2026年02月04日

P.L.トラヴァース「風にのってきたメアリー・ポピンズ」

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 P.L.トラヴァース 著
  林容吉 訳
 「風にのってきたメアリー・ポピンズ」
 (岩波書店)


東風の吹く日に,こうもり傘につかまって,空からやってきたメアリー・ポピンズ。バンクス家で子どもたちの世話をすることになった彼女は,ちょっと風変わり。子どもたちをふしぎな冒険の世界へと導きます。ユーモアあふれる空想物語。−裏表紙より−


久しぶりに読んでみたくなって購入しました。

ジュリー・アンドリュースが演じたミュージカルが大好きで、子どもの頃から何度も見ましたし、本も持っていて何度も読んだのですが、気づけば無くなっていました。

子ども向けの本なので要らないと思って捨ててしまったのでしょう・・


訳し方が乱暴というか、口調が冷たく感じるので、読むだけだとそこまで好きになれただろうか?と思いました。

私の場合は、頭の中で曲が鳴ったり、ジュリー・アンドリュースが歌ったりするので最後まで楽しく読めました。


特に好きなのは、メアリー・ポピンズが薬を飲ませるシーンの曲。「A Spoonful of Sugar」(お砂糖一さじで)という歌なのですが、「スプーン1杯の砂糖で、苦い薬も平気で飲める」という歌詞です。

歌詞も実は深いのですが、メロディが楽しくて大好きです。

他にも有名な「チムチムチェリー」もこの作品の曲です。


傘につかまって舞い降りて来た女性。メアリー・ポピンズは、バンクス家の子どもたちを世話するためにやってきました。明らかに魔法を使っているのですが、子どもたちが指摘すると「まさか!そんなバカなことが!」と鼻をフン!と鳴らして否定します。

そんな彼女と家の中はもちろん、出かけた先でも面白い体験をたくさんする子どもたち。

生意気な口もききますが、意外と純粋で可愛らしい子どもたちです。彼らと一緒に読者も面白い体験が出来る気がして、子ども心にワクワクしたのを思い出しました。


シリーズは何冊かあります。また機会があれば読んでみたいです。ミュージカルも見直したいです。


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2026年01月13日

望月麻衣/桜田千尋「満月喫茶店の星詠み」

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 望月麻衣/桜田千尋 著
 「満月喫茶店の星詠み」
 (文春文庫)


満月の夜にだけ現れる満月珈琲店では、猫のマスターと店員が、極上のスイーツやフードとドリンクで客をもてなす。スランプ中のシナリオ・ライター、不倫未遂のディレクター、恋するIT起業家・・マスターは訪問客の星の動きを「詠む」。悩める人々を星はどう導くか。美しいイラストにインスパイアされた書き下ろし小説。−裏表紙より−


「水瓶座のトライフル」「満月アイスのフォンダンショコラ」「水星逆行の再会 (前編)水星のクリームソーダ」「(後編)月光と金星のシャンパンフロート」

初めましての作家さんです。

表紙がきれいですよね。表紙がぴったり合う素敵な物語でした。

・・が、私は個人的に途中で読むのをやめようか??と思ってしまいました。

星占いに限らず、占いとか運命とかそういうものに興味がある方には楽しめると思いますが、占いはサラッと読み流すタイプの私には、星詠みの部分がどうしても間延びしてしまい、流し読みになってしまいました。

それが毎回続く上に、登場人物が2人いたら2人分あるので長いな・・と思ってしまいました。

しかも、星詠みの所に図解とイラストが描かれているのも辛かったです。絵だけで終わってくれたらサッとページをめくれるのに、片側にはきっちり説明文があるので読まざるを得ず、電車の中ではなかなか恥ずかしかったです。


1話ずつ独立した話のようでいて、登場人物たちは繋がりがあることが少しずつわかってきて、エピローグでなるほど・・となりました。

喫茶店のマスターや星を詠むのも猫ですし、エピローグでも思いっきりファンタジーで、ほほえましい終わり方をしました。

ミステリが続いた時に口直しにはピッタリな作品です。


シリーズ化されているようですが、私は続きは読まないかな・・・占い好き、星が好きな方にはお勧めです。


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2026年01月09日

浅葉なつ「神様の御用人5」

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 浅葉なつ 著
 「神様の御用人5」
 (メディアワークス文庫)



御用人“本採用”となった良彦が今回は九州へ!?
晴れて御用人の本採用となった良彦。しかし待遇は今までとまったく同じらしく・・。  そんな良彦に、今回も神様からの容赦ない御用が降りかかる。有名すぎる日本の英雄、それに七福神の一柱まで。しかも九州へ行けって交通費も出ないのに!?おまけにあの超現実主義神職に神様が恋わずらいってどういうこと!?  もはやただの食いしん坊になりつつある狐神・黄金とともに奔走する、大人気シリーズ第五作!
−裏表紙より−


「天孫の鏡」「英雄、鳥を好む」「大地主神の恋わずらい?」「えべっさんの草鞋」の四柱収録


御用人シリーズはかなり久しぶり。8年前くらいに読んだらしいです。年月が経つのは早いな・・

数か月前の本でも覚えていない状態の私が、そんなに前の本を覚えているわけもなく、読み始めても誰?何?が多かったです。

さすがに主人公は覚えているか?と思いますが、実際には若い男性だったことしか覚えておらず。「神様の子守」シリーズを読んでいるせいか、こんなに待遇の悪い状態で御用を果たしていたとは!と驚きも多かったです。

給料が出ないのも驚きますが、それ以上に交通費さえ出ないとは! こんなに拘束される上に給料無し、経費まで持ち出しだなんて、神様は非情です。


良彦は口が悪くて、行動が軽い感じがしますが、意外と真面目でしっかり御用を果たしていくところは好感がもてます。だからこそ御用人に選ばれたのでしょう。どうやら「本採用」にもなったようですし。ただ、見習いとの差が無いのがどうなんだ?って感じですが。


今回は4人(神?柱?)の神様の御用を果たします。それぞれの話を読むと、神様もかなり俗世にまみれているというか、欲深い存在なんだと思わされます。夫婦喧嘩をしたから仲直りしたいとか、父親に認めてもらいたいとか、人間の男性に恋をしたり。

唯一感動したのは最後の話です。

よく知っている七福神のえべっさんが失踪してしまい、探すことになる話なのですが、なぜ彼が失踪したのか?が判明します。その理由が何だかしんみりしたんですよね。この話はもちろん、他の話でも語られるのは、現代の人間たちの神様に対する想いの浅さでした。

昔の人たちはもっと神様と近い存在だったそうで、最近は存在を忘れている。と言うのです。確かにそういう感覚はありますよね。

そんな人間に忘れ去られる恐怖を感じながら神様は存在し続けているということで、ちょっと寂しくはなりました。


まだまだ続くシリーズ、今度は早めに読みます。


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タグ:浅葉なつ

2025年12月19日

霜月りつ「神様の子守はじめました。15」

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 霜月りつ 著
 「神様の子守はじめました。15」
 (コスミック文庫α)


初豆まきに挑戦中!! 羽鳥梓と四人の神子たちが住む家が格安だったのは雑鬼たちを集めやすい鬼道という場所に建っていたからだ。人間には悪い影響が出てしまうのだが、一瞬で消してしまうことができる四神子にはなんの問題もない。それゆえ雑鬼の多い節分の日も、子供たちはきゃーきゃー笑いながら豆の入った袋をもって雑鬼たちを追いかけ回していた。だが隙をついて隠れていた雑鬼が外へ逃げ出してしまう!慌てる梓だったが急遽、子供たちで豆まき隊を結成し、浄化のために近所を回ることにするが!?−裏表紙より−


「神子たち、豆を撒く」「神子たち、澄くんを応援する」「神子とバレンタインデー」「朱陽と白花、チヨさんのお使いをする」「神子たち、スキーに行く」の5編収録。

節分から始まる冬のお話。

こういう行事ごとを読むと、生まれてまだ1年経っていないのか・・と驚かされます。

節分の豆まき、普通ならほのぼのと豆を撒いて終了。ですが、四神の子たちが絡むと当然そう簡単には終わらないわけです。

元々、彼らが住んでいる家は鬼たちの通り道に立っているので、今まで住んでいた人たちは病気になったり何かが見えたせいで引っ越したりしていました。
そんな家ですから、子どもたちには鬼が見える! 節分となると集まってくる鬼たち。

家にたくさん出てくる鬼を「鬼は外!」とやっつけていきます。「福は内」は無し。そうしなければ本当に神様たちが集まるから、というのが笑えます。

「鬼は外!」でやっつけた鬼の一部が外に出てしまい、ご近所の家に入り込むのを見た子どもたち。あわてて追いかけていきます。

ご近所に了承を得て、それぞれの家で豆まきをして退治します。

良かったね〜ご近所さんたちが良い人たちで。としみじみ思いました。普通ならいくら可愛い子どもでも、家に上がって豆を撒かれたら嫌ですよね。


1話目で鬼に囲まれて困っていた澄さんの話が2話目。一度は立ち直った感じのあった彼ですが、今度は大学受験を前に再び落ち込んでいる様子。不合格で親に迷惑をかけたくない、やりたいことが出来るだろうか?と自分にプレッシャーを掛けてウジウジ・・。

澄の親から頼まれた梓が何とか話してみますが・・。


3話目ではバレンタインデーに一喜一憂する男性陣の様子が読めます。これはちょっとクスッと笑えます。

4話目はかなり重い話です。野良猫たちに餌をやっていた女性が家から出て来なくなって、親戚だという若者が応対してかなり怪しい雰囲気。そこから朱陽と白花を巻き込んで、大騒ぎの奪還作戦が行われます。ハッピーエンドではありますが、辛い話でもありました。

5話目は初めての雪山でスキーをする子どもたち。平和にスキーをして終わるはずもなく、ペンションの息子が問題を起こし、子どもたち大活躍で解決!
ここではまた梓の大きさを感じることができました。


まだ続くシリーズ。今後も、口直しを兼ねて読んでいきます。


<神様の子守シリーズ>
「神様の子守はじめました。1」
「神様の子守はじめました。2」
「神様の子守はじめました。3」
「神様の子守はじめました。4」
「神様の子守はじめました。5」
「神様の子守はじめました。6」
「神様の子守はじめました。7」
「神様の子守はじめました。8」
「神様の子守はじめました。9」
「神様の子守はじめました。10」
「神様の子守はじめました。11」
「神様の子守はじめました。12」
「神様の子守はじめました。13」
「神様の子守はじめました。14」
「スピンオフ」


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タグ:霜月りつ

2025年11月26日

中村ふみ「雪の王 光の剣」

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 中村ふみ 著
 「雪の王 光の剣」
 (講談社文庫)


天下四国は冬の季節に入っていた。 元徐国王の風来坊・飛牙(ひが)は、最北の駕(が)国へ。 鎖国して三十年、国王は宰相・汀柳簡の傀儡(かいらい)と化し、天令の思思(しし)は監禁されていた。 同胞を救うために天令・那兪(なゆ)は王城へ忍び込む。宰相の野望に巻き込まれた飛牙と那兪は、北端の街で命がけの一発逆転勝負に挑む。シリーズ第四弾。−裏表紙より−


シリーズ4作目。「天下四国」シリーズなので、4作で終わりかと思ったらどうやら6作あるようです。

後2作もあるとは・・

この巻は、前作から恐ろしい敵がいる、とずっと脅されてきたので、どれほど恐ろしいことが起きるのか?と思っていたら、意外とあっさり倒すことが出来てがっくり。

まああまりにもエグいと読みにくいのですが、それにしても脅しすぎてあっさり終わり過ぎました。

この先は、天から罰を与えられている弟を元に戻すためにがんばるのでしょうが、弟も可愛げがないのでどうでも良いような気もしています。


<天下四国シリーズ>
「天空の翼 地上の星」
「砂の白 風の姫」
「月の都 海の果て」


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タグ:中村ふみ

2025年10月31日

霜月りつ「神様の子守はじめました。スピンオフ 神子のいただきます!」

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 霜月りつ 著
 「神様の子守はじめました。スピンオフ 神子のいただきます!」
 (コスミック文庫α)


「いっただっきまーす!」丸いちゃぶ台を囲んで子供たちが手を合わせる。
おいしいごはんが食べられる喜びを、幸せを、感謝を、梓に伝えてくるのだ。子供たちと一緒に「いただきます」を言うと、その都度、温かい気持ちに包まれる。成長する子供たちとずっと一緒にいたいと梓は願わずにいられない。──普通の人間なのに四獣のたまごを神様から預かって子育てをすることになった羽鳥梓のごはん(苦労)日記など、『神様の子守はじめました。』の裏話が満載のごはんがテーマのスピンオフ登場!
−裏表紙より−


スピンオフって、例えば本編で脇役になっている人が主役として描かれていたり、同じ世界観の中で全く違う人にスポットを当てて、でもちょっと本編とも絡む、という感じの作品のことだと思っていたのですが、この作品はどういう意味でのスピンオフ?と疑問に思いました。

とはいえ、いつも通りドタバタして、子どもたちがひたすらかわいいからまあ良いかと流してしまえますけどね。


この作品では「食」にスポットを当てた話ばかりが収められています。そういうテーマで括っているのが本編らしくないからスピンオフなのかな。


1話目では、梓がつけている日記を中心に話が進みます。子どもたちを預かって、始めは白ご飯しか食べなかったのを思い出しました。いつの間にか色々食べるようになっています。梓と共に懐かしい気分で読めました。


子どもたちが絵本の世界に入って行く「神子たち、絵本で遊ぶ」もいつも通りの感じで面白かったな。こうやって絵本の中に入れたら楽しそうです。内容は選びたいところですけど、意外としぶい内容の絵本が好きなんだなとニヤニヤしつつ読めました。


鬼子母神の駄菓子屋さんに行く話では、神様が子どもたちを甘やかす様子が笑えましたし、梓をねぎらうために神様や精霊たちがお酒をもちよって宴会する話も笑えました。子育ては大変ですけど、たくさんの人(?)に助けてもらえる梓がうらやましくなりました。


まだまだ続くシリーズ。サクサク読んでいきたいです。


<神様の子守シリーズ>
「神様の子守はじめました。1」
「神様の子守はじめました。2」
「神様の子守はじめました。3」
「神様の子守はじめました。4」
「神様の子守はじめました。5」
「神様の子守はじめました。6」
「神様の子守はじめました。7」
「神様の子守はじめました。8」
「神様の子守はじめました。9」
「神様の子守はじめました。10」
「神様の子守はじめました。11」
「神様の子守はじめました。12」
「神様の子守はじめました。13」
「神様の子守はじめました。14」


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タグ:霜月りつ

2025年09月02日

霜月りつ「神様の子守はじめました。14」

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 霜月りつ 著
 「神様の子守はじめました。14」
 (コスミック文庫α)


四神子がはじめて迎えるお正月。
新しい年を祝って初詣にやってきた梓と神子たち。そこで四神子を可愛がっているアマテラスさまから呼び出しを受け、新年の挨拶をしにタカマガハラに行くことに。神々の領域に行き、喜ぶ四神子だったが、梓と離れ人々の祈りの声を聞きに行くことになる。その祈りの場で朱陽の身代わりに蒼矢が祈りの渦のなかに巻き込まれてしまい──!?一方、梓はボーナスとして、故郷の福井へのチケットを渡され──。
−裏表紙より−


「初詣する」「初売りの街へ行く」「おばあちゃんに会う」「タカマガハラでおつかいする」「お正月を遊ぶ」の5編。


今回は、1冊まるごとお正月でした。ものすごく時季外れに読みました・・


正月のエピソードだけで1冊いけるのがさすが四神子たち。普通の正月を過ごすわけではありません。


まず1話目「初詣する」から、いきなり現実離れする展開が始まります。普通に初詣に行くわけですが、その神社を守っている烏の兄弟が登場し、地上の初詣で終わらずあっという間にタカマガハラへ飛ぶことに。

気づけばアマテラスを始めとした神々に囲まれて、挨拶三昧。

そこで梓は入れないところに連れて行かれた子どもたちは、人々が祈る声をたくさん聞くことになります。強い想いに飲み込まれてしまいます。それは4人の力でしっかり戻って来たのですが、梓に知られると怒られるし心配させてしまうということで、内緒にします。

梓は子どもたちが何か自分に言わない秘密のことがあるというのはわかりましたが、無理に聞き出すことはなく、子どもたちが内緒にしようとしている選択を尊重します。

この場面、梓は子育てのベテランだなと感心しました。他の場面でも見習いたい部分が多い彼ですが、一度も子育てしたことがないし、人生経験も少ない若者ですが、子どもたちに対する態度が素晴らしすぎて、参考にしたいことがたくさんあります。

私の中では、梓と黄色い帽子のおじさんが尊敬する人かも。・・・どちらも実在しませんが。


今作の目玉はやはり「おばあちゃんに会う」でしょうか。おばあちゃん、とは梓の母親のことです。子どもたちを預かって1年、梓は母親に会いに行っていません。それはまあそうでしょうね。子どもたちをどう紹介するの?と悩みますもんね。

そこまで神様たちが責任もってやってくれ!と思ってしまいますが、神様がやってくれたのは新幹線の往復チケットをくれたこと。それをきっかけに思い切って子どもたちを連れて帰ることが出来ました。

どう説明するのか?と思っていたら、結局本当のことを言うことになります。確かに他に方法がないよね・・ただ「神様の子どもを預かってさ」って言って信じてくれるか??

ここからの梓の母親の反応は面白かったのでぜひ読んで確認してください。


今回もドタバタでしたが、子どもたちの成長が微笑ましくて面白かったです。

今後の成長は止まるのかな〜?せめて見た目だけでも止まらないと、引っ越すしかないと思われます。


<神様の子守シリーズ>
「神様の子守はじめました。1」
「神様の子守はじめました。2」
「神様の子守はじめました。3」
「神様の子守はじめました。4」
「神様の子守はじめました。5」
「神様の子守はじめました。6」
「神様の子守はじめました。7」
「神様の子守はじめました。8」
「神様の子守はじめました。9」
「神様の子守はじめました。10」
「神様の子守はじめました。11」
「神様の子守はじめました。12」
「神様の子守はじめました。13」


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タグ:霜月りつ

2025年07月30日

冬月いろり「魔女の娘(1)」

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 冬月いろり 著
 「魔女の娘(1)」
 (角川文庫)※電子書籍


著名な魔女を母に持ちながら、魔法が使えない「失くし者」の少女・帆香。旅に出たまま姿を消した母の手紙に導かれ辿り着いた「魔法のレンタル屋」で、月額9万8000円と引き換えに魔力を借りられることに。母の面影を追い、憧れの魔法学園に入学した帆香だが、ひょんなことから早々に「失くし者」であることがばれてしまう。魔力を持たない「失くし者」にも関わらず、なぜか魔法を使える彼女に、クラスメイトが向ける視線は冷ややかなものだった。
 そんな中、生徒が次々と魔力を奪われる謎の事件が勃発。犯人の疑いをかけられた帆香は、クラスでただ一人帆香の秘密と無実を知るレンタル屋の息子・千夜と共に、自ら犯人探しに乗り出すことに――。魔法社会のはぐれものが出会い、紡ぐ。鋭くあたたかい学園ファンタジー・開幕!
−出版社HPより−


初めましての作家さんです。
ネットでの感想を読んで面白そうだったのと、あらすじを読んで好きそうだと思ったので読みました。


読み始めはなかなか面白くて、ぐいぐい読み進める感じでしたが、魔法学校に入学してからの後半くらいからちょっと中だるみ・・。


チラチラと恋愛っぽいものが絡み出すと、一気に読む気が失せる私。


途中まで面白かったのにな〜。


魔法界で有名な魔女の娘なのに魔法が使えない少女。これはかなりコンプレックスになりそうな設定です。魔法が使えないというか魔力が無いのに、憧れの存在でもある母親が通った魔法学園に入学したくて取った方法が、魔法のレンタルでした。

え!?魔法をレンタル出来るの?? これはファンタジー好きにはたまらない設定です!

ちょっと借りて使ってみたいシチュエーションたくさんありますよね。

最高だね〜とワクワクしながら読んでいると、魔法学園での学生生活が始まります。ちょっとしたいじめ的なことがあったり、授業では苦労も多いけど、さすがに偉大な魔女の娘だけあって、センスはある様子。

うらやましいほど使いこなしています。

この辺りまでとても面白いんですけどね・・。


徐々に恋愛っぽい要素が出てきてちょっとペースダウン。

まあ1作目ではそこまで出てこないので何とか読み切れました。


これから彼女がどんな風に育っていくのか、魔女になれるのか?と楽しみなところも多いのですが、続きを読むか?は保留です。


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タグ:冬月いろり

2025年06月26日

霜月りつ「神様の子守はじめました。13」

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 霜月りつ 著
 「神様の子守はじめました。13」
 (コスミック文庫α)


街中があわただしくなってきた年の瀬。羽鳥梓は神子たちに聞かれる。「あかいおようふく、はやってんの?」「あれはサンタクロースの衣装なんだよ」いい子にはプレゼントをもらえるクリスマスというのがあるのだと教わった子どもたちはそわそわで大騒ぎ! 梓も子どもたちに何をプレゼントしようか、クリスマスパーティには何をつくろうか悩む日々に突入する。そして高天原にすむ神々も異国の行事に対抗しようと「クリスマス対策会議」を開いて―!?−裏表紙より−


「お客様をおもてなしする」「はじめてのおつかい」「遊ぶ〜公園の指輪物語〜」「クリスマスを待つ」「年末を迎える」の5編。


1話目は子役の子をあずかることになった話。ドラマに出ているような有名な子役の子どもで、白花は嬉しそうです。ただ、この子どもが可愛げがなくて読んでいて不快になることが多々ありました。まあその態度にも理由があって、実は子どもらしいということがわかるんですけど。


2話目は子どもたちが初めてのお使いに行く話です。本人たちが行きたがったのですが、梓だけではなく見守る精霊たちも心配でたまりません。こっそり付いて行くわけですが、それだけでは足りない問題が起こると神がたくさん出てきて助けてくれました。
確かに、子どもたちを危ない目に合わせるわけにはいかないのですが、それにしても過保護で笑ってしまいました。


3話目は指輪を拾ったところから始まる不思議体験の話。子どもたちそれぞれが指輪の持ち主かと思われる人と関わることで不思議な体験をしていきます。ちょっとホロリとする話もあり、なかなか面白かったです。


4話目はクリスマスという物を知った子どもたちの話。サンタクロースの存在すら知りません。この話でも神様たちが大騒ぎで笑えます。


クリスマスを知らないなんて・・と思ったら、実はまだやっと1年しか経っていないという設定なんですね。それにびっくりです。

もうすでに4歳くらいの知能はありそうな子どもたち。この先どうなっていくのか??


<神様の子守シリーズ>
「神様の子守はじめました。1」
「神様の子守はじめました。2」
「神様の子守はじめました。3」
「神様の子守はじめました。4」
「神様の子守はじめました。5」
「神様の子守はじめました。6」
「神様の子守はじめました。7」
「神様の子守はじめました。8」
「神様の子守はじめました。9」
「神様の子守はじめました。10」
「神様の子守はじめました。11」
「神様の子守はじめました。12」


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タグ:霜月りつ

2025年02月26日

霜月りつ「神様の子守はじめました。12」

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 霜月りつ 著
 「神様の子守はじめました。12」
 (コスミック文庫α)


神子たちの軽井沢別荘ライフ!! ご近所の小説家・三波先生に軽井沢の別荘を借りてやってきた梓と四神子たち。 別荘は三波先生の映像化されたミステリードラマの撮影場所でもあってミステリーおたくの水精の翡翠や俳優の大ファンでもある白花は、ワクワクで大はしゃぎ。大興奮の翡翠は悪ノリして、白花大号泣の演出までしてしまい!?森を探索したり、遊園地にいったり、神子たちとのんびり別荘ライフを満喫しようとする梓だったがまたも思わぬトラブルが続出でーー!!−裏表紙より−


う〜〜ん・・あらすじ以上のことを思い出せない!

またこんな状況になってしまいました。

ただ思い出すのは、白花が憧れの俳優に会い過ぎってことと、こんなに何度も会っているのにその度に緊張して話せなくなるなんてかわいい!ってこと。


ほんと、このシリーズは読んだらすぐに感想書いておかないと忘れてしまいます。

いい意味であっさりした内容です。


<神様の子守シリーズ>
「神様の子守はじめました。1」
「神様の子守はじめました。2」
「神様の子守はじめました。3」
「神様の子守はじめました。4」
「神様の子守はじめました。5」
「神様の子守はじめました。6」
「神様の子守はじめました。7」
「神様の子守はじめました。8」
「神様の子守はじめました。9」
「神様の子守はじめました。10」
「神様の子守はじめました。11」


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タグ:霜月りつ

2025年02月05日

中村ふみ「月の都 海の果て」

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 中村ふみ 著
 「月の都 海の果て」
 (講談社文庫)


天下三百三年九の月。元徐国王の風来坊・飛牙は、天に戻れなくなった天令の那兪を連れて東の越国へ。王都では瀕死の王のもと、二人の王子が後継争いの真っ最中。巻き込まれた飛牙は二宮の陣営に軟禁されるが、折悪しく「屍蛾」と呼ばれる暗魅が大発生する。放浪の英雄は越国を滅亡の危機から救えるか?−裏表紙より−


シリーズ3作目です。

毎回、もう良いかな?と思いつつ、なんとなく読み進めています。


今回の舞台は越国。この国の王は瀕死の状態で、まともに話すことも出来ない状態です。でもまだ生きているので、誰かが跡を継ぐわけにもいかず、使えない国王を配したまま国は動いています。

実際に動かしているのは国王の妻。彼女は飛牙の大叔母に当たる人で、彼が国に来たことを知ると会いたがります。

せっかくの対面も何だかお互いに含みを持った何とも微妙な感じ。表面上は楽しそうではありますが。


いつまでも国王の妻が国を治めるわけにはいかないので、国王が亡くなった場合は王子が継ぐことになるわけです。ただ、国王には王子が2人いてお互いに権力争いをして部下が真っ二つに分かれる事態になっています。

更に実はもう1人王子がいるということで、城から出て暮らしている彼も跡目争いに巻き込まれてしまいます。


探している弟もこの跡目争いに一枚嚙んでいたり、国を遅く「屍蛾」という暗魅まで飛んできたり、とにかくドタバタ状態です。

とはいえ、すべての事態はサラッと流れていく感じで、あっさりと読み終わるのですが。


次は最後の国なので、終わりかな?と思っていたらどうやらまだ数冊あるようです。外伝もあるとか!?

どこまで読むかは微妙ですが、とりあえず本編が終わる5巻までは読もうかな。


<天下四国シリーズ>
「天空の翼 地上の星」
「砂の白 風の姫」


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タグ:中村ふみ

2024年10月29日

霜月りつ「神様の子守はじめました。11」

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 霜月りつ 著
 「神様の子守はじめました。11」
 (コスミック文庫α)


国を守る四獣の子供たちは、優しい普通の青年・羽鳥梓のもとで、人間世界を学びながら、今日も元気にすくすく育っています!(神子たち、絵本の世界に遊ぶ)シンデレラや人魚姫・・現代の姫たちの結末は?(神子たち、お見舞いに行く)お隣の仁志田夫人が骨折して入院!心配した梓と子供たちはお見舞いに。病院にはたくさんの迷える人たちがいて・・。猫又のチヨさんも密かに活躍して―。他にも面白いお話がいっぱいの11巻!−裏表紙より−


毎回言いますが、このシリーズは読んだらすぐに感想を書いておかないと忘れる・・

ということで感想は省略。

今回も子どもたちが可愛かった&梓は良い奴!ってことです。



<神様の子守シリーズ>
「神様の子守はじめました。1」
「神様の子守はじめました。2」
「神様の子守はじめました。3」
「神様の子守はじめました。4」
「神様の子守はじめました。5」
「神様の子守はじめました。6」
「神様の子守はじめました。7」
「神様の子守はじめました。8」
「神様の子守はじめました。9」
「神様の子守はじめました。10」


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タグ:霜月りつ

2024年06月18日

中村ふみ「砂の城 風の姫」

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 中村ふみ 著
 「砂の城 風の姫」
 (講談社文庫)


天下四国は天より授かりし四つの国。元徐国王の風来坊・飛牙は、天令の那兪と共に代々女王が治める西の燕国へ。女王は夫を持たず、「胤」という存在により懐妊するという。飛牙は家出中の名跡姫・甜湘と知り合ったことから「胤」候補に。飛牙の前にいた二人の胤はすでに不審死。徐王の英雄は生き残れるのか。−裏表紙より−


1作目で完結した雰囲気はあったので読むか迷ったのですが、手元にあったので読んでみました。

表紙を見て想像はついたのですが、1作目の主人公であった徐国王だった飛牙が登場します。登場するというか、彼を中心にこのシリーズは進んでいくようです。彼のために犠牲となり悪魔になってしまった弟を救う方法を探す旅に出る話なのですから、当然ではありますが、それぞれの国でその国の王を主人公にしていくのも楽しそうだと思います。

それで、最終巻とその前くらいに再び飛牙の話を描いても面白そう。

そんなことを言ってもすでにシリーズは完結しているので仕方ないですけど。


2作目で描かれるのは燕国。この国の王は代々女性です。ファンタジーの世界でも女性が国を治めるのは珍しいそうです。この国の珍しい所は、女王であることだけではなく、女王が夫を持たないということと、懐妊する時も「天から授かった」的なことにするということです。

聖母マリアみたいですね。彼女は夫がいましたけど。


燕国では「胤」という存在の男性がいて、まあつまり女王を妊娠させる存在なわけですけど、生々しい部分は無しにしておきたいようなので、女王一人で妊娠して出産するということです。

「胤」は女王を妊娠させられなければ、追い払われ(拘束される)、妊娠させられても女の子を産ませられなくても追い払われ、うまく女の子を妊娠させられたとしても、そっと追放され(仏門に入る的な)ます。


「胤」に選ばれたら人生は終わると思った方が良いわけです。とはいえ、もし自分が次の女王を作ったということになれば名誉ではありますね。そんな名誉がいるかは微妙ですが。


次期女王となる甜湘は今までの伝統に対して疑問を感じている女性です。「胤」制度に対して反対している状態です。なので、「胤」候補としてあげられる男性と親密になろうとするのですが、なぜか彼らが殺害されてしまいます。

誰が何のために殺害するのか?彼らを死なせてしまったことを後悔し、誰が殺したのか?を調査しようとしている時に、飛牙が現れます。

この先の展開は何となく読めるでしょうが、とにかく色んな力を借りながらもさっくりと解決します。

解決するまでは良かったのですが、結末がどうも気に入りませんでした。旅立つのがわかっているのにその結末は・・・。個人的には好きではないです。


続きはどうしようかな? 何だかどうでも良いような気もしてきました。


<天下四国シリーズ>
「天空の翼 地上の星」


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タグ:中村ふみ

2024年05月20日

霜月りつ「神様の子守はじめました。10」

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 霜月りつ 著
 「神様の子守はじめました。10」
 (コスミック文庫α)


「なんと愛らしいのだ、子供たち〜!」サンシャイン通りのコスプレ祭りに参加するため、大張り切りで四神子の仮装衣裳を作成した水の精・翡翠は子供たちの可愛さにメロメロになっている。もちろん四神子のお世話係・羽鳥梓や火の精・紅玉も大絶賛。うちの子が世界で一番カワイイ!状態だ。子供たちもお祭りに大はしゃぎで―。だが、パレードの山車が通りすぎた後、気がつくと白花の頭がかぼちゃにすりかわっていた!なんでも西洋の悪魔の仕業らしい。みんなの力を合わせて、白花の頭を取り戻そうとするが・・!?−裏表紙より−


よく頑張った!白花ちゃん。の巻。色々巻き込まれましたが、優しい白花ちゃんが健在で良かったです。そして、いつも寝てばかりの玄輝も珍しく活躍しました。彼らが大人(?)になったら人間想いの素敵な神様になってくれそうです。



1話目では四神の子たちが、水の精・翡翠と火の精紅玉と共に神有月に出雲へ行きます。珍しく梓は留守番。人間は入ることが出来ないところへ行くという緊張感あふれる展開でした。

それぞれが、同じ神様に会って色々と教えてもらうわけですが、玄輝のことは驚かされました。だからいつも寝ているのかもしれないと思いますし、彼がポロっと言うことや行動することに重みがあるのはそういうわけか、と納得もしました。

秘密が明かされたからか、その後の話でも玄輝はいつも以上の活躍を見せます。

寝てばかりいる彼ですが、自覚すると頼りになる存在になるのかもしれません。

今後が楽しみになりました。


そして、白花。ずっと念話しか出来なかった彼女が話せるようになり、どんどん成長しています。

元々大人しい彼女ですが、大人しさの中にも冷静でしっかりと物事を考える部分があり、そこが成長して頼もしくもなりました。何より優しいのが彼女の良い所。


自分の頭がかぼちゃにすり替わっても怒らず、また貸してあげるから、と約束までしてしまうところが素敵です。


毎回大きな成長を見せてくれますが、今のところ見た目はあまり育っていない様子。でも着実に梓との別れは近づいているわけで。

どんな状態で終わるのか、今から楽しみでもあります。


<神様の子守シリーズ>
「神様の子守はじめました。1」
「神様の子守はじめました。2」
「神様の子守はじめました。3」
「神様の子守はじめました。4」
「神様の子守はじめました。5」
「神様の子守はじめました。6」
「神様の子守はじめました。7」
「神様の子守はじめました。8」
「神様の子守はじめました。9」


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タグ:霜月りつ

2024年03月22日

霜月りつ「神様の子守はじめました。9」

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 霜月りつ 著
 「神様の子守はじめました。9」
 (コスミック文庫α)


四神子が卵から孵って半年以上が過ぎ、常に一緒に行動してきた子供たちも、今ではひとりひとり好きなものができて別行動をとるようになってきた。普通の人間なのに仮親を任命された羽鳥梓は、そんな子供たちを頼もしく思ったり寂しさを感じたりで複雑な想いを抱くようになってきた。だが、まだまだ手のかかる子供たちは、いきなり探偵になりたいと言い出したり、嘘ばっかりつくようになったりとハラハラするも楽しく新鮮な毎日で―。−裏表紙より−

「神子たち、遊ぶ」「神子たち、フリマを楽しむ」「白花、雷獣と修行する」「蒼矢、梓の悪夢を払う」「神子たち、キャンプへ行く」


あらすじを読んでまずびっくり! まだ半年しか経っていないの!? なのに9巻?? どんな時間の過ぎ方なんだか・・。

それなのにかなり大きくなっている四神の子供たち。人間でいう所の4〜5歳な感じなんですけど!

お友だちも出来てきて、今後どうごまかすつもりなのか・・


少しずつ自分で考えて行動できるようにはなってきて、梓のラクになったかと思えば、実は今が一番大変なのかもしれないですね。今まではごまかせてたこともごまかせなくなりますし、体力もついてきますしね。

でも、梓の人の良さが今回再認識できたので、まあ彼なら大丈夫と改めて思えたので大丈夫とは思いますが。

自分のことより四神の子たちを優先しますし、見ず知らずの困っている人のことも優先します。子供たちの世話を彼に任せた神様はさすがと言うべきですね。


今回一番面白かったのは、蒼矢の話でした。嘘つきになった彼に対してみんな困っていたので、梓が神様に相談しました。すると、蒼矢が付いた嘘が全て本当になるという現象が。

これは子供にとってはなかなか辛いし怖い! もちろん猛反省した蒼矢です。


白花も自分の力をコントロールしたいということで、修行を始めますし、それぞれ大きく成長中です。


<神様の子守シリーズ>
「神様の子守はじめました。1」
「神様の子守はじめました。2」
「神様の子守はじめました。3」
「神様の子守はじめました。4」
「神様の子守はじめました。5」
「神様の子守はじめました。6」
「神様の子守はじめました。7」
「神様の子守はじめました。8」


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タグ:霜月りつ

2024年02月27日

瀬那和章「後宮の百花輪(1)」

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 瀬那和章 著
 「後宮の百花輪(1)」
 (双葉文庫)※電子書籍


百花輪の儀。それは華信国の五つの領地よりそれぞれの代表となる貴妃を後宮に迎え、もっとも皇帝の寵愛を受けた一人が次期皇后に選ばれる一大儀式だ。後宮に憧れる武術家の娘・明羽は、道具の声が聞こえる不思議な力と拳法を駆使し、北狼州代表の來梨姫の侍女として後宮で働き始める。美貌や知略、財力を賭した貴妃五人の戦いで、明羽は引き籠り気味の「負け皇妃」來梨を皇后の座につかせることができるのか!?心躍る絢爛豪華な中華後宮譚、開幕!−出版社HPより−


初めましての作家さんです。

ネットでの感想を読んで面白そうだったので読んでみました。

こういう中華系のファンタジーって人の名前が覚えられなくて困ります。適当に読んでいるので、何人も違う名前で認識していると思われます。主役の明羽さえもなんて読むんだっけ?って感じです。

でもまあ問題なく読めますけど。


明羽は武術家の娘として生まれ、武術を仕込まれながら育ちました。父親が亡くなった時、兄が家を継ぎ、兄嫁からいじめられた明羽は、憧れていた後宮の侍女を募集していると知り、試験を受けに行きます。

彼女は物の声が聞こえるという特殊能力を持っているため、その道具に助けられながら試験をクリアして見事に合格します。

侍女として様々なことを学びながら、主である來梨に仕えて生活していくことに。


後宮というのは日本でいう所の大奥のような場所です。大奥は将軍のお眼鏡にかなった女性たちがお互いにけん制し合いながら、将軍の寵愛を受けるべく生活している場所ですが、後宮も同じで、皇帝の寵愛を受けるために張り合う場所です。

侍女同士ももちろんライバル心が満載で、お互いに自分の主を貴妃にするべく足を引っ張り合います。なかなかドロドロしている話でした。
しかもこの後宮に住むことになっている候補たち5人は、それぞれ自分の故郷を背負って来ているというかなり真剣な女性ばかり。自分の国を豊かにするためには貴妃になるしかないと意気込んでいる人たちの中で、明羽が使えている來梨だけは初恋の人に再会したいから、なんて緩い理由なので、気合が足りません。

貴妃になれなかった女性がどういう末路を辿るのか、その侍女の行く末なんて更に悲惨なもので、みんな自分の主を必死で助けるのは理解できます。

明羽が使える來梨は他の女性たちよりもかなり遅れをとっているので、先行き不安しかありません・・。


こんな感じでただドロドロした人間模様だけを描かれたら読み切れなかったと思いますが、事件が起きてそれを調査して解決するというミステリ仕立てになっているので読みやすかったです。

きっとファンタジー好きよりもミステリ好きな人の方が楽しめると思います。


この先どうなっていくのか、色々と気になる部分があるので、続きも読んでいきます。


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タグ:瀬那和章

2024年01月26日

永野水貴「恋した人は、妹の代わりに死んでくれといった。3−妹と結婚した片思いの相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら」

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 永野水貴 著
 「恋した人は、妹の代わりに死んでくれといった。3−妹と結婚した片思いの相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら」
 (TOブックス)※電子書籍


異界で暮らすウィステリアは、ふと気づいた。自分を倒しに来たはずのロイドと、無防備な姿で一緒に朝食をしているではないか。初恋の人に瓜二つのその弟子は、自分の孤独な番人生活が元の世界を救っていることも教えてくれた。これ以上彼に近づけば、きっともう一人では生きられない。そう思って距離を置いた途端、異変が!なぜか魔物が大竜樹を襲撃してきたのだ。「何でも一人で背負うな」。その言葉に背中を押され、一緒に敵へと立ち向かうが―?帰還が近づき揺れる二人を新たな波乱が襲う!孤独な元令嬢×天才肌の貴公子の師弟恋愛ファンタジー第3巻!書き下ろし番外編収録!−出版社HPより−


どんどん読むのが苦しくなるシリーズです。3作目になり、結局ロイドってなんでここにいるんだっけ?という気分に。

ひたすらウィステリアをかき乱して去るつもり? 彼が変に気遣ったり優しくしたりする度にイライラします。


前作でも思いましたが、ウィステリアは終わりのないこの暮らしをどうやって過ごして行こうとしているのだろう?と心配になります。異界に来るのは妹の代わりで、一応生贄の役目ではありましたが、この先、何の思い入れもなくなった元の世界のために命をささげる意味ってなんだろう?と思ってしまいます。

それでなくても辛い暮らしを送っているのに、今では以前恋した人にそっくりな男性に惑わされ、救いが無さ過ぎです。


ほんと、いつかは去るつもりで、元の世界に想い人がいるのだから、そっとしてあげてほしい!


今回は異界で問題が多発します。恋どころではないはずの2人ですが、要所要所で恋愛模様が描かれて、その度にイライラしてしまうので、問題が起きたことが軽く思える感じです。

ウィステリアがこちらで戦っていることは、元の世界には良い影響を与えているらしいとわかったところで、それを励みにがんばるぞ!とはならない気がします。



そして、身代わりとなった妹は今は記憶を無くしているようですが、思い出した時にどれだけ苦しむだろうと思うとそちらも辛いです。でもまだ彼女は幸せになっているだけかなりマシですけど。


どんどん苦しくなりますが、結末はどうするつもりなのか気になるので最後まで追いかけます。


<恋した人は、シリーズ>
「1」
「2」


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タグ:永野水貴

2024年01月10日

霜月りつ「神様の子守はじめました。8」

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 霜月りつ 著
 「神様の子守はじめました。8」
 (コスミック文庫α)


日本の四方を守る次代の四神の子供たちを預かった普通の人間である羽鳥梓は日々、トラブルに遭いつつも子供たちを育てていた。四人の子供たちの個性もそれぞれで、夏の一日だけでも小さな発見や成長が盛りだくさん。梓も目が離せない。水と火の精霊の力も借りて子供たちにいろいろ体験させようとするが魔縁天狗が襲ってきたり、ヒマな神様がちょっかいをかけてきたりで、梓にとっては心配なことばかり。だけど、子供たちは優しい思いやりのある子に育ってきて嬉しさもひとしおで!?−裏表紙より−


前作も夏でしたが、今回もまだ夏です。

初めての海に出かけることになった四神の子供たち。小さい子どもを海に連れて行くだけでも大変なのに、この子たちは必ずトラブルに巻き込まれるので大変です。

毎回、巻き込まれて命の危機になる梓が気の毒になってきます・・・。


笑ってしまったのは、2話目。近くに住む作家の所にあそびに行ったら、たまたまドラマの撮影が行われていて、子供たちも写されてしまいます。普通の状態で写るなら良かったのですが・・・。

その後のドタバタが面白すぎでした。


そして、今回もっともハラハラさせられたのが天狗に会いに行く話。朱陽が大変なことに!

天狗に会うとろくなことがありません。今回もきっと何か起こるだろうとは思っていましたが、こんなに大変なこととは。


朱陽が梓から離れてしまうのか?と心配になる展開でした。

この犯人(?)の気持ちはわからなくもないんですけど、それでもやはり子供を巻き込むのは許せません。

今回だけでは彼のことは解決していないので、きっと今後も出てくるのでしょう。なかなか手強いので心配です。


とはいえ、朱陽と梓の絆は更に深まって、そういう点では良かったのかも?


しゃべり方は幼い彼らですが、精神的にはどんどん成長中です。まだまだシリーズは続くので、しっかり追いかけていきます。


<神様の子守シリーズ>
「神様の子守はじめました。1」
「神様の子守はじめました。2」
「神様の子守はじめました。3」
「神様の子守はじめました。4」
「神様の子守はじめました。5」
「神様の子守はじめました。6」
「神様の子守はじめました。7」


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タグ:霜月りつ

2023年12月12日

中村ふみ「天空の翼 地上の星」

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 中村ふみ 著
 「天空の翼 地上の星」
 (講談社文庫)


天下四国――この世は、峻厳たる山々に囲まれた四つの国に分かれている。南の王国「徐」の王太子・寿白は、革命の混乱のさなかに王の証「王玉」を得たが、
徐国は倒れ、国名も「庚」と改められてしまう。それから十年。かつて輝くほど聡明な少年王だった男は、飛牙と名乗るすれっからしに成り果てていた。天令の那兪は、飛牙の胸に眠る王玉を天へ返すよう迫るが……。極上の中華風ファンタジー、開幕!
−裏表紙より−


初めましての作家さんです。

ネットでの感想にもよく書かれていますが、これって・・・十二国記みたい! 
十二国記の縮小版!?

国の数が4つしか無さそうなので、何とか完結してくれそうです(シリーズは6作で完結したそう)が、どうなんでしょうね・・。あちらは風呂敷を広げ過ぎてどうにもならなくなっているようなので、こちらを読んでいくのが良いのかもしれません。

ただ、挿絵が入っているのが何ともね〜。ラノベだから仕方ないのでしょうが、電車では読みにくいです。通勤の間に読みたいタイプなので、それが辛かったです。そのページは斜めに読んで、サッと捲る感じ。


この1作目に描かれるのは「徐」という国。この世界では、王になる時に天から「王玉」をもらうのですが、誰でももらえるわけではなく、選ばれし王だけがもらえるという不思議な玉。もらうというのは体内に入れることなので、もらえない王の時代は飾ってあります。

うん、なかなか面白い設定です。

そして、こういう話にありがちな民衆の反乱が起きて、時代が変わることになり、命を狙われた王が息子に跡を継がせるわけです。王となったのは寿白という少年。もちろん彼も命を狙われるため、守られながらも落ち延びることに。

玉をもらえた寿白は選ばれし王として、王族からは期待されますが、民衆はそんなこと一切知らないため、反乱を起こした首謀者を国のトップとすることを余儀なくされます。まあそうなると、この国は荒れるんですよね。


と、よくある展開ではあるのですが、ミステリアスな人がいたり、天の使いである那兪と大人になった寿白のやりとりが面白かったりするので、サクサクと読めてしまいます。

運命に翻弄される、運命に逆らおうと藻掻く様子は読んでいて苦しくなりましたけど、寿白の性格がカラリとしていることもあって、そこまで重くなることもなく読めました。それでも可哀そうな部分や、目を背けたくなるような描写はたくさんありました。


何となく1作で完結した感もあるシリーズ。2作目以降は読まなくてもいいかな?と思いつつ、手元にあるので一応読んでみるか?とか悩み中です。


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タグ:中村ふみ

2023年10月30日

永野水貴「恋した人は、妹の代わりに死んでくれといった。2−妹と結婚した片思いの相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら」

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 永野水貴 著
 「恋した人は、妹の代わりに死んでくれといった。2−妹と結婚した片思いの相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら」
 (TOブックス)※電子書籍


義理の妹の身代わりに異界の番人となったウィステリアは動揺していた。師弟関係を結んだ青年ロイドとの共同生活には全く慣れない。しかも、ウィステリアの相棒の聖剣を奪おうとする彼は、初恋の人と義妹の間に生まれた息子。この師弟関係はあくまで一時的なものなのに・・共に過ごすほどに弟子以上の大切な想いが大きくなる。いずれ来る別れの予感に苦しむ彼女に、ロイドは禁断の疑問を投げかける。「あなたは、かつて誰かに恋していたのか?」出会うはずのなかった師弟が予想外の急接近!孤独な戦闘系元令嬢×天才肌の傲慢系貴公子の師弟恋愛ファンタジー第2巻!−出版社HPより−


シリーズ2作目。

前作は何とも苦しい展開で、読んでいて辛かったですが、今回もまた辛かった・・。辛いというか苦しい。

前作の終わりくらいからどうやらロイドはウィステリアに好意を向けてきているな、と感じていたのですが、今回もどんどん好意を寄せていて、何だか恋愛感情になりそうな雰囲気。というか、もうすでに恋愛感情が出ていそう。

元の世界に戻れば白薔薇姫が待っているというのに。

ウィステリアに恋をするのは分かる気はしますが、ほんと、やめてあげてほしい!

ロイドが異界に残るわけにもいかず、ウィステリアが元の世界に戻ることもないこの状況で、これ以上彼女を惑わすのは罪というものです。親子そろって彼女を苦しめるのは本当に腹が立ちます。


それにしてもウィステリア、異界に一人でいて(聖剣が一緒とはいえ)、よく狂わずに済んでいると思ったら、やはり色々あるんだとちょっと安心した部分もあります。先の見えないこの状況でよくこの程度の精神状態でいられるものです。終わりがないですからね・・。歳も取らないから死ぬしかないけど、死ぬことすらままならないから想像を絶する大変さです。


今回、異界の2人の状況だけではなく、間間に元の世界の話も描かれています。ロイドがあちらでどんな生活を送っていたのか、どんな性格なのか、など色々わかったのは良かったですが、ブライトが出てくるとイライラしました。

彼が何を言っても、どんなに悲しんでいても、ウィステリアにした仕打ちは絶対に許されないし、未だに彼女が魔女と呼ばれていることや聖剣を奪った犯罪者として扱われていることに対して何の行動も起こしていないことにむかつきます。

確かに真実を明らかにしたら奥さんが苦しむでしょうけど、だからといってウィステリアはいなくなったから良いか、ではないでしょ!と思います。


まだまだ元の世界に戻りそうにもないロイド。どうなっていくのか、心配でたまりません。早めに続きも読んでいきます。

<恋した人は、シリーズ>
「1」


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タグ:永野水貴