2015年09月24日

北森鴻「なぜ絵版師に頼まなかったのか」

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 北森鴻 著
 「なぜ絵版師に頼まなかったのか」
 (光文社文庫)


葛城冬馬、十三歳。明治元年生まれの髷頭の少年は、東京大學医学部教授・ベルツ宅の給仕として働くことになった。古式ゆかしき日本と日本酒をこよなく愛する教授は、比類無き名探偵でもあった。米国人水夫殺害事件、活き人形が歩き出す怪事・・数々の難事件を、冬馬の調査をもとに鮮やかに解決してゆく。史実を絶妙に織り交ぜながら綴る、傑作ミステリー!−裏表紙より−


この作家さんの作品を読むのは久しぶりです。3年半ぶり? 何だか懐かしい気持ちで読みました。

時代背景は、私があまり読まない明治時代です。明治の時代になって13年目の日本を舞台に、葛城冬馬という少年の成長と共に、様々な事件を解決していく様子が描かれています。

なぜ絵版師に頼まなかったのか」「九枚目は多すぎる」「人形はなぜ生かされる」「紅葉夢」「執事たちの沈黙」の5編が収録された連作短編です。

5つの事件を冬馬が調べて、雇われ外国人のベルツ教授が謎解きしていくパターンで話は進みます。ベルツは実在の人物だそうで、東京大學医学部の教授という所もそのまま使われています。まあ、彼ほど変わった人だったかはわかりませんが。

日本贔屓なのは良いのですが、冬馬を雇った理由も「髷頭だから」というくらい、古き良き日本が大好きです。着物を羽織って過ごすこともしばしば。

かなり変わった人ではありますが、医療の道では優秀な人なので、尊敬されていて、政府の要人を治療することもよくあります。お陰で、事件に巻き込まれることもあります。

特に「人形はなぜ生かされる」と「紅葉夢」では、ベルツが密かに治療している要人が巻き込まれるため、自然とベルツも巻き込まれていくようになります。

まだまだ不安定だった時代の日本ですから、政府の要人を亡き者にしようとすることや、逆に死を隠すようなことも起きています。その中心にいるわけですから、巻き込まれるのは当然ではあります。


ベルツだけでも十分変わった人物なのですが、彼の周りには更に変な人がたくさんいます。外国人たちはもちろん、市川歌之丞という新聞記者も不思議な存在感でした。1話目から登場するのですが、2話目以降どんどん名前も職業も変化していくため、冬馬も「どのようにお呼びすれば?」と毎回聞かないといけないくらい。

どうやって生計を立てているのかとても不思議で謎の多い人物なのですが、頭の切れは抜群ですし、人脈も多いため、情報もすぐに仕入れてきてくれます。冬馬やベルツの推理に欠かせない、心強い人でした。彼の魅力もこの物語の面白さの1つになっています。


時代背景的に慣れていないせいもあって、読み終わるのに時間がかかってしまいましたが、最後までワクワクしながら読むことができました。この時代の物語を読むと、よく日本はここまで成長できたなと感心します。


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2012年01月24日

北森鴻「瑠璃の契り」

瑠璃の契り

 北森鴻 著
 「瑠璃の契り」
 (文春文庫)


魑魅魍魎が住まう骨董業界を生き抜く孤高の美人旗師・冬狐堂こと宇佐見陶子。目利きの命である眼を患った彼女を食い物にしようと、同業者がわけありの品を持ち込む。それは、不思議と何度も返品されてくる和人形だった―「倣雛心中」。他、表題作を含め全四編を収録した古美術ミステリーの人気シリーズ第二弾。−裏表紙より−


シリーズ第二弾と書かれているのですが、何だかどれが何番目なのかわからない状態です・・もうやだ〜(悲しい顔) 話が続いているようで続いていないせいもありますが、出版社が違っていることもあり、混乱しています。でもまあ、第二弾と書かれているならそうなのでしょう。


今回の陶子は、ほぼずっとサングラスをかけています。飛蚊症(ひぶんしょう)にかかってしまったのです。目の前に小さな虫が飛んでいるように見える現象だそうで、目のために光をさえぎるようにしています。

骨董品を見定めるには、当然視力は必要です。もちろん視力だけではなく、物を見定める能力も必要なわけですが、そのためにはまず「見る」必要があるわけで。そんな大事な目を病んでしまった・・。旗師としては致命的ともいえます。

陶子は、同業者にバレないように注意していたのですが、気づけば噂が流れてしまいます。そんな彼女に対して兆戦をするかのように、怪しげな品物が持ち込まれるようになりました。

この本には2話で人形が取り上げられています。そのどちらもちょっと怖いというか、ゾクッとする何かがありました。

和人形ってちょっと怖いイメージがありません??「髪の毛が伸びる・・」とか、目が動いた・・とかいう話がつきまとう感じがしてあせあせ(飛び散る汗)

出てきた2体の人形には、作り手の怨念が込められていて、本当に怖かったです。ある角度から見ると睨んでいるような表情になる人形、首を絞められたような跡が残る人形・・想像しただけでもぞっとします。

人形だけではなく、他の2話で取り上げられる絵とガラス工芸品にも作り手の想いが込められていて、すごい重みを感じました。ただの「物」ではない感覚・・。

だからといって、そのために大金を出したり、更には人まで殺す気持ちは全く理解できませんが。


このシリーズ、順番がよくわかりませんが、とりあえず全部読んでみようと思います。



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2011年12月13日

北森鴻「狐罠」

狐罠
 北森鴻 著
 「狐罠」
 (講談社文庫)



店舗を持たずに骨董を商う“旗師”冬狐堂こと宇佐見陶子は、あるとき同業者から唐様切子紺碧碗を仕入れた。ところがそれは見事な贋作だとわかり、陶子は自分のプライドをかけて復讐を誓う。“目利き殺し”の罠を仕掛けようと画策する陶子に、今度は殺人事件の容疑が降りかかる。


“旗師”冬狐堂シリーズの1作目です。私は2作目から読んでしまったわけですが、1作目はやはり少し青臭い雰囲気の陶子がいました。まだまだ駆け出しだね・・って感じです。2作目の彼女なら絶対だまされるわけがないと思われるのですが、この話では、贋作をつかまされてしまいます。

彼女が騙されたのは、相手が巧妙な“目利き殺し”を仕掛けてきたからでした。品物に対する情報だけではなく、場の雰囲気や、だまそうとしている相手の情報もうまく利用し、贋作だと気づかれないうちに売りつけてしまうことを“目利き殺し”というそうです。

そんな陶子の元を訪れたのは、保険会社のと名乗る男性。彼は陶子が贋作をつかまされたことを知っていて、彼女に協力を求めます。

陶子を騙したのは、骨董業界でも評判の悪い、橘薫堂でした。彼のそばには国立博物館の鑑定士や、謎の贋作師と思われる人物までいて、怪しげな動きを繰り返しています。

そんな橘薫堂に“目利き殺し”をやり返そうとする陶子。彼女はある贋作師に協力を求め、着実に罠を仕上げていきました。そして、殺人事件が発生し、陶子も巻き込まれていくことに・・。


前半は、贋作の説明や古美術界のしきたりやルール、どうやって品物を鑑定するか?など、詳しい説明がされていて、読むのに時間がかかってしまいました。理解しようと必死で読むと眠くなってしまって・・がく〜(落胆した顔)

でも、後半になり、誰が味方で誰が敵か?や殺人を犯したのは誰なのか?などが気になって、読むスピードも上がっていきました。陶子の必死な様子が痛ましいくらいで、早く全てが解決してほしいと強く願ってしまいました。

贋作作りの部分では、すごい技の数々に思わず引き込まれる感じでした。ここまで手を掛けて全身全霊を掛けるように作られた物であれば、すでに本物と言っても良いのでは?と思ってしまいます。


陶子の周りの人たちも魅力的でした。殺人事件を捜査する警察官2人も良いコンビでしたし、カメラマンで親友の硝子、贋作師・潮見老人などなど。彼らにもまた会いたいと思うので、続きも読んでいきます。


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2011年11月18日

北森鴻「緋友禅」

緋友禅

 北森鴻 著
 「緋友禅 旗師・冬狐堂」
 (文春文庫)



古美術品、骨董品を扱う旗師・冬狐堂こと宇佐見陶子は、ある画廊で偶然見かけたタペストリーに、どうしようもなく惹かれてしまい、持っていた現金を全て差し出して、全作品を購入した。ところが後日郵送で送ってもらう予定だった作品がいつまでも届かないため、作者の元を訪れるとそこには彼の遺体があり、作品も消えていた・・−「緋友禅」他「陶鬼」「『永久笑み』の少女」「奇縁円空」計4編収録


旗師・冬狐堂(とうこどう)シリーズなのですが、これまたシリーズ3作目だとか・・ふらふら またやってしまいましたバッド(下向き矢印) しかも最終話を読むまで気づかなかったんですけど。最終話「奇縁円空」で出てきた刑事たちと顔見知りっぽいのに、それまでの話には出てきていなかったので「もしかして・・」と思い調べました。あ〜あ。そりゃ、話がサラッと始まるわ!

しかも、1作目2作目は別の出版社から出されているようで、探す方も困りますね〜。本棚に並べたときも不細工になりそうですし。さっそく、本屋に行って1作目を探すことにします。


冬狐堂こと宇佐見陶子は、目利きには定評があり一流の旗師です。しかも美人という設定。旗師というのは、店を持たずに骨董品などを仕入れて、別の買い手に売る・・という仕事をする人のことだそうで、先に依頼者がいてその人の希望する品を探すこともあれば、とりあえず売れそうな品を仕入れて、改めて売り手を探す場合もあるようです。


陶子はある画廊で開かれていた個展で目にしたタペストリーに惹かれてしまいました。個展を開いていた人物は全くの素人のようで、自分の作品を売るつもりもその術も知りませんでした。そんな彼に呆れつつも、120万円という大金を出して全作品を買うことにしました。

ところがいつまで待っても作品が送られて来ない・・。そして彼の遺体を発見してしまいます。しかも、作品も全て無くなっていました。陶子は現金を取り戻すため・・というよりも、彼の才能を埋もれさせないために作品を探すことにします。


私は古美術にも骨董品にも全く興味がありませんし、知識も全くありません。集める人の気持ちも全く理解できません。そんな私でも楽しく読むことができたのは、きっと宇佐見陶子という人に惹かれたことが大きいと思います。女性一人で厳しい世界を生きて、しかも周りから一目置かれるような腕前を持っている・・でも、独り言が多いわーい(嬉しい顔) そして自虐的でもあり、その辺りに親しみを感じたんですよね。

このシリーズ、骨董品の説明とか難しい部分も多いですが、ぜひ1作目から読んでみようと思います。


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2011年11月12日

北森鴻「花の下にて春死なむ」

花の下にて春死なむ

 北森鴻 著
 「花の下にて春死なむ」
 (講談社文庫)



俳人・片岡草魚(かたおかそうぎょ)が自宅でひっそりと亡くなっていた。死の直前まで書かれていた彼の句を元に、知られざる彼の人生をたどることにした七緒だったが・・−「花の下にて春死なむ」他「家族写真」「終の棲み家」「殺人者の赤い手」「七皿は多すぎる」「魚の交わり」計6編収録


先日読んだ「桜宵」はこの“香菜里屋”シリーズの2作目だったので、今回はやっと1作目を読むことに。1作目だからといって、特に説明があったわけではないので、2作目から読んでも問題は無かったのかな?と。

相変わらず美味しそうなビールと料理の数々(しかも最高のタイミングで出される)に、おなかがすいてしまいました。寝る前に読んだら夢の中で食べ物ばかり出てきて困りました・・。


花の下にて春死なむ」は何とも切ない話でした。過去を隠して生きてきた老俳人が、自宅で孤独死する・・それだけでも悲しい話です。更に彼の部屋の窓辺には桜が一枝飾ってあり、それがひそかに咲いていたといいます。そして七緒が彼の人生を辿る旅に出るとますます哀愁が。

最後はマスター・工藤さんが意外な謎まで解き明かしてくれて、驚きと共に話が終わります。


終の棲み家」も切なかったです。思わずほろり・・と涙が。これは良い終わり方だと思いました。


七皿は多すぎる」の謎解きは私にはイマイチ理解できず。暗号とか出てくると頭が付いて行かなくなるんですよね・・たらーっ(汗) 自分の理解を越えてしまったせいで、ちょっと読み流し状態でした。


最後の「魚の交わり」では、1話目に出てきた七緒と草魚が再登場し、また新たな草魚の人生が掘り起こされます。彼の人生は幸せだったのかな?としんみり考えてしまいました。


このシリーズはまだあるようなので、ぜひ読んでみたいと思います。


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2011年11月05日

北森鴻「桜宵」

桜宵

 北森鴻 著
 「桜宵」
 (講談社文庫)



亡き妻の手紙に導かれ、ビアバー“香菜里屋”へやって来た神崎。手紙には「最後のプレゼントを用意しておきました」と書かれていた。香菜里屋のマスター・工藤が出してきたのはある料理だった。この料理に込めた亡き妻の想いとは?−「桜宵」他「十五周年」「犬のお告げ」「旅人の真実」「約束」計5編収録


中にはゾクッとするような終わり方をする話もありましたけど、どれも面白かったです。ただ、この本は“香菜里屋”シリーズの2作目だったということが、読み終わってあとがきを読んでわかったんですバッド(下向き矢印) でもまあ、特に問題なく読めたので良いんですけど、何だか腹が立ってしまいました。妙な所で神経質なんで・・たらーっ(汗) 今度は1作目を読むことにします。


ビアバー“香菜里屋”は、工藤というマスターが切り盛りしています。落ち着いた雰囲気と最高の料理、そしてもちろん最高のお酒が出されるということで、いつも店は繁盛しています。

工藤には、最高の料理人だということ以外にちょっとした才能があります。それは、お客から聞いた何気ない話の中にある謎をキレイに解き明かすという物。その現場にいたわけでも、その人物に会ったことがあるわけでもないのに、物事の裏側まできちんと当ててしまう・・。

しかも、それをひけらかすわけではなく、客から問われたら答える感じ。でも、自分で「言っておかなければ」と思うことに対しては怯むことなくきちんと話すことができる。なかなかの人物です。

この作家さんの作品は1つしか読んだことがありませんが、そこに出てきたのも工藤に似た雰囲気の男性でした。その人のことも気に入ったのですが、今回の工藤も良いな〜と。とにかく、出てくる料理だけでも食べてみたい!ぴかぴか(新しい) そして、ロックで飲むというビール!グッド(上向き矢印) どんな味なんだろう??想像しただけでよだれが出そうなくらいです。


短編集ですが、1話目から順番に読んだ方が楽しめるようになっています(連作短編集です)。1話目に出てきた人が最後にも出てきてちょっと嬉しくなりました。最終話が一番ゾッとする終わり方だったんですけどね・・。


このシリーズは何冊かあるようなので、また読もうと思います。とりあえず、1作目からあせあせ(飛び散る汗)


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2010年09月07日

北森鴻「メイン・ディッシュ」

北森鴻著 「メイン・ディッシュ

(集英社文庫)


ネットで評判が良かったので、読んでみました。名前は知ってましたが、読むのは初めての作家さんです。


小さな劇団「紅神楽」の看板女優・紅林ユリエは“ねこさん”と呼ばれている。そのユリエの同居人は“ミケさん”という男性。ミケさんは天才的な料理人で、推理能力もあり、劇団の座つき作者の小杉がアイデアに詰まる度に助けてくれるような頼れる存在。そんなミケさんには誰にも言えない秘密の過去があった。


短編集になっていて、一つずつ話は完結するのですが、実は始めから話は繋がっている・・という形態の本です。

そして、一遍ごとにユリエが中心になったり、第三者が中心になったりして話は進みます。

一見関係ない話に思えるので、始めは「??」という感じでついていけなかったのですが、徐々に二つの話は交わってきて、最後に一つの物語になります。

初めの話で、ユリエとミケさんが面白い出会い方をする様子が書かれていて、次の話ではすでに同居状態に。

初めの出会いですでに話に引き込まれる感じでした。で、突然第三者の話になって、わけがわからなくなって「でもきっとこの話も何か関係があるんだろう」と気づいてからはもっと引き込まれてしまいました。

登場人物たちのキャラも良い揺れるハート すぐにアイデアにつまってパニくる小杉、その小杉をサンドバックのように殴ったり蹴ったりしながらも優しく(?)見守るねこさん、さり気ない会話を続けながらうまく解決に導いていくミケさん。

更に、ミケさんの作る心のこもったおいしそうな料理はこの話を盛り上げる重要な小道具になっています。高級食材は使っていないのですが、手間をかけることで美味しく仕上げる。天才料理人が家にいるなんて、ねこさんは幸せです。

ミケさんは言葉数が少なく、過去についても語らないのですが、その謎めいた過去が少しずつ明らかになり、結末を迎えます。


というわけで、とても楽しく読むことができました。

文庫には、単行本にはなかった特別編が入っているそうなので、もし単行本しか読んでいない方は、こちらも読んだ方が良いですよぴかぴか(新しい) 最後にニヤっと笑ってしまいますからわーい(嬉しい顔)


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今読んでいるのは・・
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