椹野道流 著
「最後の晩ごはん 優しい犬とカレーライス」
(角川文庫)
芦屋の定食屋・ばんめし屋で働く元俳優の海里は、休みの日に作家・淡海五朗の家で朗読の練習に励んでいる。演じることの楽しさに気付き、淡海の創る物語を表現するため懸命だ。しかしその帰り、淡海と屋敷の前で大きな黒い犬に出会う。犬はまるで海里たちを導くようにある家へと向かい、海里たちはそこで悲しい現実に直面する。そして「マヤ」と名付けられた犬の周りで不思議な出来事が……。犬も主役の記念すべき第20弾!−裏表紙より−
海里の弟分・李英は東京に戻り、病状が行ったり来たりしながらも、少しずつ前向きにがんばれている様子。近くにいて励ませない海里ですが、今の時代、連絡手段は色々ありますから遠くからもしっかり支えているようです。
最近の海里は、朗読会を開いているので練習に励んでいます。練習する場所として、作家の淡海先生の家の一室を借りています。時間を作ってはそこに行って練習を繰り返しています。
淡海先生は作家のイメージ通り不健康な生活をしていることが多く、ばんめし屋の主人・夏神さんはいつも心配して、海里に色々な食べ物を持たせています。
そんなある日、2人で食事をとって帰ろうとしていると、1匹の大きな犬が近づいて来ます。犬に誘われるようにして2人はある家に行くのですが、そこである出来事に巻き込まれてしまいます。
悲しい出来事ではありますが、知らない人のことなのでそこはともかく、犬が一人ぼっちになったのが大きな出来事で、親戚も預かれないので結局淡海先生のところに来ることになりました。
大きな犬が同居することで、散歩に行かなくてはならず、必然的に健康的な生活を送るようになれたのは良かったのかもしれません。
今回の霊的なことは、人物では無かったですが、ちょっとホロリとさせられました。ただ、そういうところまでいくなら無限だな、とちょっと呆れるというか、そこまでやるか!?という気分にはなりました。
次回はどんな話しが待っているのか、楽しみに待ちます。
<最後の晩ごはん>
「ふるさとだし巻き卵」
「小説家と冷やし中華」
「お兄さんとホットケーキ」
「刑事さんとハンバーグ」
「師匠と弟子のオムライス」
「旧友とおにぎり」
「黒猫とドーナツ」
「忘れた夢とマカロニサラダ」
「海の花火とかき氷」
「聖なる夜のロールキャベツ」
「秘された花とシフォンケーキ」
「閉ざされた瞳とクリームソーダ」
「地下アイドルと筑前煮」
「初恋と鮭の包み焼き」
「後輩とあんかけ焼きそば」
「後悔とマカロニグラタン」
「ゲン担ぎと鯛そうめん」
「兄弟とプリンアラモード」
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