
菊地秀行 著
「D−白魔山 下」吸血鬼ハンター17
(ソノラマ文庫)
シーラ山に突如、出現した城にはギルゼン公爵はもちろん、彼が捕獲して血を吸い僕(しもべ)にした異星人たちがいた。ギルゼンは異星人の超技術で、自分自身を実験台に超人的な力を手に入れようとしていた。“神祖”に対抗するために・・。その願いを叶えるためにはまずDを倒す必要があった。
というわけで下巻になり、Dの戦いもハードになってきました。しかもD側というか、Dに付いて来た人数が多い上に全員無事なので、話がなかなか複雑になっています。
付いて来た人たちもDと一緒に行動しているわけではなく、それぞれ違う所に捕えられてしまうので、場面転換も多くなってしまう・・。
D対ギルゼンの戦いがメインのはずが、それ以外の場面が多かったです。そのせいで、Dの活躍があっさりして見えました。
ギルゼンは、“神祖”に対抗するために甦りました。異星人を捕らえてその技術を取り入れるなんていうすごい展開

ギルゼンと戦うよりも、ギルゼンのしもべとなった異星人との戦いの方が多くてハードでした。
最後は、生存者が多くて珍しくさわやかで、希望が見えるような終わり方をしました。上下巻読んできてホッと出来る作品でした。
<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」
「D−北海魔行」
「D−薔薇姫」
「D−蒼白き堕天使1」
「D−蒼白き堕天使2」
「D−蒼白き堕天使3」
「D−蒼白き堕天使4」
「D-双影の騎士1」
「D−双影の騎士2」
「D−ダーク・ロード1」
「D−ダーク・ロード2」
「D−ダーク・ロード3」
「D−邪王星団1」
「D−邪王星団2」
「D−邪王星団3」
「D−邪王星団4」
「D−邪神砦」
「D−妖兵街道」
「D−魔戦抄」
「D−血闘譜」
「D−白魔山 上」
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