東京、名古屋の公演も終わり、昨日が大千秋楽でした。
時は、徳川と大坂(豊臣)の合戦が間近に迫った慶長19年。
駿府に近い森では、はぐれ忍びの猿飛佐助(柳下 大)と由利鎌之助(松田賢二)が、徳川家康(里見浩太朗)の首を取ろうと待ち構えていた。すると霧隠才蔵(葛山信吾)、根津甚八(粟根まこと)、穴山小介(玉置玲央)、筧十蔵(三津谷亮)、三好清海(小林正寛)、三好伊佐(佐藤銀平)、さらに彼らの首領・真田幸村(上川隆也)が現れ、森に潜んでいた徳川方の伊賀忍者を次々に打ち倒す。
そこへ服部半蔵(山口馬木也)を伴って現れたのは家康。じつは家康は、かねてから幸村を味方につけようと画策しており、幸村はそのために家康に会いに来たのだった……。
一方、大坂城では、豊臣秀頼(相馬圭祐)と淀の方(賀来千香子)が、大野修理亮治長(小須田康人)・治房(俊藤光利)兄弟とともに、幸村の到着を待ちわびていた。やがて望月六郎(植本潤)を伴った幸村の息子・真田大助(渡部秀)が参上。続いて幸村が現れると一同は安堵するが、まだ実績のない幸村が提案した出陣案は、却下されてしまう。
その頃、大勢の人で賑わう大坂城下では、幸村を追って大坂へ来た佐助と鎌之助が、飯処で働く若い娘ハナ(倉科カナ)をめぐって、青海と伊佐と小競り合いを起こしていた。そこへやって来た幸村に、鎌之助と佐助は家来にしてくれと頼み込む。こうして、幸村のもとに揃った真田十勇士。しかし、佐助が事件を起こし……。ーHPより―
なんて、長いあらすじ

主人公は真田幸村。この辺りの時代はまだ好きな方なのですが、真田幸村には興味がありませんでした。「真田十勇士」というのは聞いたことありましたが、お芝居を見て、へぇ〜という感じでした。
ちなみに、真田十勇士は実在の人物ではないそうです。面白いことを考えるものですね。
大坂夏の陣が舞台になっていて、前半は幸村がどうやって名を上げるのか、どうやって大阪城を守るのか、が描かれています。
後半になると、話は少し複雑に。猿飛佐助の出生の秘密が明かされたことで、たくさんの出来事が大きく動き始めます。
少し自分の進む道を悩んでいた幸村も、彼のお陰で覚悟を決めることができました。
話の内容的には、全体的に「ふぅ〜ん」という感じで、興味がなかったのですが、途中で秀頼のセリフにやられてしまいました。
「自分が死ななければ、戦は終わらない」と死ぬ覚悟を決める彼の言葉には涙が止まりませんでした。この時代の人たちは本当にかっこいいです。
夏の陣という大きな戦がテーマだけに、役者たちの立ちまわりがたくさんありました。殺陣に慣れていてとてもかっこいい人と、あれ?と思う人がいてなかなか見ごたえがありました。
里見浩太郎さんは意外と殺陣が苦手なようです。よく考えたら、いつもかなり位の高い人の役をしていますから、殺陣をすることは無いんでしょうね。でも、さすがの貫禄で、家康にぴったりでした。
主役の幸村を演じた上川さんは、50歳近いのに元気でしたよ〜。とてもかっこいい殺陣が見られました。
このお芝居はすでに終了しました。
↓ ランキングに参加中 ポチッ×2と押して下さるとうれしいです。

