
菊地秀行 著
「D−邪王星団3」吸血鬼ハンター12
(ソノラマ文庫)
砦で7人目の刺客・スーラに襲われたDとブロージュ伯爵。何とか撃退したが、スーラは兄妹を連れ去っていた。二人はスーラの後を追う。砦のエネルギー炉が破損し、直す手伝いをするため左手は砦に残った。次々襲い掛かる刺客を1人ずつ倒していたが、新たにスーラを背後で操るキマという刺客が出現し、闘いは更に複雑化していった。
左手と別れたD。単独での闘いが始まります。
スーラは、刺客でありながら非道とはいいにくい、少し優しさ(?)が垣間見える不思議な存在です。スーは自分たちの命を狙う刺客とわかっていながらも完全に嫌いになりきれない気持ちがわきます。
怪我をしたときに助けたり、歌をうたって聴かせたり、刺客と獲物とは思えない交流をするのでした。
兄・マシューはスーを離れたのですが、大やけどを負い、更に刺客の1人から操られた状態で戻ってきます。
スーとマシューの兄妹関係もかなり怪しい感じに・・。この二人、どうなっていくのか・・。
今回は、左手の活躍が光る話でした。
<吸血鬼ハンターシリーズ>
「吸血鬼ハンター“D”」
「風立ちて“D”」
「D−妖殺行」
「D−死街譚」
「夢なりし“D”」
「D−聖魔遍歴」
「D−北海魔行」
「D−薔薇姫」
「D−蒼白き堕天使1」
「D−蒼白き堕天使2」
「D−蒼白き堕天使3」
「D−蒼白き堕天使4」
「D-双影の騎士1」
「D−双影の騎士2」
「D−ダーク・ロード1」
「D−ダーク・ロード2」
「D−ダーク・ロード3」
「D−邪王星団1」
「D−邪王星団2」
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