今野敏 著
「初陣 隠蔽捜査3.5」
(新潮文庫)
警視庁刑事部長を務めるキャリア、伊丹俊太郎。彼が壁にぶつかったとき頼りにするのは、幼なじみで同期の竜崎伸也だ。原理原則を貫く男が愛想なく告げる一言が、いつも伊丹を救ってくれる。ある日、誤認逮捕が起きたという報に接した伊丹は、困難な状況を打開するため、大森署長の竜崎に意見を求める(「冤罪」)。『隠蔽捜査』シリーズをさらに深く味わえる、スピン・オフ短篇集。−裏表紙より−
待ちに待った文庫化!買ったとたんに一気読みしそうになり、勿体無くてわざと時間を空けたりしてしまいました。
3.5という不思議な番号が付いていることからもわかるように、この作品は竜崎ではなくて、同期で幼馴染の伊丹が主役となっています。伊丹から見た竜崎・・という構図になっていて、ファンにはたまらない作品です。
何よりも、伊丹ファンには最高の一冊ではないでしょうか?(私は竜崎の奥さん・冴子のファンですが)
伊丹が普段どんなことを考えているのかよくわかりました。意外だったのは、彼が色々と周りに気を使って、組織が円滑に進むように、嫌われないように演技をしているということ。
本能のままに動いてああいう行動になるのかと思えば、苦労しているのがわかって驚きました。
また、隠蔽捜査シリーズを読んできている人にとっては、ニヤッとできる場面がちりばめられていて、それも楽しめます。話の流れにも沿っていますから、このエピソードはあの話のことだな・・とかわかって面白いです。
特に「試練」という話は、竜崎が恋に苦しんだ「疑心」の裏話的のようになっているので、竜崎の苦しみを思い出しながらニヤニヤしてしまいました。
伊丹が困る度に竜崎を頼るのには笑えました。電話をかけてきた伊丹に対して相槌も打たずに聞く竜崎の姿も彼らしくて、目に浮かぶようでした。
反目し合っているようでいて、実はやっぱり良いコンビなんだと思うと嬉しくて、早く次の作品が読みたくなりました。早く2人の活躍が見たいです。
<隠蔽捜査>
「隠蔽捜査」
「果断」
「疑心」
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相変らず面白かったよ。
いつもブログを読ませていただき、次に読む本の参考にさせていただいています。
最近、隠蔽捜査シリーズにはまっちゃって。
私も第1作から男前な冴子さんのファンです。
今野敏さんの本をもっと読みたいと思っていますので、とてもレビューが参考になります。
DONAさんの今野敏さんのおススメの本は何ですか?
いつも見ていただいているそうで、うれしいです。
今野敏さんの作品は、本当に色んなジャンルがあるので、選ぶときはじっくりあらすじを読まないと、全く合わない物に当たることもしばしば・・。
隠蔽捜査シリーズがお好きなら「警視庁強行犯係・樋口顕−」は気に入ってもらえるかもしれません。他に好きなシリーズをあげるとすれば「安積班」「とせい」です。
自分のお気に入りの作家さんのファンが増えると嬉しいです!!どんどんはまってくださいね〜。