
天野頌子 著
「よろず占い処 陰陽屋あやうし」陰陽屋2
(ポプラ文庫ピュアフル)
ホストあがりの毒舌イケメン陰陽師、安倍祥明がよろず相談ごとをうけたまわる占いの店「陰陽屋」は、王子稲荷界隈のみなさまに支えられて順調に営業中・・・だったのだが、アルバイトの妖狐、狐耳少年沢崎瞬太の高校の熱血担任が乗り込んできてひと騒動。また、祥明に結婚をせまる女性客の来店など、次々とピンチが到来。へっぽこコンビの運命はいかに!? 大好評既刊『よろず占い処 陰陽屋へようこそ』待望の続編!−裏表紙より−
1作目は中学生だった瞬太が、今回は高校生になっていました。昼間はほぼ起きていられない体質なので、成績はかなり悪いのにあるラッキーな出来事のお陰で、奇蹟的に高校に合格できたそうな・・。しかし、この出来事って、瞬太にとってはラッキーだけど他の子たちにとっては

高校生になって狐耳&狐尻尾って怖いと思っていたのですが、全く成長していない雰囲気なので、意外と普通に読めました。私の頭の中で、瞬太が高校生になっていないから違和感ないんでしょうけど。実際に街で見かける高校生に狐耳を付けたら・・ちょっと怖いですよね?

今回の陰陽屋は、瞬太の担任がやって来る所から始まります。あまりにも授業中に寝ている瞬太を見て、アルバイトが過酷なせいではないか?と疑って見に来たのです。周りの人はみんななぜ昼間に寝てしまうのか、その理由を知っているわけですが、それを公表するわけにもいかず、あの手この手で何とか担任を納得させようとします。
他にも瞬太の恋の話だったり、瞬太の母や祖母が持ち込む問題だったり、色々な事件が起こります。今回は祥明よりも瞬太の問題が主に語られていました。
出生の秘密?がちょっとわかってきそうな雰囲気もあり、今後の展開も楽しみな作品です。
出てくる人たちがほぼ良い人ばかりですし、妖狐をあっさり受け入れ、愛している周りの様子もとても癒されます。ホッと一息つきたいときに読むことをお勧めします。
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