桜井武史は35歳の舞台俳優。別れた恋人が結婚することを知り、生きる気力をなくしてしまう。そんなある日、銭湯へ行くと、目の前で男が転倒し、彼が待っていたロッカーの鍵が目の前に転がってきた。武史は自分の鍵とすり替え、男のロッカーへ向かう。それはちょっとした出来心だった。一方、転倒した男は頭を強く打って、記憶喪失になった。所持品から、自分の名前は桜井武史だと知る。退院の日、男は病院の前で雑誌編集長の水嶋香苗と出会う。香苗の車でアパートへ向かうと、そこは汚いアパート。どうやら自分は売れない役者らしい。男は香苗に助けられ、桜井武史として生きる決意をするが・・。―HPより―
お芝居は、いきなり知らない男が、知らない男を殺害する場面から始まります。何ともダークな展開・・。続いて、別の男(桜井武史)が首つり自殺をしようとしている場面に。
まあ、この場面は笑いになってはいたのですが、なかなか重い感じのスタートでした。
そして銭湯に向かった2人の男性。そこで2人の人生が大きく変化を見せ始めます。
お金の無かった桜井は、目の前で倒れた見知らぬ男性の鍵を奪ってしまいます。その様子が何とも憎めないというか、悪気の無さがにじみ出ている感じで、ちょっと笑える展開でした。
銭湯で倒れた男性は、頭を打ったことで記憶喪失になってしまい、自分のことを桜井武史だと思いこんでしまいます。
そこからはドタバタで、笑いもあり気楽に見ていられる内容です。後半は当然、男が記憶を取り戻すわけですが、そこからはちょっとシリアスな場面もありました。
もちろん、最後はハッピーエンド。みんな良かったね〜という終わり方をします。
これは、堺雅人さんが桜井の役をして、数年前に映画化された作品です。私は見ていませんが。舞台を見たら、映画はどんな展開を見せたのか気になってしまいました。いつか見てみたいです。
このお芝居は明日まで新神戸オリエンタル劇場で上演されます。詳しくはこちらでどうぞ。
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