2014年06月09日

演劇集団キャラメルボックス「鍵泥棒のメソッド」

演劇集団キャラメルボックスの「鍵泥棒のメソッド」を見てきました。

桜井武史は35歳の舞台俳優。別れた恋人が結婚することを知り、生きる気力をなくしてしまう。そんなある日、銭湯へ行くと、目の前で男が転倒し、彼が待っていたロッカーの鍵が目の前に転がってきた。武史は自分の鍵とすり替え、男のロッカーへ向かう。それはちょっとした出来心だった。一方、転倒した男は頭を強く打って、記憶喪失になった。所持品から、自分の名前は桜井武史だと知る。退院の日、男は病院の前で雑誌編集長の水嶋香苗と出会う。香苗の車でアパートへ向かうと、そこは汚いアパート。どうやら自分は売れない役者らしい。男は香苗に助けられ、桜井武史として生きる決意をするが・・。―HPより―


お芝居は、いきなり知らない男が、知らない男を殺害する場面から始まります。何ともダークな展開・・。続いて、別の男(桜井武史)が首つり自殺をしようとしている場面に。

まあ、この場面は笑いになってはいたのですが、なかなか重い感じのスタートでした。

そして銭湯に向かった2人の男性。そこで2人の人生が大きく変化を見せ始めます。

お金の無かった桜井は、目の前で倒れた見知らぬ男性の鍵を奪ってしまいます。その様子が何とも憎めないというか、悪気の無さがにじみ出ている感じで、ちょっと笑える展開でした。

銭湯で倒れた男性は、頭を打ったことで記憶喪失になってしまい、自分のことを桜井武史だと思いこんでしまいます。

そこからはドタバタで、笑いもあり気楽に見ていられる内容です。後半は当然、男が記憶を取り戻すわけですが、そこからはちょっとシリアスな場面もありました。

もちろん、最後はハッピーエンド。みんな良かったね〜という終わり方をします。


これは、堺雅人さんが桜井の役をして、数年前に映画化された作品です。私は見ていませんが。舞台を見たら、映画はどんな展開を見せたのか気になってしまいました。いつか見てみたいです。


このお芝居は明日まで新神戸オリエンタル劇場で上演されます。詳しくはこちらでどうぞ。


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2014年05月12日

バーン・ザ・フロア Dance With You

先日、大阪公演を見てきました。

何度か見ているこの公演。演目はあまり変化がなく、同じような内容なのですが、毎回とても楽しめます。

メンバーも違ったりするのでしょうが、やはりこの迫力あるダンスは見飽きることがありません。

そして、何よりもダンサーたちの肉体美!!

惚れ惚れします。


アップテンポな曲だけではなく、スローなダンスもあり、生演奏と生歌で更に迫力も増します。

これはぜひ1度は見た方が良いですよ!


くわしい公演日時などはこちらでどうぞ。


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2014年04月30日

映画「相棒―劇場版V−」

昨日、映画「相棒―劇場版V−巨大密室!特命係 絶海の孤島へ」を見てきました。

公式HPのあらすじをコピペしようと思ったのですが、あまりにも長かったので、というかほとんどの内容が書かれていたので、止めておきました。


特命係の杉下右京と甲斐亨は、元特命係の神戸尊によってうまく誘導され、民兵組織が合宿しているという鳳凰島へ渡ることになった。きっかけとなったのは、その島で訓練を受けていた一人の男性が馬に蹴られて死亡するという事故の調査だったが、本当の狙いはこの島と民兵組織に流れる怪しげな噂の真意を確かめることだった。彼らは自衛隊からあるウィルスを盗んで生物兵器を作っているのでは?と疑われていた。事故死の再確認という理由で組織に近づいた右京と甲斐は、細かな点からある大きな秘密に迫っていった。


下手なあらすじですみません。でもまあこんな感じの内容です。

沖縄で撮影されたという映画で、大きな島が舞台になっています。その島では元自衛官たちによる民兵組織が作られ、そこでは度々、希望者による2泊3日の訓練が行われていました。

黒い噂のある彼らを調査しようにも、スパイを潜り込ませるのも難しい状況なので、気になる噂でも放っておくしかありませんでした。

そんなときに起きた、事故死。これはチャンスとばかりに特命係が送り込まれます。今回は珍しく上層部からの妨害は受けずに済むわけですが、秘密をあばかれたくない民兵組織と自衛隊(防衛庁)による妨害があり、これまで以上に苦しめられます。

ちょっと驚くような展開もありました。


壮大な舞台で、壮大なテーマで描かれたこの作品。映画らしく大規模で迫力のある内容になっています。相棒ファンならぜひ見て下さい。

今回のテーマは「国防」です。国を守るためにどうするべきか?「誰かが守ってくれる」とぼんやり考えて暮らすのはダメだと言われるのもわかります・・・が、民兵組織のリーダーのような考えをするくらいなら、私は滅びても良いような気がしています。

見ていないとわからない感想を書いてしまいましたが、この映画を見たら改めて「国を守るとは?」ということを考えさせられます。


詳しくはこちらでどうぞ。


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2014年04月08日

映画「アナと雪の女王」

先日字幕版3Dを見てきました。


運命に引き裂かれた王家の美しい姉妹、エルサとアナ──触れるものを凍らせる“禁断の力”を持つ姉エルサは、妹アナを傷つけることを恐れ、幼い頃から自分の世界に閉じこもって暮らしていた。
美しく成長したエルサは新女王として戴冠式に臨むが、力を制御できずに真夏の王国を冬に変えてしまう。
城から逃亡した彼女は、生まれて初めて禁断の力を思うがまま解き放ち、雪と氷を自由自在に操り、冬の王国を作り出す。
愛する者を守るため本当の自分を隠して生きてきたエルサは、“雪の女王”となることで生きる喜びと自由を手に入れたのだ。
一方、妹を守るために姉が払ってきた犠牲と愛の深さを知ったアナは、エルサと王国を救うため、山男のクリストフとその相棒のトナカイのスヴェン、“夏に憧れる雪だるま”のオラフと共に雪山の奥深くへと旅に出る。アナの思いは凍った心をとかし、凍った世界を救うことができるのか?そして、すべての鍵を握る“真実の愛”とは…?
―HPより―


予告を見てからずっと見たかった映画。期待通りの面白さでした。

まあ、思ったよりアナとエルサの歌声が良くなかったんですけどね・・。それでも映像の美しさと、音楽の心地よさがやはり素晴らしかったです。


話の内容としては、ディズニーが好きそうな展開で、困難を必死で乗り越えたら、そこにハッピーエンドが待っているという感じになっていて、もちろん「真実の愛」が重要なカギを握ります。

ただ、珍しくその「愛」の形が思っていたのとは違ったので、そこは新鮮でした。


人間たちはあまりかわいいとは思えなかったのですが、トナカイ・スヴェンや雪だるま・オラフは最高でした。特にオラフは大好きになりました。

雪だるまのくせに夏にあこがれているんですよ〜!それだけでも笑ってしまいます。

「夏がきたら、海辺で日光浴したい〜」なんていう歌までうたってしまったりして。言動がいちいち面白くて何度も笑ってしまいました。


涙する場面もあって、最後まで楽しめましたし、終わってからもずっと曲が頭を流れています。

また時間を作って見に行こうと思います。


詳しい内容などはこちらでどうぞ。


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2014年02月24日

演劇集団キャラメルボックス「あなたがここにいればよかったのに」

昨日、演劇集団キャラメルボックスアコースティックシアター「あなたがここにいればよかったのに」を見に行きました。

日高まひろは翻訳家を目指しながら、小さな書店で働いている。半年前、恋人の森岡季之のプロポーズを受け、結婚を一ヵ月後に控えたある日。友人の池沢恵菜と式の打合せをしていると、見知らぬ男が現れて、まひろに結婚をやめろと告げる。「理由はいえない。でも、今、結婚したら君は不幸になる」。とんでもない言いがかりだと怒るまひろ。しかし、その男はまひろのことをやけに詳しく知っていた・・・。翌日、恵菜が、男の正体がわかったと知らせに来る。男の名前は天野大志。恵菜の母親が入院した病院に勤める医師だという。まひろは大志の真意を探ろうと病院に行く。なぜあんなデタラメを言ったのか。「デタラメなんかじゃない」と大志。「僕は、君の未来を知っている。一度目の人生で君と会ったから」――HPより―


このあらすじ、お芝居とは時系列が違います。でもまあ、こんな内容の話です。

お芝居では、まひろがプロポーズされる場面から始まります。返事をする前に恋人が仕事に戻ってしまい、気持ちの整理をつけようと深呼吸しているときに突然、見知らぬ男性から「結婚は止めた方が良い。不幸になるから」と言われるのです。

こんなこと、万一よく知っている友人から言われてもカチンときますよね?それを見知らぬ男性から言われたら・・想像するだけでも腹が立ちます。しかも、その男性は「未来がわかる」なんて言うんですから呆れます。当然、まひろは怒り、相手にせずに去ります。でもやはり気になることは、気になる。

その男性・天野の言うことがいくつか当たってしまうので、ますます混乱してしまうまひろ。やがて恋人のことも疑うように。


キャラメルボックスのお芝居では、こういう変わった能力をもった人がよく登場しますし、大抵、その能力について本人が早めに語っていくのですが、今回は漠然と“未来がわかるらしい”ということしか観客にはわかりません。

かなり終わりの方になってやっと、天野の秘密が明かされるのですが、それがなかなか驚く内容でした。ただ単に未来が見えるわけではない・・。彼はこのまま生きていて大丈夫なのかな?と不安になってしまいました。

あらすじで少し明らかにはされていますけどね。


私が見に行った昨日は、まだ2回目だったとか。お陰でセリフを噛んでしまう人が多かったです。そこには気になりつつも、最近見た中では結構気に入ったかな?と思っています。

話が入りやすかったというか、気になる所が多くて集中できた感じがします。

誰も泣いていないのに、ウルッとしてしまう部分もありました。私のツボがあったようです。


このお芝居は25(火)まで大阪のサンケイホールブリーゼで上演されています。名古屋名鉄ホールでは3月1(土)・2(日)、東京サンシャイン劇場では3月6(木)〜23(日)に上演されますので、一度ご覧ください。

「ヒトミ」という作品も同時上演されています。こちらも面白いですよ。

詳しくはこちらでどうぞ。


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2014年01月16日

映画「REDリターンズ」

先日見てきました。原題は「RED2」です。


CIAが最も恐れた超一流の元スパイ・チーム──コードネームは、Retired(引退した) Extremely(超) Dangerous(危険人物)…RED!引退したはずの彼らをカムバックさせたのは、失敗に終わったはずの32年前のミッションだった。その卓越した情報収集能力と年甲斐もない戦闘能力で過去を掘り起こす内に、なぜだか列強各国の諜報機関を敵に回し、世界最高の殺し屋たちに狙われるハメになったRED。封印されたミッションに隠された恐るべき真実とは?そして、REDが直面する“世界の危機”とは…?―HPより―


数年前に上映されていた前作「RED」を見ていないのに続編を見るというおかしなことをしてしまいました・・。

結論から言うと、絶対に前作から見た方が良い!・・・まあ当たり前というか、予想はできることですけど。

話の流れ的には難しくもないので大丈夫だったのですが、人物像がわかりにくかったです。登場人物同士の会話も、人物像がわかっていた方がより楽しめたのでしょう。


内容は深いわけではなく、アクションが中心で、驚くほどたくさんの人が死にます。しかも、あっさりと撃たれてしまいます。これだけ銃が撃たれるとある意味爽快かもしれません。

特に、イ・ビョンホンが撃った連射できる銃がかっこよかった!あれは人がいない所で撃ってみたい!反動はすごそうですけど。

ちなみに、イ・ビョンホンの名前が思い出せず、家に帰ってからネットで調べました・・。彼のファンなら垂涎モノのシーンもたくさんありました。筋肉隆々の裸体をさらしたり、素肌に浴衣を羽織ったり。


こういう、アクション映画の割には、出てくる役者がみんな結構な年齢の人ばかり(ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン、アンソニー・ホプキンス他)で、ヨレヨレした状態で話が進むのかと思ったら、かなりキビキビしていて驚きました。

ヘレン・ミレンが車から銃撃するシーンは最高でした(もちろん、ヘレン・ミレンの名前も知りませんでしたから調べました)。


この映画は見るならぜひ映画館で見た方が迫力があって良いと思います。でも、見なくても別に良いかな?とも思います。何も考えず、スカッとできるので、ストレス発散には良いかも。


映画のHPはこちら


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2013年11月18日

演劇集団キャラメルボックス「ウルトラマリンブルー・クリスマス」

昨日、演劇集団キャラメルボックスクリスマスツアー「ウルトラマリンブルー・クリスマス」を見に行きました。

昭和58年のクリスマスイブ。長野県のとある町で建設会社を経営している辺見鐘司は、自殺を決意して、町外れの川にやってくる。橋から身を投げようとすると、横から誰かが飛び下りた!辺見はその人物を助けるため、慌てて川の中へ!次に目を開けると、辺見はバスに乗っていた。隣の席には、先に飛び下りた人物。その人物は、自分は天使だと名乗り、辺見の自殺を止めようとして、誤って落ちたと言う。天使は辺見をバスから引きずり降ろし、なぜ死のうとしたのかと聞く。辺見は語る。そもそもの始まりは昭和36年、辺見が高校2年の時だった・・・。―HPより―

芝居のメインとなるのは、辺見鐘司が自殺を決意するまでの人生です。今まで起きた出来事や、考えて進んできた人生が描かれ、その中で辺見はたくさんの人を助けてきました。そして、大きな夢も諦めて、長男としての責任も果たしてきました。

でも人生はそううまくいくものではなく、自殺を決意することに。気づいたとき、目の前にいたのが3人の天使でした。

最後はいつものようにハッピーエンド。どんなに暗い出来事が起きても、必ず最後は幸せになるのが見ていて安心できます。


最近のお芝居では、よく歌が入ってくるんですよね・・。それがどうも苦手です。特別うまいわけでもない歌を全員で歌われても、引いてしまうというか、いきなりそこだけ現実に戻される気がしてしまいます。どうして歌うんだろう??

他にも細かく気になる部分はありましたけど、全体的に面白かったと思います。素敵な奇跡がたくさんあって、クリスマスらしいお芝居です。

2つのエンディングが用意されているということなので、時間があればもう1つの方も見てみたいと思います。


このお芝居は24(日)まで新神戸オリエンタル劇場で上演されています。新潟では11月29(金)・30(土)、東京では12月5(木)〜25(水)に上演されますので、一度ご覧ください。

詳しくはこちらでどうぞ。


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2013年10月07日

舞台「真田十勇士」

昨日、大阪の梅田芸術劇場で行われた公演を見てきました。

東京、名古屋の公演も終わり、昨日が大千秋楽でした。

時は、徳川と大坂(豊臣)の合戦が間近に迫った慶長19年。
駿府に近い森では、はぐれ忍びの猿飛佐助(柳下 大)と由利鎌之助(松田賢二)が、徳川家康(里見浩太朗)の首を取ろうと待ち構えていた。すると霧隠才蔵(葛山信吾)、根津甚八(粟根まこと)、穴山小介(玉置玲央)、筧十蔵(三津谷亮)、三好清海(小林正寛)、三好伊佐(佐藤銀平)、さらに彼らの首領・真田幸村(上川隆也)が現れ、森に潜んでいた徳川方の伊賀忍者を次々に打ち倒す。
そこへ服部半蔵(山口馬木也)を伴って現れたのは家康。じつは家康は、かねてから幸村を味方につけようと画策しており、幸村はそのために家康に会いに来たのだった……。
一方、大坂城では、豊臣秀頼(相馬圭祐)と淀の方(賀来千香子)が、大野修理亮治長(小須田康人)・治房(俊藤光利)兄弟とともに、幸村の到着を待ちわびていた。やがて望月六郎(植本潤)を伴った幸村の息子・真田大助(渡部秀)が参上。続いて幸村が現れると一同は安堵するが、まだ実績のない幸村が提案した出陣案は、却下されてしまう。
その頃、大勢の人で賑わう大坂城下では、幸村を追って大坂へ来た佐助と鎌之助が、飯処で働く若い娘ハナ(倉科カナ)をめぐって、青海と伊佐と小競り合いを起こしていた。そこへやって来た幸村に、鎌之助と佐助は家来にしてくれと頼み込む。こうして、幸村のもとに揃った真田十勇士。しかし、佐助が事件を起こし……。
ーHPより―

なんて、長いあらすじたらーっ(汗)

主人公は真田幸村。この辺りの時代はまだ好きな方なのですが、真田幸村には興味がありませんでした。「真田十勇士」というのは聞いたことありましたが、お芝居を見て、へぇ〜という感じでした。

ちなみに、真田十勇士は実在の人物ではないそうです。面白いことを考えるものですね。


大坂夏の陣が舞台になっていて、前半は幸村がどうやって名を上げるのか、どうやって大阪城を守るのか、が描かれています。

後半になると、話は少し複雑に。猿飛佐助の出生の秘密が明かされたことで、たくさんの出来事が大きく動き始めます。

少し自分の進む道を悩んでいた幸村も、彼のお陰で覚悟を決めることができました。


話の内容的には、全体的に「ふぅ〜ん」という感じで、興味がなかったのですが、途中で秀頼のセリフにやられてしまいました。

「自分が死ななければ、戦は終わらない」と死ぬ覚悟を決める彼の言葉には涙が止まりませんでした。この時代の人たちは本当にかっこいいです。


夏の陣という大きな戦がテーマだけに、役者たちの立ちまわりがたくさんありました。殺陣に慣れていてとてもかっこいい人と、あれ?と思う人がいてなかなか見ごたえがありました。

里見浩太郎さんは意外と殺陣が苦手なようです。よく考えたら、いつもかなり位の高い人の役をしていますから、殺陣をすることは無いんでしょうね。でも、さすがの貫禄で、家康にぴったりでした。


主役の幸村を演じた上川さんは、50歳近いのに元気でしたよ〜。とてもかっこいい殺陣が見られました。


このお芝居はすでに終了しました。


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2013年09月17日

劇団四季「SONG&DANCE60 感謝の花束」

先日、見てきました。


これは、ストーリーがあるわけではなく、四季のミュージカルで流れる歌やダンスをピックアップして上演される作品です。劇団創立60周年記念の舞台で、サブタイトルに「感謝の花束」というのが付いています。

5年前に行われた「55STEPS」というのも見に行って、大好きな歌とダンスばかり見られることに感動して、今回も見に行くことにしました。

全部で40曲近く演奏され、歌だけの物もありますが、ほとんどがダンスもあり、ミュージカルファンにとっては最高の舞台になっています。

もちろん、全体のストーリーがわかっていた方がより楽しめますが、そのミュージカル自体を知らなくても十分楽しめます。

劇団四季の役者さんたちは、歌もダンスも素晴らしいですから。


ただ、今回は歌が時々・・・。特に私の大好きな「アンダー・ザ・シー」はもっと渋い声の人に歌って欲しかったです。でも、この曲は役者さんたちが色んな楽器を演奏していて、なかなか迫力ある、そして楽しい曲に仕上がっていて、思わずノリノリになってしまいました。


この公演は全国各地で行われます。詳しくはHPをご覧ください。


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2013年08月13日

映画「モンスターズ・ユニバーシティ」

大好きな映画の一つ「モンスターズ・インク」よりも前の話。これは見に行くしかない!ということで、見てきました。


幼い頃から“怖がらせ屋”になることを夢見るマイクは、努力して超難関のモンスターズ・ユニバーシティに入学する。そこにはサリーをはじめ、才能あふれる未来の“怖がらせ屋”たちが大勢いたが、マイクには体が小さく“かわいすぎる”という致命的な欠点が・・・。怖くないために学部を追放された彼は、起死回生の“ある作戦”を思いつくが、その一途な思いはモンスター界のタブーを破り、史上最悪の事件を巻き起こすことになる…。


サリーとマイクがなぜコンビを組む事になったのか、彼らがどんな学生時代を送ったのかがわかって面白かったです。何よりも笑い所が満載で、何度も爆笑してしまいました。

少年時代のマイクもかわいかった〜。声もよかったですし、サイズも小さくて本当にかわいい。歯の矯正器具も素敵でした。


サリーは名門の出なのに、一家の中では落ちこぼれ・・。「モンスターズ・インク」のサリーとは想像もつかないくらい嫌な奴で、これを先に見ていたら嫌いになったかもしれません。でもまあ、最後は良いモンスターになるわけですが。


音楽も良かったです。軽快な曲もしっとり曲もあって、ぜひ演奏している所を見たいと思いました。どうすれば叶うのかわかりませんけど・・。


ワクワクドキドキの面白い映画でした。見てよかったです。これから見ようと思っている方、ぜひエンドロールが終わるまで見てください。最後も笑えますから。


公式HPはこちら


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2013年06月30日

映画「二流小説家 シリアリスト」

映画「二流小説家 シリアリスト」を見てきました。公開から2週間以上経ち、観客はかなり減っていました・・がく〜(落胆した顔)

赤羽一兵(上川隆也)、45歳。職業は小説家。とは言っても、彼自身の名前で書いた本は一冊もなく、唯一10年前に書いた若い女性向けのライトノベル「恋するヴァンパイア」でさえも、男の名前では売れないという理由で母の旧姓と写真を借りて出版している。現在は、アメリカ出張中の兄の家を間借りしながら、「男のゴールデン街」という雑誌にエロ小説を寄稿して生計を立てている、しがない中年の小説家だ。そんな彼の元にある日、東京拘置所にいる死刑囚・呉井大悟から手紙が届く。呉井は自称・写真家ではあるが、モデル募集と称して集めた4人の女性を殺害した罪で死刑判決が出ている男だ。シリアル・フォト・キラーとして世間を賑わせた彼が、告白本を赤羽に執筆してほしいと言ってきた。何故……。


「必ず騙される」的なことが言われていたので、誰が犯人なのかギリギリまでわからず、もしわかったつもりになっていても、きっとどんでん返しがあるんだろうと思ってワクワクしていたのですが・・。

意外と普通と言うか、想像がついてしまったんですよねあせあせ(飛び散る汗)

あまり「騙される」とか言わない方が良かったのかもしれません。サラッと見たら予想しなかったかも。


内容的にはミステリーらしくて面白かったのですが、ずっと画面が暗くて、見終わってすぐの感想が「暗っ」でした。首無し遺体の写真とか出てくるわけですから、明るくしようもないのですけどね。

海外小説が原作だけあって、拳銃が普通に出てきて、素人があっさり拳銃を構えて威嚇するような場面もあり、邦画としては違和感がありました。


う〜〜ん、評価が難しい映画でしたね。面白くないわけではないのですが。

とりあえず、原作を読んだら感想が変わるのかもしれません。早めに読みたいと思います。


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2013年06月16日

演劇集団キャラメルボックス「ナミヤ雑貨店の奇蹟」

演劇集団キャラメルボックス2013スプリングツアー「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を見てきました。

前回は11月に見たので、約半年ぶりです。前回は有川浩さんの原作で、今回は東野圭吾さんの作品。最近、こういうのが気に入っているのかな?


敦也と翔子と幸平は、同じ養護施設で育った仲間。ある夜、ある家にコソ泥び入り、逃亡の途中で、廃屋になった雑貨店に逃げ込む。すると、表の方で微かな物音。シャッターの郵便口から、誰かが封筒を入れたのだ。中の便箋には、悩み事の相談が書かれていた。この雑貨店は、店主が生きていた頃、近隣の住人の悩み事の相談に答えていたのだ。3人はほんの遊び心から、返事を書いて、牛乳箱に入れる。すると、またシャッターの郵便口から封筒が。そこには、3人の返事に対する、さらなる質問が書かれていた。しかも、差出人は、数十年前の時代の人間らしい・・。−公演チラシより−


ちょっとSFっぽい話で、タイムとラベル的なことになっているので、しばらく時間の流れというか、物語の流れが理解しにくくて大変でした。

しかも、時が流れるということは、登場人物も、子から孫へと変化していくので、誰が誰だかわからなくなることもありました。

役者さんが何役もしますし、余計に混乱が。

始めから細かいところまできちんと集中して見ておかないと、繋がりがわかりにくいですし、「なるほど、ここに繋がるのか!」という感動が得られなくなります。

なかなか集中力のいる作品でした。


結構、感動的な部分もあって、周りのお客さんは泣いておられるようで、鼻をすする音もあちこちから聞こえてくるくらいでしたが、私はどうも話に入り込めなくて泣けず。

千秋楽だったせいか、役者さんたちが全力すぎたのかもしれません。全力でがんばられると、どうも引いてしまうんですよね・・。

もっと情熱的に舞台を見たいものです。どうも最近、集中力が無い気がします。


この公演は今日で全て終了しました。

次はサマーツアーです。詳しくはこちらでどうぞ。


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2013年04月27日

映画「相棒 XDAY」

先日、見てきました!

"謎のデータ"がネット上にバラ撒かれ、削除された・・・・。
 直後、燃え残った数十枚の一万円札と男の死体が発見された現場で、警視庁捜査一課刑事・伊丹憲一とサイバー犯罪対策課専門捜査官・岩月彬は出会った。死体は東京明和銀行本店システム部の中山雄吾。ネットに不正アクセスし、機密情報を流していた疑いで、サイバー犯罪対策課にマークされていたのだ。殺人事件として真実を追う伊丹、不正アクセス容疑を追う岩月。いがみ合いながらも、共に捜査を進めていく二人だったが、目に見えない圧力に曝され、捜査は行き詰っていく・・・。
「人が一人死んでるんだぞ!」伊丹の正義は、殺人の真相に辿りつけるのか?
 時同じくして、杉下右京を始めとする面々も、"謎のデータ"に触れ、否応無く事態に巻き込まれていく。その裏に蠢くのは、政官財の巨大な権力構造。そして、浮かび上がる金融封鎖計画"X DAY"の存在。伊丹も岩月もそこに辿りつけないまま焦燥感を募らせていく。「俺たちは、何と戦っているんだ・・・」。
 一人の熱血刑事と一人の専門捜査官は殺人犯を追い詰められるのか!?
 そして、その裏で蠢く金融界と霞ヶ関の思惑とは!?
ー映画「相棒 XDAY」HPより―


大好きなドラマ「相棒」の映画。鑑識・米沢守を主役にした作品と同じで、主役の相棒たち(右京さんと神戸)はほとんど出てこないスピンオフ作品です。今回の主役は、警視庁捜査一課の伊丹刑事。そして彼の相棒となるのはサイバー犯罪対策課の岩月。今シーズンで何とか登場している岩月ですが、今までは一度も出てきたことがありませんでした。

彼らが捜査するのは、ネット上に“謎のデータ”を流したと思われる銀行員の殺人事件。このデータは何のデータなのか?調べるために乗り込んだ明和銀行では、システム障害のために預金を引き出せない状態になっていました。殺された銀行員の上司である男性にデータを見せた所、あっさりと中身を教えてくれた上に、全文を差し出してくれたため、あっさりと捜査は終了・・かと思われたのですが、ネットに流れたデータと違うデータを渡されたことが発覚。

なぜ嘘のデータを警察に渡したのか?なぜ被害者はこのデータをネットに流したのか?そして、なぜ殺されたのか?これらの謎を解明するために、二人は協力して捜査を始めます。

ところが、上層部が不穏な動きを見せ始め・・・。


相棒はドラマでも社会問題をよく取り上げていて、現実に起こらないと思われているけど、実は起こり得るという出来事が描かれています。この映画もとても難しく、でも深く刺さる内容でした。

特にある政治家が言っていた「日本人は何が起きても『いつもと同じ明日が来る』と単純に信じやすい」というセリフにはドキッとさせられました。難しい真実よりも簡単な嘘を好む、とか。う〜〜ん、確かにそうかも。

問題が突きつけられても、自分にどうにもできないと思ったら見ないふりをするのが得意かもしれませんね。だからこそ、抗議活動などが少ないのでしょう。どうせ立ち上がってもな〜と思いやすいんですよね。

もし本当にこの映画のようなことを政治家が画策していたら・・と思うと本当に怖いです。とりあえず、見終わったとたんに銀行に行って全額引き出したい衝動にかられました。引き出してもどうにもならないんですけどね。

映画の最後の「この映画はフィクションです」という文章にどれだけホッとしたか。本当に小心者ですあせあせ(飛び散る汗)

詳しくは映画「相棒XDAY」HPでどうぞ


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2013年01月19日

劇団四季「ライオンキング」

先日見て来ました!

これは家族や仲間、先祖、生命のつながりの大切さ(サークル・オブ・ライフ)を伝える物語。ライオンの王ムファサは息子シンバに、生命は永遠に受け継がれるという自然界の理念を教える。ある日、シンバの叔父スカーが王位を狙い、父を殺す。自分のせいで父が死んだと思い込んだシンバは群れを離れ、友と出会い「ハクナ・マタタ(くよくよするな)」の歌に励まされ立ち直る。成長したシンバの前に幼友達ナラが助けを求め、シンバがスカーと対決すべく故郷を目ざす。−劇団四季パンフレットより−


劇団四季のミュージカル、いくつくらい見たかわかりませんが、その中で一番初めに見て、一番好きなのが「ライオンキング」です。

大阪では12年ぶり?らしいですが、変わらず面白かったです。四季のミュージカルでここまで笑うのは珍しい!

プンバァとティモンの2人(?)が最高なんですよ。大阪に合わせて大阪弁で会話するのですが、まるで漫才師のようで、会話のリズムが最高です。

きっと大阪出身の人が演じているんだろうと思うのですが、ノリ突っ込みもテンポ良く大笑いさせてもらいました。

ナラとシンバは、前回も思ったのですが、子どもの頃はかわいいのに、大人になったら・・・・。もう少し声が通る人なら良かったのにと思いました。でも、声はきれいで、さすがだと思います。


話の内容も面白いですし、ダンスも歌もあり、笑いもあり、何より動物の動きがリアルに表現されていて、それを見るだけでも感動しますよ。

ぜひ一度見てみて下さい。

詳しくは劇団四季公式HPでどうぞ。大阪は、9月末まで延長決定しました!チケットは相変わらず取りにくいですが・・。


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2012年11月19日

演劇集団キャラメルボックス「キャロリング」

昨日、キャラメルボックス2012クリスマスツアー「キャロリング」を見てきました。

舞台は東京・月島。子供服を作る小さな会社を舞台に事件が巻き起こります。ラブストーリーと冒険の要素のある、クリスマス公演にふさわしい明るくハートウォーミングなストーリーをお届けします。キャラメルボックスHPより


作家の有川浩さんがキャラメルボックスで舞台化することを前提にして書いたという小説が原作になっています。

キャラメルボックスのお芝居はいつも良い人がたくさん出てきて、優しいストーリーで、優しい雰囲気の話が多いのですが、同じように優しい話でも、やはり原作者が違うと、違う雰囲気になるんだと思いました。

有川さんらしい話というか、出てくる男性がみんな男前!

役者の顔が男前というわけではなく(失礼)、中身(性格)が男前なんです。女性から見た理想の男性像はこれだ!って感じです。

素っ気ない感じだけど実は相手のことをよく見ていて細かい気配りが出来る人、悪い雰囲気を持ち、強いタイプなのに実は好きな女性のためなら何でもやるという人、おちゃらけた雰囲気だけどさり気なく女性に掛ける言葉がたまらないという人・・いくつかパターンはあるのですが、みんな現実にいたらもてるだろうな〜という感じ。

有川さんの作品が好きな人にはきっと楽しめるだろうと思います。私は、何だか妙に冷めた目で見てしまって、舞台との距離を感じてしまいました。

それだけ捻くれてるってことなんでしょうもうやだ〜(悲しい顔)


昨日見たのですが、初日だったせいか、全体的にセリフがフワフワしている気がしました。何回か演じるにつれてきっと落ち着いてくるんでしょう。

このお芝居は新神戸オリエンタル劇場で25日(日)まで、東京のサンシャイン劇場で12月3日(月)〜25日(火)の期間、上演されます。詳しくはこちらでどうぞ。


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2012年08月20日

演劇集団キャラメルボックス「アルジャーノンに花束を」

先日、演劇集団キャラメルボックス2012サマーツアー「アルジャーノンに花束を」を見て来ました。

SF作家のダニエル・キイスが書いた小説を舞台化した作品です。ダニエル・キイス・・・名前だけは聞いたことがあるような気がしますし、この作品も名前は知っていました。ただ、読んだことはありませんし、内容も知らずに見ることになりました。


パン屋で働くチャーリイ・ゴードンは、今年で32歳になるが、幼児なみの知能しかない。が、心の底から賢くなりたいと思っていて、知的障害成人センターに通い、読み書きや計算を習っている。ある日、チャーリイはビークマン大学へ行き、心理学のテストを受ける。そのテストに合格すれば、頭がよくなる手術が受けられる。実験室にいたハツカネズミのアルジャーノンは、その手術のおかげで、複雑な迷路をあっという間に通り抜けられるようになった。僕もアルジャーノンみたいに賢くなりたい! テストの結果は合格。チャーリイは手術を受けることになるが……。キャラメルボックスHPより


メインとなる話は、このあらすじ以降の部分になると思います。


チャーリィは手術を受け、驚くほどの知能を手に入れます。手術をした博士も研究をしている教授や助手、センターの先生も初めはチャーリィの様子を見て喜んでいたのですが、徐々に喜んでばかりはいられなくなります。

彼は知能ばかり発達し、心は幼いままだったのです。周りのことを気遣ったり場の空気を読んだり・・ということが一切出来ず、その知能の高さで思ったままのことを発言し、友人を失くしていきます。更に、手術を施した博士や教授たちの頭脳をも凌ぐほど発達してしまい、やがて彼らのことすら見下すようになってしまいました。

チャーリィはセンターで教えてくれていた先生・アリスに好意をもっていました。彼女に近づきたいと願っていた彼でしたが、気づけば彼女のことも越えてしまい、また遠い存在となってしまいました。

ある日、彼と同じ手術を先に受けていたネズミのアルジャーノンに変化が現れ、自分がアルジャーノンと同じ道をたどることになる・・と悟ります。

やがて彼にも訪れた変化・・。


知能障害を持つ男性が主人公で、このチャーリィという役は難しかったと思います(って上から目線ですが)あせあせ(飛び散る汗) でも演技の上手な方が演じられていたので無理なく見ることができました。

ただ、彼が憧れるアリスが・・。何だろう?彼女と会話を始めると妙に冷める気がしたんですよね。私自身が恋愛物に苦手意識をもっているせいもあるのでしょうが、2人の場面になると芝居に入り込めずに困りました。

結構、シリアスなお芝居で、涙を誘う場面も多かったのですが、そんな感じで泣くまでには至らず。


今まで以上にシリアスだったので、時々入れられるギャグというか、笑いの場面でかなりすべっていたように思います。悲しいくらいに・・。今回は、思いっきりシリアスにしても良かったのかもしれないな・・と思いました。


このお芝居は新神戸オリエンタル劇場で24(金)まで上演されます。私が見た土曜日は満席でしたが、平日は結構あいているそうなので、良かったら行ってみて下さい。


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2012年06月11日

演劇集団キャラメルボックス「容疑者]の献身」

先日、演劇集団キャラメルボックス2012スプリングツアーA「容疑者]の献身」を見て来ました。

この公演は再演で、私は初演も見ました。初演は3年前になるそうです。なのでブログでは初登場です。東野圭吾さん原作の有名な作品ですね。映画化もされましたから、ご存知の方も多いでしょう。


高校の数学教師・石神哲哉は、ある夜、不審な物音を聞く。アパートの隣室に住む花岡靖子の部屋で何か起きたらしい。石神は靖子の部屋のドアをノックする・・・。 隅田川の河川敷で男の死体が発見される。捜査に乗り出す警視庁捜査一課刑事・草薙俊平。やがて、捜査線上に、被害者の元妻・花岡靖子が浮かび上がる。草薙は大学時代の友人で、帝都大学理学部物理学科の准教授・湯川学に協力を求める。湯川は靖子の隣室に住む男の名前を聞いて、顔色を変える。石神哲哉。それは湯川の大学時代の友人、そして、湯川が出会った中で最高の頭脳を持つ男だった・・・。キャラメルボックスHPより


私は原作を読んだことがありません(シリーズの2作目までは読みましたが)。初演を見たときに読もうか?とも思ったのですが、あまりにも悲しい結末に読むのを躊躇していました。そのまま今も読まずにいます。


キャラメルボックスでは湯川学を演じるのは、劇団員の岡田達也さん。私の中では映画やドラマで演じていたあの俳優さんよりも、彼のイメージの方が合うと思っていて、今回も違和感無く見ることができました。

石神は、元劇団員の近江谷太朗さん。初演とは違いますし、石神のイメージと合うか心配だったのですが、舞台に背中を丸めて登場した瞬間「あ〜、大丈夫だ」と思ったんですよね。うだつの上がらない、でも生真面目で優しい性格の石神にぴったり。普段ならふざけた役が多い近江谷さんですが、今回はギャグを封印して、最後まで真面目に地味に演じられていました。最後のシーンでは思わずもらい泣きしてしまったくらい・・。

客演の方は他に、川原和久さん、西牟田恵さん、小林正寛さんの3人が出演されました。小林さんは初めて生で見ましたが、すごく大きくて、存在感のある役者さんだなと。草薙刑事に合っていたと思います。他のお二人も素敵でした。


今回の舞台には「盆」という回るセットがあります。それをくるくる回すことで、湯川の研究室になったり、石神と花岡のアパートになったり、ホームレスの溜まり場、警察の取調室、弁当屋・・と次々場面が変わります。盆を回すのも、小道具を出し入れするのも全て、舞台に出ている役者たちの仕事。誰か1人でも小道具を所定の位置に戻し忘れたり、出し忘れたりしたら大きく狂ってしまうような、複雑な動き。すごく大変だろうな・・と感心してしまいました。

でも、役者がさり気なく動かすことで、普通のお芝居のように暗転したり、幕を下ろしたりして、気分が途切れることなく見続けられるんだと思います。


息が詰まりそうな複雑で、悲しい展開の内容で、暗くなりがちなお芝居ですが、途中、休憩するかのように笑える場面が作ってあります。川原さん演じる間宮が率いる刑事たちがあの手この手で客たちを笑わせようとがんばります。きっとアドリブなんだろうな・・と思うような場面です。みんな爆笑していました。

笑いもあり、最後には思わず涙する、とても面白い舞台になっています。結末が悲しいので、何ともやりきれない思いで劇場を出ることになるのですが・・。


この公演は明日の昼公演まで、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでやっています。今日の夜公演にかなり空きがあるようです。良ければ見てみて下さい。その後、北千住のシアター1010で15(金)・16(土)に公演があります。詳しくはこちらでどうぞ

 
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お芝居の中で、湯川がしきりにインスタントコーヒーを飲んでいます。原作でもいつも飲んでいますね。それを見ているとコーヒーが飲みたくなるんですよね。で、公演後ロビーに出るとポットとインスタントコーヒーが置いてあるではありませんか!サービスかと思えば「100円で販売しております!ご自分で入れて下さい」と・・あせあせ(飛び散る汗)

いつも感心するんですが、この劇団は商魂たくましい!!何でも商売にする所がすごいですわーい(嬉しい顔)

2012年05月17日

舞台「陽だまりの樹」

2回目、見て来ました。

あらすじは前回の感想で見て下さい。


今回は最前列!・・ハッキリ言って、お芝居は一番前で見る物では無いですよバッド(下向き矢印) 舞台に座ったり寝転んだりしてくれていたら見やすいでしょうけど、舞台の前の方に来て立って芝居をされると、見ている方は首が痛くなるくらい上を向かないといけないですし、見えなくて良い物も見えますし。例えば「化粧が濃い!」とか唾が飛んでいるな〜とか。


2回目になるとストーリーがわかっていますから、細かい所に目を向けることができます。1回目はセリフを言っている人ばかり見ていましたが、2回目はそのセリフを聞いている周りの人たちを見ることができて、なるほどこの場面ではこういう感情を表情に出していたのか・・と、表情で演技している様子が見えて、別の感動がありました。

前回も吉川さんはどうやらセリフを忘れた部分があったのですが、今回も・・。必死でごまかしていましたけど、上川さんがそれに気づいて必死で突っ込むのも笑えました。

勝海舟役の人も今まで以上にギャグを盛り込み、何とかして万二郎を笑わせようとしているのがわかりました。まあ、客席は引いてましたけど・・。

良庵と父親がアドリブでバタバタとするシーンがあるのですが、今回はどうにもおさまりがつかなかったらしく、長くなりすぎていました。そばにいた芸者役の女優さんが「はいはい、あちらで黒い服の人が指をくるくる回しているので・・」と止めるくらいでしたあせあせ(飛び散る汗) 場内爆笑でしたけど。


最後のシーンでは、桜吹雪が大量に降ってくるのですが、1列目だと目が開けられないほど飛んできてしまい、服にまで入って来ますし、お芝居どころじゃなくなりました。せっかく上川さんが涙を流しながらの熱演をされているのに、一切見えず。ちょっと花の量が多すぎると思うな・・。

カーテンコールでは大阪のお客さんらしく色々とヤジというか、応援の声が飛び交い、役者と会話をすることもありました。役者さんたちも楽しそうに終わっていましたので、良かったです。


この公演は大阪では20(日)まで。その後、名古屋で公演があります。

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2012年05月08日

舞台「陽だまりの樹」

先日、大阪新歌舞伎座で見て来ました。

あの手塚治虫原作の本を舞台にしたということで、内容は全く知らないまま見に行きました。


幕末のある日、医者の手塚良庵は、けがの治療の為に訪れた武士・伊武谷万二郎となぜか大げんかになる。その後、恋敵として再会するも、その帰りに良庵が暴漢に襲われ、それを助ける事になる万二郎。医者と武士の正反対の性格の二人が、絆を深めながらそれぞれの立場で混乱の時代を生き抜く友情物語。−公式HPより−

ストーリーは上に書いたように、手塚良庵という医者と伊武谷万二郎という武士の友情物語ですね。お芝居自体は2時間半くらいあるのですから、それなりに細かいやりとりはあるのですが、でも結局「二人の友情物語」という一言で説明は付く感じでした。

見ている最中は面白かったのですが、見終わってふと「結局、なんでこれをお芝居にしたんだろう?」と思ったんですよね。面白かったんですけど・・。何だろう?盛り上がりに欠けるのか?結末が気に入らなかったのか?・・よくわかりませんがあせあせ(飛び散る汗)


手塚良庵というのは手塚治虫の曽祖父で、実在の人物だそうです。その方も医者で、しかもかなりの遊び人。ということで、手塚良庵を演じる上川隆也さんは、かなりはじけた演じ方をされていました。ほとんどの場面で女性をはべらせてヘラヘラしていました。でも医学が関わってくるとキリッとカッコ良くなり、自分の意見をひるまずに言って、患者を助けようとします。そのギャップが良い感じでした。

良庵の友人となった伊武谷万二郎を演じるのは吉川晃司さん。ちょっとセリフが聞き取りにくかったのが残念ではありますが、なかなか堂々とした立ち回りで素敵でした。顔が小さいからあまり袴が似合わない気はしましたけど。


セットもなかなか大がかりで、場面転換のときに幕が引かれたり暗転したり・・と忙しく、その度に現実に戻される気がしたのも盛り上がりに欠けた原因かもしれません。ある程度大きなセットを使おうとしたら仕方ないことなんですが、キャラメルボックスのお芝居に慣れているせいか、見にくかったです。


大阪新歌舞伎座には花道もあり、そこから役者の出入りもあって、それも楽しめました。私自身は花道から少し遠かったのですが、花道越しに舞台を見るのも良いだろうなと思いました。


このお芝居、大阪新歌舞伎座では5月20日(日)まで、名古屋中日劇場では5月24日(木)〜5月27日(日)上演されています。

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2012年03月23日

演劇集団キャラメルボックス「トリツカレ男」

先日、演劇集団キャラメルボックス2012スプリングツアー@「トリツカレ男」を見て来ました。

ジュゼッペは、レストランのウェイター。仲間からは「トリツカレ男」と呼ばれている。彼は何かが好きになると、寝食を忘れて没頭してしまう。オペラ、探偵、昆虫採集、外国語・・・。そんな彼が、ある日、恋をした。相手は、外国から来た無口な少女・ペチカ。彼女は胸の中にたくさんの哀しみを抱えていた。ジュゼッペは、持てる技のすべてを駆使して、ペチカを幸せにしようとする。そして・・・。キャラメルボックスHPより

このお芝居は再演です。私も見るのは2回目なんですが、数年前だったので細かい部分は結構忘れていました。派手な舞台だったというイメージだけは残っていたのですが・・。

主役を始め、ほとんどの役が同じ役者で演じられていましたが、今回はゲストとして、金子貴俊さんと星野真里さんが参加され、重要な役を演じられました。良い感じで劇団に馴染んでいたように思いました。違和感が無い感じで。


ジュゼッペは、様々な物にトリツカレていましたが、今回は初めてある女性にトリツカレました。恋をしたのです。いわゆる一目ぼれでした。ロシア語しか話せないため孤独だったその女性・ペチカに、ジュゼッペはロシア語で話しかけて友だちになりました。彼は以前、ロシア語にもトリツカレたことがあったのです。

友だちになれて喜ぶジュゼッペでしたが、ペチカの笑顔の中にある哀しみの色がどうしても気になってしまいます。そこで彼はペットのネズミに頼んで調べてもらうことに。あ、ネズミは金子さんが演じられていて、ジュゼッペとだけ会話が出来ることになっています。

ペチカの哀しみの理由を知ったジュゼッペは、ある行動を起こします。そして、ペチカを幸せにしようとするのです。ある物にトリツカレて・・。


途中、涙する場面もあり、でもハッピーエンドで終わる。キャラメルボックスらしいお芝居でした。

このお芝居はもうすでに終了しています。


演劇集団キャラメルボックスのHPはこちらです。

 
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