2014年05月07日

今野敏「転迷 隠蔽捜査4」

転迷

 今野敏 著
 「転迷 隠蔽捜査4」
 (新潮文庫)


大森署署長・竜崎伸也の身辺は、にわかに慌しくなった。外務省職員の他殺体が近隣署管内で見つかり、担当区域では悪質なひき逃げ事件が発生したのだ。さらには海外で娘の恋人の安否が気遣われる航空事故が起き、覚醒剤捜査をめぐって、厚労省の麻薬取締官が怒鳴り込んでくる。次々と襲いかかる難題と試練―闘う警察官僚(キャリア)竜崎は持ち前の頭脳と決断力を武器に、敢然と立ち向かう。−裏表紙より−


手に入れてすぐ読み始めてしまいました。途中まで読んでいる本を放っておいてまで読みたいくらい気に入っているシリーズです。

今回の竜崎も、相変わらず融通がきかず、自分の信念を曲げず、自分の信じた道を突き進んでいきます。

うまく世渡りをしようと思っている者からすれば、本当にイライラさせられる存在だと思いますが、彼と関わった人たちは、みんな何か考えを変えさせられたり、何かに気づかされたりして、今までと違う動きをしようとします。

特に伊丹は影響をたくさん受けています。影響を受けて、今までと違って竜崎をうまく使う方法を見つけた彼は、竜崎に普通では考えられない立場に立たせます。

ある意味適材適所ではあるのですが。

今回は警察関係だけではなく、外務省や厚労省まで絡んできて、更にはややこしい存在である公安も・・。お陰であちこちの縄張り争いに巻き込まれて、板ばさみにされ、さすがの竜崎もかなり苦労させられました。

娘の恋人が乗った飛行機が墜落したのでは?という心配まで浮上し、父親としても悩まされます。

でもそこは、揺るがない竜崎らしく、全てをサクッと捌いていきます。周りを戸惑わせながら。

惑わされる人たちの様子と、なぜ惑わされるのかわからない竜崎のつぶやきにニヤニヤしながら読みました。


今回も奥さんの冴子がかっこよかったです。夫を立てながらも、皮肉や嫌味を忘れない所が素敵です。すっかりファンになりました。


どうやらしばらくは所轄にいそうな竜崎ですが、そろそろ警察庁に戻ってもっと大きな舞台での活躍も見たいと思います。所轄でも面白いんですけどね。

どちらにしても、早く次の作品が読みたいです!



<隠蔽捜査>
「隠蔽捜査」
「果断」
「疑心」
「初陣」

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posted by DONA at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:今野敏
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