劇団☆新感線のお芝居「蛮幽鬼」を見てきました。
普段はほとんど見ない新感線ですが、今回はキャストに惹かれて見に行くことにしました。
共に留学していた仲間に裏切られ、親友を殺害した罪で島流しにされた伊達土門。牢獄で10年経ったとき出会ったサジという謎の男と共に脱獄し、殺害された親友の敵討ちと冤罪で投獄された恨みを晴らすため祖国へ帰る。名前を変え、姿もすっかり変わってしまった土門を見ても全く気づかない祖国の人たちに更に復讐の炎を燃やす。「巌窟王」を元にした作品です(・・と書いてもきちんとした内容を知っているわけではないのですが

) 「復讐」の話だということくらいしか知らないので、どの程度話が似ているのかわかりません

伊達土門を演じるのは上川隆也さん。初めのさわやかな感じも、牢獄で狂ったときも、祖国に帰って復讐に燃えているときも、どの姿も素晴らしく、すごい役者さんだと思いました。サジを「友だち」と呼ぶくらい信じていたのに最後には(実はずっと)裏切られてしまう・・その悲しみや怒りがすごく伝わってきました。
サジを演じる堺雅人さんは、常に微笑を絶やさない暗殺者の役(怪しい役)で、その微妙な笑顔に時々ゾクッとさせられました。微笑みながらの殺陣は大変だろうな〜と思って見ていました。
早乙女太一くんも出ていたのですが、すごく綺麗な殺陣で魅せてくれ、感動しました。数年前にテレビで見かけたときは10代だったけど、今はもう20歳は越えたかな?とか思って見ていたのですが、まだ18歳だそうで・・

その年齢でどうしてあの色気が出せるのか・・。すごいです

前から2列目真ん中で見たので、見えなくても良い部分まで見えたりして、芝居はもう少し後ろで見たいな〜と

「化粧が濃い

」とか思ってしまいますし、出血しているように見せかけて中の服が赤いだけ・・とか、マイクも見えますし・・

後ろからも見えるようにしようとすれば、当然のことなんですけどね。
舞台装置も派手で、ライトが眩しかったり、スモークが席まで降ってきて寒いわ煙いわ(しかも臭い)・・で困ることもありました。
更に、サジ役の堺さんが微笑みながら舞台の一番前に立ち、客席の方を向いているときによく目が合って、気まずい思いもしました

「どうしよう?ここで目をそらすのも変?」とか妙に考えてしまったりして。気づいたら一緒に微笑んでいました

話の内容としては、「復讐」の話なので当然ですが、人がたくさん死にます。ほぼ居なくなるくらいに・・

この内容で最後がハッピーエンドだったら、それはそれで納得いかないのかもしれませんけどね。
でも見終わって振り返ってみると
(散々、文句を書いといてなんですが
)「見に行って良かった」と思える芝居でした。
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