな?」と楽しみになってくるのですが、実際に答えを聞くと「ふう〜ん」って感じがく〜(落胆した顔) あまり「え!そんな物を入れるのexclamation&question」という驚きはありませんでしたもうやだ〜(悲しい顔)

謎解きも、次々容疑者が出てきて最後まで迷いました。突然解決する感じなのが残念でしたけど、このシリーズは日常生活が楽しめるようになっているので、問題なしですぴかぴか(新しい)


<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」


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今読んでいるのは・・

2009年12月03日

ジョアン・フルーク「レモンメレンゲ・パイが隠している」

ジョアン・フルーク
レモンメレンゲ・パイが隠している
お菓子探偵ハンナシリーズ4

(ヴィレッジブックス)


ノーマンから「ハンナと一緒に設計した夢の家を実際に建てるつもりだ」と聞かされ驚くハンナ。すでに古い屋敷を土地ごと買い取ったという。二人で屋敷の片付けに行くとそこにはハンナの作ったレモンメレンゲパイの食べ残しがあった。調べると地下室に元所有者の死体まで発見してしまう。


いよいよノーマンと結婚かexclamation&questionと思いきや、結局進展のないまま話は進んで行きます・・がく〜(落胆した顔) 鈍感というか何というか、大人なのにじれったい二人ですたらーっ(汗)

話に出てくるレモンメレンゲパイがとにかく美味しそうで、味を想像しながらよだれが出そうな状態でした。

レシピを見たら面倒臭そうな感じで、作れそうにないのが残念ふらふら です。

謎解きの展開も早く、相変わらずすぐに読めてしまう作品でしたグッド(上向き矢印)


<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」



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今読んでいるのは・・