2014年04月02日

シャンナ・スウェンドソン「(株)魔法製作所 2nd season2 魔法使いにキスを」

魔法使いにキスを

 シャンナ・スウェンドソン 著
  今泉敦子 訳
 「(株)魔法製作所 2nd season2 魔法使いにキスを」
 (創元推理文庫)


免疫者(イミューン)のはずなのに、魔法を使えるようになったケイティ。魔力が戻ったボーイフレンドのオーウェンに、魔法の使い方を教わる毎日だ。そんなある日、ケイティはアシスタントの様子が変なことに気づく。エルフたちを扇動するビラが配られ、(株)MSIに勤めるエルフたちが動揺しているらしい。ひそかに調査に乗り出したケイティとオーウェンに敵の魔の手が・・。大人気シリーズ第七弾。−裏表紙より−


1年半ぶりの新刊。

前作で魔法を使うことができるようになったケイティは、戸惑うこともなく、前向きに魔法の訓練をしています。ただ、魔法を使えるようになったことは、ごく一部の人にしか知らせていないので、オーウェンとロッドによる極秘の訓練をしています。

2人から、才能があると褒められて有頂天になっているとき、大変な事実が発覚します。

更に、エルフたちに不穏な動きがあることがわかり、オーウェンとケイティはこっそりと調査を始めます。


部下のエルフ・アールから、オーウェンに送られてきた写真を頼りに、ある場所へ行ったところ、2人は目の前がまっくらになり・・・・・・

という場面から、急に展開が変わります。

ケイティとオーウェンが何だか違う人生を送っている??こちらが戸惑っている間にもどんどん話が進みます。普通の小説だったら混乱してしまったでしょうが、この物語では、何が起きてもおかしくないので、きっと何か魔法をかけられているのだろうと思いつつも、どうなってしまうのか心配になってしまいました。

こんな展開になって、2人が違う人生を歩んでいても、記憶をいじられても、自然と出会って両想いになれる、ということがわかり、2人の距離はますます縮まっていきました。

ケイティが免疫者(イミューン)だったらあり得なかった展開。これのために、ケイティに魔力を付けさせたのか?と思います。良い展開でした。


今までで一番、恋愛要素が強かったです。ラストも素敵な展開でしたし。

これぞ、王道のロマンチックファンタジーです! 困難を乗り越え、白馬に乗った王子様登場!

もうこんなファンタジーを楽しめる年齢ではないはずなんですが、これは楽しめました。


ただ、私のお気に入り、グラニーがあまり出てこなくて、活躍も少なかったのは残念でした。続きがあるなら、期待しつつ待つことにします。


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2012年09月26日

シャンナ・スウェンドソン「魔法無用のマジカルミッション」

魔法無用のマジカルミッション

 シャンナ・スウェンドソン 著
  今泉敦子 訳
 「(株)魔法製作所 2nd season 魔法無用のマジカルミッション」
 (創元推理文庫)


ケイティは退屈していた。競争相手のいない市場でのマーケティングなどサルでもできる。そんなとき、古写本の解読にいそしんでいたオーウェンが、とんでもないことに気づいた。権力への渇望を生み出し、他者を支配する力を与える危険な石<月の目>が、ティファニーに現れたというのだ。早速ふたりは追跡を開始する。日本オリジナル書き下ろし。大人気シリーズセカンドシーズン。−裏表紙より−


シリーズは終わりかと思ったら、セカンドシーズンということで、今回も日本書き下ろしでスタートしました。

前作で、オーウェンの魔力が無くなってしまったので、どうなるのか?と心配でしたが、会社にはそれなりに仕事があるようで。

オーウェンは古写本の研究に熱中しています。かまってもらえない寂しさもあって、ケイティは毎日退屈した日々を送っています。

そんなとき、オーウェンが重大な発見をします。持った者を権力者に仕立て上げてしまうという強大な力を持つ<月の目>という石が宝石店で売られていると言うのです。

この石を作ったマーリン本人でさえ壊すことも封印することもできなかったという厄介な石を、魔力を持つ者や、魔力に影響される者に渡すと大変なことになる・・ということで、魔力の効かないケイティとオーウェンが手に入れるために動くことに。

そんな強力な石ですから、欲しがる者は当然多いわけで、行く先々であらゆる妨害に合います。


・・というわけで、話のほとんどは2人が逃げ回っている場面になっています。思わず肩に力が入ってしまうような展開が続き、読んでいると疲れてしまいました。

ロッドやサムだけではなく、なぜか田舎から出てきたケイティのおばあちゃん・グラニーも2人を手助けしながら必死で石を取り戻そうとします。

以前のケイティの嫌な上司・ミミまで登場! 彼女の傍若無人ぶりが一層パワーアップして、更にややこしい展開にするために一役かいます。


セカンドシーズンもなかなか面白かったです。最後にはまた新たな展開が起こり、どうなっていくの!?と気になってしまいます。続きが待ち遠しいです。


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2011年06月13日

シャンナ・スウェンドソン「スーパーヒーローの秘密」

何だか最近、ファンタジーが続いていますねあせあせ(飛び散る汗) 久々にはまってしまったので・・。


スーパーヒーローの秘密

 シャンナ・スウェンドソン 著
   今泉敦子 訳
 「スーパーヒーローの秘密」(株)魔法製作所シリーズ5
 (創元推理文庫)



ニューヨークに戻って久しぶりに出社する地下鉄の中で、さっそく不審な魔法に出会ったケイティ。ライバル会社がまた何か悪巧みをしているらしい・・。捕らえたイドリスからもなかなか証言が得られない中、ケイティのアイディアで、カスタマーカンファレンスを行うことになったが・・。


前作でニューヨークに戻って来たケイティ。さっそく出社しようとしたとき、怪しげな魔法に遭遇します。人を操る魔法が使われていたようで、ライバル会社・スペルワークスの開発した魔法だろうと見当をつけたケイティは、急いで出社し報告します。

故郷へ帰っている間に、ニューヨークの魔法事情はかなり変化したようで、ライバル会社の勢力が強くなり、(株)魔法製作所はちょっとした危機にさらされていました。

そこで引退したはずの前社長がやって来て、現社長・マーリンに様々なアドバイスをしていくようになりました。ケイティは彼のことを怪しいと感じるのですが、オーウェンを始め社員たちは特に彼に対して悪い感情はもっていない様子。

何か魔法を使っているのでは?と疑い、調べようとするのですが、マーケティング部長という肩書をもらい出世した上に、カスタマーカンファレンス(顧客たちや興味のある人を集めて、商品の紹介と、自社の宣伝と説明等を行うイベント)の開催を任されてしまい、なかなか調べは進みません。

更には、カンファレンスの中で、イドリスにも証言させようとしたら、オーウェンの出生の秘密についてしゃべり始め、会場内は大騒ぎに・・。

両親を知らずに育ったオーウェン。でも今回彼の両親の正体が明らかになります。それは意外な人たちで、それを知ったオーウェンは自分の殻に閉じこもってしまうのです。


クライマックスにふさわしい、目が離せない展開exclamation ケイティとオーウェンは初めてケンカをしてしまいます。

そして、彼が閉じこもったのを見て、強い口調で叱咤激励するケイティ。とても強い女性になりました。

最後には驚きの結果が待っていました。

これで終わりなのか?終わりでも良いような感じではありますが、ぜひシリーズを続けて欲しい!このまま終わるのはオーウェンにとってもケイティにとってもスッキリできない気がして・・。


でも、アメリカでは人気が無いらしいんですよね・・。この5巻でさえ「日本オリジナル書き下ろし」となっているくらいですからバッド(下向き矢印) こんなに面白いのになんでだろう?すごく不思議です。

日本だけでも良いからぜひ続編を・・。



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2011年05月31日

シャンナ・スウェンドソン「コブの怪しい魔法使い」

前作を読み終わったとたん、どうしても続きが気になってシリーズ物を珍しく続けて読んでしまいました。


コブの怪しい魔法使い

 シャンナ・スウェンドソン 著
   今泉敦子 訳
 「コブの怪しい魔法使い」(株)魔法製作所シリーズ4
 (創元推理文庫)



故郷のテキサス州コブに戻って3ヶ月経ち、ケイティは魔法とは無縁の静かな生活を送っていた。ところが、魔法とは全く関係ないはずのこの町で魔法がらみと思われる盗難事件が起きた。母親が目撃した様々な不可解な出来事を含めて(株)MSIに報告したが・・。


前作の終わり、オーウェンの足手まといになるのが嫌で、彼のために身を引いたケイティ。故郷のコブへ帰りました。

退屈な田舎で、稼業を手伝いながら穏やかな日々を送っていたのですが、友人の家族が経営するモーテルの窓ガラスが突然無くなるという不可解な事件が起こり、魔法のせいではないか?と疑いをもちます。

更に、ケイティと同じ魔法に免疫を持つ母親が、町で怪しげな行動を繰り返す人の姿を目撃したことで、疑いが濃くなります。

それを元職場に報告したのですが、まず送り込まれたのはガーゴイルのサム。オーウェンが来ないことにガッカリするケイティ。でも事件が増えて行くのを見て、サムは援軍を要請します。

そしてついにオーウェンがやって来ることになりました。


どんな風に再会を喜ぶのか?期待が高まる場面でしたが、案外あっさりクールなオーウェン。ちょっと残念たらーっ(汗)

“親しい友人”というスタンスを崩さないオーウェンの様子がもどかしくて仕方ありませんでしたが、要所要所でやっぱりケイティを想っていることがわかりました。


そして、事件は思わぬ展開に・・。

ケイティの兄たち3人のうち2人に特殊な能力があることがわかり、祖母まで実は・・という驚きの事実が発覚。

これでよく今まで穏やかな生活を送れていたね〜と感心するくらい。

それだけ魔力が弱い地方なんだそうですが、それにしても・・・。

魔力が弱い場所なので、さすがのオーウェンも消耗が激しくて大変そう。毎回のようにボロボロ状態になり、イドリスとの対決では瀕死か!?という状態にまでなりました。

今回が一番ハードなバトルになっていて、読みごたえも十分でした。


ケイティのおばあちゃんがとてもかっこ良くて、お父さんも別の意味でかっこ良くて素敵で、こんな家族良いな〜と羨ましくなりました。ちょっとウザそうでもありますけどねあせあせ(飛び散る汗)


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2011年05月30日

シャンナ・スウェンドソン「おせっかいなゴッドマザー」

おせっかいなゴッドマザー

 シャンナ・スウェンドソン 著
   今泉敦子 訳
 「おせっかいなゴッドマザー」(株)魔法製作所シリーズ3
 (創元推理文庫)



やっと恋人同士になれた憧れの男性・オーウェンとの初めてのデート。待ち合わせの場所に現れたのは、フェアリーゴッドマザーだった。ケイティの恋をサポートしてくれるという申し出を丁重に断り、何とか追い払ったが、デートは邪魔が入ってうまくいかず。また、イドリスが新たな悪巧みを始めたらしく、ケイティは再び危険な任務につくことに・・。


前作で、お互いの気持ちを確かめ合った二人。やっと恋人同士になれたのに・・。

魔法界のスーパーヒーローと付き合うと、デートするのも大変ですもうやだ〜(悲しい顔)

しかも、ゴッドマザーまで現われてしまい更に大変なことになってしまいます。

ゴッドマザーというのは、どうやらシンデレラに出てくるおばあさんの魔法使いのようです。私もあやふやなんですけど。

恋に悩むカップルの元に現われて、デートの服装をコーディネートしてくれたり(魔法でサッと出してくれる)花を贈ったり、デート現場を演出したり・・。

一見、親切で素敵なサプライズ!って感じですけど、そうではないらしくあせあせ(飛び散る汗)

ケイティは普通のデートがしたいだけなのに、邪魔ばかりされてしまいます。ゴッドマザーに助けを求めたということがバレると恥ずかしいと思ったケイティは、オーウェンにそのことを話さずにごまかし、そのせいでまた大変な事態になってしまいます。

イドリスも本格的に動き始め、ケイティが身体を張って阻止することになるのですが・・。


今までのようにガーゴイルが動いたり、妖精やノームが出現する以外にも、ゴッドマザー、ドラゴンなんかも現われ、更にファンタジーらしくなってきました。

最後にちょっと泣かされる場面もあり、続きが気になる展開になりました。



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2011年04月30日

シャンナ・スウェンドソン「赤い靴の誘惑」

赤い靴の誘惑

 シャンナ・スウェンドソン 著
   今泉敦子 訳
 「赤い靴の誘惑」(株)魔法製作所シリーズ2
 (創元推理文庫)



ケイティ・チャンドラーは、ようやく自分の力を発揮できる最高の職場で働くことができるようになり、彼氏もできそうな雰囲気。幸せな毎日が続くと思われたとき、社内でスパイ事件が発生し、その調査をすることに・・。忙しくなったケイティの元へ、テキサスから両親がやってくることになった。


ニューヨークに行くことを反対していた両親がやって来るということで、「ニューヨークがどれだけ安全な街か」ということを見せたいケイティ。

でも社内にスパイがいるらしいことがわかり、調査をするケイティにも様々な危険が迫っている時期で、どうすればいいのか?頭を悩ませます。

やって来た両親に街を見せていると、どうやら母親がケイティと同じ免疫者(魔法がかからない人)みたいで「変な物が見えた」と言い出しますあせあせ(飛び散る汗)

必死でごまかすケイティ。母親の買い物につき合っているとき、素敵な赤い靴を見つけます。なぜか惹かれてしまったケイティは、高価だったその靴を買ってしまします。

その赤い靴を履くと、とてもゴージャスに見え、周りの男性も次々と声をかけてきて、人生で初めてモテモテ状態に・・。

喜んでいたとき、なぜかケイティの免疫者としての能力が無くなってきて、魔法がかかるようになってしまいます。


相変わらず忙しい日常を送る主人公。そして仕事が忙しいときに限って、私生活もバタバタするんですよね〜。思わず「わかるわかる」と言いたくなるくらい。

両親に連れ戻されないために必死になるケイティがいじらしくて、応援しながら読んでいました。

赤い靴か〜。女性ならきっと一度は憧れを抱いたことあるはず。地味な私でも一度、赤い靴を買ったことがありました。ケイティと違って、びっくりするほど似合わなかったんですけどねもうやだ〜(悲しい顔) 合わせる服もありませんでしたし。数回履いただけで奥に仕舞い込んでしまいました。

彼氏も出来て良かった〜と思っていたのにそれもまあ色々ありますし・・。

でも最後は素敵な展開が待っているので、これはこれで良いかな?と。

続きも楽しみです! ホント、大好きな作品になりました。



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2011年04月13日

シャンナ・スウェンドソン「ニューヨークの魔法使い」

「ファンタジー好きにはたまらない作品」という評判を聞いたので読んでみることに・・。初めての作家さんです。

ニューヨークの魔法使い

 シャンナ・スウェンドソン 著
   今泉敦子 訳
 「ニューヨークの魔法使い」
 (創元推理文庫)



わたしケイティ・チャンドラーは、テキサスの田舎からニューヨークに出てきて1年たっても驚きの連続。ニューヨークには宙に浮かぶ妖精や教会の屋根にはガーゴイルがいる。でもみんなは全く見もしない。そして仕事場ではわがままな上司に振り回されて疲れ果てていたとき、思いがけず転職の話が舞い込んできた。


1年たってもなかなかニューヨークに慣れないわたし。街中で毎日のように見かける妖精や不思議な格好をした人。わたしは思わずじっと見つめてしまうのに、周りの人は知らん顔。

ニューヨークでは当たり前なのか??

職場ではわがままで二重人格か?と疑うほど気分屋の上司に振り回され、毎日が憂鬱で仕方ない状態・・。恋人もいないし、ときどきホームシックにもかかってしまいます。

そんなとき転職を勧めるメールが来た。でもこの話に簡単に乗っても良いのか?悩むわたしに上司の理不尽な態度と、友人たちの後押しがあり、話を聞きにいくことにしました。

誘われた会社は(株)魔法製作所という名前で、魔法使いたちが魔法を作る会社でした。


思いっきりファンタジーな作品なのですが、ハリーポッターみたいな世界観ではなく、現代のニューヨークで日常の中で起こる話になっています。

主人公は魔法の会社に勤めるわけですが、全く魔力が無く・・。

自分が気づいてないけど実は魔力があって・・というパターンの話が多いと思うのですが、この話では主人公には全く魔力がなく、ただただ普通ということが最大の能力とされ、会社で重宝されます。

見た目も普通で、恋人もいなくて、仕事で悩んで、本当にどこにでもいるような女性が主人公で、誰でも共感できる存在なのも、話に入り込める要素だと思います。

ちょっとした恋もあって、とても気になる展開で続きも楽しみです。

ファンタジー好きな方にはおすすめの作品でするんるん


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