2013年01月21日

姉小路祐「見当たり捜査25時」

見当たり捜査25時

 姉小路祐 著
 「見当たり捜査25時 大阪府警通天閣署分室」
 (徳間文庫)


見当たり捜査とは、指名手配犯の顔写真を覚えて繁華街の雑踏に立ち、いつ現れるともわからぬ犯人を発見し逮捕することを任務とする。ウラやんこと浦石大輔は大阪府警捜査共助課通天閣署分室見当たり班に所属。“逃げ得は許さない”をモットーに、捜査に励んでいる。今回、熱海の老舗ホテルをめぐる殺人事件の被害者を心斎橋筋で見事逮捕。しかし起訴後の裁判は意外な展開をみせる・・。(『二重逆転の殺意』改題)−裏表紙より−



相変わらず軽快な大阪弁での会話が心地よかったです。大阪弁が苦手な人には読みにくい作品だと思いますが。かなりコテコテですから・・。


見当たり捜査をする専門部署があるなんて、知りませんでした。その仕事の内容が詳しく書かれています。すごく大変そうだと思いました。何よりもストレス溜まりそう。指名手配犯の写真を見つめて頭にインプットしてから町に出て、さり気なく町に溶け込みながら、人の観察をします。

そして、指名手配犯を見つけて逮捕するわけですが、かなりの数いる犯人の顔を写真だけを見て覚えて探すなんて、考えただけでも難しそう。かなりの集中力が必要なので、数時間すれば限界がくるそうです。

見当たり班に所属する浦石の妻・姫子も大阪府警に勤めているのですが、彼女が所属しているのは「女性警官コント班」・・驚きの名前です。名前の通り、女性警官だけが所属しており、彼女たちは数人で組んで、コント仕立ての出し物をすることで、防犯意識を高める活動をしているそうです。

架空の話だろうと思っていたのですが、この班も実在するそうで、警察のイメージが少し変わった気がしました。


浦石たち見当たり班が逮捕した人物は、ある殺人事件の容疑者でした。素直に自白したのですが、裁判になったとき彼は突然、容疑を否認しました。アリバイまで主張し、どうやら違う人物を逮捕したのではないか?と、見当たり班が疑われてしまうことに・・。


容疑者が否認し、生い立ちがわかった時点で、何となく狙いはわかりましたし、その後の展開も想像がつきました。それでも、想像が出来ない展開もあって、飽きることなく最後まで楽しく読むことができました。

何より、「姫」「殿」と呼び合う夫婦に好感がもてましたし、今後も彼らの活躍が見たいと思いました。

続編が出たら読みたいです。


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posted by DONA at 14:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:姉小路祐
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