2012年05月07日

乃南アサ「ボクの町」

ボクの町

 乃南アサ 著
 「ボクの町」
 (新潮文庫)


警視庁城西署・霞台駅前交番に巡査見習いとして赴任した高木聖大は、研修初日から警察手帳に彼女のプリクラを貼っていたことがバレるような、今風のドジな若者。道案内、盗難届の修理、ケンカの仲裁などに追われるが、失敗の連続でやる気をなくしていた。が、所轄の同期見習いが犯人追跡中に大ケガを負ったことで俄然、職務に目覚める。聖大の成長をさわやかに描くポリス・コメディ!−裏表紙より−

「駆けこみ交番」の主人公・高木巡査の新人時代の話です。私は結局、彼の成長を逆から読んだようなことになったわけですね。

「駆けこみ交番」のときからどうにも頼りない巡査だった聖大の新人見習い時代ですから、大体どんな状態か想像がつく感じではありますが、それにしてもひどい・・・。

警察手帳に元彼女とのプリクラを貼っていて注意されたり、ピアスの穴を開けていたり・・と、まあ、今風といえばそうなんでしょうけど。

聖大の場合、そういう外見だけではなく、やる気にもかなり問題ががく〜(落胆した顔)

先輩から注意されても「だって・・」「俺なんか・・」とばかり思っては睨みつけるような性格で、町の人にも愛情がもてずにすぐケンカを売りそうになる。

先輩の意見は「なるほど」と思うことがほとんどなのですが、それさえも真っすぐに聞けないからイライラしてしまうちっ(怒った顔)

同期の三浦がしっかりした考えの持ち主で、真面目に勤務をこなすから余計に目立つし、聖大は僻む・・と悪循環です。

とまあ、警察官になったらあかんやろ!パンチ というような性格と態度なわけです。


そういう言動が繰り返されるので、だんだん疲れてしまいますし、読むのが辛くなることもありました。自分の新人時代を少し思い出して懐かしい気持ちになる部分もあったのですが、ほとんどは「私はここまでひどくなかった」と思いました。

最後には少し、ほんの少しだけやる気が見えて来て、これからが楽しみになるような展開にはなったので、それだけが救いでした。

「がんばれよ!」と応援したくなる終わり方でした。


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posted by DONA at 12:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:乃南アサ
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