
天野頌子 著
「よろず占い処 陰陽屋アルバイト募集」
(ポプラ文庫ピュアフル)
王子稲荷のふもとの商店街、ホストあがりのイケメン毒舌陰陽師が営む占いの店「陰陽屋」は今日も細々営業中。ある日おしかけてきたのは、派手なスーツの綺羅綺羅しい一団。祥明が元いた店の若手ホストたちだった。人捜しを頼まれたはずが、なぜかカリスマホストと店を賭けた大勝負に。アルバイトの妖狐高校生瞬太の身の上もいかに!? やっかいな双子の恋占い、ラーメン番長捜しなど、よろず占い処に依頼人の訪問は絶えず。大好評シリーズ第四巻!−裏表紙より−
相変わらずゆるい雰囲気の漂う話でした。前作は、瞬太の仲間が現れる!?とか面白い展開もあったのですが、今回は、今まで以上に何もありませんでした。
題名を見ると、バイト先に新しい人が増えて、その人が瞬太の秘密を暴こうとするとか??・・なんて期待もしてしまったのですが、そういうこともなく、ひたすら穏やかに過ぎていきました。
何度も思うのですが、瞬太は高校生なんです。しかも男子。
なのにいつまでも小学生のような言動をしています。大人に頭を撫でられるなんてことも普通にされていますし、両親の過保護ぶりもすごいです。
とりあえず、高校生にもなって先生に対して「ありがとー」なんて言っているのはダメでしょう。祥明に対してなら仕方ないですけど。
まあ、そんなこともこの話だから許せるというか、こんな言動をするからこそ、狐耳と尻尾が付いていても違和感無いわけですが。
結局、瞬太の恋も全く進展しませんし、もっとしっかりしろよ!って感じですね。
今回は、祥明の意外な弱点が発見できただけでも良しとしますか。
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