2014年05月20日

菊地秀行「D−貴族祭」

D−貴族祭

 菊地秀行 著
 「D−貴族祭」吸血鬼ハンター27
 (朝日文庫)


<辺境区>にある大牢獄から巨大な棺が運び出された。その中には、ダルマラス村で行われる<貴族祭>に必要な貴族が入っているのだ。この石棺を村まで輸送する仕事を請け負ったのはゴドノフ村の精鋭十人と、牢獄から派遣された保安課長の美女。旅の最初の夜、石棺の中から絶叫が迸り、それに応じるかのように巨獣が出現した。その時、彼らの危機を救ったのは、地獄のごとき美しさをまとった吸血鬼ハンター、Dだった!−裏表紙より−


このシリーズも27作目。よくもまあ付いて行っていますよ。自分でもちょっと感心します。

今回のDは、ダルマラス村で行われる貴族祭に参加するという貴族の入った石棺を輸送する役目を担います。いつものように、彼なりに目的があるようですが、それは明らかにされません。

更に今回は彼以外にもこの棺に引き寄せられるように、様々な特技を持った人物が集まってきます。Dは自分の報酬を彼らに回してまで一緒に行動しようとします。

何だかDらしくない、と思っていたら、やはり何やら因縁がありそうな雰囲気。

残りページが少なくなっても何ともならないのでまさか・・と思ったら、やはり今回は完結しませんでした。あとがきにさり気なく「続きは7月」と書いてありました。この作家さんのことですから、7月に発売されるかどうかはわかりませんけど。

上・下と書いていないので、もしかしたら2冊でも終わらないのかもしれません。

あまり長く書きすぎると、意外と敵がしょぼいことがあるので、心配になってしまいますが。この1冊だけでは敵の強さが全くわかりませんでしたから。これからどんどん怖さが出てくるのでしょう。


とりあえず、続きを待つことにします。


<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」
「D−北海魔行」
「D−薔薇姫」
「D−蒼白き堕天使1」
「D−蒼白き堕天使2」
「D−蒼白き堕天使3」
「D−蒼白き堕天使4」
「D-双影の騎士1」
「D−双影の騎士2」
「D−ダーク・ロード1」
「D−ダーク・ロード2」
「D−ダーク・ロード3」
「D−邪王星団1」
「D−邪王星団2」
「D−邪王星団3」
「D−邪王星団4」
「D−邪神砦」
「D−妖兵街道」
「D−魔戦抄」
「D−血闘譜」
「D−白魔山 上」
「D−白魔山 下」
「D−狂戦士イリヤ」
「D−魔道衆」
「D−不死者島」
「D−魔性馬車」
「D−悪夢村」
「D−冬の虎王」
「D−貴族戦線」
「D−黄金魔 上」
「D−黄金魔 下」
「D−シルビアの還る道


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posted by DONA at 14:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:菊地秀行
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