2011年06月10日

上橋菜穂子「天と地の守り人 第二部」

天と地の守り人 第二部

 上橋菜穂子 著
 「天と地の守り人 −第二部 カンバル王国編−」守り人シリーズ7
 (新潮文庫)



再会したバルサとチャグムは、バルサの故郷・カンバルへ向かい旅をしていた。北に位置するカンバルは、雪と山の厳しい自然環境の中にあるが、とても綺麗な国だった。チャグムはカンバル王にロタ王国との同盟を持ち掛けに行くが、すでにタルシュ帝国からの力が深く入り込んでいた。更にナユグに春が来ていることであちこちに雪崩が起きる雰囲気があり、予断を許さない状況に・・。


久々にバルサとチャグムが二人で旅をします。懐かしい気持ちで読みましたが、やっぱりあの頃とは違うんですよね。

チャグムが大きくなってるということが強く感じられました。背もバルサより高くなっていますし、精神的にもしっかりしました。何より驚いたのは自分のことを「おれ」と言うこと。でもバルサ以外の人に話すときは「わたし」に変えて、そんな小さなことでも感動してしまいました。やっぱり私、親目線なんですあせあせ(飛び散る汗)

そして、悲しいことにバルサが年を取っているのもよくわかります。チャグムに支えられることもあり、何だか寂しい気持ちになります・・。でもこれもこのシリーズを応援したくなる理由かもしれませんが。

今回は、バルサの故郷・カンバルへ。途中も様々な妨害に合いながら何とかたどり着いた二人を待っていたのは、既にタルシュ帝国の影響を大きく受けてしまっているカンバル王とその家臣である“王の槍”たちでした。

更に、ナユグ(もう一つの世界)に数百年ぶりに春が来たせいで、こちら側の世界にも様々な影響が出始め、雪崩や川の増水なども心配されるようになりました。

チャグムはナユグが見える珍しい存在のため、危険を感じてあせります。彼が苦しみ、それを糧にして更に成長していく姿には、また涙が出ました。


そして、兵として徴集されてしまったタンダ。彼もナユグのことを心配し、ボロボロの身体ながら師匠に魂を飛ばし危険を知らせるのでした・・・。

後1冊で終わってしまうのは本当に残念です。でも、どうやって終わらせるのか?楽しみでもあります。


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posted by DONA at 11:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:上橋菜穂子
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