
菊地秀行 著
「D−妖兵街道」吸血鬼ハンター14
(ソノラマ文庫)
ボセージの町から延びるフローレンス街道に、今は滅びた貴族が作った傭兵が甦り、住民たちを襲い始めた。連絡を受けた町長は、住民たちを救出するために戦闘士を雇うことにした。Dと男女二人の戦闘士の救出チームは、死の街道へ乗り込んだ。
通常の5倍くらいの報酬を約束されていることからも、この仕事がいかに難しいかわかります。ところが雇われた戦闘士たちは、更に報酬を釣り上げます。それだけ命がけということなんですが・・。
Dは最後に現れ、先の二人よりも高額で雇われました。二人の戦闘士にしてみれば面白くないわけですが、Dの顔を見たとたんに「一緒に組もう」と言い出します。
Dの元を訪れたのは、二人だけではなく、13年前にフローレンス街道にある貴族の城から唯一生きて帰ってきた巨漢の男もでした。
彼は、自分が体験した貴族の城での出来事を、全てメモしておいたので、その内容を教える代わりにDに城へ連れて行って欲しいと頼むのでした。
ドルレアック大公という貴族が作ったその城に向かう一行に傭兵が次々と襲い掛かり、城に着くまでも死闘を繰り返すことに。
城に着いても、当然、滅んだはずの貴族が復活している・・・。
というわけで、今回もボロボロになりながらも冷静に敵と戦うDの姿が書かれています。
前作でも書きましたが、やっぱり1冊で完結する話の方が、内容も濃くて、スピード感もあって面白いと思います。
<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」
「D−北海魔行」
「D−薔薇姫」
「D−蒼白き堕天使1」
「D−蒼白き堕天使2」
「D−蒼白き堕天使3」
「D−蒼白き堕天使4」
「D-双影の騎士1」
「D−双影の騎士2」
「D−ダーク・ロード1」
「D−ダーク・ロード2」
「D−ダーク・ロード3」
「D−邪王星団1」
「D−邪王星団2」
「D−邪王星団3」
「D−邪王星団4」
「D−邪神砦」
↓ ランキングに参加中 お帰りの際にポチッ×2と押して行って下さると嬉しいです


