2013年02月15日

乃南アサ「自白」

自白

 乃南アサ 著
 「自白」
 (文春文庫)


“アメリカ淵”と呼ばれる渓谷で発見された女性の全裸死体。手がかりは仏が身につけていたネックレスただひとつ・・・。警視庁捜査一課の土門功太朗は、徹底的な地取り捜査で未知の犯人ににじり寄る。やがて浮かんだ容疑者。息詰まる取調室の攻防。懐かしの昭和を舞台に、男たちの渋い仕事っぷりを描いたノスタルジー刑事小説。−裏表紙より−


あらすじにもあるように、昭和の時代が舞台になっています。私が子どもの頃の話なので、色々と懐かしい出来事が描かれていて、その部分でも楽しめました。

一番懐かしかったのは500円玉の登場! 若い人はもう知らないでしょうね〜。私が子どもの頃は500円札でおこづかいをもらっていたので、硬貨になると同じ値段なのに価値が下がる気がして嫌で、母親にお札を残しておいてほしいと頼んだ覚えがあります。


まあそんなことはともかく・・・。



アメリカ淵」「渋うちわ」「また逢う日まで」「どんぶり捜査」の4話が収録されています。連作短編なのですが、時系列は順番通りではありません。

土門という刑事が主人公なのですが、娘二人を持つ中年男性で、好きになれるか不安だったのですが、そんな心配は無く、すぐに好きになり一気読み状態でした。

1話に1つの事件が起きて、それを捜査一課の刑事たちが捜査し解決していくわけですが、土門はその刑事たちを束ねる役柄。とはいえ、トップというわけではなく、中間管理職的な立場で、現場にも出向きますし、取り調べもします。

彼が最後にどんな風に捜査内容をまとめて、どんな風に取り調べで容疑者を落とすのか? 気になって次々ページをめくっていました。

良い味を出しているおじさん・・と言った感じ。


昭和が舞台なので、戦争が終わり、高度経済成長・・と、大きく変化を見せる日本が生み出した事件や犯罪者が、良い雰囲気を作品全体に醸し出しています。


新シリーズということなので、次作が発売されるのも楽しみに待つことにします。



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posted by DONA at 15:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:乃南アサ
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