2013年05月31日

荻原規子「RDG2レッドデータガール はじめてのお化粧」

RDG2

 荻原規子 著
 「RDG2レッドデータガール はじめてのお化粧」
 (角川文庫)



生まれ育った紀伊山地を出て、東京に鳳城学園に入学した鈴原泉水子。学園では、山伏修行中の相楽深行と再会するも、二人の間には縮まらない距離があった。弱気になる泉水子だったが、寮で同室の宗田真響と、どの弟の真夏と親しくなり、なんとか新生活を送り始める。しかし、泉水子が、クラスメイトの正体を見抜いたことから、事態は急転する。生徒たちは特殊な理由から学園に集められていた・・!!大人気RDGシリーズ第2巻!
−裏表紙より−


1作目でかなり嫌がっていた泉水子が、とうとう東京に出てきました。鳳城学園という高校に進学したわけですが、先に転入を済ませていた深行と共に在籍することになり、心強いというよりも複雑な心境になる泉水子。

新しい環境になかなか馴染めないタイプですから、ビクビクしながら過ごしていたのですが、寮で同室になった真響(まゆら)と気が合うようで、彼女と共に行動して少しずつ前向きになっていきました。

と思ったら、クラスの中に不穏な人物がいることに気づき、また怯える生活に・・。深行と二人で正体を暴いた様子を真響に見られ、どうなることか?と思ったら、どうやら味方になってくれそうな雰囲気。

彼女の存在が泉水子の中で大きな物となっていきます。また、彼女の弟・真夏も泉水子を助け、前を向いて歩いていかせるための大きな力となっています。


真響、真夏の二人は今後も頼りになりそうですし、好感がもてる良いキャラクターなので楽しみです。まあ、まだまだ秘密がありそうな存在でもありますが。

深行との仲もうまくいきそうだと思っていたら、またひと波乱あって逆戻り。最後は何とかうまくいきそうにはなりましたが、今後もこの二人は不安定な関係を続けていくことになりそうです。


学園内部にもいろいろありそうです。最後にある人物も再登場しましたし、まだまだ話は始まったばかりという感じです。泉水子の成長と共に、楽しみなことがたくさんあります。続きも早く読みます。


<RDGシリーズ>
「RDGレッドデータガール はじめてのお使い」


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posted by DONA at 11:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:萩原規子
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