2013年01月10日

原田マハ「キネマの神様」

キネマの神様

 原田マハ 著
 「キネマの神様」
 (文春文庫)


39歳独身の歩は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、多額の借金が発覚した。ある日、父が雑誌「映友」に歩の文章を投稿したのをきっかけに歩は編集部に採用され、ひょんなことから父の映画ブログをスタートさせることに、“映画の神様”が壊れかけた家族を救う、奇跡の物語。解説・片桐はいり−裏表紙より−


初めましての作家さんです。ネットでの評判を見て読むことにしたのですが、最初の文章で心をギュッとつかまれた気がしました。「これは大丈夫。好みだ」と。

映画好きな父娘の話なので、当然、映画の話題がほとんどをしめています。しかも、名作と呼ばれる、少し古い映画。よく出てきたのは「ニュー・シネマ・パラダイス」・・聞いたことありますし、音楽も口ずさむことが出来ますが、内容が・・。見たこと無いのかもしれないと思っています。どうやら、とても良い映画みたいなので、いつか機会があったら見てみようと思います。


私は映画を見るのが好きです。でも、見る本数はかなり少なくて、年に1本とかのときもあるくらい。好みがうるさいというか、見たい映画が無いと見に行かないんですよね。それでも映画を見るのは好き。映画館という空間で、気の合う友人と一緒に見るのが好き。隣にいるのは友人、でも映画が始まったらその友人の存在さえ忘れるほど没頭してしまうんですよね。画面と音楽に包み込まれる感じ。

そして、絶対にエンドロールの最後まで見てから立ちたいんです。席を立つのが勿体無くて!映画の世界にいつまでもいたい気がするんですよね。最後まで気合を入れて作ったはずだから、作った人たちのためにも見なければ!と思ってしまいます。

まあ、中には気に入らない映画もあって、そういうのに当たるとぼんやり違うことばかり考えてしまいますし、サッサと席を立つのですが。

音楽も映像も終わって、客席の照明が点いて、何となくひそひそと交わされる会話や雰囲気がまた良いんですよね。で、今度は早く出て友人と映画の感想を語り合いたい!と思う。

あ〜、久しぶりに映画が見たくなりました。


この作品にはたくさんの映画が紹介されています。そのほとんどを見ていなかったのですが、それでも十分楽しめました。もちろん、先に見ておいた方がより楽しめたんだろうとは思いますが。

はっきり言って、ご都合主義というか、なんでもうまく行きすぎという展開ではあるのですが、普段なら「ケッ」と思う展開でも、この物語では気になりませんでした。逆にこういう展開にならなかった方がきっと気に入らなかったと思います。

すっかりお気に入りの作品になりました。作品の良い所をうまく説明できないのが残念です。この作家さんの作品、他のも読みたいと思います。


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posted by DONA at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:原田マハ
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