2012年12月07日

乃南アサ「すれ違う背中を」

すれ違う背中を

 乃南アサ 著
 「すれ違う背中を」
 (新潮文庫)


パン職人を目指して日々精進する綾香に対して、芭子はアルバイトにもなかなか採用されない。そんなある日、ビッグニュースが! 綾香が商店街の福引きで一等「大阪旅行」を当てたのだ。USJ、道頓堀、生の大阪弁、たこ焼き等々初めての土地で解放感に浸っていた彼女たちの前に、なんと綾香の過去を知る男が現れた・・。健気な女二人のサスペンスフルな日常を描く人気シリーズ第二弾。


どうやらテレビドラマ化するらしい・・。帯にキャストの写真が載っていたのでイメージが付きそうでちょっと気になりましたが、読み始めたらすっかり忘れてしまいました。


芭子と綾香、2人とも自分でも言っているように、出所してからの方が生きにくそうにしています。今でもまだ罪をつぐなっている感じ。

確かにそれだけの罪を犯したわけですから、反省することは必要だと思いますけど、もう少し楽しい人生を生きても良いのではないか?と感じるくらい、ひっそりと暮らしています。

そんな2人が珍しく旅行に行きました。旅行代はくじで当てたのでタダ。とはいえ、食事や土産などは自腹なのですから、本当に珍しい贅沢です。

楽しい旅行になるはずが、どうも何か悪い物を引き寄せる力が働くようで、綾香の昔の知り合いと出会ってしまいます。懐かしい思いで食事を始めるのですが、そのまま楽しく終わりませんでした。かなり落ち込んで帰ってきた2人。

2人の様子を見ていると、犯罪は絶対にダメ!だと改めて思います。綾香の場合は仕方ない部分もあったとは思いますが、それでも一度でも犯罪を犯してしまうと、これだけ苦しむことになるのですから。


前作「いつか陽のあたる場所で」は、終始暗い雰囲気に包まれている感じがしましたが、今作は少し明るくなる部分もありました。何とか前を向いて進んでいけそうな様子を見ていると、嬉しくなります。

・・とまあ、話に入り込んでしまっているので、実在の人物かのように心配しながら読んでいるんです。

次で、シリーズは完結するそうです。ちょっと寂しい気がしますけど、いつまでも2人に幸せが来ないのも悲しいので、明るい結末を楽しみに、文庫化を待とうと思います。


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posted by DONA at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:乃南アサ
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