2011年10月20日

永嶋恵美「別れの夜には猫がいる」

泥棒猫ヒナコ 別れの夜には・・

 永嶋恵美 著
 「泥棒猫ヒナコの事件簿 別れの夜には猫がいる」
 (徳間文庫)



「あなたの恋人、友だちのカレシ。強奪して差し上げます」という怪しげな広告を出しているオフィスCATには、次々と依頼の電話がかかってくる。様々な事情を抱えた女性に成功率100%の泥棒猫ヒナコが、優しく手を差し伸べる・・。「宵闇キャットファイト」「孔雀たちの夜宴」「夜啼鳥と青い鳥」「烏の鳴かぬ夜はあれど」「別れの夜には猫がいる」計5編収録


泥棒猫ヒナコシリーズの第2弾です。前作よりも更にパワーアップしたヒナコさんの活躍が見られます。


オフィスCATの社員・楓さんの悲しい過去の話が表題作で書かれています。リストカットを繰り返していた過去を持っている楓さんだからこそ、今では依頼者の女性に対して誠心誠意向き合うことが出来るのかもしれないな・・と。リストカットをしてみたいと思ったこともない、そこまで恋愛で傷ついた記憶もない私みたいな人には勤まらない仕事だと再確認。まあ、こんな仕事をしたいとは思いませんけど・・。困っている人を助けるという意味では素敵な仕事ですけど、それに恋愛が絡むとなるべく関わりたくないと思ってしまいます。


今回も悲しい事情を抱えたカップルがたくさん出て来ます。どれも面白かったのですが、私が特に気に入ったのは「烏の鳴かぬ夜はあれど」です。

家庭内暴力や小さな子どもも絡んできて、痛ましい事件ではあるのですが、ヒナコさんの身体を張ったがんばりがより際立っていました。

赤の他人を助けるためにここまでできるなんて・・と単純に感動してしまいました。

今回は楓さんの過去が明かされたので、いつかヒナコさんの過去も明らかになるのかもしれません。知りたいような、知りたくないような・・。どうしてここまで身体が張れるのか、知りたい気もしますし、明かされたらそれで話が終わりそうで残念な気もしますし。

とりあえず、しばらくは続けてほしいと願っています。



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タグ:永嶋恵美
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