2013年07月20日

小路幸也「リライブ」

リライブ

 小路幸也 著
 「リライブ」
 (新潮文庫)


死に逝くあなたの<思い出>をいただくために参上しました。代わりに、人生で失ったものを一つだけ取り戻すことができます。<バク>が誘うもう一つの人生とは−二人の学生から告白された下宿屋の娘・輝子。研修医の恋人に手料理を振る舞い、幸せを夢見た亜由。そして幼なじみの二人が親子になった真理恵と琴美・・・それぞれが迎える温かくもせつない「終焉」に息を呑む7つの物語。−裏表紙より−


輝子の恋」「最後から二番目の恋」「彼女が来た」「」「生きること」「あらざるもの」「すばらしきせかい」の7話収録されています。


「リライブ」という題名になるほど・・と思える内容でした。

文字通り、生き直す物語です。

1話に1人、つまり7人の男女が生き直します。そんなことを可能にするのは、バクと名乗る物。姿が見えない存在で、死の間際にある人に「聞こえますか?」と語りかけて来ます。

「バク」といえば、悪夢を食べる架空の動物というイメージがありますが、この話に出てくるバクは、思い出を食べます。代わりに、今まで生きて来た人生の中で後悔していること、失ったものなどを取り戻すことができるようになるのです。


7人はそれぞれ、様々な出来事が起きた場面へと戻って、生き直します。生き直したことで、素晴らしい人生になった人もいますが、ちょっと後悔してしまう人も。でも、基本的にみんな幸せな気持ちで息を引き取ることができたようです。

後悔している出来事はそれぞれ違うのですが、そのほとんどは恋愛や友情が絡んでいます。選択を変えたことで、友人の人生を救ったり、恋人になれなかった人と結ばれたり。

泣くほどではありませんでしたが、感動できる話ばかりでした。


バクが現れるためには、どうやら依頼のような物が要りそうな感じ。それは話の終わりに必ず付いているバクと第三者の会話でわかります。

もし、私が死ぬ間際に生き直せることになったら、どこに戻りたいと思うんだろう?やり直したいことがたくさんありすぎて、何を選べば良いのかわかりません。とりあえず、恋愛がらみでは無いなろうな・・。


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タグ:小路幸也
posted by DONA at 15:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:その他
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