2012年11月13日

乃南アサ「ニサッタ、ニサッタ 下」

ニサッタニサッタ 下

 乃南アサ 著
 「ニサッタ、ニサッタ 下」
 (講談社文庫)


借金を何とか返し終えた耕平は、北海道・斜里の実家に戻る。その雄大な自然に癒されたものの、働き口は見つからない。そこに新聞配達所で一緒だった沖縄出身の竹田杏菜が突然やって来る。ようやくスーパーの正社員の道が見せてきた矢先、酒酔い運転で事故を起こしてしまう。明日への希望を問う感動長編。−裏表紙より−


上巻の終わりで、やっぱり北海道へ帰ろう!と決めた耕平。これでやっと安定した生活に戻れる・・と思いながら下巻を読み始めたのですが。

東京のような大都会でも、仕事が見つからなかったのに、北海道で見つかるはずもなく・・。北海道でも都会ならあるのかもしれませんが、耕平の実家は田舎にあるようです。(北海道の地理に詳しくないのでよくわかりませんが)

帰って数ヶ月は何もせずに過ごしていて、やっとスーパーのアルバイトが決まりそうになりました。そんなとき、東京から耕平の後を追うようにして、新聞配達所で同僚だった杏菜がやってきます。

耕平は自分に好意をもっていて追いかけて来たのだと思ったようですが、杏菜には別の理由がありました。それは後半になって明らかにされます。


杏菜もなかなか壮絶な人生を歩んできたようで、その生い立ちには思わず涙が出てしまいました。もしそばにいたら「よくがんばったね」と頭をナデナデしていたかも。

彼女が背負っている辛い想いを、耕平が半分持ってあげられるように、立派な人になってほしいと強く願いながら読み終えました。

耕平が事故を起こした後のわがままぶりには本当にイライラさせられましたが、彼も最後にはどうやらやりがいのある仕事を見つけたようなので、今度は大丈夫でしょう!


上下巻と長い話ではありますが、あっという間に読めてしまい、入り込んでしまいました。面白かったです。


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posted by DONA at 11:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書:乃南アサ
この記事へのコメント
上巻ではDONAさんのご立腹ぶりが
伝わってきました(笑)。
私はわりと耕平って好きなんですよ。
耕平以上にひどい人たちも見てきているからかも
知れません。
いろいろ考えさせられたけど、最後は希望の持てる終わり方でよかったなと。
Posted by チャウ子 at 2012年11月13日 12:02
>チャウ子さん、コメントありがとうございます。

耕平のウジウジと悲観する感じ、イライラしません??
自分のせいで起きたことがほとんどなのに、やたらと生い立ちのせいにして、いい加減に目を覚ませ!って思いました。でも私も嫌いにはなれませんでした。だからこそ、応援というか叱咤激励したくなったんですよね。もし嫌いだったらどうでも良いですもん。悪い奴じゃないんですよね・・。
色々ありましたけど、読んでよかったです。
Posted by DONA at 2012年11月13日 20:46
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