2011年05月10日

有川浩「図書館戦争」

図書館戦争

 有川浩 著
 「図書館戦争」図書館戦争シリーズ1
 (角川文庫)



公序良俗を乱す表現を取り締まる「メディア良化法」が施行されて30年。その行き過ぎた検閲から本を守るために図書館側は特殊部隊を作った。高校時代に図書隊員と名乗る男性に助けられたことで憧れを抱き、図書館隊に入隊した笠原郁は、厳しい訓練にも耐え抜き、女性で初めてエリート部隊・図書特殊部隊に配属されることになった。


メディア良化法は、本などの内容が公序良俗を乱し、人権を侵害する恐れがある場合、それを取り締まるという法律で、その規定が曖昧だったため、行き過ぎた取り締まりもありました。

唯一対抗できたのが「図書館の自由法」でした。

ただ、両者の対立は激化することになり、お互いに武装部隊を持つことになったのでした。

図書館の武装部隊・図書特殊部隊というエリート部隊に配属された郁は、成績は良くないのですが、真っすぐで体力には自信がある体育会系。

負けず嫌いでがんばり屋。そんな彼女の上官となったのは、堂上。本人たちは認めないけど、似た者同士の二人は、上官と部下という関係でありながら、事あるごとに衝突します。


自由に読みたい本が読めないという世の中になった設定の話で、初めの方でその世界観を説明されている部分があります。その数ページがなぜかどうしても理解できず、止まってしまったんです・・もうやだ〜(悲しい顔) 自分の頭の悪さにがっかりバッド(下向き矢印) しました。数回読み返してふと我に返り「完璧に理解できなくても読めるんじゃ??」と思いついて、やっと読み進めることができました。ホント、馬鹿です・・私

そこからは流れにも乗ることができ、なかなか面白く読めました。まあ、恋愛絡みも控えめですしね・・。これからヤバそうですけど。

読み進めると、この世界観がいかに細かく設定されて書かれているのか?がわかり、初めの難しい説明文も必要だったんだと思いました。きちんと考えられて書かれていてすごいと思います。


時々、誰の目線で書かれているのかわからなくなる場面もあったりして、まだちょっと慣れていない感じはありますけど、世界観は面白かったので、続きも読もうと思います。


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posted by DONA at 12:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:有川浩
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