2012年07月26日

今野敏「同期」

同期

 今野敏 著
 「同期」
 (講談社文庫)


警視庁捜査一課の宇田川は現場で発砲されるが、突然現れた公安所属の同期の蘇我に救われる。数日後、蘇我は懲戒免職となり消息不明に。宇田川は真相を探るが、調べるにつれ謎は深まる。“同期”は一体何者なのか?組織の壁に抗い、友を救おうとする刑事の闘いの行方は!?今野敏警察小説の最高峰がここにある−裏表紙より−


やっぱりこの作家さんは読みやすいです。私に合いますぴかぴか(新しい) それなりに長い話なのに、あっという間に読めてしまいました。


題名からもあらすじからもわかるように“同期”がテーマになっています。宇田川と蘇我の同期二人は、数ある同期の中でも仲が良いと言える関係でした。

ところが、蘇我が突然懲戒免職されたことを知り、あわてて事情を聞こうとした宇田川は、実は彼のことをほとんど知らないことに気づかされます。思いつく限りの場所で聞き込みを続ける宇田川でしたが、蘇我の居場所はなかなかわかりません。そんなとき、殺人事件が発生し、捜査本部へ参加することになります。

その事件を調べていくうちに、どうやら公安が絡んでいるらしいことがわかり、蘇我に危険が迫っていることもわかってきます。上層部からの妨害に合いながらも、何とか同期の蘇我を助けようと立ち上がります。


同期か〜。同期って、素敵な関係ですよね。ライバルでもあり、良き理解者でもあり、同じような悩みを持っているから相談しやすい・・。私は大事にしたい仲間だと思っていますし、今でも時々連絡をとっています。かなり支えてもらったので、頭が上がらない相手でもありますがあせあせ(飛び散る汗)

まあ、宇田川や蘇我のように命がけで・・というような状態になることはありませんでしたが、もし彼女たちの誰かが何か困っていたら駆けつけるつもりではいます。相手が同じように想ってくれているか?はわかりませんがたらーっ(汗)


警察小説なので当たり前ですが、警察関係者がたくさん出てきます。でもそれぞれが個性的なので、混乱することなく読めます。始めは「嫌な奴」と嫌いそうになる人も、実は事情があってそんな態度をとってたことがわかったり、逆に「やっぱり嫌な奴だったか」という人もいます。

私が気に入ったのは、刑事らしい刑事だった2人のベテラン、植松と土岐。頭の固い、融通の利かないタイプに思える2人ですが、実は仲間想いの熱い人たちで、いざとなったら上層部にも逆らう根性があります。若手の宇田川に良い影響を与えそうな存在です。


これもシリーズ化しているようです。文庫化はまだまだ先になるでしょうが、楽しみに待つことにします。


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posted by DONA at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:今野敏
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