2011年01月06日

菊地秀行「D−邪王星団1」

D−邪王星団1

 菊地秀行 著
 「D−邪王星団1」吸血鬼ハンター12
 (ソノラマ文庫)


その富と力で“絶対貴族”と呼ばれ、凶悪さのせいで“神祖”によって宇宙空間に放逐されてしまったヴァルキュアが、5千年ぶりに地球に戻って来た。そして、自分が追放されたときに関わった3人の貴族たちと、それに手を貸した人間の子孫に復讐を開始したのだった。3人の貴族の1人であるブロージュ伯爵を抹殺しようとしていたDだったが、人間の子孫を守るためひとまず矛を収め、協力することにした。


1人の貴族が戻って来ただけで、北辺境が壊滅状態になるほどの破壊力・・。人間には隕石が落ちたとしか思えないこの現象が、1人の貴族のために起きたわけです。

それだけでも充分、強さ、恐ろしさがわかります。でもまあ、Dがそれを上回るわけですけどね。

ブロージュ伯爵を抹殺するためにやって来たD。その闘いの途中で、伯爵からストップがかかります。「ヴァルキュアが戻ったから人間の子孫を守らないといけない」と言ったのです。それを聞いてひとまず斃すのをやめたD。

相変わらず義理がたいというか・・・。

そして伯爵を追う形である村へ。そこで母・アデル、息子・マシュー、娘・スーという母子に会います。事情を説明し、襲ってくる刺客たちから守る戦いが始まりました。



<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」
「D−北海魔行」
「D−薔薇姫」
「D−蒼白き堕天使1」
「D−蒼白き堕天使2」
「D−蒼白き堕天使3」
「D−蒼白き堕天使4」
「D-双影の騎士1」
「D−双影の騎士2」
「D−ダーク・ロード1」
「D−ダーク・ロード2」
「D−ダーク・ロード3」


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2010年12月22日

菊地秀行「D−ダーク・ロード3」

菊地秀行著 「D-ダーク・ロード
吸血鬼ハンター11

(ソノラマ文庫)


村の死刑台で首を刎ねられようとしていた輸送隊の3人とロザリア。村長だと思っていたのは実はギャスケル将軍の放った刺客の1人がすりかわっていたのだった。仕掛けられた罠を打ち破り4人を救ったDは、他の刺客も次々倒していく。そんなDの様子を見て、残りの刺客では倒せないと悟ったギャスケル将軍は、新たな強敵を呼び出すことにした。


あまり苦労することなくあっさり・・という感じで4人を救ったD。その後、村に戻ると言い始める輸送隊のメンバーたち。「物資を待っている村がたくさんあるから」というのがその理由。自分たちの命を賭けてまで物資を届けようという心構えは素晴らしいぴかぴか(新しい) です。

もちろん、Dの助けを借りながらですが。

Dはどうやら輸送隊のメンバーたちを気に入ったようです。一応、雇い主という形ではありますが、それがなくてもきっと見捨てないだろうと思うほどの反応をよく見せています。

新たな強敵も現れ、Dはまた死闘を繰り広げることになります。ロザリアも巻き込まれ・・。


このシリーズにしては、最終的な生存者が結構多めな話でした。



<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」
「D−北海魔行」
「D−薔薇姫」
「D−蒼白き堕天使1」
「D−蒼白き堕天使2」
「D−蒼白き堕天使3」
「D−蒼白き堕天使4」
「D-双影の騎士1」
「D−双影の騎士2」
「D−ダーク・ロード1」
「D−ダーク・ロード2」


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2010年12月09日

菊地秀行「D-ダーク・ロード2」

菊地秀行著 「D-ダーク・ロード
吸血鬼ハンター11

(ソノラマ文庫)


ギャスケル将軍の移動領地に入ったDたちに襲いかかったのは、ギャスケル将軍に招かれた残忍な貴族たちだった。将軍の復活と共に彼らもまた復活し、Dを斃すために集められたのだ。死煙や恋針を操るローランサン夫人や装甲甲冑で身を包んだゼノン公らが襲いかかってきて、Dは苦戦を強いられてしまう。


ロザリアがギャスケル将軍の城へ連れ去られ、Dは様子を見に行くのですが、その間に輸送隊のメンバーの元へも刺客が放たれます。

そして死闘の末、ジュークが“死人の爪”という毒をもった爪にやられてしまい、命の危険がせまります。その毒を消すための薬草がギャスケル将軍の城の庭にある・・ということで、Dを雇い、取りに行ってもらうことに。


「貴族を倒すことが仕事で、お前らが毒にやられようと知ったことじゃない」なんてことを言いながらもさり気なく「お前が俺を雇うなら薬草を取って来てもいいよ」なんて優しいことも言い、結局助けるわけですわーい(嬉しい顔) 何だかかわいくないような、素直じゃないような、面倒くさい人です、Dは。

単身で最強の貴族の元へ乗り込むわけですから、当然、一筋縄ではいきません。仮死状態になるし、左手とも別れることになるし、本当に大変な状態に。

輸送隊のメンバー三人の個性が少しずつ出て来て、中でも意外と博識なセルゲイは、Dの左手が好きなタイプ。左手の要求を素直に聞いてDを助けます。

この旅はあと少し。


<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」
「D−北海魔行」
「D−薔薇姫」
「D−蒼白き堕天使1」
「D−蒼白き堕天使2」
「D−蒼白き堕天使3」
「D−蒼白き堕天使4」
「D-双影の騎士1」
「D−双影の騎士2」
「D−ダーク・ロード1」


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2010年11月26日

菊地秀行「D−ダーク・ロード1」

菊地秀行著 「D−ダーク・ロード
吸血鬼ハンターシリーズ11

(ソノラマ文庫)


旅路を急ぐDに向かって風が吹いた。血の匂いを乗せて・・。数キロ先の村から運ばれたその匂いに誘われて村へ入ったDに1人の女性・ロザリアが声をかけた。村人は全て殺害されており、彼女だけが唯一生き残ったと言う。ロザリアは吸血鬼に咬まれた“犠牲者”で、その村は犠牲者ばかりが暮らす村だった。彼女を連れて旅を続けている途中、輸送隊のメンバーとも知り合い、処刑されたはずのギャスケル将軍の領地へと向かった。


犠牲者も吸血鬼と同じように人を襲うようになるので、忌み嫌われる存在で、大抵は処分されていました。

ロザリアの住む村はそんな犠牲者たちばかりが住んでいました。彼らは人を襲わなくても生きていける希少なタイプの人たちでしたから、独立して住むことができたんです。

ところが、近隣の村に住む人たちからは恐れられていて、あるとき大虐殺されることに・・。

そんなときやって来たD。ロザリアは助けを求めます。そして彼らの遺体を集めて火葬したのでした。

そして二人で旅を始めたわけですが・・。

途中で、辺境の村々に物資を運ぶ仕事をしている輸送隊が襲われている所に出くわし、助けたことで輸送隊のメンバー3人とも一緒に旅をすることになります。

昔、陽光下で処刑されたはずのギャスケル将軍の領地へ向かう一行の前に次々と刺客が現われ、その度に命がけの戦いを強いられてしまいます。


・・とまあ、このシリーズとしてはありがちな展開。でも、今回は輸送隊のメンバーが明るくて救われる感じ。更に、ロザリアも犠牲者の割に(?)明るくて強い。

Dが好きそうなタイプばかりと続ける旅なので、Dも少し優しくなっている感じがします。

この話はまだまだ続きます。



<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」
「D−北海魔行」
「D−薔薇姫」
「D−蒼白き堕天使1」
「D−蒼白き堕天使2」
「D−蒼白き堕天使3」
「D−蒼白き堕天使4」
「D-双影の騎士1」
「双影の騎士2」


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2010年11月05日

菊地秀行「D−双影の騎士2」

菊地秀行著 「D−双影の騎士2
吸血鬼ハンター10

(朝日ソノラマ文庫)


1巻の感想を書いてからかなり間があいてしまいました・・。


巨大な地下の実験場に戻り、エネルギー源“揺曳炉”の爆破をしようとするD。ところが貴族が設置した防御装置に邪魔された。直前に炉が移動されたのだ。行き先は“ムマ”。Dと“にせD”、そしてミアはムマへの道を進むことにした。もちろんたどり着いても過酷な状況は変わらない。二人のD、そしてミアの運命は・・??


Dとそっくり同じ容姿をした“にせD”の存在は、2巻になってもやはり面白くて「月も恥じらうほど」の美貌をもった人(?)が冗談をとばしたり、短気だったりするのは笑えます。

でも、読んでいるとややこしい部分も・・。周りにいる人たちにも判断できないくらいそっくりな二人なので、二人揃っていないとどちらがDでどちらが“にせD”なのかわからないんですよね・・。ということで、“にせD”だったとしても“D”と判断して書かれるので、違和感あるDが現われるんですふらふら 

そうでなくても、今回のDはどこか変でしたし・・。

自分の存在意義とか、自分の正体、出生の秘密・・なんかが自分でも気に入らないDは、その大元の原因を作った相手に対してかなり怒りを感じていて、その相手を倒すためだけに生きている所があるので、少し自分の出生に近づいた今回は、ナーバスというか、複雑な心境になっていたのかもしれません。

更に自分にそっくりな存在もそばにいますしね。

「成功例は1つ・・」と書かれ続けたこのシリーズ。Dにそっくりだとしても、やはりどちらかが消えるのは当然のことで。最後にどちらが消えるかも初めから明確です。ちょっと“にせD”のことが気に入ってしまった私には辛い結末でした。

ずっと二人のそばにいて行動を共にしたミアにも悲しい結末が・・もうやだ〜(悲しい顔)


今回、ほんの少しDの秘密に近づいた感じだったのですが、その後はまた遠ざかるんですよね・・。どうなるやら。


<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」
「D−北海魔行」
「D−薔薇姫」
「D−蒼白き堕天使1」
「D−蒼白き堕天使2」
「D−蒼白き堕天使3」
「D−蒼白き堕天使4」
「D-双影の騎士1」


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2010年10月29日

菊地秀行「D−悪夢村」

菊地秀行著 「D−悪夢村
吸血鬼ハンターシリーズ22

(朝日文庫)


山津波に襲われ、丘の上まで逃げ延びた旅人たちの前に、突然、古い村が表れた。村人のいないこの廃墟の村は昔貴族と外宇宙生命体(OSB)とが死闘を繰り広げた戦場で、しかも“神祖”が作った実験場がすぐそばにあった。眠りについていたこの実験場は、人間が来たことで目覚めてしまったのだった。OSBと人間、貴族を掛け合わせた生命体を作り出すこの実験場に新たな生命体が徘徊し始め、旅人たちに襲い掛かり絶体絶命になったときDが現れた。

このシリーズも22話目。長く続いていますね〜。よく色々と話を考えられるものだ・・と感心してしまいます。

前作でもなかなか出てこなかったDですが、今回もしばらく登場せず、寂しい感じでした。

しかも、出て来て少し戦ったかと思ったら久々の“陽光症”でダウン・・たらーっ(汗) 陽光症というのは、吸血鬼と人間のあいのこ(ダンピールといいます。Dもダンピールです)がかかる特有の症状で、吸血鬼と違って昼間動ける分、疲労が蓄積して突然倒れてしまうんです。まあ気絶してその後数日間の冬眠・・みたいな感じ??

Dは特別な能力をもっているので、普通なら数カ月に1回くらいの割合で起きるこの症状が数十年も起きませんし、数時間で復活します。

今回、その症状で倒れたDに代わって活躍したのは、Dの“左手”ぴかぴか(新しい) 意志を持つ(意志だけではなく色々とすばらしい能力をもっていますが)左手なんですよ。

自ら斬り落とし、Dの代わりに実験場へ交渉に出かけます。手首から先が地面を歩いて行く姿、もし本物を見たらぞっとするでしょうけど、文章で読むと笑えますわーい(嬉しい顔)

最大の敵になるか?と思われたグレイランサーという吸血鬼も意外とあっさり仲良くなって、何とも物足りない感じで物語は終わりました。

Dらしくない「行こう」なんてセリフもあったりして・・。「行くぞ」じゃないんだふらふら

・・とか、細かい所が気になりました。

ちょっと初期の頃に戻った感じもするような、人間味が少し多めなDでした。



<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」
「D−北海魔行」
「D−薔薇姫」
「D−蒼白き堕天使1」
「D−蒼白き堕天使2」
「D−蒼白き堕天使3」
「D−蒼白き堕天使4」
「D-双影の騎士1」


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2010年09月14日

菊地秀行「D−双影の騎士1」

菊地秀行著 「D−双影の騎士1
吸血鬼ハンターシリーズ10

(朝日ソノラマ文庫)


Dに斬られた貴族が、死の直前に「ムマへ行け」と言った。“ムマ”とは場所の名前なのか、人の名前なのかさえもわからないDだったが、なぜかこの言葉は心を騒がせた。魔道士オリガを訪ね、封印された過去の記憶を掘り起こそうとしたDは突然、馬を飛ばして辺境のセドク村へ向かったのだった。ところがその村では異変が始まっていた・・。


老魔道士オリガの元を訪ねたD。彼が去った後に残されたのはオリガの惨殺死体でした。この場面では「え!?Dは敵以外むやみに殺したりしないのに・・なんで!」と思わされ、きっとよほどのことが起きたんだな・・と考えているうちに話に引き込まれる感じでした。

セドク村では、宿に泊まった人たちの心臓が突然停止し、死亡してしまいます。死体安置所へ収容された死体でしたが、しばらくして起き上がり村外れへ全員で歩き始めます。すごい出来事をサラッと書いてしまいますが・・。
あわてて後を追った人たちは、死体の行列が次々と村はずれに突然できた巨大な穴へ飛び込んで行くのを目撃します。

あまりにも多すぎて数日かかるほど・・。

茫然としている所へDがやって来ます。そこで占い師・ミアと言う少女と出会い、村を助けることに。

今回は、題名からちょっと想像できますが、“にせD”というDによく似た(そっくりな)人物?が現れます。見た目も実力も同じなのに、性格はかなり違って、その対比が妙に笑えます。

“にせD”の目的は何か?なぜDの前に現われたのか?疑問がたくさん浮かんだまま2冊目へ。



<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」
「D−北海魔行」
「D−薔薇姫」
「D−蒼白き堕天使1」
「D−蒼白き堕天使2」
「D−蒼白き堕天使3」
「D−蒼白き堕天使4」


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2010年09月02日

菊地秀行「D−蒼白き堕天使4」

菊地秀行著 「D−蒼白き堕天使4
吸血鬼ハンター9

(ソノラマ文庫)


父と子の闘いは、父の圧勝で始まった。負けた男爵は、ミスカの中にいた“破壊者”を自分の身に取り込み、父に再度闘いを挑むが・・。Dは、男爵の父・ヴラドに咬まれたタエを助けるため、ヴラドを倒しに行く。Dから逃れるためヴラドは“山の民”に守られた山城へ移動する。この闘いはどのように決着するのか。


長く続いたこの話も、やっと終わりです。

大風呂敷を広げちゃった感のあった話でしたが、最後はうまく終わったな〜なんて・・上から目線ですねあせあせ(飛び散る汗)

最後まで飽きずに読めました。

登場人物はほぼ全滅状態・・。まあ、それはこのシリーズは大体そんな終わり方なんですけど。

女貴族のミスカも、バラージュ男爵も、タエも、本当に悲しい最期。男爵の母親も悲しい終わり方・・。

苦労した続けた旅は何だったんだ!?って怒りと共に泣けてくるような最後でした。

メイとヒュウの姉弟は再会を果たし(その後も波乱がありますが)ハッピーエンド(?)で、それだけでも救いというか、ホッとしました。


<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」
「D−北海魔行」
「D−薔薇姫」
「D−蒼白き堕天使1」
「D−蒼白き堕天使2」
「D−蒼白き堕天使3」


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2010年08月20日

菊地秀行「D−蒼白き堕天使3」

菊地秀行著 「D−蒼白き堕天使3
吸血鬼ハンター9

(ソノラマ文庫)


とうとう目的地であるクラウハウゼンの村に入った一行。Dは契約を無事に果たすことができたわけだが、共に旅をして来た人間の子どもを助けるため村に残って闘いを続けることに。バラージュ男爵は、最大の仕事をやり遂げるため、父のいる城へ向かった。


3冊目に入ってすぐに目的地へ到着します。そして、さっそく一行はバラバラに・・。

男爵は父の元へ、ミスカも知人を訪ねて行きます。

ミスカと同じ馬車に乗っていた人間二人(メイとタキ)は、ミスカと共に行動していたために、歓楽街へ連れ去られます。

その二人を助けるためにDは村にとどまることになりました。

男爵は父を倒すために戻って来たわけですが、父の側には怪しげな科学者カリオールという老人がいます。

この老科学者の気持ちというか精神状態がよくわからないんです・・。敬っているのか馬鹿にしているのか・・あせあせ(飛び散る汗)

どちらにしても後半のカギを握る人物です。そして、歓楽街を取り仕切るラグーンという男。男爵の父も手を出せないという誓約があるという謎の存在です。

ミスカはなぜこの村に来たのか?も謎のまま。

あれこれ気になる状態で最終巻へ・・。


<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」
「D−北海魔行」
「D−薔薇姫」
「D−蒼白き堕天使1」
「D−蒼白き堕天使2」


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2010年08月10日

菊地秀行「D−蒼白き堕天使2」

菊地秀行著 「D−蒼白き堕天使2
吸血鬼ハンター9

(ソノラマ文庫)


行方不明になったヒュウは敵に捕らえられてしまった。奪い返すことができないまま旅を続ける一行の前に新たな刺客“闇水軍”が、襲い掛かってくる。触れたものを全て液化することができる指揮官・ガリルの攻撃をかわしながら、少しずつ協力していく一行だったが・・。


2冊目ということで、前半が終了したわけで、折り返しですね。刺客の実力もすごくなって、吸血鬼2名とハンター1名をもってしても苦戦するような状態に・・。

女貴族(吸血鬼)のミスカは、気位が高くて人間を馬鹿にするようなタイプだったのですが、今回の旅で一緒に行くことになった子どものメイと共に闘うこととなり、人間に(しかも子どもに)叱咤激励される場面もあって、気づけば協力するようになります。

最強のハンターであるDも苦戦してしまうのですが、こちらはバラージュ男爵とうまく協力して、何とか乗り切ることができました。

まだまだ旅は続きます。

なかなかの盛り上がりで面白くて続きが気になる最後でした。


<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」
「D−北海魔行」
「D−薔薇姫」



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2010年07月27日

菊地秀行「D-蒼白き堕天使1」

菊地秀行著 「D−蒼白き堕天使1
吸血鬼ハンター9

(ソノラマ文庫)


夜の街道でDを待っていたのはバラージュ男爵だった。「クラウハウゼン村まで護衛してほしい」と依頼をしてきた男爵に、Dは旅の間人間を襲わないこと・・という条件をつけて引き受けた。男爵は自分の父親を倒すために旅をするという。そんな旅を始めた二人を刺客が襲い掛かる。


普通は追う立場、追われる立場の二人が守り守られながら旅をすることに。

Dに護衛を頼む時点でちょっと変わった吸血鬼だということはわかりますが、この男爵は人を襲わなくても大丈夫だったり、天候が悪ければ昼間でも活動できたりします(ヨロヨロですが)。

本来なら守ってもらわなくても大丈夫なわけですが、昼間に刺客が襲ってくるため、護衛を頼んだのです。

そんな二人の旅に、同行者ができます。まず、女貴族(吸血鬼)のミスカ。貴族の世界では女性を大事にしなければならない掟があり、男爵はミスカを連れて行かざるをえなくなります。

更に、人間の子ども二人。メイヒュウという姉弟で、軽業師をしています。

そしてタキという手品師の助手をしていた女性。

刺客が送り込んだ敵かもしれない・・という不安も残しつつ、結局しばらく共に旅を続けます。

4巻まで続くこの話。これからどんどん命がけの戦いが増え、複雑になっていきます。


<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
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「D−聖魔遍歴」
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2010年07月03日

菊地秀行「魔界都市<新宿>」

菊地秀行著 「魔界都市<新宿>

(ソノラマ文庫)


吸血鬼ハンターシリーズではない作品です。

199X年に起きた魔震で壊滅した新宿は、その後次第に人が入り込めないような妖気が渦巻く犯罪都市となり、<魔界都市>と呼ばれるようになった。2030年、地球連邦首席である羅摩氏の暗殺を企む魔道士レヴィー・ラーが現われ、新宿から世界へ更なる災いを起こそうとしていた。その魔道士を止められるのは念法を駆使する十六夜京也のみ。彼は新宿へと向かった・・。


あらすじを読むとわかる通り、とても古い作品です。確かデビュー作だったような・・。

199X年ってexclamation もう10年以上前だしあせあせ(飛び散る汗)

たった3秒のマグニチュード8.5の揺れで一つの区がきれいに消えたのに、隣接区は全く被害がなく、揺れも感じなかったということでこの地震は「魔震」と呼ばれました。

外界との関わりが遮断されてしまったことで、無法地帯となり、犯罪の巣窟になってしまいました。

そんな魔震からしばらく経って、魔道士なんてものまで現われ、妖怪たちも呼び寄せて、ますます人間が住めないような街へ変化していました。

十六夜京也は高校生ですが、世界を救えるたった一人の人物として新宿へ乗り込むことになりました。羅摩首席の娘・さやかと共に。

普通の(というか良い家の)お嬢さんだったさやかですが、父親の命を助けるために、京也と共に命がけで戦います。

怪しい、ドクター・メフィストという人まで現われ、まあ助けてはもらえるのですが、正体不明な感じです。でもこの人、これからもこのシリーズで活躍するので、大事な人なんですけどね。

私は東京のことを全く知らないので、土地や建物の名前が出てきてもピンときませんが、きっと詳しい人ならそういう部分でも楽しめるかと思います。

物語は単純明快で、スッキリ! って感じでしょうか。

まあ全体的には暗いんですけどね・・がく〜(落胆した顔) わかりやすいということで。

このシリーズは続いているのですが、私はなぜか2冊しか持っていません。気に入らないわけではないんですけど・・。自分でも理由がよくわかりませんたらーっ(汗)


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2010年06月24日

菊地秀行「D−薔薇姫」

菊地秀行著 「D−薔薇姫
吸血鬼ハンター8

(ソノラマ文庫)


薔薇に囲まれた城に住む貴族・薔薇姫と、彼女に仕える4人の騎士は、様々な災いから村を守る代わりに、命令に従わない村人を残虐し、長い間村を支配してきた。ところが、その支配を疑問に感じ、逆らおうとする若者が出てきた。村人と姫たちの戦いが続く中、Dが村にやって来た。そんなDに対し、姫は驚く依頼をする。


襲われた犠牲者から薔薇の香りがし、更にポケットから薔薇の花びらがこぼれ落ちた・・ということで、村人はこの貴族(吸血鬼)のことを「薔薇姫」と呼ぶようになりました。

その姫を守るように4人の騎士がいます。姫の命令を伝えるのも、罰を与えに来るのもこの騎士たちで、村人から恐れられています。

騎士の名前は、青、黒、紅、白・・と色の名前が付いていて、その名前の通り、青騎士は青色、黒騎士は黒色、紅騎士は紅色、白騎士は白色に全身包まれています。

吸血鬼ではない彼らは人間に近い存在ですが、姫への忠誠心が強く、決して逆らいません。

年に数回、生け贄を要求する姫に対し、村人は黙って差し出してきたのですが、そのうち逆らう若者も出てくるわけで・・。逆らっては騎士たちの報復に合い、またそれが反逆心をあおって・・と悪循環でした。

Dは、姫を倒しに来たわけではなかったのですが、結局手伝うことになります。でも倒すべき相手である姫からある依頼をされとまどいます。

4人の凄腕騎士を倒し、姫も倒す・・今回も死闘を繰り広げます。


とりあえず、姫の言動についていけない感じのまま、話は進みますあせあせ(飛び散る汗) 騎士たちの言動の中にある哀しさや寂しさも読んでいて辛いですしたらーっ(汗)

もっと違った道を歩んでいれば・・・と思ってしまうとちょっと後味も悪く、ブルーな気分になるかももうやだ〜(悲しい顔)

<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
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「D−北海魔行」

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2010年06月07日

菊地秀行「D−北海魔行」

菊地秀行著 「D−北海魔行
吸血鬼ハンター7

(ソノラマ文庫)


凍てついた海に面した北の辺境に位置するフローレンス村は、一年に一週間だけ夏が訪れる。一年前の夏、海から貴族がやって来た浜で拾った“珠”を売るためにウーリンは町へ出たが、珠の由来を知ろうとした町の顔役に拷問され、殺害されてしまった。死の間際に珠を姉に返すように頼まれたDは、少女の願いを叶えるため、北の村へ向かった。


Dシリーズの中で、私が一番好きな話かも・・。
この頃のDは、クールさとやさしさのバランスがちょうど良いんですよ黒ハート

ストーリーも上下巻で長い割には読みやすいんですよね。

一年で一週間しかない夏を楽しむために村人は努力を惜しみません。もしその期間に事件が起きても見ないふりをしますし、吸血鬼がやって来ても信じようとはしません。

だいたい、吸血鬼というのは流れる水に弱いという設定なのに、海からやって来るなんて恐ろしい現象が起きているわけです・・でも無かったことにされてしまう。

ウーリンの姉、スーインと出会ったDは彼女が何かの術にかかっていることに気づきます。スーインの過去に触れながら、現在の彼女のこともそばで支えていくのです。

Dには人の顔を持つ左手(感情もあり話もできます!)が付いているのですが、彼(?)も大活躍します。

厳しい環境で暮らす人たちの感情や、悲しい恋の話など、暗いイメージの話ですが、最後には少し救われる感じがして、読み終わりは思ったよりもさわやかな気分になれました。


<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」


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2010年05月07日

菊地秀行「D−聖魔遍歴」

菊地秀行著 「D−聖魔遍歴
吸血鬼ハンター6

(ソノラマ文庫)


辺境を内と外に二分する形で砂漠が存在する。その砂漠に足を踏み入れた者は無事には帰ってこられないことから“帰らざる砂漠”と呼ばれて怖れられている。砂漠を越えて内辺境の町へ行くことを依頼されたDは、思わぬ同行者たちと共に砂漠へ入っていった。


今回は、大きな砂漠が舞台となります。

砂漠の入口にある町で出会った、タエ、パイパー婆さん、ビューロー兄弟と共に(というか、無理矢理みんなが付いてきた)行くことになりました。

タエは“隠されっ子”と呼ばれる少女で、吸血鬼にさらわれて行方不明になっていました。それを、“人探し”のパイパー婆さんが見つけて救出し、内辺境の町へ連れて行く所でした。

このお婆さんがなかなかカッコいい性格をしていて、言動に思わずニヤッとする部分もあり、読んでいて面白い存在でした。強欲なんですけどね・・あせあせ(飛び散る汗)

ビューロー兄弟は、Dの命を狙うためについて来ているハンター。弟はわかりやすくまっすぐな性格で、憎めない感じなのですが、兄は何を考えているのかどんな技を持っているのかわからず、不気味な存在として描かれています。

“帰らざる砂漠”という名前の通り、色々な仕掛けや罠、刺客も待っていて、意志をもつ砂漠ということがわかり、命がけの道中となります。


<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」


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2010年04月15日

菊地秀行「夢なりし“D”」

菊地秀行著 「夢なりし“D”
吸血鬼ハンター5

(ソノラマ文庫)


その村に入ったDは今までと違う村人の反応に驚いていた。Dの姿を見てもおびえることなく、親しみの表情を浮かべたのだ。疑問に感じるDに村人は「昨日、夢に出てきた」と言う。Dもまた、舞踏会である一人の少女が踊る夢を繰り返し見ていた。その少女シヴィルが眠る村に招かれたDに刺客が次々と襲い掛かる。


夢と現実がごちゃまぜになった村に招かれたわけですが、読んでいるこっちも頭が混乱してしまう感じでした。

吸血鬼の被害に合ったこともなく、平和な村ですが、一人の少女だけは例外でした。その少女・シヴィルは、長い間歳も取らずにただ眠っているだけ。

そのシヴィルに想いを寄せていた治安官は、結婚してもなお想いを捨て切れず、シヴィルを守るために働いています。妻のアイ・リンはシヴィルの友人でもあったので、かなり思いは複雑です・・。

最後まで夢か現実か?を迷いながら、話は進んで行き、何とも寂しい結末なので、読み終わって思わずため息が出てしまいました。


<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」


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2010年04月02日

菊地秀行「D−死街譚」

菊地秀行著 「D−死街譚
吸血鬼ハンター4

(ソノラマ文庫)


辺境の砂漠の中に轟音を響かせて降りて来たのは空中を移動する「街」だった。この「街」の町長から吸血鬼を退治するように依頼されたD。年に数回、物資等の補給をする以外は、地上との関わりを絶っているはずの「街」になぜ吸血鬼が現れたのか・・。


下界は様々な障害があるため、あえて関わりを絶っている街。街の中では、町長の命令により、怪しい実験が行われていました。

その実験のせいで、吸血鬼が人工的に誕生してしまい、街の人々を襲っていたのです。

Dと一緒に街へ入ったハンター・プルート八世と、街に働きに来ていたツルギ医師と共に吸血鬼の退治をします。

ツルギ医師は、Dが一作目で出会い恋に落ちた女性・ドリスとも知り合いで、恋のライバルとして敵視していました。

恋する気持ちも残るようなまだまだ人間らしさのあるDです。


<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」


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2010年03月13日

菊地秀行「D−妖殺行」

菊地秀行著 「D−妖殺行
吸血鬼ハンター3

(ソノラマ文庫)


ある小さな村外れの墓の前で、首にスカーフを巻いた老人から依頼されたのは、貴族にさらわれた娘を連れ戻すこと。その老人も村人も全て吸血鬼に襲われて全滅してしまった・・。さらわれた娘と若い貴族・マイエルリンクを追うのは吸血鬼ハンターD。実はさらわれたと思われていた娘と貴族は、お互いを想い合う仲で、恋の逃避行に出たのだった。


老人から依頼されたのは、Dだけではなく、マーカス兄弟という三男一女の4人兄弟の有名なハンターたちもでした。

そして、二組はマイエルリンクを抹殺し、さらわれた娘を連れ戻すために追いかけます。

マーカス兄弟は、有名なハンターだけあって、それぞれがすごい技をもっていて、報酬欲しさにDのことも襲います。まあそれよりも格段に強いDですから、簡単にはやられませんけど・・。

マイエルリンクが護衛を雇ったりして、更に敵が増えたことで戦いの場面や、それぞれの野心のせいで罠も増え、話はどんどんややこしい展開に。

吸血鬼と人間という絶対に相容れないはずの二人が恋に落ち、宇宙へ旅立つために旅を続けている・・それが何とも悲しくて、きれいで、最後にはDの優しさにも触れ、感動する話になっています。

このシリーズの中で一番感動できる話かもぴかぴか(新しい)


<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」


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2010年02月27日

菊地秀行「風立ちて“D”」

菊地秀行著 「風立ちて“D”
吸血鬼ハンターシリーズ2

(ソノラマ文庫)


気象調整装置の故障が原因で、長く厳しい冬が続く北辺境地区のツェペシュ村。そのはずれに昔「貴族」の城があったという奇妙な丘がある。すでに廃墟と化した城跡だが、膨大な機械が残されており、防御機構はまだ働いていて村人は近づくことさえできない。ところが10年前にその城跡で4人の子どもが行方不明になり、1ヵ月後に3人が生還した。子どもたちの記憶は一切残っておらず、その後村人が襲われる事件が続発し、村長は吸血鬼ハンターのDを雇うことにした。


それほどの高さも無いのに、いくら歩いてもなかなか頂上に着けないという不思議な丘。到着するのに10時間近くかかっていては、誰も行きたがらないのは当然ですバッド(下向き矢印) 目の前に見えているゴールが全然近づいてこないもうやだ〜(悲しい顔)・・かなり精神的にしんどいでしょう。

そんな不思議な丘に建つ吸血鬼の城。10年前に行方不明になった子どもたちを使ってある実験が行われたのです。その実験の唯一の成功例がDだということが話の中に出てきます。少し出生の秘密が明らかになったわけです。

行方不明になって戻ってきたリナは、成績が優秀で将来、村から出て都で勉強をする予定になっていて、希望をいっぱいもっています。でもやがて自分の運命を知って、成功例であるDを羨みます。

まだ2作目なんですが、この話が一番、Dの謎や秘密に近い話かもしれませんあせあせ(飛び散る汗) その後はあまり明らかにならないまま進んでいる感じなので・・。

そしてまだまだ優しくて人間臭い部分が多いDです。

<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」

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2010年02月13日

菊地秀行「吸血鬼ハンターD」

菊地秀行著 「吸血鬼ハンターD

(ソノラマ文庫)


このシリーズの説明は21作目の所に書いていますので、読んでみて下さいね。


辺境地区にある村に住む女性ドリスは、得意の鞭を片手に立ち自分を倒せるような強いハンターを探していた。何人ものハンターを倒したある日、自分をあっさりと倒した強いハンターに出会う。そのハンターの名前は“D”。最強のバンパイアハンターとして名高いDにドリスが依頼したこととは・・。


バンパイアハンターに依頼する内容は当然、「吸血鬼を倒してくれ」なんですが・・。

吸血鬼に血を吸われると人間も吸血鬼に変わり、昼間は動けず、夜に活動し、更には他人の血が欲しくなるわけです。でも、このドリスは吸血鬼に咬まれても普通に過ごせる珍しいタイプの女性です。しかも鞭の名手なので、自分で何とかしようとするのですが、まだ小さな弟・ダンがいるので死ぬわけにはいかない・・。

1作目のDはまだまだ青臭いというか、人間っぽい感じなので、ドリスに恋をしたり、ダンを助けたり、ハンター以外の雑用まで手伝ったりします。優しいお兄ちゃんって感じ揺れるハート

この頃のDはあまりにも優しすぎて迫力に欠けるので、もう少し回を重ねたくらいの方が良いかも。

このシリーズは長く続きます。


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