
富樫倫太郎 著
「SROW 黒い羊」
(中公文庫)
SROに届いた初の協力要請は、県警ではなく法務省からの人探し。自らの家族四人を殺害して医療少年院に収容されていた青年が退院後、行方不明になったという。一方、「警視庁のダーティハリー」こと針谷太一のもとにジャーナリストが現れ、過去の事件について取材に応じろと“脅し”をかけてきた。−裏表紙より−
前作の続きで、房子とSROの対決が見られると思っていたのに、全く関係ない話でびっくりでした。いきなり行方不明になった太刀川と精神分析の医官とのカウンセリングの様子が書かれていて、戸惑っている間に話は進む・・という感じ。
太刀川遼一という青年は、7年前14歳のときに家族四人を殺害し、遺体を寝袋に入れてその前に座り込んでいた・・という過去をもっています。子どもの頃から蛾の飼育をしていた太刀川。蛾が蛹になって出てくるときには綺麗に生まれ変わっていることに惹かれていたとか・・。
嫌な存在だった家族も蛹のように寝袋に包んだら別の存在として生まれ変わるはずだと信じて待っていたそうです。ぞっとする話ですね

そんな彼が立ち直ったであろうということで退院し、住み込みでアルバイトをし保護観察されながら生活していたのですが、ある人たちと出会ったことで、また自らの心の闇を思い出すわけです。
そして、また事件が起き・・・。
シリーズも4作目となり、SROメンバーたちの個性が少しずつ出て来ました。ハリーの私生活も少し明らかになって、ますます面白くなってきました。今度は、尾形の口の悪さの原因を明らかにしてほしいと思います。何度も「この人、本当に頭良いのか??」と疑問でしたから。
もちろん、房子との対決も楽しみです。ちらっと出てきた房子はやっぱり何かやらかしそうです。
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今日で阪神淡路大震災から17年経ちました。
17年か・・早いような長いような。
街を歩いているとすっかり傷痕は無くなった感じですが、まだまだ問題点はあるようです。
そして、心の傷は癒えませんしね・・。
ほとんど被害の無かった私でも、まだ映像を直視できませんし、小さな揺れでも怖くて心臓がバクバクしてしまいます。こればかりは一生続くのでしょう。
3.11の前までは震度4でも5でも平気だったんですけどね。
今は震度2でも怖がるかも。
秋田県はそれほど地震もないのですが、怖いですね。
そして阪神大震災の時もニュースで見て驚き、怖い思いをしました。
さて、SROですが、あたしイチ押しのハリーがまた大活躍(?)でしたね〜(´∀`)
彼の活躍はイコール・・・なのですが(笑)
室長の趣味は絶対無理です。
結婚!?とんでもないっ!!(爆)
こちらでは3.11のときは全く揺れを感じることが無く、何も知らずに映像を見て呆然としました。映像を見ながら震えが止まりませんでした。17年経ってもまだ地震は怖いです。多分、この怖さが無くなることは無いんでしょうね・・。
SROでは、ハリー大活躍でしたね〜。もう少し狙うところとか無いの??って思いますけど。でもそうなるとハリーらしくないってことかもしれません。室長のお見合いを断った相手の女性に思わず拍手を送りたくなりました。あの趣味を知らずに結婚したら・・と思うとぞっとします。
いきなり肩すかし食わされましたね(´・ω・`)ショボーン
で、寝袋→蛹という、まんまの発想にwww
なかなか突っ込みどころが多かったです。え?ちがう。
次は坊屋ちゃんのメンバー入りで房子にリベンジを期待です!
「蛹」←この漢字をどうしても「ウジ」と読んでしまったせいで、ずっと気持ち悪かったです・・。何回も「さなぎ」と自分に言い聞かせてました(苦笑)
次こそは、房子との対決が見られるでしょうか?楽しみ・・というか怖いですね。でもSROにはぜひ気持ちよく勝って欲しいです。