今野敏 著
「マル暴総監」
(実業之日本社文庫)
〈マル暴〉シリーズ最新刊!
弱腰刑事の相棒は、まさかの・・・!?
「俺のこと、なめないでよね」が口ぐせの、史上“最弱”の刑事・甘糟が大ピンチ!? 北綾瀬署管内で起きた半グレ殺人事件の捜査線上に浮かんだ意外な人物。
捜査本部でただひとりその正体を知る甘糟は、現場にふらりと現れる男に翻弄されることに――。笑って泣ける痛快〈マル暴〉シリーズ待望の第2弾。<任侠>シリーズの阿岐本組の面々も登場! −裏表紙より−
前作を読んだのは2018年ですから、8年も前!? もちろん詳しいことは覚えていませんでしたが、任侠シリーズにも出てくる刑事なので、甘糟のことは覚えていました。
そういえばさぼり癖のある先輩刑事と組んでいたな・・と読みながら少しずつ思い出してきました。
相変わらず気弱な感じの甘糟。常に色んな人に気を使って仕事をしているので、いつも疲れている印象です。イメージではもっと芯があった気がしたのですが、今回はかなりブレブレに見えました。
まあ今回の場合は仕方ない部分もありましたけどね。
今回の問題児・総監のお陰で事件が振り回されまくりで大変でした。大変というか、ひたすら迷惑です。
使えない世間知らずの総監が、捜査のことはわからないのに口出して最悪・・という展開はよくあることですが、今回は大きな秘密を抱えているせいで、捜査を引っ掻きまわしまくり!
警察の人間としてどうなんだ!?と何度腹が立ったことか。
現実ではこんなことあり得ないでしょうからまあ良いですけど、フィクションだとわかっていてもイライラさせられました。
板挟みになる甘糟に同情してしまいました。
事件や、真犯人が二転三転する感じは面白かったですし、ヤクザたちとのやり取りも面白かったのですが、解決方法も途中経過も気に入りませんでした。
ずっと、どうなのよ!?と思いながらの読書になりました。
今度はしっくりくる展開で進んでもらいたいものです。
<マル暴シリーズ>
「マル暴 甘糟」
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