
菊地秀行 著
「D−貴族祭」吸血鬼ハンター28
(朝日文庫)
<貴族祭>の行われるダルマラス村に巨大石棺を無事に届けたことで、Dたちの仕事は終わったはずだった。しかし、石棺の中にいるのがローランジュ公爵夫人だと知った村長が、祭りが終わるまでDに村に残るように依頼する。そして祭りの当日、貴族用の墓所に運び込まれた石棺が騒ぎはじめ、見張りの村人がバタバタと倒れる事態に村長は、Dに助けを求める。しかし、それは公爵夫人がDをおびき出すための罠だった―!?−裏表紙より−
さ、28作目です。でもこれは27作目の続編ですね。上下巻にしても良かったのに、あとがきによると、出版社の陰謀によって別の題名を付けたとか・・。その方が売れる!?ってことだったようですが、そんなことで新たに買う人いるかな??
前作の続きとはいえ、すっかり忘れてしまっていたのですが、まあこのシリーズは何となくでも読んでいけるのでそこは便利です。読み進めるうちに「あ〜、そういえばそうだった」と思い出していく感じで問題ありません。
貴族祭が行われる村に公爵夫人が収められた石棺を運んだDと仲間たちでしたが、村長がビビッてしまったため、そのまま残って警護することになりました。依頼されたのはDだけですが、他の人たちも諸事情で残っています。
夫人を取り戻そうとしている、ローランジュ公爵に操られてDに挑んでくる者、今までと同じ気持ちで貴族に対抗する者、それぞれですが、相変わらずどんどん人数が減っていきます。
いくら上下巻で話を伸ばしてみても、やはりDの敵となり得るのは“ドラ〜”だけなので、何度も瀕死(ある意味、死?)に陥りながらも復活していくD。
Dは無敵だね!と思いつつ読んでいるのですが、何だかこれって左手のお陰? 左手が無ければ、Dもただのダンピールなのかもしれません。
・・って、このシリーズを読んだことない人にはまったく意味がわからない文章ですみません。
さて、次はどんなストーリーになるのか?? ということはあまり興味はありませんので、そろそろ完結してもらいたいですね〜。
<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」
「D−北海魔行」
「D−薔薇姫」
「D−蒼白き堕天使1」
「D−蒼白き堕天使2」
「D−蒼白き堕天使3」
「D−蒼白き堕天使4」
「D-双影の騎士1」
「D−双影の騎士2」
「D−ダーク・ロード1」
「D−ダーク・ロード2」
「D−ダーク・ロード3」
「D−邪王星団1」
「D−邪王星団2」
「D−邪王星団3」
「D−邪王星団4」
「D−邪神砦」
「D−妖兵街道」
「D−魔戦抄」
「D−血闘譜」
「D−白魔山 上」
「D−白魔山 下」
「D−狂戦士イリヤ」
「D−魔道衆」
「D−不死者島」
「D−魔性馬車」
「D−悪夢村」
「D−冬の虎王」
「D−貴族戦線」
「D−黄金魔 上」
「D−黄金魔 下」
「D−シルビアの還る道」
「D−貴族祭」
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