2012年12月08日

柴田よしき「竜の涙 ばんざい屋の夜」

竜の涙

 柴田よしき 著
 「竜の涙 ばんざい屋の夜」
 (祥伝社文庫)


「竜の涙」を飲んだことがありますか?都会の片隅で今夜もそっとカウンターに置かれる一皿、一杯。迷子になったり傷ついたり、意固地になったり独りぼっちになった彼女たちの心に、そっと染みるふうわりとしたお出汁の香。ヒット作『ふたたびの虹』で人々を癒した女将の包丁の音が、ことこと今宵もまな板で鳴って、ばんざい屋の夜が始まる・・・人気シリーズ第二弾。


前作では、女将の過去や人生について書かれる部分が多かったのですが、今回は「ばんざい屋」のお客さんたちの話がメインになっています。

でも、話の中にある優しい雰囲気は健在。読んでいる間、穏やかに流れる時間を過ごすことができました。


ばんざい屋に訪れるのは、ある広告代理店の女子社員たち。さまざまな立場の彼女たちは、それぞれ悩みを抱えています。

恋の悩みや仕事の悩みから、自分が生きるべき道を模索することまで、悩みの中身は違っても、みんな女性ならではの悩み。女将が出すさり気ない料理や、女将が掛けるさり気ない言葉で、少し気分が楽になって帰って行きます。

特に凝った高級な料理でもなく、説教臭い言葉でもない、でも女将の心が目一杯こもった料理と言葉にはずっしりと響く重みがあるものばかり。

女将の過去を知ってから読むと特に響く気がしました。


今回は、恋人・清水の出番は少なかったですが、彼の存在も女将にとって良い安らぎになっているようで、微笑ましい関係を続けているようです。


最後にはばんざい屋にも大きな転機が訪れることになりました。これでシリーズが終わりにしないで、ぜひ続けてほしいと願います。


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posted by DONA at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:柴田よしき
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