2014年04月19日

雫井脩介「仮面同窓会」

仮面同窓会

 雫井脩介 著
 「仮面同窓会」
 (幻冬舎)


高校の同窓会で、久しぶりに再会した旧友4人。かつて生徒を囚人扱いしていた教師・樫村の変わらぬ姿を見た彼らは、恨みを晴らそうと仕返しを計画。予定通り、暴行して置き去りにするも、翌日なぜか樫村は暴行現場から2km離れた溜め池で溺死体となって発見された。いったいなぜ?そして、4人のうち誰が彼を殺害したのか?それぞれが疑心暗鬼に陥る中、新たな犠牲者を出した殺人事件が、高校時代の衝撃的な秘密を浮き彫りにさせる。過去と決別できない者たちを巧妙に追い詰めていく悪魔の正体とは?


ブログには感想を載せたことがありませんが、この作家さんの作品を読むのはこれが3作目です。ブログを書き始めるより前に読んでいたのですが、結構ホラーっぽいというか、私の苦手なゾクッと系で、再読出来なくて、感想をUPできずにいます。

今回、「本が好き!」で献本になっていたので、久々に読んでみようかな?と応募してみました。


高校時代にいじめられた教師に同窓会で再会し、その当時のことを思い出した4人が、復讐のため、拉致して暴行を加えた上にその場に放置します。ところが、次の日、教師が死体で発見されたため、4人はお互いを疑っていきます。

高校時代に起きた様々な出来事もわかってきて、更に殺人事件も発生し、誰が犯人でどんな動機があったのか?推理が二転三転させられます。


途中までの展開はとても面白く、さすがだな〜と感心しながら読み進めました。誰が犯人なのか?はもちろんのこと、暴行した4人の関係性も何かありそうですし、主人公にも何か秘密がありそうで、彼の目線で語られることを鵜呑みにできない雰囲気もあったため、すごくドキドキさせられました。

いつもなら、このドキドキにゾッとする部分が加えられるのですが、この話ではそういうことはなく、最後の方になるまではスムーズに読めました。

ただ、結末が・・・。

やはり、素直な展開では終わらないんですよね〜。壊れてしまった人間って本当に怖いです。霊的な怖さではない怖さが、嫌になるくらいです。

かなり後味の悪い終わり方をして、結局この話は誰が救われたんだろう?誰のために起きた事件なんだろう?と考えると居た堪れなくなりました。

そんなことを考えるためにある小説ではないんでしょうね、きっと。


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タグ:雫井脩介
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