
スティーグ・ラーソン 著
ヘレンハルメ美穂・岩澤雅利 訳
「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 下」
(ハヤカワミステリ文庫)
リスベットは回復しつつあった。ミカエルは様々な罪を着せられた彼女を救うため、仲間を集めて行動を開始する。だが、特別分析班は、班の秘密に関わる者たちの抹殺を始めた。一方ミカエルは病院内のリスベットと密かに連絡を取り、有益な情報を得ようとする。そして、特別分析班の実態を調べる公安警察と手を組み、巨大な陰謀の解明に挑む。やがて始まるリスベットの裁判の行方は?驚異のミステリ三部作、ついに完結!−裏表紙より−
読み終わってすぐ「面白かった



リズベットの妹についても解決しなかったので、ある意味ちゃんとは終わっていない気もします。作者が亡くなっていなければ続きを書いたのかもしれません(実際、それらしき作品はあるとか・・)
下巻になり、リスベットも行動を起こし始め、読むスピードがぐんぐん上がっていきました。ただ、途中でやっぱりミカエルの私生活の描写(女性関係)が入るようになり、ちょっとうんざりしてしまう所もありました。それでも、それを超える面白さがあって、というか先が気になって一気読みでした。
特に、リスベットの裁判で、弁護士のアニカが評判が良くて最高権威とされているのに実は悪徳だった精神科医を理論的に追い詰めていく様子は読んでいて爽快でした。裁判のシーンだけでも読んで良かったと思うくらい。とにかく女性がカッコイイ作品でしたね。
ミカエルも警察の先を行く活躍を見せたので、実はカッコイイはずなんですけど、女性にだらしなすぎて・・。
1巻は読みにくくて、読んだことを後悔しそうになりましたけど、今ではがんばって読んで良かったと思っています。
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