2011年09月28日

萩原規子「西の善き魔女 U」

西の善き魔女U

 荻原規子 著
 「西の善き魔女U 秘密の花園」
 (中公文庫)



女王候補の1人・アデイルに力を貸すため、アデイルの屋敷に住み始めたフィリエル。教育係りに厳しく指導されるも貴族の娘にふさわしい教養が身に付かないため、全寮制の女子校に入ることになった。女たちの陰謀が渦巻く女子校に入学したフィリエルは初日から生徒会の手荒い歓迎を受けた。


1作目とガラッと雰囲気が変わった今作。1作目はファンタジーらしい舞台と世界観で話は進んだのですが、今作は女子校が舞台ということで、とても現実っぽい感じになりました。

女子校って本当に怖い!がく〜(落胆した顔) 女性って、男性の目がないと何でもやるんだということがよくわかります。

私も昔は女子高に通っていました。私の周りには女性同士で「○○さん素敵揺れるハート」なんてキャーキャー言っている人もいましたし、いじめ方も結構陰湿だったかも。私はどちらの世界にも染まらず卒業できて良かった・・と改めて嬉しくなりました。


フィリエルは強い女性なので、いじめにも屈することなく学校生活を送ります。公には「平等に」と言っている学校ですが、実際には身分が全てなので、身分を隠すようにして入学したフィリエルは、スパイだと思われ、いじめの的にされます。

途中から救いの手が差し伸べられて、学校生活もやっと楽しめるようになるのですが、それでもまた新たに別の問題が起こり、フィリエルは更に大きな敵に立ち向かうはめに・・。


・・と、女子校の実態に怯えながら読み進める感じでした。

3作目はまた別の舞台が用意されているようです。楽しみですグッド(上向き矢印)


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posted by DONA at 10:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:萩原規子
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