
神永学 著
「心霊探偵八雲6 失意の果てに 下」
(角川文庫)
一心が刺され意識不明の重体となり病院へ。宣言した通り、美雪が刺したのか?だとしたらどうやって拘置所から抜け出せたのか?後藤、石井の両刑事は頭を悩ませる。八雲は美雪と対面し、手掛かりを得ようとする。一心が入院している病院では少女の霊がさまよっている。そのことを調べた八雲は事件の真相にたどり着いた。そして、八雲と晴香はある大きな決断をせまられる・・。
赤い両目の男と対峙した八雲。彼は八雲を誘惑して仲間に引き入れようとします。彼の言葉に揺れ動く八雲を救ったのは、晴香の「会いたい」という短いメールでした。
晴香の想いを感じた八雲は、どんどんいつものクールで冷静な八雲になっていき、冴えた頭脳で推理していきます。
病院に現われる少女の霊とも話し合い、一心の語りかけ(一方的ですが)、美雪にも会いに行き、事件に立ち向かっていきました。
赤い両目の男の思惑や美雪の行動の理由、全て明らかになったわけですが、何とも後味の悪い結末で・・。
でもこのシリーズは終わりそうな気もしますし、どうなんだろう??とモヤモヤした感じで終わりました。
八雲と晴香の関係は少〜し前進したかな?奈緒ちゃんは幸せになれそうですし、そういう意味ではハッピーエンドなのかも。
今回も泣かされてしまいました・・・。
<心霊探偵八雲シリーズ>
「心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている」
「心霊探偵八雲2 魂をつなぐもの」
「心霊探偵八雲3 闇の先にある光」
「心霊探偵八雲4 守るべき想い」
「心霊探偵八雲5 つながる想い」
「心霊探偵八雲 SECRET FILES 絆」
「心霊探偵八雲6 失意の果てに 上」
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