2012年12月19日

三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」

初めましての作家さんです。気にはなっていたのですが、今までなぜか手に取りませんでした。

まほろ駅前多田便利軒

 三浦しをん 著
 「まほろ駅前多田便利軒」
 (文春文庫)


まほろ市は東京のはずれに位置する都南西部最大の町。駅前で便利屋を営む多田啓介のもとに高校時代の同級生・行天春彦がころがりこんだ。ペットあずかりに塾の送迎、納屋の整理etc.―ありふれた依頼のはずがこのコンビにかかると何故かきな臭い状況に。多田・行天の魅力全開の第135回直木賞受賞作。−裏表紙より−

どうやらドラマ化するようです。帯にキャストが書いてあるのが気に入りませんが、なるべく見ないように頭に浮かべないようにしながら読みました。

私の勝手なイメージなんですが、もっと明るくてふわふわしたイメージの作品だと思っていたので、読んでみると固い雰囲気で話が進んだので驚きました。

なんでそんなイメージをもっていたのか、自分でもよくわからないのですが・・。


便利屋を営む多田が、ある依頼をこなした後で、偶然、高校時代の同級生・行天を見かけます。行く所が無いと言う行天を仕方なく便利屋につれて帰ることにした多田ですが、どうやら二人には過去に何かありそうな雰囲気。

行天は、破天荒な行動が多く、他人に対して無関心で、飄々と生きている感じ。でも時々、情に厚い所も見せて、どうにも放っておけないタイプのようです。彼のことは最後まで人柄がつかめないまま終わってしまったのですが、それでも何か魅力を感じたんです。

多田は、真面目に地道に仕事をこなそうとするし、他人を放っておけないタイプ。でも時々、冷たく突き放したりすることもあって、彼もちょっとつかみにくい人でした。でもやっぱりどこか魅力があるんですよね。

二人が奇妙な同居を続けながら、様々な依頼をこなしていくわけですが、今まで平和に続けていた仕事が、行天が来てからどうもややこしいことに巻き込まれるようになります。

そのややこしい出来事を二人で協力(?)しながら乗り越えていきます。だからといって、仲良く暮らしているわけでもないのですが。


何となく流れていく日常が描かれているわけですが、二人のちょっとした発言や行動の中にグサッと刺さる何かがあります。

そして、出てくる人物もみんな魅力的で、最後まで読みやすかったですし、面白かったです。


番外編が出ているようで、読みたくて買おうとしたのですが、表紙が思いっきりドラマ化されるときの俳優さんの写真だったので、手が出ませんでした。もっと早く読んでおけば良かった・・。

ドラマ化の話は帯だけにしてほしい・・・。


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タグ:三浦しをん
posted by DONA at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:その他
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