2012年10月24日

山口幸三郎「探偵・日暮旅人の忘れ物」

日暮旅人の忘れ物

 山口幸三郎 著
 「探偵・日暮旅人の忘れ物」
 (メディアワークス文庫)


音、匂い、味、感触、温度、重さ、痛み―。目に見えない物を“視る”ことができる探偵・日暮旅人は、名字の違う美しい娘・百代灯衣と共に暮らしながら、探し物専門の探偵事務所を営んでいる。 そんな旅人を『アニキ』と慕う青年ユキジは、旅人の“過去”を探していた。なぜ旅人は視覚以外の感覚を失ってしまったのか―。  旅人とユキジの出会いを描く『雪の道』、旅人の秘められた過去に迫る『夢のぬくもり』ほか全5編を収録した、シリーズ第3弾。−裏表紙より−


今回は、旅人とユキジの出会いが明らかになります。それに伴ってユキジの生い立ちも明かされ、なぜ旅人のことを「アニキ」と呼んで慕っているのかもわかります。

なるほど、ユキジも苦労したのね・・。よくこれくらいの歪みで済んだと変な所に感心してしまいました。

そして、旅人の過去の謎も少し明らかに。

幼い頃の旅人と関わりのあった人物が登場しました。次の巻へつづく状態で終わっていたので、続けて読むことにしました。旅人は物騒な物を持ち出したようですし、気になります。


あとがきに「次が最終巻だ」と書かれています(どうやら今はセカンドシーズンが発売されているらしいですけど・・)。

旅人はどんな風にして過去を清算するのか、ユキジとの関係はどうなるのか、陽子との仲は?灯衣の母親は見つかるのか、全て明らかにして、ぜひ明るい未来が見えるような素敵な終わり方をしてもらいたいものです。


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posted by DONA at 12:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:山口幸三郎
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