2013年05月10日

畠中恵「ひなこまち」

ひなこまち

 畠中恵 著
 「ひなこまち」しゃばけシリーズ11
 (新潮社)


いつも元気に(!?)寝込んでる若だんなが、謎の木札を手にして以来、続々と相談事が持ち込まれるようになった。船箪笥に翻弄される商人に、斬り殺されかけた噺家、霊力を失った坊主、そして恋に惑う武家。そこに江戸いちばんの美女探しもからんできて――このままじゃ、ホントに若だんなが、倒れちゃう!−出版社HP紹介文より−


今回も連作短編です。若だんなの元へ「お願いです、助けて下さい」と書かれた木札が舞い込む所から話は始まります。この木札、誰が出したのかわからないのですが、若だんなは気になって仕方がありません。しかも、5月10日までに助けてほしいと、期限まで設けてありました。

そこで、今まで以上に気合を入れて、人助けに精を出すことになりました。

珍しく寝込んでいることが少なかった若だんな。まあ、後半になると具合は悪くなっていくのですが・・。そんな若だんなの所へ、色んな困りごとを抱えた人たちが相談に訪れます。

もちろん、いつものように妖絡みの事件なのですが、若だんなの推理能力と、妖たちの調査能力で、何とか一つずつ解決していきます。

私のお気に入り、鳴家も大活躍?してくれました。


色んな相談事の他に、題名にもなっている「雛小町」を選ぶという大役まで押し付けられることになる若だんな。雛小町というのは、江戸の町できれいな女性を番付で発表し、その中から選ばれた一番きれいとされる女性のことで、番付に載った女性の中から一番を決める役目になった訳です。

女性としては選ばれたいだろうと思われる「雛小町」ですが、実はある大名の側室になるという特典が付いていることで、親と娘の温度差が生まれてしまいます。

親としては大名家に入れた上に、もしかしたらそのうち「ご生母」になれるかもしれないという栄誉ある出来事だと思うわけですが、娘とすれば、好きな男性に嫁ぐことも出来ない上に「側室」だなんて!となるわけです。

そんなわけで、雛小町選びにも様々な争い事や、事件が起きていきます。当然、若だんなも巻き込まれ・・。


ちょっと、パワーダウンしたか?と思われたシリーズですが、今回は面白かったです。若だんなも少し大人になりましたし、まだまだ初登場の妖怪も出てきますし、また面白い仲間が増えて、今後が楽しみです。

(どうぞ、みんなが幸せになりますように)


<しゃばけシリーズ>
「しゃばけ」
「ぬしさまへ」
「ねこのばば」
「おまけのこ」
「うそうそ」
「ちんぷんかんぷん」
「いっちばん」
「ころころろ」
「ゆんでめて」
「やなりいなり」


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posted by DONA at 11:23| Comment(3) | TrackBack(0) | 読書:畠中恵
この記事へのコメント
DONAさん、はじめまして。
私も最近、ひなこまちを読みました。
なんか、若旦那が大人になってきたのが印象深いですよね。
私もつたないながら読書ブログを書いています。
よかったらリンクさせていただきたいと思っているのですがどうでしょうか。
Posted by あおくじら at 2013年05月10日 22:32
>あおくじらさん、はじめまして!コメントありがとうございます。
若だんなの「もう大人なんだから!」というセリフにちょっと感動してしまいました。
リンク、こちらこそお願いします。
Posted by DONA at 2013年05月11日 17:03
DONAさま

お返事ありがとうございました。
さっそくリンクさせていただきました。
本の趣味が合いそうでうれしいです。
今後もよろしくお願いします。
Posted by あおくじら at 2013年05月11日 23:43
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