
富樫倫太郎 著
「SROV キラークィーン」
(中公文庫)
“最凶の連続殺人犯”と呼ばれた近藤房子が逮捕されて五十数日。依然として黙秘を続ける房子のもとへ、「Mに従え」とだけ書かれた差出人不明の手紙が届く。一方、SRO室長・山根新九郎は、東京地検から房子との面会要請を受けるが−。−裏表紙より−
Tで登場した近藤房子が再び登場です。本当にぞっとするような冷酷な彼女が再び登場し、どんな事件を巻き起こすのか・・。
さすがにあれだけの事件を起こした女性だけあって、神経も図太く、普通なら根を上げてしまうような過酷な取調べにも屈することなく、検察官は自供が取れません。「自分は、夫が命じるままに犯行を手伝っただけだから何も知らない」という供述を繰り返すばかりの彼女に根負けした検察は、彼女の「山根に会いたい」という要求を飲むことにしました。
房子のことはマスコミにも大々的に取り上げられ、批判が高まる中、彼女のことを崇拝するような怪しげな連中も現れるわけで・・。彼女を逃がそうとする計画が密かに練られていくのです。こんな凶悪犯を逃がそうなんて、どんな思考の人たちなんだか

今回は、かなりエグイ描写も多くて、何度も顔を顰めてしまいましたし、できるだけ想像しないように読み進めないと辛い場面もありました

SROのメンバーたちは、大きな抵抗することもなく、やられっ放しな雰囲気のまま終わってしまいました。
今作では解決していないので、次の話ではきっと大活躍を見せ、大逆転してくれることでしょう。それを楽しみに続きも読みます

↓ ランキングに参加中です。ポチッとお願いします。


読まなくてはっ!!
それはそうと房子おばちゃん強烈でしたね。
一気にグロいシーンが増えてしまいとてもとても驚くとともに妙に小躍りしたくなりました(笑)
私はまだ「4」持ってないんです!!早く買って来なければ!
房子、本当に強烈でした・・。Tのときはそこまで印象が強くなかったのに、3では最強ですよね。
しかし、小躍りですか!!まあ、ここまでいくと現実離れしすぎて笑ってしまいますね。