2013年06月29日

今野敏「ST沖ノ島伝説殺人ファイル」

ST沖ノ島伝説殺人ファイル

 今野敏 著
 「ST警視庁科学特捜班 沖ノ島伝説殺人ファイル」
 (講談社文庫)


玄界灘に浮かぶ沖ノ島。港湾工事現場での不可解な水死事件。現地へ向かった“ST”だが、そこは古代からの社、宗像大社の神域で、島での出来事を語れない“御言わず様”の因習、警察といえども現場への上陸すら許さない厳粛な掟が赤城、青山たちチームを阻む。捜査続行不可能か?“伝説”シリーズ、待望の第三弾!―裏表紙より―


この伝説シリーズの中で一番読みやすかった気がします。今までの2作は伝説自体が難しくて、作者が調べたことをたくさん書いてあって、説明臭い部分が多かったのですが、今回は意外とあっさりした感じ。

島自体が神域ということで、上陸することが難しいようになっています。警察であっても、そこが殺人事件の現場であっても、簡単に上陸できません。更には草1本すら持ち帰ってはいけないという掟もあるため、もし現場へ行っても証拠を持ち帰ることすらできません。

こういう場所にありがちな、女人禁制ですし・・。STの結城翠は上陸できないわけです。

まあ、そもそも上陸許可というものが宗像大社から出ないと誰も上陸できないので、STメンバーは現地に行ったものの、島へ行けずに関係者から事情聴取するしか捜査方法が無い状態。

事情聴取しようにも「島での出来事は語ってはならない」という「御言わず様」の掟まであり、話を聞くことさえ難しくなります。

結城と黒崎の“人間嘘発見器”コンビと、心理学者の青山の助言、そして宗教に詳しい山吹のお陰で、何とか事件は解決へ。


活躍とは言っても、それほど大したことではなく、ベテラン捜査員なら思いつきそうなことですし、事件の真相も読んでいて想像できる感じでした。

東京のSTをわざわざ出張させる意味はあったのかな?と思いました。それくらい、あっさりと解決しました。


百合根キャップの影がどんどん薄くなっているのも気になります。以前はたまに鋭い発言をしたりして「さすが!」って所もあったのですが、今はただの傍観者のようです。

次回はもう少しキャップも活躍してほしいです。


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posted by DONA at 16:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:今野敏
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