2014年04月21日

今野敏「軌跡」

軌跡

 今野敏 著
 「軌跡」
 (角川文庫)


目黒の商店街付近で、若い男性が血を流して倒れているのが発見された。現場に到着した大島刑事と湯島刑事の前に現れたのは、刑事調査官の谷と心理調査官の島崎優子だった。若者同士のトラブルかと思われたが、捜査は思いのほか難航する。島崎と組んで聞き込みを行うことになった大島たちは、彼女の言葉に事件解決の糸口を見出すが・・(「老婆心」より)。幻の「刑事調査官」シリーズの他、五編を収録した文庫オリジナル短編集。−裏表紙より−


老婆心」「飛鳥の拳」「オフ・ショア」「生還者」「タマシダ」「チャンナン」の6編が収録されています。

老婆心」は、私の好きな作風の警察小説で、“幻の”刑事調査官シリーズ2作目です。なぜ“幻”なのかというと、「鼓動―警察小説競作―」に1作目が収録されているだけで、このシリーズだけでの本は無いからなんです。1作目を読んでいなくても全く問題なく読めるようになっています。

この話は面白かったので、ぜひ彼らだけでの本を出してもらいたいと思います。


飛鳥の拳」は、古代から伝わるという拳法の話で、「オフ・ショア」は、ダイビングの話です。

生還者」「タマシダ」はそれぞれ内容は違いますが、どちらもSFです。「生還者」はしんみりするような話ですが、「タマシダ」はゾッとする終わり方をします。

チャンナン」はSFっぽくもありますが、作者の自伝か?という感じもしました。


・・ということで、警察小説は1作だけで、後はこの作家さんとは思えないような内容の作品ばかりでした。これだけ色々な話が書けるのはすごいと思いますが、個人的にはやはり警察小説が合ってると思ってしまいます。

それはそれで面白くないわけではないのですが、この作家さんには警察小説を期待してしまうんですよね。

つまり、今後もよく内容を見てから読まないと、合わない場合もあるということです。


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posted by DONA at 14:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:今野敏
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